No.239 超シンプルパワーIVC オールMOS-FET構成、コンプリメンタリ―ゲート接地アンプドライブ
      SiC整流&レギュレーター電源 SCT2450KE

2015.7.16

Google「金田アンプ」サーチで
新デバイス SiC MOS-FET SCT2450KE 安定動作 C/Pの高さが功を奏し製作意欲増に一役買っている
シンプルなシングルアンプ(だが、レギュレータが多く電源回りの方が大変且つ高価なSiC MOS-FET採用)

金田トレンドな電流伝送IVC(だが、カートリッジからプリ等までのトータルシステムにて威力発揮にて製作ユーザー少なし)

 
戯言
技術/technology 物事を巧みに(能率的に)行うわざ」よりも
手作業/manuallyで地道にコツコツ」失敗は茶飯事 趣味なのだから
ここでは、技術解説はせずに、必要ならばMJ誌等参照
最近は、物事を調べない方が多いと聞く、前頭葉の訓練にもご自分で・・・



シンプル is ベスト しかし
超シンプルパワーIVC

 待望のパワーIVCが発表された。2015.07.16にMJ8月号がようやく図書館に入った。厳密には図書室なのでコピーサービスはないから記事の内容は写真を撮って見るしかない。思ったより電圧は高く設定されているが、TS180トランスを使うことについては、手持ちがあるから歓迎。記事中このクラスのRコアトランスが入手困難と述べているが、理由は不明?できれば、訳を知りたい。ストーンと落ちる。
SCT2450KE
 デジキー 673円
 秋月電子と若松通商では 800円程度。
しかし、それにしてもレギュレータ尽くめ。新たに作るとすれば腰は重くなる。高圧は乾電池でテストして、出来るだけ低い適正電圧を探る手もある。
For meこれはph7の製作備忘録
送料のネック 地方の僻み デジキーにて買っておこうと思って他も含めそれぞれを覗いたら・・・
細かい話になるが、以下の通りである。(2015.7.22調べ)
SCT2450KE
 デジキー 673円×10=6730+送料2000=8730円
  秋月電子 800円×10=8000+送料 500=8500円
とても、2000円の送料を払う気にはならない。色々な障壁があるものと思うが、Amazon等で送料無料に慣れているからどうしても拒絶反応が出てしまう。このことが良いのか悪いのか?
SCS120AG
 デジキー 2630円
  秋月電子 1200円
SCS106AG
 デジキー 673円
  秋月電子 300円
これらをまとめて下図のように秋月から買うのが安いことになる。デジキーがすべて安い訳ではない。ただ、秋月ではSCT2450KEは9個が限度らしい。
 まてよ
2SJ217(60V/45A/150W/オン抵抗0.033Ωtyp)は手持ちがない。2SJ77(160V/0.5A/30W)は沢山あるのに・・・。
 これは、6C33C-Bのパワーに使われていたが、そのアンプは製作していないから、実物は知らない。
 若松通商で2SJ217は787円。秋月には無いから、SCT2450KEを880円で若松通商から買っても、あちらこちからバラバラに買うよりも効率が良いかも(スケルトンも若松通商しか無いか)?等とオーディオは悩ましいのではなく、本当に悩むから。
本当に送料が・・・



訂正:デジキーは現在@658、7.5k円以上〒0円1万円未満だと税不要。左記記載の頃もそうだったのか?12個7896円発注する(2015.10.1)
結果的にこちらの方が安い 秋月
酒とCD
少しパーツを拾い出すと2万円だ。これ以外にもスケルトンや普段使わないツェナー等手持ちに無いパーツも含めると3万円か。昔は、相当の纏め買いをしたものだ。(お陰という表現は馴染まないが、お陰でC959やA606がある程度好きに使える。)
 今は、これだけ予算があれば、あれに使える、これが買えると迷う事が多い。あれとは「日本酒」、これとは「CD」だ。(昔という言葉を使うと年が判る。)
 日本酒は嗜好品で、飲むと無くなり、不覚となり、γ-GTPが上がるのだが、何かにつけて節目も無いのに節目節目と言っては封を切る。人にあげたりもして散財している。1・2度ケース買いを我慢したら上記のパーツ代もお釣りがくるが、この辺が人間のサガ。
 1982年生まれのCDはそろそろ終焉を迎えるかと思われるメデイアかどうか分からない。20~30年が寿命との説もあるから、保管状況にもよるが当初のものはどうなっているのか?貴重なレコードをCD買ったので手放そうとすることはNGかも。
 どちらも、あまり手を出さぬ方が良いのだが、No.229金田式DACを製作したばかりに、色々と聴きたいCDが出てきた。
ソガペール エ フィス ヌフ ミヤマニシキ 2013年収穫(左)
  最近、数少ないCharles Parkerの所有レコード数枚を聴きこんでいた。特に「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」が好きだ。昔は、どうも苦手だったが、最近はその良さが判りかけてきた。  「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」1953年、カナダのトロントのマッセイ・ホール  パーカー、ディジー・ガレスピー、バド・パウエル、マックス・ローチ、チャールズ・ミンガス これが当初録音予定なしだったとか
独立したブリッジ 2SJ217はラッシュカレントを避けるために附加する回路RCPに必要なようだが、30V電源回路を±独立したブリッジにすれば40Aは取れるが、それでも不足なのか、音に影響するのか。価格が倍になるのは確かだが。取りあえずは、従来のブリッジDiを使うということもある。その方が、音の確認ができるというものだが。
GBPC2504 400V 25Aのブリッジダイオードでは不足か?

2010.11.04に秋月から手配した2SJ554(60V/45A/100W)が数本あった。何のために買ったかは忘れている。これをRCPに使えばよい。
オン抵抗は問題なし。
 2SJ217 RDS(on) = 0.033Ω typ.
 2SJ554 RDS(on) = 0.028Ω typ.
それと、無いと思っていた05Z18Xも在庫有り。何やら製作意欲が。
SCS120AG高くて買えないでもないが・・・買わない
電源TS-180は重宝 電圧増幅部は+70V・-50Vで十分動作するとの保証付だが、もっと低くしたい。電力増幅部は±20Vでどうか。
 トランスTS-180は2台あり、1台はNo.159パワーアンプに使っている。これが±100Vと±20Vとしてあるから、これを転用してみる。転用といっても転用後もNo.159にも使えるはずだから気にせず改造できる。もしも使えないときは、2台目の出番だ。こちらは±100Vと±30Vとしてあるから、少し電力増幅部の電圧が高いが、No.159の元々の電圧だから終段の発熱さえ気にしなければ良いことだ。
 トランスの使いまわしというと表現が悪いが、1つのトランスを複数のアンプに使えるようにと望んでいたので、このような使い方が出来ることは、製作側にとっては非常にありがたいことだ。
 これからは、基本(ベーシック)はTS-180あるいは一つ下の容量として、レギュレーターにて好みの電圧を供給するということになる。この場合、最近のパワーIVCはスケルトンのように空いているから、レギュレーターはアンプ側に搭載する。ただし、No.159オールFETプリメインアンプのメインアンプの修復」で述べているように仮に39Vから19Vまで落とす場合、レギュレーターの放熱器が大きくなる。何となくレギュレータケースが必要な雰囲気。
TS-180は2台あるから、何となく頼りがいあり
2日で急変 市場 7/22には9個だったのが、7/24には1個・・・しかし、日本語がおかしい「1個以下で」とは。

ついでにDAC用に1KΩAのボリウムも
仕方なく、以下のように別のところへ手配する。 SCS120AGは1200円と高いのでパス。大体、メインの素子よりも高いのはどうも納得出来ない。後日、手配でも良いかと思い今回は見送り。本当は、一緒に頼むと良いのだが、この辺りが悩ましい。


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SCT2450KEはいまだに1個しか買えない店 2015.07.31
らしからぬ  中央左寄りのSEコンだが、金田先生らしからぬかな?少し左に傾いている。そうそう、最近だか、号数は忘れた、Diの足の高さが片ちんば、おかしいな・・・々。先生の作品は芸術品と思うから。

MJ2015.08から引用 
SCT2450KESiCは大きめだ 
レギュレータ回路図の誤植     
パーツ不足は  在庫の心配なパーツはスケルトン抵抗。
10Ωの他、2.2KΩ、5.6KΩがあるから、代用も含めて何とかなる。テストだけならニッコーム抵抗でも。 
5.0KΩのDALEの巻線が見つかった 
基板パターン図 見落としがあるかも。取りあえずSCT2450KE等パーツが届く前にと思い。誤りは、乞指摘。
MJ9月号まで待てば良いものを。しかし、こちらで見られるまでまだ3週間もあるから、思い立ったが吉日だ。

0.22μFは+70V-50V方式で行く予定のため、1個として0.1μF。±30Vは20Vにしたい。
基板は20×17か18穴となるか。4つ角の穴用にパーツを少しずらす要あり、特に図の上側は目3つ下へ。電流の多いところは20芯撚り線。

ジャンパーを無くし、20×16穴で足りる。



この方が無理ないか。TR2は上図より一目下がる。それにしても左上が空く。 (2015.07.31)
       
Outputにぶら下がっている0.1μF+10Ωのところは上図のようにした方が良いかも。(2015.08.06)
パズルを考えているときが楽しい 





















0.22μFのところはニッセイMPEメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ 250VAC 0.1μFとした(+130Vにしても良いように)

No.228にも食指が  パーツはそろったが、どうも半導体にしては電圧が高くて、電圧の低い作動アンプ式のNo.228を見たがこちらはスケルトン抵抗が多すぎてなじまない。」等と取り掛からない理由を見つけようとしているのか。
何れにしても今回、作るのは基板1枚のみとし、ネットワークスピーカーのモノーラルで音の確認をするに止まるつもりなのだが。結果良ければ、モノラールだけでもマルチで。。。しかし、チャンネルデバイダーにも及ぶから、つい及び腰になる。悩ましい々。
頼んでいたパーツが届いた 
酒には舌が  ちょっと失礼して・・・閑話休題
辻善兵衛(つじぜんべえ)価格 1,850円 (税込 1,998 円)
栃木・辻善兵衛商店【プレミアム S(エス)生詰め】1800ml
長年に渡り試行錯誤したこだわりの製品が完成しました。とのことで早速いただき。
この蔵の酒にしてはラベルが斬新といえば斬新、落ち着いてもほしかったが、最近、ここの酒はご無沙汰だが、蔵のポリシーは十分感じ伝わる。しかも、この価格だ。飲みすぎて、半田コテが見えない。今日はこれで・・・
 
2015.07.31 
基板にパーツを  ようやくパーツをのせる。のせながら配置が変わっていく。 SCT2450KEの後ろに配する10Ωのスケルトンがどうもうまくない。裏側でも良いのだろうが、、、逆にThと抵抗を同じ穴に入れて抵抗を表にするのも良い。しかし、このアンプ(IVC)は電圧伝送プリとは合わないから、どうもイマイチ広がりというか汎用性の無い世界だ。これらのアンプを作り音(楽)を聴く輩こそ汎用性が無いのかも。逆に何でもできるの裏返しは何にもしないかも。だから汎用でなくて十分なのだ。便利になるほどルーズにもなるから多少不便な方が良い。ほんと、真剣にならない、なれない。キーボードを打ちながらジョンレノンのイマジンを聴いているのだから。満たされる訳が無い。
「目の前のことさえ全く見えないのにどうしたら先へすすめるだろうか」とジョンレノン how?
LumixGF2 ZUIKO 42mm f1.2 1/125 iso200
 f1.2では5.0KΩのDALEの巻線に合わせると他がボケる ザックリパーツをのせた(LumixGF2にPenFTの古いZUIKO 42mm f1.2を付けて撮影)
LumixGF2 ZUIKO 42mm f5.6 1/125 iso400
 f5.6なら他もピントが合う ピントを手動でというのは大変なことだがPenFTのレンズだから仕方ない
LumixLX7 Luica 42mm f1.6 1/125 iso80
 LumixLX7 さすが便利にてオートは良い
2015.08.02 
ThとIo=300mA  Thと抵抗を同じ穴に入れて・・・と考えたが、No.238ではIo=200mAのとき、Thのパラ抵抗は27Ωであり、300mAでは18Ωにするとあるから、同じ穴にしては交換で外す必要があるときに難儀するから、やはり裏側に付けるのが良いのか?と思ったり。悩ましい々。最終的に落ち着くIoによってパラ抵抗を換えるとあるが、傍のVRの役はどうしたものか?SiCの個体によって、この辺りの定数も変わってくるが、前回はSCTMU001F、今回はSCT2450KEである。なお、今回のパラ抵抗は39ΩでIo=300mAだが、ここは150mA程度にしたいものだ。
 
さて、SCT2450KEは4個しか買わなかったが、一応ペア取りをしようと思いNo.238の回路で測定しようとしたが、電源6VとVR20KΩにしても150mA程度しか流れない。このSiCは別の測定方法があるのだろう。もう少し待つことにする。それとも、ペア取りしないで使うのも如何。
手元にMJがないので、次の日、図書館へ行って記事を少し掻い摘んで見た。先日は回路図のみ見ただけなので、記事にも目を向けるとこのSiCはドライブ電圧が今までとは違うようで高めの電圧を要するとか?
上図測定回路で6Vの電圧でVRを回し切るとアンペア計は200mAとなり。徐々に上がっていく。これで200mAを流してペア取りしようと思う。この測定回路だが、電源部はACアダプター12V1Aのものを使用しており、350Tの三端子レギュレータ回路を附加して任意の電圧を印加できるようにしてある。こんなときに便利で、まさかここで生かせるとは。(先述の電源6VとVR20KΩにしても150mAの件は、ACアダプターが4.5Vのものだったので、電圧降下で正規の値が出なかったこと。恐縮)

  (ACアダプターを換えて見る)
K2554ではゲートに2V程度、SCT2450KE以外のSiCは4.5V前後、このSCT2450KEは6.5V弱の電圧を印加しているから当然だが、6.4V程度で300mA流れる。それ以上はアンペア計を取り替えないと計測できない。
4個のSCT2450KEは計測結果次のようになった。Vgsは変えないで、というかVRは回さずにSiCを差し換えての計測であり、結果No.2と3を使おう。

Sic測定の様子 6.23V190mA
伝達コンダクタンス gts
 2080 3.7s
 001F 2.7s
 2450 1.0s と今までのSiC中、一番小さいから電流を流さないと。それで300mAの設定か。しかし、そんなにパワーは欲しくないから。
2015.08.04
レギュレータ???   ∔30Vにスロースターター回路が付加されてショックノイズを軽減していると説明している。しかし、+130V-100Vにもこの回路があるのは?どうしたことか。No.238の回路をそのまま掲載したのか?
なお、No.238では+130V-100V±30Vすべてに付加されているがこれも不明。+130V-100Vは30秒後にOnされその1分後に±30VがOnだから高圧をスロースターターさせる意味合いが?±30V一緒にスロースターターするということは、しなくとも良いということとイコールの気もするが?
昔、電源SWで±を振り分けてアンプ基板へ電源を供給していた頃、SWのチャタリングにより同時にOnしないためショックノイズが云々という説明があった。つまり∔側が先にOnしたり一定しないことなのだろうが、No.239ではわざと∔を遅らせるという芸当をしているが、この電源がすべてのパワーアンプで有効に働くか否かは実際に動作させなければ分からないから、どれほどのショックノイズなのかによって、許容範囲ならば余計なものは付加しない選択肢もある。
デュアルタイマー&保護回路制御部は任意の時定数でレギュレータ回路をOnできるからすぐれものなのだが、高圧まで制御しなくも良いような気がする。時間差が必要であれば、±30Vを遅れてOnすれば足りるのだが。(後日、図書館にて再読し納得?ハイブリッド用に事前準備したとかであるが。従来というか相当前の話だが、通電時には高圧部というか電圧増幅部はOn済、SWOnで電力増幅部が立ち上がることもバッテリ時代にはあったような。そして、当時も、-側電力増幅部は通電時にOn済~93.09No.130。
2015.08.08 
thermistor 200D5Aが入手不可能で、200D5ではどうかとの経緯もあったようが、気にせずに使用していた。入手できないものは仕方ない。最近ようやくNo.230あたりからAがとれた。(そうでもないか、No.234.235でまたAが付いた。)200D5Aのデータシートは無いので分からないが、200D5は200Ω±15%誤差(すべてのThが同様の±15%誤差だが)だから170~230Ωに分布してもおかしくない。手持ちのものは190Ω強だった。従って、39Ωをパラにするからテスターでは33Ω前後の表示となる。パーツボックスからD22A(200Ω)東芝も2本出てきたが、これを使っていた時もあったかな(No.144)。
 
200D5 温度分布を見ると25度で200Ωだが、寒い時には少し恐ろしく電流を流す訳が曲線から良く見える。

仮に10度程度の部屋では370Ωと補正抵抗39Ωとの合成抵抗は、35.3Ωになるから、25度33Ω前後との初期ドリフトはどうなるのか。
2015.08.09 
SiC-MOSFET  SiC-MOSFET応用例
 オーディオ DC アンプ・豊かな音響表現 推奨部品
 SCT2□□□KE, SCH2□□□KE
 SCS2□□AM, SCS2□□AG,
 SCS2□□AE2 他
駆動ゲート電圧とオン抵抗
SiC-MOSFETはドリフト層抵抗がSi-MOSFETよりも低い一方で、現在の技術レベルではMOS チャネル部分の移動度が低いため、チャネル部の抵抗がSi デバイスと比較して高くなっています。このため、高いゲート電圧ほど低いオン抵抗を得ることができます(Vgs=20V 以上で徐々に飽和)。一般的なIGBTやSi-MOSFETで用いられる駆動電圧Vgs=10~15Vでは本来の低オン抵抗の性能を発揮できませんので、充分な低オン抵抗を得るために、Vgs=18V 前後での駆動を推奨します。Vgs=13V 以下では熱暴走の可能性がありますのでご使用にならないようご注意下さい。」 とのことだ。

以上、ローム技術資料から引用
なにかしら熱暴走とは嫌な予感がする。 
2015.08.10 
presentiment








どうしても酒
MJ2015.09月号は12日入庫の地域だが、図書館には15日過ぎでなければお出ましにならないから、それまで通電はお預け。今回は、何か嫌な予感がするから。これは、案外と当たるのだ。 つまり、何となく不可解なところがあるから、それを無視してまでも通電はしまい。MJ2015.10月号では、今回の版のハイブリットみたいなアナウンスがあるが、バッテリー駆動版はいつ出るのか。電流伝送パワーIVCを進めるには作りやすい版を出さなければ。つまり、安いSiC-MOSFETというところでは今回は〇(◎になるには500円以下)、SiCダイオードは△、、作りやすい電圧では×。

閑話休題
 マルツパーツさんに私の好きな100円(今は300円程度かな)で入手した2SK2233(60V45A100W 0.022Ω TO3PN)の位置づけグラフがあったので、関係のない話題もこんなときに・・・



そうそう、「こんな夜に」という楽しいネーミングの酒がある。仲間内で飲んだが、女性向き?でも度数は高い。
 使用米:兵庫県産 愛山
 精米:55%
 日本酒度&酸度:非公開
 アルコール:17度
 
寄生発振を防ぐ方法 (株)東芝セミコンダクター社「パワーMOSFET: 応用上の注意点」中、「寄生発振を防ぐ方法」より
① 配線を太く、短くする。また、ほかの配線と結合させないために撚り線を使う。
② ゲートになるべく近い場所にフェライトビーズを挿入する。
③ ゲートに直列抵抗を挿入する。

      図4-4  以上
 ここで気になったのが、金田アンプの基板図でゲートに配する撚り線は7芯を用いている点。配線していて何となく19芯を使いたくなったのだが、如何。なお、SiC-MOSFETではここまで具体的なフォローは見えない。
2015.08.12 
静電破壊耐量  SiC-MOSFET は Si 製品に対してチップサイズを小さくできることが特長ですが、その反面、静電破壊耐量が低くなっております。静電気対策を充分に行っていただき、お取扱いにご注意ください。 ロームアプリケーションノートより 
この辺りを編集しているころ(8.12 am11:00過ぎ)ptfに繋がらなくなった。メンテナンスのメールはなかったと思う。お知らせのところに以下のコメントがあった。メンテの時間が少し長いな~
気にしていなかったが要注意
通電  自己流で調整することにした。高圧は乾電池+115V-95V(真空管プリ時代の20年も経過した老体)、電力増幅部はNo.159Regを±27Vに修正しての電圧だ。ヒューズと300mA電流計を繋ぎ、保護回路はあるが繋がないで慎重に調整する。
+115V回路には16mA流れTR2の750Ω(前掲のパターンには750KΩとなっているが誤り)には15mA流れるから適正値だろう。-95Vは560Ω手前で93V、過ぎたところで90Vとなる。
調整VRが2つ3つと関連してくるので、難しいと感じたしこのような調整は経験したことがない。TR4.5はそれなりに熱くなるがTR6.7は写真の放熱器で200mA程度ならOKの様子。
まず、VR1の1KΩは位置により色々な振る舞いをするから惑わされないように、回路にある電圧に近づけるのが一番だ。つまり-1.255Vと-0.671Vだ。このVR1とゲインVRによってもオフセット電圧Voが変わるから厄介であり、VR1でVoを追い込むとIoが減少するからVR2でIoを上げるとVoが1V程度まで上がってしまう。(イタチごっこ、SAOC-Zの注入部分を手動で行うようなものだが、半導体で安定しているから・・・)これではスピーカーに繋げない。なお、TR6のゲート電圧を監視しておくと調整しやすい。つまり、回路図にある+6.3V前後に落ち着くようにするもの。ここはVR1の調整でも変化する。
やれやれ何時になったら音出しができるやら・・・何れにしてもここまで判れば何とかなる。

 
2015.08.13

天気は良いが変わりやすいのでキャンプは控えて・・・ 
電圧を落として背伸びして  高圧の乾電池は今回の電圧が用意できる限度だ。少し電圧を落として金田先生の記述通り+70V-50Vで試験してみたい。 ±27Vも落としたいのだが、何れにしても現在の環境で一定の動作保証されない限り前には進めないし、近々MJ9月号も拝読できるからそれまでcoffeeブレィク(盆休み)。
そのうち、高圧部もREGを用意しなければ、乾電池もテスト用だから。モノ作りばかりで音楽は何時聴くのか、何時も々自己嫌悪気味。こんな時は絵を描こう。
         
庭に咲いた1.5mもある背高ノッポの桔梗。陽が当たらないので背伸びしたのか。(人と良く似ている)
 
思い直して  暇にまかせて今までのプロセスを瞑想。そうだ、05Z18Xとパラのスケルトン抵抗をなんとはなしに取り付けたが、確か2.2KΩではなかったか。確かめると、その通りだった。これは駄目だと、とりあえず進の3KΩに取り替えた。
再調整
 ゲインVRは最大に
 VR1の1KΩは前述の通りに
 VR2でIoはスムーズに150mAに設定できる。
 Ioに比例してVoが増加するので、VR1で0V近くに追い込む。
 ゲインVRは最大での調整だから、最小にすれば当然Voは小となる。
Ioを150mAとしてTR6のゲート電圧は+5.37V、300mAなら+6.0V前後。放熱器は大きくしなければ、と訂正する。
いつものことだが、答えを見るとネックは意外なところに潜むものであり、今回も例外ではなかった。
MJ9月号の基板パターンと自分のものを比べる楽しみもあるが、8月号の記事写真ではジャンパーが2箇所あったが、今回のレイアウトではジャンパー無しで済んだので、どこが違うのか気になっている。金田先生のレイアウトはセンスが有り比べ物にはならない。
 
狭間で試聴  ダイアナ・クラールのCD、When I Look in Your Eyes「レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス」を聴いてみる。なにしろ電流伝送の信号をすぐに貰えるのはDACが手っ取り早いからCDとなっただけ。調整未了のパワーIVCのIoをVoを気にしながら。DACの1KΩ(A)ゲインVRでは回し切るまで上げなければ適量の音が出ない。パワーIVCのゲインVRはマルチ時の調整程度でこれで音量をコントロールというわけにはいかない。少しの間の試聴だが、電力増幅部のレギュレータもSiCを使っていない等、条件が悪い状況下、明らかに音楽に透き通るような透明感が感じられ、その中に複雑な多くの音楽背景が感じ取られた。抽象的にしか表現できないが、容赦。  
+130V-100V 再調整
①高圧電源+76Vと-53Vで試す。TR2の負荷抵抗750Ωには14.9mA
 ゲインVRは最大に
 VR1とVR2でイタチごっこに陥る。
 大体ゲインVRでIoVoが変化するので、この電圧では使えない代物だ。
②高圧電源+109Vと-80Vで試す。TR2の負荷抵抗750Ωには14.8mA
 ゲインVRは最大に
 VR1の1KΩは前述の通りに -1.3Vと-0.7Vにした。
 VR2でIoはスムーズに150mAに設定できる。
 Ioに比例してVoが増加するので、VR1で0V近くに追い込む。
 Ioを150mAとしてTR6のゲート電圧は+5.31V、300mAなら+5.9V前後
 この電圧が低いとIoは流れず+4V辺りから流れ始めるのでアンペア計とこの電圧を注視する癖が付いた。
 ①ではIoを上げるとVoが増加するのでVR1で落とすとIoも下がるというイ タチごっこで収拾付かず。
定数を変えずに高圧電源をあまり下げることは回路の安定性に欠けることになると思われる。
道のりは遠く遥かに向こうだ。「僕の前に道はない僕の後ろに道は出来るああ、・・・」高村光太郎
「どうにもならないときはどうする必要もない」と禅問答

乾電池も190Vとなるから感電には留意。単一1本当たり1.36Vまで降下しているが、まだまだ使える(使う)。真空管プリ高圧、モータードライブアンプ、半導体プリ等と色々な場面で活用したが、その役目が終わりそうだ。今回、電圧降下にて使用できない3箱を処分した。
2015.08.14 
±30V
そして総括
ここの電圧は、現在±27Vとしているが、20V程度にしたいのは前述のとおり。No.230型で2SK3163を用いたレギュレータ電圧を±19.5V前後にして調整するが、支障ない様子。ここでまたダイアナ・クラールのCDを聴いてみる。ステレオの片チャンネルしか聴いていないのだが、なかなかのものだ。このアンプのショックノイズだが、ポーンと軽く出るが気にならない程度だ。実験用スピーカーはボーズ301となっている。
他のアンプとの比較は今の配線クモの巣状況下では出来かねる。 


今までの総括として以下参照

高圧電圧+109Vと-80V、低圧電圧を±19.5Vとして
アンペア計は150mAを指している
テスター表示左から
 14.6mA マイナス回路電流
 16.1mA プラス回路電流
 +5.7V  TR6ゲート電圧
 -8mV  Vo
 
メモ  閑話休題
配線アートではなく、この種の作業には白い紙(カレンダー等を裏にして)を敷きそこに今、発生した様々な出来事をメモする癖が付いた。これが案外と後から役に立つのだ。暑(熱)くなっていると記憶どころではない。なぐり書きでもメモを取るに限る。


現在使用している単1形乾電池の電流容量グラフ
単1だと数Ahの容量があるはずだ。使い古しのものだけど欲張らなければ今少し使えそうだ。グラフから新品だと20mAで800~900時間(連続)らしい。

熱暴走すると人も機械も駄目になる
ケースを探す  放熱器がぎりぎりなら良いのだがそうではなく、3割程度不足するため、今のケースでは収まらないし、ステレオやマルチのモノーラルを考慮すると、2~3枚の基板収納スペースが必要だ。何かジャンクでも良いから適当なものを探す。 

ビクターの業務用アンプ

片チャンネル音が出ないが原因は半田が浮いていること

このアンプvictor PS-A150の基板にA970/C2240が数個以上載っていた。相当古いものだと思うが、その当時からこれらの石は銘石。


直さずにカラにした
fujiF50fd
 (このF50fdは数年前温泉に落としたものだが、暫くすると復活しタフカメラ)
XZ-1
            (やはり、XZ-1の方が良いな カメラの話)
2015.08.15 
  放熱は十分過ぎる位だ 放熱器には基板3枚のスペースがあるのでバイスで穴を開け、狭いケースから基板を移設した。左上の電源SWは、高圧用、±19.5VはTS-180電源SWに依存。IVCのゲインVR10KΩ(B)はこのアンプを例にとり、モノーラル用マルチとした場合、当初セットすると常時回す必要は無いだろうから、基板傍に両面テープで固定する。
こうなると基板をもう1枚作りたくなる。いや、どうせならモノーラルのマルチ用にさらに1枚。 


ゲインVRは、低域用は10KΩスケルトン、他は外へ出すことにした。2015.09.11 
MJ9月号  ようやく図書館にお目見え。6.7.8月号の訂正があるが、特に今回の製作には支障がないと思いパス。8月号の記事写真の図9基板パターンではジャンパーが2箇所あったと思うが、今回も基板パターンジャンパーは解消されていない? 自分の基板パターンはTR4.5周りが直線で引き回しするには、MJ9月号のように一目下げて、ドレインを上へ2目跳びに配すると良い。この2つのTRは放熱は心配ないが、気にする場合はTR4のみ1目下げて間を空けてTR2のように黄色□のアルミ一枚の放熱器を付ける方法もある。この放熱器は梅沢無線で求めたが、もう少し厚くて小さいと良い。なお、TR1の放熱器は大きくしたがVo安定にどれほど効果。
 
やはりLP 
別冊カレントラインアンプを繋ぎボーズ301でモノーラルLPを聴く。出てきた音に安心する。やはりレコードだ、説得力が違うと思った。ジョン・ルイスのピアノの活きの良いこと、グランド・エンカウンターA面2曲目「言い出しかねて」何と心地よい響きなのだろう。
2時間ほど聴いたが乾電池による高圧の+109Vと-80Vは電圧が変動なく、当初心配したレギュレータを急いで作らなくとも良い。アンペア計は150mAを指したまま安定しており、放熱器も十分過ぎた様子、まだまだ流せそうだが、それによりどれ程、音に良い効果が出るのか。これは、相当に安定度が高いと評価できる。この大きさのケースなら、別冊カレントラインアンプ等も納め、プリ・メインIVCに出来そうだ。

エージングを兼ねて聴いたMONOのLP達の一部 エラ&ルイ アゲインVol1のボーカルのかけ合いはナチュナルでなんと心地良いことか

ケースには十分な空きがあるから、プリは勿論、チャンネルフィルターも入る
 
レギュレータ考察  ショックノイズを軽減対策とすれば
 +130V-100Vは、スロースターター回路無し
 ∔30Vに、スロースターター回路(長いもの)付加
 -30Vに、スロースターター回路(短いもの)付加
これで、先に高圧が立ち上がり、続いて-30V、最後に∔30Vが立ち上がるのが良いような気がする。高圧と-30Vが一緒でもショックノイズが出ないとすれば、-30V対策は不要。ハイブリッドIVCには、高圧用真空管式レギュレータを1分後にON出来れば足りるが。

レギュレータのSiCも考えて置かなければ。経費嵩むな。定格は同じと思うのだが、Cissが違うのみで単価は1.6倍。データシートを見ると保護ダイオード内蔵かそうでないのかの違いだ。オークションなども買うときはSCHかSCTか留意。

digikeyより
ローム社データシートより

若松通商さんは、5600、3000円となっており説明もしっかりと区別していて間違わない。
2015.08.18 
エージング  ハーベスHL5でMONOのLP聴く。本当にまとまりの良い音だ。最近、時間があればレコードを聴いている。モノーラル用に1本求めたハーベスHL5は良く鳴っている。最近、室温が18℃前後と低いせいかSWon時は300mAを少しはみ出す。5分もしないで設定の150mAに落ち着いて安定する。高圧のかかるFETの温度は60℃前後だから放熱器は不要だが、どうもこの程度でも付けたくなる。音楽のff時は、軽く300mAを超すが直ぐに戻る。2450KEの温度補償も効果OKというか、放熱器効果OKということだろう。音の比較は出来ずにいる。機材の接続換えが大変で腰が重いし、接続替えには気力を使うからだ。今、そこで正常に鳴っている場合は何も感じないのだが、いざ接続換えとなると、やたら気を使うから不思議。そうして、何かしらミスるからである。   
早計?  MJ9月号に今後の予告ともされるこのアンプの進化系が述べられていた。10月号まで待つべきだったか。しかし、次号はハイブリッドとのことでSAOCや真空管にヒータ配線等により、シンプルさからは離れていく。初段2SK214を球に置き換えれば足りるから少し試したい気もあり、3wayのどこかに1枚だけその基板を採用するというのも良いかも知れない。その基板だが、記事の基板通りだと真空管のスペースが取れそうだ。私の基板も2案だと何とかなりそうだが、そこまで考えていたとは。 私の現況は2案の下に小さく表示してある「この方が無理ないか。TR2は上図より一目下がる。それにしても左上が空く。 (2015.07.31)」方式にしてしまったのだ。本当は、MJ発表のとおりにして置かなければ、後日、メンテしようとしても分からなくなることが多かったので、記録をしっかりと残さなければ。  
不安定 最近、SWonするとIoは300mAを超えているのは良いとして、Voが300mVを超えている。しばらくしても下がってこないので、VR1で調整すると、Ioも下がるからVR2を回す。原因として考えられるのは、Regで安定化していないことがある。Reg基板2枚を作るのも手間である。何れは作らなければならないのだが、何か良い方法は無いかと、、、確か、100VReg基板の取り外したものがあるはずだと思いパーツ箱を探すと、+100Vと-100Vが出てきた。-100Vは何のために作ったのか思い出せないが、それぞれ電圧を適宜落として使おう。-100Vの制御には2N3055を使っていた。電池の消耗を防ぐため、Regに通電するSWも必要となる。Regの消費電流は4~5mA程度だが常時流しておくわけにはいかない。これでSWonの度に挙動不審なVo電圧の発生が無くなれば幸いなのだが。  2015.08.21 
安定  真空管プリ時代の古いRegを使ってみたら、安定するではないか。これで高圧も±30V(実質20V程度)とも古いタイプのものとなるから、これらをSiCに替えたときの音の変化が楽しみである。さらに整流ダイオードもSiCに替えた時のこともあるし、楽しみが増える。

乾電池も大分疲弊しているようなので、Reg出力を低く設定。

Regのパーツは左は寄せ集め、右は当時の指定パーツ(No.141真空管プリの製作会にて+95Vのトランス式レギュレータが特別公開された回路)

毎回、このような流れで安定する。Regを付加した効果があったのだろう。
2015.08.24 
ヒヤリング

乾電池NG 
ステレオレコードをモノラルカートリッジで聴く」 を参照

そして、とうとう乾電池の寿命が来た。-側が相当に減りRegが正常に動作しなくなった。オフセット電圧が250mVあたりから下がらないので、どうしたものかと電圧をあたると・・・というわけで、TS180トランス電源からの±100Vを使うこととなった。高圧はTS180トランス電源のSWonで印加されているから、±30Vの方にSWを付け少し遅れて印加するようにしている。
ホテルカリフォルニア(ステレオ盤)を聴くが、スピーカーの能力的なこともあるから一概にいえないが、乾電池の時と変わらなく聴こえる。それにしてもモノラルで聴く方が私の好みに合っているとは、今まで考えもしないことだ。
2015.08.25 
2枚目基板  こうも早く、2枚目基板を作ることになるとは?つまり、1枚目基板に不可解な点があって、それとの比較のために作る羽目になった。遅かれ早かれモノラル3wayマルチに移行するとすれば必要なことだから。

ほんの少しレイアウトを変えた。(黄色い部分)
 

SCT2450KEを4個追加購入し、一応ペア取りをした。


1枚目基板で、No.2と3を使ったので、残ったものと今回購入のものの中から、No.4と7を使うことにする。意外とペア取りできない。3枚目基板を作るとしたらNo.5と6を使うか。最後No.1と8は高圧Reg用だ。
さて、2枚目基板の出来は?1枚目が動いているから、比較すれば良いだけだが、ここでまた、ミスの連続だ。少し、コーヒーブレイク。
テスターの導通テストで電源ラインと基板の電源ポイントをチェツクはOK。Thのマイナス側が繋がっていない。見た目は半田が乗っているのだか、導通なし。しかし、見た目とは違い、うまく繋がっていないものだと妙に感心々。こうなったら、基板上面からパーツの足と足間をすべて導通チェック。勘違いと思い込みを一掃作戦。

電源ONは、ためらうが、入れてしまえば後戻りできない。その時点で接続ミスで壊れるパーツは壊れるから。時間とともに発熱等変化するパーツはないかチエックする。
高圧+130Vと+30VラインにはLEDを入れてある。高圧のみONすると+30VラインのLEDも点灯する。2枚目基板が悪さをしているかと思いこれの高圧を外す。
そのうち、失念して±30VラインもONにする。2枚目基板のSP端子の8Ωターミネータが熱くなる。あら!と、思いきや1枚目基板の8Ωターミネータが無い。これを繋ぐと、高圧のみONで+30VラインのLEDの点灯は解消した。だんだん、コーヒーブレイクも効果がなくなってきた。
2枚の基板を同時に調整するのは骨が折れる。VR1とVR2の兼ね合いもあるからだ。アンメーターも2個置くのも場所を取るからNo.192の例により1Ωの抵抗両端の電圧を監視する方法にした。
 
Io監視用基板はNo.192パート3の方法による

1Ωの精度の高い物が良いのだろうが300mAアンメータと比較しても差異は無いMPC74K(低歪誤差10%)にしている。1Ωは電圧計の読みはそのまま読めば良いので混乱しない良さもある。良く10Ωにて電圧を読む方法を見かけるが、電圧降下が気になるから1Ωとしている。
 2015.08.30
TR2が不調  1枚目基板の不可解な点
作った当初は、Io=150mAに設定すると次のSWon時も概ね設定の電流が流れ、今までに無いことだと感心していた。ところが、調整中に+30Vラインを高圧+ラインに接触させてしまった。ただ、+30Vラインは通電していない筈だった?
それからというものは、
  のような経過をたどる。
当初の凛々しさはどこへ行ったのか。2枚目の基板は1枚目の当初の様な動作をするから、1枚目基板はやはり不可解
そこで、基板チェックのところ、TR2が挙動不審。これを取り替えて以下の様な規則正しい生活に戻った。
 
 
2015.08.31

大体のパワーアンプは寒いと立ち上がり時は設定の倍以上のIoが流れる。
マルチで  モノラルのマルチで聴くには、チャンネルフィルターが必要になる。急いで1つ(1つだけで良い)作ったが、今のままでは、2wayでしか聴けない。パワーIVC基板をもう一枚作らなければ。それとも、取りあえず2wayで聴いてみるか。 10kHz以上が出ないから、高域の色付けが物足りないだろう。
聴いてみたら、予想通りだった。ボーズ301を2台で低域、中域に用いる。それなりの音域が出ているからチャンネルフィルターとしては動作している。カウント・ベイシー・オーケストラの大編成のレコードは音が塊として出てくることから、今まで毛嫌いしていた。今回は、大編成ジャズの良さが判った気がする。これに慣れると、楽器が3つしか聴こえないトリオ編成が小じんまりして物足りなく感じる。このパワーIVCは、なかなか、いっぱい詰まっている音という印象だ。これなら、メインの604Eに繋いで聴きたくなる。しかし、製作が続くから少し疲れ気味。間違いも多くなる。
電源SWは分けてあり、高圧をONしないうち±30Vラインを入れてしまった。高圧だけをONして素子の動作確認には便利だが、ハンドSWも誤作動が頻繁だ。パワーIVCの様子がおかしく、電流が流れていない。今も、±30Vラインに入れてあった1Aのヒューズが飛んでいる。基板1枚の時もあったことだが、ヒューズは飛ばなかった。基板2枚になり2450KEには超500mAが流れたことになる。そろそろ、ディアルタイマー&保護回路制御部の基板を作らなければならなくなってきた。と同時に高圧Regにスロースターターは必要ないが、+30VRegには入れたいし保護回路制御部からの信号を受けるTR6も追加しなければならない。
2015.09.2 
保護回路やREG  ±30VラインをOFFにする従来型保護回路はTS180電源に既に搭載してあるが、新方式にも魅力があるから、検討していたところ、ディアルタイマー&保護回路制御部の基板パターンと回路図が違っている箇所が2~3箇所程ある。さて、どうしたものか。No.238も239号も同様に違っている。 暫く中座していたデジタル回路を復習するか。
±30VREGも新規に製作しようと思いNo.238を参考にしていたら、基板パターンがやけに冗長。サンハヤトの基板の手持ちも無くなりつつあるから、ケチケチ大作戦となる。そのパターンの様子を以下に掲載。
   No.238参考の239用REG

見るからに小さいが、パーツは無理なく納まっているし、ジャンパー無、裏のダイオードも表に出した。なお、5.1KΩのところは9.1KΩとして+20Vに電圧を下げてある。
MJ9月号の出力部REGパターンを良く見ると、以前のコピーなのか±ともスロースタート回路が付加されており、+側のコンデンサーも47μFのままだ。
2015.09.04

支笏湖にある丸駒温泉の露天風呂にてリフレッシュして来た

REGのTR4は2SK3163
ドレイン・ソース間電圧(VDSS):60V
ゲート・ソース間電圧(VGSS):±20V
ドレイン電流(ID):75A
尖頭ドレイン電流(ID(pulse)):300A
許容チャネル損失(Pch):110W
閑話休題 愛媛のeibowさんからNo.235パワーIVCでアルテック604Eが思うように鳴らないとのメールがあったので以下の様な感想を述べた。
「604Eのオリジナルネットワークは手持ちがありませんのでどのような音が出るかは不明ですが、それがアルテックの考えているプロの音なのでしょう。オリジナルネットワークがあるならば、まずは2wayにて聴いてみます。パワーIVCは申し分ないでしょうから、2wayのその音が好きか嫌いかで、オリジナルネットワークは見切りを付けます。その後は、すぐにマルチには出来ないですから、2wayの金田式ネットワークをつくり、これとオリジナルネットワークとを比較します。金田式ネットワークが勝っているとしたらこれをベースに3wayに発展させます。マルチはその後でもよろしいかと思います。」
・・・と、自分ならこのようにするだろう。
拙宅の自作エンクロジャーは、220ℓ程度だが、低域の不足は感じない。むしろ良く出ていると感心している位だ。高域は、ツィータを付加していることもあって微妙な高音が楽しめていて、不満は無い。ちなみに部屋は7.5帖の2階だ。
2015.09.07

eibowさんへ
このパワーIVCも一応完成し604Eに繋ぎました。気にされていた低音ですが、従前と変わらず、むしろ良く締まった軽やかで弾むような音。その内750Hzと8kHzでクロスして聴いてみます。2015.09.30
3箇所修正  ディアルタイマー&保護回路制御部の基板パターン
 
回路図は誤りなし。ジャンパーが見づらいところだけカラーで引いてみた。以下の微分回路のところがうまくタイミング良く動くか心配だったが、大丈夫だ。ここに余分なジャンパーがあるから留意。さらにG4の8.9ピンが接続漏れだ。VR10KΩ周りが回路図と少し違うが動作に変わりは無い。私は回路図通りにした。


上部左右に出力部REGを配置。右のREG下はディアルタイマー&保護回路制御部(ICはソケットを使用)。これと比べても出力部REGはコンパクトだ。
今のところ試験的に動作確認だからタイミングCは0.1μFではなく、0.01μFとして6秒で出力部REGが動作するようにしている。動作までの間は、REDが点灯している。出力部REG+30Vはスロースターターに記事通り100μFを用いた。1秒くらいで規定電圧になるような感じだ。もう少し長いはずだが・・・。





この後、3wayチャンネルフィルター用の電源を6.3V1A×2の巻き線を使って作った。出力部REGに入る前の±38Vを使っても良いのだが、遊んでいる6.3Vを使って見たくなった。(6.3V2.4A×2も余っている。今後のハイブリッドパワーIVCに出番はあるか?)電源BOXの中はとても見られたものでは無い。時間とともに、何がどうだったか間違いなく忘れる。そうでなくともこのTS180電源2号機は出川式ダイオードを使っているから整流器・ケミコン周りの配線は通常と異なる。
DiodeはV19E

これで、電源SWを入れたら、、始めにパワーIVCの躯体に搭載の3wayチャンネルフィルター用の電源と高圧部がON、1分後に出力部REGがONとなる。新高圧部REGを作れば、これを30秒後にON可能だが、オール半導体の今はその必要は無い。DC検出型保護回路は最低限搭載するが、過電流保護回路とRCPは今回、搭載しない予定だが。
2015.09.09

MJ2015.08号No.238図38引用
お詫び VR10KΩ周りは私の勘違いにて基板図のとおりです
ただ、150KΩの向きは逆、これを正しいと思い込んだところにミスが生じた(2015.09.11)

本号の基板パターンはNo.237を何の気なしに見ていたら、この名残であると判った。(2015.09.15)




















VR10KΩは60秒を設定するらしいが、省略した方が世話ない。
タイミングCTは0.1と0.01μFを付してSWで切り替えるようにしてある。偶に長く時間をかけたいときがあるからだ。
 
電源まで考えるとNOシンプル 既にあった電源を元になんとかこのパワーIVCの電源は完成したが、これを始めから作るのは一苦労だ。とてもシンプルとは言えない。電源で尻込みする。MJ2015.10月号ではどう豹変するのか。 このパワーIVCには今後の進化の要素が多数残されており、本機がどのような進化するのか、その答えは次回・・・と予告しているから期待は大きい。  
反省  3wayチャンネルフィルター用の電源を同一トランスから取ったのは駄目だった。立ち上がりに関してはタイマーでクリヤーできるが、電源OFF時は同時にというよりも電解コン容量の少ないところ+負荷の少ないところからフェードアウトしていくため、スピーカーからショックノイズがボコッ、バチッと1秒ほど間をおいて2回発生。精神衛生上もよろしくない。乾電池で回避できたので、やはりこれの電源は別仕立てで考える。例えばプリの電源と同期を取るとかだが、現状のパワーIVC内部に同居させているのは何とも塩梅が良い。各チャンネルには最短で、しかもダイエイ電線で繋ぐことが出来るからだ。
パワーIVCの立ち上がり時は、タイマーのCTを0.01+0.1μFとしたので65秒で出力REGがONする。高域用のスコカーをPM-500にしたが、バチッと少し気になるショックノイズが出る。スロースターターが無ければもっと大きいのかは試していない。少し試聴、スコーカー用の基板の10KΩVRが最大だったので、とてもきつい高音となった。このVRの役割を当初軽んじていたが、低域以外のチャンネルのゲイン調整はこれしか無いのだから低域にきちんと合わせられなければ意味が無い。VRを落としてみるとうまくいくものだ。PM-500は能率が良いため相当絞ることになったが、10時方向(3.5KΩ位)でバランスがとれる。低域は最大(開放)にしておくのが普通だから低域用の基板のVRは無くして10KΩのスケルトン抵抗に置き換えた方が良いだろう。 
PM-500 型式 ホーン型ミッドレンジ
インピーダンス 8Ω/16Ω
カットオフ周波数 500Hz
再生周波数帯域 500Hz~13kHz
最適使用範囲 700Hz~5kHz(3ウェイ時)
出力音圧レベル 111dB/W
最大入力 25W
外形寸法 幅330×高さ89×奥行330mm
重量 2kg
            ※オーディオの足跡さんから引用
















タイマーCTの半固定VRは最小としてあるから概ね計算通りの経過時間となる。
 
  現状のチャンネルフィルター 219-3waychfilte.htmlの図-6引用
 
ボーズ301
 ウーファー:1.2kHz、3kHz
 トゥイーター:1.2kHz
ネットワークのクロスオーバー周波数は一般的なものではない。1kHz~3kHz程度までウーファーとトゥイーターが共通の再生音を受け持つのが特徴とか。
抵抗値実測値
473Ωと1068Ω SEコンは計測していないが誤差の範囲だろう 何れにしても目安 
DAC入力とトラブル  3wayチャンネルフィルター用の電源を別仕立てとして、パワーIVCのケース内に用意した。これでパワーIVCの電源を落とすときに不快なショックノイズが出ない。次に、DAC入力をプリにパラに付けて切り替えSW無しで聴けるようだから、試してみようとして、DAC出力を繋いだ。DCも出ていないのに保護回路が働いた。出力REGが立ち上がると同時に保護回路が働く。DC検出部がクリチカルなのだろうか?原因不明のままで止まっている。そういえばオシロスコープでREGのリップルを見ようとして、検出棒のアースのみを電源のアースに触れたとたん、保護回路が働いた。何か容量的なものにも反応しているといった感じである。保護回路が悪さしているのなら、付けなければ・・・ということにもならないだろう。テスト的には2015.08.13に保護回路は付けていなかったが、DACで試聴しているのだから、動作的には問題は無いはずだ。このような奇妙な現象が一番困る。   
3枚目基板  どうにもならないことはどうする必要もない」に則り保護回路は後まわしにし、最後の基板を作るのが先決だ。
SCT2450KEのペア取り記録からNo.2と3、No.4と7は使用済み。3枚目基板はNo.5と6を使う。

位相補性の20pF、SEコンが無いから27pFの銅箔スチコンを使う。ミリボルで方向をチェツクするも印字文字との関係は無いようだ。


SCT2450KEのペア取りの方法が少し違うが、3枚目基板はNo.5と6を使ったが、動作において他の基板と変わらないと思う。(ペアの使用実例を示して欲しいものだが)
 
高圧REG基板 最後の基板製作となる。結果として、ほとんどの基板を作ることとなった。(過電流保護回路は未定)
 

赤字は修正必須(TR6コレクターとベースが逆)。青字は自分ならこうするということ。恣意もあるから拡大画面は用意していない。現用の電圧は+93V(電圧調整抵抗12KΩ)、-73V(電圧調整抵抗16KΩ)。電圧調整抵抗はおおまかにしてあり、多少の電圧の違いは気にしない。No.240の-70VREGのTR1にSEコン10pFは付いていないから、こちらも同様にしよう。
指定パスコンの2.2と0.47μFが無いから、黄色い汎用品を取り敢えず使う。SCT2450KEはペア取りから外れたNo.1と8を使う。これにて、2450KEは無くなったので、補充するかどうか?2~300円になると良いのだが。何れにしても、高圧の現状REGでの3wayを聴いてみて、その後、高圧のみ新REGだが、これを試してみる。
2015.09.16

MJ2015.07月No.237から引用


左の基板の拡大版を必要があってリンクした2020.01.04
SWON

3wayモノーラル試聴 
まず、プリの電源とチャンネルフィルターの電源を入れる
1分後位にTS180の電源を入れる、33秒後に高圧部がONになる
64秒後に出力部の電源もONとなり、すべての回路がONとなる。スピーカーからのショックノイズはパチッと高目の音は、高圧REGを新型スロースタートにしても以前と変わらない。(当然、変わらない筈だが)
写真のような3wayで聴いてみた。暫くはこの状態で聴いてみて何も起こらなければ、604Eのメインへ繋ごう。レポートは後日でも。

ウーファはボース301をそのまま、スコーカーはPM-500、ツィーターは懐かしいフォスター製FT-502


パワーIVC内部 基板3枚になると電源の放熱器は少し不足気味。基板は左からツィーター、スコーカー、ウーファ用として、ウーファ用にはゲインVRは無い。ゲインVRはそのうちフロントへ出そう。左にチャンネルフィルター、右のトランスはそれ用のV19Eブリッジによる±電源。中央はDC検出保護回路を2組(3回路使用)。


2017.08.29追記 上図は違っていた そして実際に上図のケミコンセットが使われていた ああ勘違い きっかけはチャンネルフィルターの電源を出川式に変えようなどと思案していた ひょいと見るとケミコンがシリーズになっているではないか 2700μF50Vだから何もシリーズにすることもないのに きっと別の回路に使ったものをそのまま暫定的に流用しそのまま忘れたのか 思い込みでこのようにしたのか 危ないな認知機能
早速下図のように変更した ケミコン容量1350→5400μFの効果なのか出てきたディア・オールド・ストックホルムの音は凄い迫力となりこの部分の電源をおろそかに出来ないと痛感した
なお、ここは電源変動に強いのでREGは不要との金田先生の記述があるがあえてK215/J78による簡易なREGを使用している
出川式DIも使用は保留V19Eはそのまま使用した


米国の心理学者「錯覚の科学
[圧倒的な科学的証拠や統計値も、たった一人の個人的体験がもつ絶大な影響力にはかなわない] 
知識や知能に関係なく人は誰でも見たいものを見せてくれる物語の方へ引っ張られるとか
ということの逆を地で行っているようで苦笑
 



2450KEによる高圧REG
+89V、-72V用REG 0.47μFはこの後、耐圧630Vの別のものに換えた。
マイナス側 -72Vは入力が-97V程度。電圧降下が多い分、熱くなるから小型放熱器を付けたほうが良い。(No.240では相当の発熱か?と思ったが、No.240では-100Vを入力しているから、当方と同様の発熱だ。)
プラス側 +89Vと半端な電圧だが、AC70Vを整流しており入力が97V程度のため入出力差を考えるとこうなる。(旧タイプのREGは入力+97Vで+93Vを出力できたが、SiCを用いたREGは入出力電圧が高いため無理だ。他の例として:19V入力でバイポーラTRなら15Vは出力可能だが、SICでは12Vが限度等。)


ジャンク箱とも思えるTS180電源ケース 右の放熱器にアルミ板を抱かせてあるが、これだけで3度位低くなる。右53℃、左56℃だから心配ないのだが、温度恐怖症だ。


各チャンネルともIoは150mA程度(表示はウーファのチャンネル)。SWON直後から変わらないIoであり、今までに無い安定感はとても小気味良い。
































































懐かしのストックホルム バード・イン・パリ
トラブルシューティング  余計なことをしなければ良い物を、DACを繋いでみたくなり、繋ぐとやはり保護回路が働く。結果として出力段のREG+20VのK3163が飛んで38V程度が直に出ていたことによる過電流だろう。証拠に+側のみ3Aヒューズが飛んでいた。ヒューズを入れ直しても飛ぶからREG異常にてK3163を取り替えてOK。(K3163の右側に熱が加わった痕跡がある。)何れにしても原因が不明なのは困るから早急に調べる必要があるが、その都度このようなことが起こっては、たまらない。以前のREGに出力短絡しても電流制限方式にてREG出力が低下してREG本体を保護する方式があったが、高価なSiCを度々飛ばしては?(今は2~300円程度のMOSFETなので)そのようなことから、出力段はいまだにソケット式ヒューズを付けているが、これが便利。高圧のみ印加してチェツクしたいときは、ソケットからヒューズを外して行う。
 
ついでに電圧降下によるロスを少なくしようとレギュレータ出力電圧調整抵抗を9.1K+120Ωから6.2K+120Ωに換えて+25.5Vとした。これにて下図の放熱器2枚を1枚にしても足りそうだ。(どうせなら、所定の30Vにすれば良いものを、どうもそこまでは上げたくない。)

出力段の電圧を上げたことから、Ioが上昇しているかと思ったが、ほぼ従来同様の153mA前後、ただツィーター用基板はそれよりも10mA高くなった。
 2015.09.19
イージーミスとミスマッチ  DACの基板を点検してみた。 どうしたことか電圧伝送時に追加した基板(マルチアンプ用IVC)が繋がったままであり、この繋いだ途中から分岐して信号を取り出していた。これではうまくいくはずがない。これを解消して繋いで見るが、すぐに保護回路が働くことはなくなったものの、Voは500mV超で、600mVに達したのか、そのうち保護回路が働いた。このVoを監視していた基板はウーファー担当基板であり、まだDC検出保護回路機能をテストしていなかったので、正常に働いているようであり手間が省けた?。
どうも電流伝送のパラレル接続に嫌われた。パラにするとVoが相当増加する?
プリアンプとD/Aコンバーターの出力端子をパラ接続にして、電流入力型のパワーIVCかチャンネルフィルターで電流信号を受け取ると、ミクシング回路が成立する。信号の選択には切り換えスイッチが不要、接点による情報欠落も皆無、聴きたい音源のATTを開けるだけでよい。」というMJ2013.08月号の様には行かない。
当初、この様な使い方はしないだろうと思っていたが、入力をパラレルにしておくと便利なこと極まりないと考えるようになってきた。電圧伝送信号をパラにできるということは、DACのL・R信号もミキサーしてモノラル用パワーIVCに入力すれば良いわけだと思うからだ。

インピーダンスのミスマッチ?なのか、3つのライン(トリプル)に繋いでいる①でバランスが一番崩れる。ウーファー以外のチャンネルは影響は無く通常の数値である。②と③は、ほぼ同一と考えて良い。例示の図には無いがカレントラインアンプのみの接続は④と同様である。

要因は判ったが原因は不明である。このウーファー基板が他と異なるのは、2450KEのVgsが他と比べ差異があること程度だが?なお、VR1の1KΩでそれぞれの状況において調整は付くものの状態が変わるたびに調整はしていられないから・・・、困った。
2015.09.23 
過電流保護回路  とうとう過電流の方策にも手を付けた。電流伝送パワーIVCは従来の電圧伝送タイプとは趣が異なるから念には念ということになった。基板には3回路分載っている。検出抵抗は0.22、0.47、047+0.22Ωを採用した。金皮抵抗はMPC74だが、手持ちの関係から0.47Ωの中にはMPC5(規格不明)と表記されているものも、混合して使用している。
計算上は、TRのスレッショルド電圧を0.56Vと見做して、±25Vラインが過電流により0.8V降下すると保護回路が作動する筈だ。その時の電流は概ね下表のとおり。
  



基板パターンNo.239引用 ×の箇所は不要。No.239を含め過去の3例のパターンも同様になっている。

保護回路基板の制限抵抗に流れる電流と電流検出抵抗に流れる電流の比較をしたが、制限抵抗の誤差により電流値にズレがある。Kランクの範囲内だから仕方がない。


Io監視用基板はNo.192パート3の方法による 電圧入力が基板毎になったので、2回路のロータリーSWに変更した。


DCオフセット電圧を監視する癖がついてしまい、以下のようにしている。
2015.09.25 
2ヶ月超  久しぶりに新型パワーIVC製作のため半田コテを握った。ここまで道草が多くて、2ヶ月超の時間を要した。このアンプはシンプルとは言え、付随するものが複雑では無いにしても多すぎて、配線の手間もかかる。果たして、ここまでして従前のそれと比較してどれ程の違いがあるのか、と思われる方も少なく無いのではないか。
製作のきっかけとして、TS-180電源トランスを手持ちしていたことは大きい。当初は基板1枚で保護回路も無くしてネットワークで、あるいはシングルコーンで聴こうと思って気楽に始めた。 それで止めておけば良いものを、次から次へとあれもこれも試している内に、モノラルだが3wayマルチが出来上がった。もう片CHを作れば416Aのステレオシステムにも使えるようになるが、そこまではしたくない。
いよいよ、604Eに繋いで従来型のNo.192パワーアンプとの比較になるが、交互に聴くには大変なことになるから、過去の聴覚の奥に仕舞い込んだ断片との比較になる。結局、恣意が出てきてしまう。
結論:良いと思えればそれで構わないのではないか。その内、試聴レポートを挙げたいと思う。
2015.09.26 
閑話休題  金田アンプの製作記事に興味のある方や製作に勤しんでいる方に毎号毎号、事細かな解説はどうだろう?

・絶縁マイカにグリスを
・絶縁ワッシャ
・はみ出したグリスを・・・

知りたいのは
・10色フラットケーブルのメーカー(当方で失念したかも)
・2450KEのペアの限界、Vgsの近いものとはどの範囲まで許容されるのか
・前号であったものが無くなるあるいは逆の理由
・これと類似するが、変更した定数の理由
・入手難ということの根拠(トランス等)・・・
・2015.10.11追加 No.218プリEQ調整のRB抵抗に関連して、FETのIdss値~これがあらかじめ分かれば調整もやりやすい。No.218は調整時5KΩの半固定、別冊では1KΩの半固定。。。?この範囲に落ち着くということか、No.218と別冊ではFETのIdss値が相当異なるのか。
樫木総業にてフラットケーブル(特価)芯数:10芯1m76円を入手。この様なもので良いのか?2015.10.06
604Eで聴く  VoもIoも安定している。今まで製作したアンプ中、最高の安定度だ。人為的外的要因が無ければトラブルは無いと思うから、今回、604Eモノラルメインスピーカーに繋いだ。このエンクロジャーは自作、裏側全面開放として背面板はあるものの固定せず、状況によって上を少し開けたり下を開けたりしたり、バスレフ効果を少し出すことにしている。


マックス・ローチ&クリフォード・ブラウン A面1曲目JOR-DU 9分を超えるライブ版1954.8.30ロスMONO 怒涛のごとく押し寄せるドラム、唇が直結しているように絶妙にそのまま流れるようなペット。ついついボリウムが上がる。圧倒的にてジャズもジャンルを超えて音楽そのものと言える。


マーラー 大地の歌 may.1952 ブルーノ・ワルター ウインフィルMONO 弦の艷やかさが圧巻。今まで聴こえていなかった楽曲の細部が洗い出されていると言った感じだ。先日もカウント・ベイシー・オーケストラでも同様なことを感じたが、塊だったものがほどけて来て聴こえるから、この音は、あの音はと、ついついのめり込む。


モノラルシステムでモノラルレコードを聴くためモノラル版を探していたら、20歳頃、世界最大の通販レコード会社コンサートホールソサエティーで求めたレコードが出てきた。中にはモノラル版もある。あと10枚位はどこかにある筈だ。
Jazzでは曲の出だしのシンバルの音がとても自然に良く聴こえる。ハッとすること、今まで感じたことのないことが多い。
2450KE追加 2450KEは、若松にて@880で8個買ったがパワーIVCに6個、REGに2個使用のため、手持ちが無くなった。パワーIVCの3枚目の基板に使用の2450KEは特性が揃っていないためか入力のパラ接続時にインピーダンスバランスの崩れにによると見られるDCオフセット電圧の増加が目立つため、2450KEの選別品に取り替えたいことから、デジキーに9/30に12個発注、10/5到着。(@658、7.5k円以上〒0円1万円未満だと税不要。)このデバイスは、今のところ立ち上がり時に寒さによる異常な過電流の兆候は見られないが、その時期はこれからが本番となる。以前にK3163を1個飛ばしたことがある。


No.9から20まで12個の測定データ。Noはケースに入っていた順に付して測定したもので、今回の測定値を見ると結構揃っている。

2015.10.05

自治会の観楓会などでバタバタ。東京、札幌の子供に孫たち9名勢揃いで更にバタバタ。来て良し帰って良し・・・息子がクロマニヨンズのエルビス(仮) (完全生産限定盤)EP盤モノラルを持参、これを聴いて感動していた。特に低音が凄いとのこと。
ミスマッチ2  2015.09.23のミスマッチを別の角度から見る。
CHfilterオフセット調整をすると問題のないレベルとなる。そこで、DACのピンプラグを抜くとVoは4mVが-114mVになってしまうから、この状態では入力パラ接続により色々と変化するのは問題だ。ついでにDACのRchも繋ぎ3パラにするとVoは-114mVが+115mVになる。229mV動くことになる。
 
懸念していた基板③のデバイス不整合による影響はあまり無いことが判った。せっかくペア取りもしたが、そのうち暇を見て取り替えよう。ウーファ用信号を基板②へ繋ぐとそれなりのVoが発生するが、基板③に中域部の信号を入力しても異常は見られない。CHfilterの低域部は抵抗のみで構成のため他のCHよりもDC電圧信号の乱れを敏感に現すのだろう。
とにかく、あちらこちらと調整箇所が多くて何れかを失念してしまう症候群。2015.10.08
D3の電圧  記事では-1.255Vの箇所
-1.325V 基板①ツィーター用
-1.309V 基板②スコーカー用
-1.330V 基板③ ウーファ用
この電圧でVoは最小におさまっている。
 
CHfilter入力側電圧  調整にてラインアンプのVoをゼロに近づけてもCHfilterに接続して、再度Voを見ると+14.6mVとなっており、この状態での調整はできない。さて・・・と思いMJ記事を見ると、42.7mVの電圧値の記載がある。些細なことだが詰まっているときは考え込むから、事前情報として把握しておきたい。しかし、ちょっと気になる電圧だから素子の組み合わせや印加する電圧値で回避できないものか。  
EQ等プリのこと  パワーIVCが安定しているとプリ側のいい加減さが目につくから、今度はプリの再調整となる。   
  先述通りNo.239のパワーIVCの安定度は特筆すべきものだが、それ故にプリアンプやチャンネルフィルター、特にプリアンプの特性に影響されるようだ。それぞれを適正に調整して繋ぐのだが、プリ単独では最高にオフセット電圧調整がなされていても、低域のパワーIVCに現れるオフセット電圧幅は500mV程度となる。(これは、チャンネルフィルターのTR3.4のコレクターにも相応のオフセット電圧が出ているということだ。)こうなると、半導体パワーIVCにもSAOCを付加するのか。No.239製作のものを、No.240に改造し低域用にしてみることはどうだろう。
最近、No.218+カレントラインアンプのチャンネルフィルターへのドライブ能力が心配々。試しに、遊んでいるNo.217プリにカムバックしてもらうことにし、出力に1KΩを取り付けてチャンネルフィルターへ繋いでみると、いままでの挙動不審さはどこへやら。なお、チャンネルフィルターの安定度は特に問題ないレベルと思われる。これをさらに改善するには、DiをTRに置き換えることや元々ゲインは無いに等しいが更にゲインを減らすことで多少の向上は期待できるだろう。今回、チャンネルフィルターの別のクロスオーバ周波数を試したくなり、基板を作り直した。 
2015.10.14 
その後  No.239のパワーIVCのあまりの安定度の良さにより、No.218+カレントラインアンプのラインアンプをNo.217プリと同様の回路にした。というか、No.218当初の構成にした。 ゲインVRに比例してDCが発生するため、カレントラインアンプ方式をやめた。No.217プリもNo.218当初版もSAOCが付いているから安定度は抜群だ。
そこで、この2つをパラ接続することにするが、やはりバランスが崩れ相当のDCが発生するから、どうも私のところではパラはご法度のようだ。
チャンネルフィルターのTR3.4のコレクター電圧を計測した。

2015.12.01 
クリチカル  このアンプは結構クリチカルであると感じた。 保護回路の甘さなのか、突然パワーIVCがDC電圧が出ていないと思うのだがシャットダウンする。
①レコードクリーナー(カーボンブラシ・静電気除去・帯電防止)使用中に静電ノイズを拾い落ちる。クリーニング中にスピーカーからパチパチとノイズが出るのが気になっていたが、電圧伝送アンプでは落ちることが無かった。このアンプ(IVC)では、2ヶ月程は何事も起こらなかったが、今回(チップTRに替えて)初めてである。
②近くのコンセントに目覚ましラジオの電源コードを抜き差ししたら落ちる。
拙宅の場合どうも外来ノイズに弱いようだ。
そのようなことからではなく単に忘れていただけだが、±30Vライン(実際は25V程度)にヒューズが入ったままであった。そろそろ用事がなくなっているのだが、外すタイミングを逃している。それでも出てくる音は素晴らしい。チャンネルフィルターのデバイスをチップTRディアル型に替えてから安定性は勿論のこと、音質的にも向上したと感じる。ただ、パワー感が少し下がったのでゲインVRを12時の方向で聴いている。

2015.12.15 
新年に

今年はどの様な年か 
I wish you a happy new year 丙申年 60年に1度回ってくる
昨年の正月は、No.229DACで楽しんでいた。

正月休みはLTspiceでシミュレーションをしていたが、金田アンプの主たるデバイスのモデルが無くて苦労した。それぞれこれはと思うモデルをhpにアップされ共有されると裾野は広がるのだが。
このシミュレーションと関連するが、基板上の半固定VR1とVR2の抵抗値が気になり、計測したが下記のとおりだ。
 
Thは、単体では250Ωだから合成抵抗は33.74Ωのはずだが、テスターでは3枚の基板とも同一の35.6Ωと出る。
これらの近似値をLTspiceに与えたところで、簡単に問屋は降ろさない。W(ウーファー)以外は、調整を詰めていないから、Wと近似値のTも良い線行っている。これ位が理想の数値だろう。そうしてみると、ほぼ近い数値であり基板に使用したパーツ類の特製が揃っているということだろう。
この日、室温14℃で、SWon直後Ioは160mAで、設定値の150mAよりほんの少し多いだけで(優秀なものだ)、旧来のUHCタイプとは雲泥の差である。No.192パワーならIo=7~800mA超というところだろう。そのような訳から冬季は電圧伝送タイプであるステレオ装置に灯は入らない。それでも年明けに息子がキースの2枚組のレコードを聴きたいと持参したので仕方なく灯をともした。

 アコブル ロックンロール バラッド レゲエ ハードロックと多彩。




2016.01.12 
No.246で朗報   

No.246は「418A単管ドライブ,SCT2450KEソースフォロワードライブ段最新SiC MOS-FET ハイブリッドハイパワーIVC」
こんなハイパワーは不要だが、新デバイスの音と価格に興味あり
No.239に追加しようと思うが、1μFの適当な大きさのものがない。ジャンクだが、PHILIPSの四角い黄色く大きめのものはあるもののバランスが悪く不似合いだ。音にも不似合いさが出てきそうだから一考。そういえば最近、PHILIPSの頭の方に容量の表記のあるフィルムコンデンサCBBを多用しているが、いよいよAPSが無くなったか。
No.246は初段が真空管、終段が新SiC。この組み合わせの音の評価は如何。大きく変わらなければ、No.240でも良いのではないか。No.239に少し手を加えれば簡単に移行できるのだから。

PHILIPSの四角い黄色く大きめのものを付けていたが外した
その上にCBB1μF63Vを乗せてみた これに取り替えよう
他の基板にはロールオーバーイメージの1μFを付けているがこれも取り替えだ

1μFパスコンが効果絶大とか No.239でも試すと良いとのこと
左図の1μはPHILIPSのCBB
   人には波があって、ここのところ聴いている曲は以下のとおり  
WHAT'S NEW  最近、WHAT'S NEWの入ったレコードばかり聴いている。パシフィックジャズのこのレコードを昨夜見つけて聴いていた。良いなー。
アール・アンダーザ / 天才アール・アンダーザ
 1 ALL THE THINGS YOU ARE
 2 BLUES BAROQUE
 3 YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
 4 FREEWAY
 5 OUTA SIGHT
 6 WHAT'S NEW
 7 BENIGN

他にもあるが、持っていないレコードの方が多い。なお、レコードでない情報も記載した。*所有レコード
*Ballads John Coltrane Quartet Impulse 1995-06-27
Quartets Stan Getz Prestige 1991-07-01
What’s New Linda Ronstadt & the Nelson Riddle Orchestra Asylum 1990-10-25
*helen merrill Helen Merrill with Clifford Brown Polygram 1990-10-25
Smokin at the Half Note Import, Live
Dexter Gordon Live in '63 & '64
At the Cafe Bohemia Volume 1 CD, Original recording remastered, Import
Milt Jackson Import
Art Blakey & The Jazz Messengers/What's New?
Manhattan Jazz Orchestra/What's New?
Boz Scaggs/What's New?
Dexter Gordon/What's New. (Live in Holland 1964)
What's New-Jazz at the Concertgebouw Import J.J. Johnson
*What's New Bill Evans
*Clifford Brown with Strings
What's New Wallace Roney
*Johnny Griffin Sextet 下のA面2曲目に見つけた(20160503)手持ちのレコードのすべてを探すのは大変だ
 
Earl Anderza (アール・アンダーザ)
  *GEORGE WALLINGTON JAZZ FOR THE CARRIAGE TRADE(add 2016.04.02)
*BALLADS/JOHN COLTRANE(これも見つけたadd2016.05.16)

 


 
Dear Old Stockholm  「ディア・オールド・ストックホルム/Dear Old Stockholm」も好きな曲だ。最近は、この曲ばかり聴いている。 *所有レコード
 *Round About Midnight (1957)Miles Davis ステレオとのことだがモノか?
 *Miles Davis VOL1 モノラル
 *バードinパリ VOL1 モノラル
残念ながら以下は持ち合わせていない
 Stan Getz Dear Old Stocholm 
 Afternoon in Paris Import Dear Old Stockholm - John Lewis & Sacha Distel
 In Paris Import, Live Bud Powell In Paris reprise
 Bass on Topポール・チェンバーズ
 DEAR OLD STOCKHOLM  エディ・ヒギンズ

20160503 
Autumn in New York AUTMN IN NEW YORKもよく聴く。
 *アメイジング・バド・パウエルVol.2
 *ダディ・プレイズ・ザ・ホーン - デクスター・ゴードン
 *ラウンド・アバウト・ミッドナイト・アット・カフェ・ボヘミア ケニー・ドーハム
 *フィニアス・レインボウ ピアノソロ
 *ブラウンオールスターズ 21分40秒と長くて聴き手も持続しない感がある

20160503 
2SK214/2SJ77  この素子のペア取りの質問があった
2SK214/2SJ77はペアの必要はないことを「とある質問」コーナーに載せた
20180519 
回路図に電圧を  No.239 超シンプルパワーIVC回路図に電圧を記入した 20190822 
アイドリング電流  室温11度と少し寒い 電気ストーブは灯しているがこれ以上は室温が上がらない そんな中モノーラルレコードを聴く SWon時はIo=100mAしか流れない 設定は150mAなのだが 2554等は寒いと倍も流れて怖い思いをする そして以前には終段を飛ばした
1時間聴いても130mAまで上がったがそれ以上は上がる気配なし 真空管プリの珠の熱さもそれほどではない 冬はどうしても音楽からというかアンプから離れている
 
2019.12.05
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