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非反転方式 パート 2 このアンプを、よほど気に入ったのかさらに作りこんでいくつもりである。シンプルということは、分かりやすい・見やすい・面倒見やすい。 しかし、なんといっても最後は音なのだから |
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この基板は初段にFD1840ほかA606、C960、V2Aと贅沢なものだ!! |
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前回は、色々な角度から素子を粗製濫造とはいわないまでもそれに近い用い方をした。なにも素子を作ったわけではないのだが、素子を使って・・・ということか。 今回もそれの上塗りとなるのだろうが・・・ |
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トラブル発生 |
1月下旬の寒い日、いつものようにプリアンプのSWを入れ、しばらくして中高域のパワーアンプのSWを入れた。低域は、中高域が安定した一番最後にすることとしている。終段の電流監視を怠らないのが癖になっており、ロータリーSWで切り替えながら見ていたところ他のCHは下がっているのとは反対に右CHの高域部アンプがジリジリと電流を喰っている。常用の電圧計はフルスケール(500mA)で計測不可能だ。そのうちパチンと小さな音とともに保護回路が作動しLEDが点灯。直ちに電源を落とした。この場合、アンプにつながっているスピーカーは全部外し、アンプを作業台に乗せることにしている。原因不明のトラブルで2度同じ過ちをしないためだ。普通なら、電源を入れなおすと正常に動作するのだが、今回は、メイン電源ONとともに保護回路が働く?。No.159と同様のサブ電源SWを付加しているから、これを入れなければ終段に電圧がかからないはずなにのにどうしたものか。終段のFET(Tr9)のD-S間が導通し壊れている。Tr7も中古を使っていたので、この際これも取り替えた。終段の裏にはペア取りしたときの値を記入しているので、それと同じモノに取り替えれば良い。 今回は、電流制限0.1Ω等周辺のパーツは生き残っていた。FETパワーアンプは、寒い日にはSWON直後電流が1A近く流れるが、徐々に下がってきて100mA程度に落ち着くように調整してある。本来は200mA流すようになっているが、放熱板を使用していないことと、中高域アンプには大きなパワーは必要ないとして、100mAに止めてあるにもかかわらず今回のトラブルは思いのほかの出来事だった。このアンプはシンプルでたいそう気に入っていたのにショックである。この安価&シンプルなアンプで中高域は完結したと考えていただけに。教訓として、この程度のアンプなら保護回路は必要ないだろうと思いつつ製作記事に忠実に付加したことが良かったのだ。大きな保険となったのだから。 (パート1から引用)
今回のアンプ基板はパート1の2枚目に製作したもので、2SK3163(60V75A110W規格)のものだから、安心して使用していたし、トラブルの要因が分からない。これは一番不安なケースなのだ。 基板5.6枚目に使用した60V45A100Wの東芝の石のアンプは、N氏の中域アンプとして健在だ。今後もトラブルが続けば2SK2554に統一することも考えられる。 2010.02.15 |
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結局は底板1枚では放熱効果が薄く不安定なため写真のとおり3×1.5センチのアルミ角を底板に追加した。効果は抜群であるが、Ioは100mAのままとした。 アルミ角材をパワーFETごと止めているのでネジは30m/m長 3×1.5cmアルミ角材 空気に触れる面積大で良好 2010.03.21 |
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原因不明のまま・・・ | 寒くなると異常に電流が流れる終段がUHCタイプのパワーアンプだが、先日は、このアンプの異常動作に躊躇した。その対応策は何点か思案を続けたあげく行ったのは一番まずい対応だった。最初に当該基板のオフセットDC電圧の測定を考えていたことが棚上げとなり、当該基板からのオフセットDC電圧の遮断を先行してしまった。当然ながら、残り3枚の基板は正常だから保護回路は作動しない。ここで、異常基板のオフセットDC電圧を測れば良かったものを、それを怠りさらに終段への+電圧供給を遮断した。-側のFETは耐えられなくなり昇天。スピーカー端子に接続の8Ω抵抗も加熱し、カーペットに焦げ穴をあけた。結局、オフセットDC電圧を計れないままに終わったが、600mV以上は出ていたはずだが、どうしてこの基板だけが大きく狂ったかは不明のまま終った。これを契機に全体のIoを見直したが、ある時点ではIoが100mAだったものが、部屋が十分に暖まると50mAまで落ち込む。音に迫力が無くなるから、最低でも100mAは欲しいが、そうすると寒いときには初期電流が1A近くまで流れる。4枚の基板中、4枚目のドライブ段が2SC960であり、この基板だけは異常な電流は流れず、部屋が十分に暖まっても当初の100mAを維持している。寒いときの初期電流も3~400mAがmaxであり、異常に電流が流れるという心配がない。2SK214も廉価で良いFETだが、異常電流をクリアーするには、ドライブ段をすべて2SC960に換える必要がある。ここにきて、枯渇した古いデバイスが必要になってくるとは予想もしなかった。しかも、終段には絶対使用したくないバイポーラTRもドライブ段なら放熱を考慮したら何とかなるだろう。 2010.04.01 |
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学習効果のなさ | 自分の備忘録としてメモしているこのホームページだが、何かをしようとした時、少し思いとどまってからの方が良いのは、幾度となく経験しているが、学習効果がないと感じる。そのときの心模様は如何ほどだったのか。思い込みと短絡さ、自信とさらなる過信、絶対と自分自身の信頼・・・だいぶん損をしてきたと感じる。要はチェックに尽きるのだが・・・ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お勧めのデバイス |
私が、最近多用しているデバイスは、この2SK2233だ。このアンプにはちょうど手ごろではないかと考えて使用してみた。音は、全く遜色ないと言える。何よりも価格がリーズナブルであり、@100~150だろう。容量も2554のように気の遠くなるようなものでないところが気に入った。 試用してみての結果についてレポートいただければ幸いだ。 安価な石にありがちなTO220ABではなくTO3Pだから、放熱効果も良いといえる。 2010.04.03 |
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「覆水盆に帰らず」 訂正 ×帰らず ○返らず |
対応策として一番まずいのは・・・、前述のとおりだ。トラブルに対する学習効果がしっかり・きっちりとあれば、少し時間を置くようになる。さらに翌日に対応をまわすとかできるようになれば、相当な学習効果の現れだと思う。電源さえ切っておけば勝手に一人で暴走はしない。 暴走の手助けをしているのは実は自分なのだと最近思うようになったのだが、ついつい掘り下げすぎて元も子も無くする。 くどい様だがアイドリング電流(Io)は、オリジナルどおりにはしないのが、自分流の学習効果だと思っている。自分の部屋で鳴らすに必要な音量からして、私は、Io=100~150mAにしている。最近は、室温も高いので100mAを下回っているが、音楽が心地よく聴ければそれで良いと思う。あまりIoを気にしていると落ち着いて音楽が聴けないだろう。 かくいう私のアンプにも常時Ioを監視する仕組みを付加している。あとは、リアルタイムにIoを変えるようにするかどうかである。 Io調整で苦労していることを良く聞くが、マニュアルどおりにすると、時間経過とともにある時点まではIoは下がり続け、そして200とか 250mAとかに落ち着くので、その時点のIoをNo.159等の既定値400mAまで持ち上げる調整をしているはずだ。こうなると電源SW・ON時では軽く1Aは出てくると思う。室温が低ければ低いほどIoは多く流れるから、冬場は少し心配になるのも仕方ないのだが、これに耐えられるように設計上はなっているはずだ。 デバイスをいくら取り替えてもこの傾向は解消しないし、デバイスのばらつきもあるからSW・ON時はRch=600mA、Lch=900mAということもある。最後は概ねのところで合っていれば良いことなのだから。 本稿の指定ドライバー段は、K214だが別掲(本シリーズ1)のとおりC959(960)にするとIoは異常に流れないからデバイスの手持ちがある方はぜひお試しあれ。なお、Io=150mAも流せば相当熱くなり放熱器は必須だから、私は、C960用のフィンを2枚取り付けてある。 2010.06 No.209DCパワーアンプはバッテリー式だからIo=65mAが既定値である。TRならこんなものだろうし、カットオフぎりぎりの10mAでもOKだが、FETはそうはいかない。最低でも90mAは必要であり、Ioが少ないとギスギスした音になる。このため、前記のように150mAをmaxとしているのだが、たまたま受け持ちスピーカーはスコーカー以上であり、ウーファーで使用するには電流を喰うので放熱器を大きくする必要がある。 2010.07.27 |