No.248 無帰還IVC型 イコライザー+カレントラインアンプ MCプリアンプ
2016.7.8
イコライザー編


Google「金田アンプ」サーチで
「驚くべき音楽表現力で、レコード再生にが起きた」
とのこと
MJを開く前からドキドキ
紙面を見てまたドキドキ
回路を見て更にドキドキ
心臓に悪い

データーシートから
2つの驚き  まず、金田先生の「革命」という言葉
次にMJが月の8日に図書館で見れたことの2つの驚き
革命とは、抜本的に急変させる・・・ことだろうから旧来のものは消えるのか?」と、以前に述べNo..218のカレントラインアンプ版で最終宣告かと思われてから3年弱でまた革命。

For meこれはph7の製作備忘録

特徴的 無帰還だからイコライザー素子の使い方が今までと違うことと、SEコン16000pFが新たに必要となること。
電源は±120V、+18V及びヒーター。簡素化の視点ではカートリッジVICに-4.8Vが不要となった。
CR型でもNF型でもないらしく、第3のイコライザーだそうだ。これが「究極」で最後のプリアンプとなるのか。
なんとも神秘的にてダイナミズムな革命のようだ。
こうなると何とか聴いてみたいというドキドキ的気持ちが出てきた。

パターン まずは、パターンだが、EQプリントパターンが出来れば、+18Vとヒーター基板は過去の記事が参考になる。

無いパーツはSEコン16000pFか?33000pFが2個あるからモノーラル1台ならOKだ。ただ、基板スペースがとられ20穴×11穴で足りず20穴×14穴になる。スペースのために15000pF(6,264円)+2200pF(2,592円)を用意するのは痛い。電源用SiCダイオードも足りないか。
電源トランスは、真空管プリアンプで使用のもので間に合うはず。
カレントラインアンプはNo.236、244と同様で、今回はパスコンが±とも0.34μFがセットされている。しかも、EQもカレントラインアンプもだ。
このようなことから、カレントラインアンプによる音の革命は無いと思われるからEQのみに傾注。
双信電機のhpから引用

SEコン16000pFの寸法が分からないままパターンを引いた。うまく収まらないと困るので、双信電機のhpで確認したら、5100pFと同じだった。
















SEコン16000pFは店に無い様子

15000+2200pFでも良いとのこと
ここの値でRIAAカーブのズレを判別するのは至難の技
CRを簡単に交換出来るようにしておくと面白いだろう。
電源SW ディアルタイマーを付加して、自動化したいところだ。No.217も電源SW対応だ。このほうが、REG基板もシンプルだし、ディアルタイマー基板も要らない。
現用のNo.221もこのタイプだが、電源SWは省略しコンセントの抜き差しで対応している。2分後に高圧等に印加するSWをONするようにしている。



ACコンセントも挿しっぱなしでは?抜き差しで活性化・・・
Reg基板   +18VのReg基板だが今回、金田先生は小さくまとめてきたと思う。ディアルタイマーで制御しないから、そのパーツが無いこともあるが今までより縦横とも1穴少なくて済む。ただ、吊り下げ式のため周りに余白が必要だから基板全体ではどうかな。以下が今回パターンを変えたと思われるものが左だ。右は、No.239に用いたものだ。(TR3のベースに無理を強いている)
  

左の基板は、D2.D3の繋ぎを同じ穴で処理しているのと、2KΩとTR3のT字のところで無理(実際配置すると無理でもない)しているので、横が更に1穴少ない。
確か、今まではこの基板にジャンパーが1箇所あったような気がした。


 (この基板には後ろ向きに取り付ける)
6.3VヒータRegもプリと同じ基板に載せる。当初、LM338Tを逆につけた。7Vも出るのでよく見ると逆。それでも壊れない。無負荷時調整抵抗22Ωで6.35V、10Ωで6.25V。

+18V基板のTR4はSiCだが、記事には「かなり温度が高くなるがドレイン損失は規格内なので放熱器は必要ない」と述べている。製作した基板では入力電圧が低いがそれなりに熱くなるが熱に弱い私でもOKな程度(2016.08.18)
2017.08.29追記
TR4はSiCは下図の通り代替えだ 損失85Wと少なめだが何とか頑張っている
sct2080keは179Wだから半分以下だ しかしここは50mAと制限されている そんな程度の電流だからもっと簡易なものではどうなのか?損失さえカバーできれば良いのだと心の隅で小悪魔が囁く・・・
 2016.07.09












+18V基板の300Ωは2.7KΩが正しい
と思って製作


左の定数で無負荷時+19Vを出力する。
適当な入力電圧が無いため、No.221のPC用ACアダプター19.0Vを2個用意した電源?で38Vを使った。間に合わせも役に立つ。
           コーヒーブレイク 割り込み   2017.07.09
           製作メモからNo.248 +18Vレギュレータをまとめた
下記回路図はMJ2016.8から引用
オリジナル通りのTR2エミッター抵抗300ΩではTR2は壊れる 2.7KΩとした(300Ωでの実験と実電圧値の計測はしていないがMJの図18の電圧から見ての話しだ~しかしこれは私の早合点)
18V(19.04V)の容量は私の場合で片CH6.7mA消費するから電流制限抵抗10Ωはもちろん適正値
TR4はSicでは一番安く手持ちのあったSCT2450KEを使った もちろん放熱器不要
2SK214でも良いと思うがこちらは放熱器いるかも
   

お気づきのように私の場合高圧は2~3割低く設定してある
真空管プリはだいたいプラスもマイナスも100V前後に統一している
1つのレギュレータを使いまわしとは言葉が悪いが電源が同一なら色々な場面で実験も可能となるからだ



図18のTR2の電圧が変だな どこから出てきたものか

TR2のベース電圧から推測して元の電圧は120.3v程度か そうすると安全な電流と損失となるからMJ記事通りでも安心となるのだが?
No.240もTR2のベース固定はDi×2個、No.217の頃のような6.2V等のツェナーでないので、ミスプリントではないのかも知れないご容赦ください また金田先生はその頃のノウハウ蓄積から1S1588×2によるベース固定方式に移行したのかも知れない これなら常にTR2エミッター抵抗は300Ωだから迷わない間違わない 最近記事をよく見ていない当方は浦島太郎かも 反省
上の表のph7製作欄ではエミッタ電流は0.2mAしか流していない 大分足りないかも 2mAは流すところだ

TR2エミッタ抵抗を330Ωに変更した これにて1.82mA流れる (2017.08.24)

なお ここのREGの電流は50mAに制限されている デバイスも少し大袈裟な感じもするがSiC全盛か K215とJ78による簡易なREGのプラス側でも良いのでは?

2017.10.23

これにより自分もTR2エミッタ抵抗を330Ωにしたことは述べた TRの損失は約 150mWとなる TR内部温度等を考慮するとこれは私の限界だ 多く流した方が音は良いのかも知れないが少し長めに大事に聴きたいから定格の半分くらいが限界だが電圧だけはどうしてもそうは行かないから2SA2230あたりを使うのも手だ
回路中TR2とTR3は仄かに温かい程度だ 思ったよりも温度は低く150mW損失とはこんなものなんだ

  .プリントパターン
ざっくりと基板にパーツを載せてみた。橙色APS周りはSAOC回路。
空きスペースには、右上に+18VReg他(欲張ってその下にヒーター6.3Vも)を配置する。
石に置き換え±25V前後で動作させたいものだが、経験上球の優雅さにはかなわないだろう。
No.239の電源(+89V、-72V)を流用して見るのも手だ。
これからどの様な電源を用意するか・・・時間がかかるな。ただ、従来の真空管プリに用いた高圧Regならあるはずなのだが。

SAOC K170BLはIdss9.62mAのものを使用

























No.217用の電源がそのまま使えそうだ
+105V(整流管)、-100V、ヒーター用13V

 
http://www.geocities.jp/ph7833/dc_amp/166-shinkukan-priamp.htmから

ヒーターバイアス  ヒーターバイアスが必要だ、No.239の電源(+89V、-72V)ならギリギリ良いか。まあ、もっと高圧をかける場合もあるかも、入れておくほうが安心。(403A ヒーターカソード間耐圧90V)

403Aの規格からヒーターは0.175A、モノーラルだから0.35A。LM338Tを基板に載せ放熱器でクリアー出来るか。パターンはそのようにしたが・・・

 
動作するのが・・・  試聴会ではトラブらないで動くことだ、音は二の次だという金田先生の心情は、自作輩にも通ずる。先生は揶揄っているのだろうが、自分はとにかく正常に動作しないと次の手を打てない。まさに音どころではない。動いてから、少しづつ適正パーツや適正値に換えていく。また、そのようにして得られるプロセスが楽しい。しかも、最良の音が出たとなれば・・・。

今回もSEコン16000pFは無い。スチコン18000pFならあるから、前述の「取り敢えず動作すれば」で試すしか無い。





金田アンプは、決して期待を裏切らない。きちんと作れば良い音楽は、目の前にある。
真空管半田 真空管のピンに半田をするのは少し面倒だ。その前に基板に開ける穴処理も位置合わせが大変。既存の穴を使うのが良いから、さきに真空管ピンに出来上がりで2.5cm位の長さで7芯撚り線を半田付けしてしまう。それを既存の穴へ入れる。
プリなのに配線を少しでも長くするのは気がひけるが、許容範囲だろう。(No.221で6111WAの足を長いまま使い支障ないこと実証済)
真空管ピンに7芯撚り線を半田付けするのもコツがいる。どちらも固定されていないとうまく半田付けが出来ない。(やってみると分かる・・・)

真空管とほほ同じ高さの箱を上図のようにセットする。これなら真空管だけ押さえれば半田が固まるまで動くことが無いからまっすぐ綺麗に半田付けができる。(子どもの工作みたいなものを見せてしまい容赦)

 
このようになる。両手がふさがっているので、半田も7芯撚り線と一緒にセットしておくと便利だ。
2016.07.12 
耐圧


一応 
TR1の耐圧が心配。いつもぎりぎり。2SC2230のコンブリAタイプがあれば良いのだが。

一応出来た。通電は静まり返った夜が良い。ここのところ酒を飲まない。勘も狂うし、第一眠たくなる。

 ケースをどうするか。特別なケースはないので当初はバラックとなる。
カレントラインアンプはNo.221、218等余っているからそれに繋げば良いから、気が楽だ。Regも≒±100Vの電圧伝送時代のものがあるから動作テストはできる。
こうして見ると2450KEがもったいないような気がするが、今回は、手持ちの中からNo.19に出て貰う。


K214を使ったNo.227 236 244にも掲載の下図でもどうか。
+12(+18)Vの回路を+18Vにしたもので良い気がする。制限電流も50mAだし、如何。





LM338Tの放熱を基板上で対応したいと考えていた。テストすると何とかなりそうだ。
ヒーター電流 0.377A (少し多めだが誤差の内)
ヒーター電圧 6.34V
こうして見ると2450KEも存在感が薄まる。

2016.07.13 
Ze   イコライザー素子の合成インピーダンスZeを従来よりも低くしたとのこと。f=20kHZでは確かに、従来のNFでは6866Ω、今回は2015Ω=3.4だ。
計算ではなかなか良い結果が得られない。
 未定稿
一応完成   
適当なケースに入れた。(No.239基板を1枚入れて聴いていたもの SP端子もその名残
カレントラインアンプは「電流伝送方式オーディオDCアンプシステム プリアンプ&デジタルオーディオ編 最新版9機種」発表verで、ディアルチップTRに換えたものが余っていたので、手っ取り早い。
あまり熱いのは苦手なので、2SA1967にも放熱器。+18VREGの2450KEは必要無し。(記事ではかなり熱いが定格損失内なので放熱器は付けていないとのこと当機は電圧が106.3Vと低いため熱くならないから付けないがそんなに熱いと私なら放熱器は必須だ 熱くて良いことは無いような気がする)

EQとカレントラインアンプにそれぞれに5.6KΩを搭載のため、今回はそのまま接続し11.2KΩのシリズ抵抗となる。(1つパスすれば良いのだが、折角付いているので試す)指定よりも大きいため、出力インピーダンスは高くなり出力電圧も高くする必要がある。(電流値は小さくなる。)


2016.07.15 

MJ 2016.08月号より引用 
評 
さて、肝心のイコライザー素子(16000+1500pF)とTR1が指定パーツでないので、そのまま評して良いのか。高圧電源も2割近く低いし、+は整流管と真空管Reg、-は石タイプでブリッジダイオードも汎用のものでまさに玉石混交の電源だ。(SiC素子に換えれば音質は向上するという期待を担保しておこう。)
調整らしい調整もしていないため、表示の電圧も変わるところがあるやも、Rk、2KΩのところはSAOC等のジャンパーを外さないで調整し、3.8KΩを配置計測したので裸のデータではない。
先の「取り敢えず動作すれば」域はクリアー出来た。



整流管をダイオードに換える。ただし+電源は真空管Regのまま 
耐圧・損失  果たして、これならTR1の耐圧は心配なかったが、せっかくなので暫くは2SA1699で聴くことにする。
(2016.07.25~しかし、これで良かったのだろう、ここの半固定を308ΩとすればTR1には6.72mA、587mWとなり2SA970では?さりとて2SA1699も600mW[max]なのだが。2017.10.23 VICへの分流があるからOK
(2016.07.25~TR2の2SA1967は定格1.75Wのところ665mWだからゆとりだが(2017.10.23 SAOCへ分流するから500mW程度となる)、熱いのは嫌いだから放熱器を付けている。それにしても金田先生は「お熱いのとギリギリがお好き」。私は、60度くらいが限度でパーツが可哀想。)
※2SA1699は 2001(平成13).10月ころ56円サトーパーツにて求む、現在200円 No.169保護回路で2SC5460とともに顔出ししているが、そのうち触れることもあると思うが、このTRは思い出深いエピソード石。 

記事図8とおりの電圧関係で半固定を308ΩとしてTR1は828mWのコレクター損失となるはず 定格の3倍に近いから放熱器でもカバーできないし付けるものでもない どこか違っているか? (2017.08.18追記)
2SA970



2SA970


周囲温度(ケース内温度)が30℃ TRの温度を70℃として
70-30=40度 の温度上昇があることになる
この40度を、上のグラフへ当てはめる  
125度で損失がゼロだから 125 - 40=85℃の部分を見る
120mW位 これが許される損失
これ以上の損失があると、TRの温度は70℃を超えてしまうことを意味する
TRの温度とは、TRの表面の温度ではなく、内部の半導体部分の温度なので若干の余裕をみて許容損失は100mWで計算をする
今度は、電流に換算
電源電圧は18Vで計算
  I = W/V = 0.1W/18V = 5.5mA となり
  コレクタ電流(アイドリング電流)は5.5mAとすると、TRの温度は70℃以下となり5.5mAまではヒートシンクなしで行ける
(ヒートシンクのことは例示として見る こんな電流で必要はないから)
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/04/post-3c5d.html の説明を2SA970に置き換えて引用してみた
以下にも類似の記事あり
https://www.idc-com.co.jp/html_jp/product/pdf/BIP_J.pdf

 
思い違い  2017.10.23  2017.08.18への回答→どこか違っているか?
 
5:1 VICへの電流を差し引いた残りがTR1に流れることを失念 過去に計算した5.33mAがオン抵抗on時にVICに流れているから記事のことは別として自分が製作したものは上の表⑤のようになるはずだ これにて2SA970でも問題は無いだろう  「林を見て森を見ず」 最近これが多い  容赦也
なおVICの消費電力は単純には判らない 
VICに使用のK30ATMのオン抵抗は如何程なのか?
 オン抵抗×オン時の電流2乗
ちなみにVICを繋がないでテストするとした場合 繋ぎ忘れた場合は全電流はTR1に流れるから私の場合でも③または④のケースとなる

群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす、群盲評象

上図はウィキペディアより引用
 
 
MJ無線と実験 No.248から引用
ID:IC1=5:1
5.33v:1.39vだから概ね5:1強だが合致

TR損失とTRの寿命  ケミコンのように熱による短命はある
損失は熱さを放熱すればある程度は軽減できる
しかし、耐圧は明快だと思う
耐圧も損失もギリギリではTRは可哀想
短命美人というものでもないだろう 一定の年限は使い続けるのだから
熱いのは嫌いだから 触って見て触れられる位が私の限界
きっと50℃くらいだろうか
内部はもっと高温なはずだから熱いだろうな 可哀そうに その代償として音楽が聴ける もっと大事に設計しなければ
 
 
トラブル顛末  昨夜、バラックでは問題なし。
ケースへ収めSWon、ヒーター点火2分後に高圧がかかる。Voが-20V。少し慌てる。
入力テストプラグのFETが片側外れていた。
前述緑色のとおりTR1が大変だっただろう(2017.10.24追記)
音出しのためすべてを繋いでカレントラインアンプのゲインVRを上げる。ハムがでたが、こんなものだろうとサド・ジョーンズの「バリの四月」を聴く。う~ん~。
2曲目の前に点検したら、プレーヤーからのアース線が繋がっていない。というより繋ぐ端子を付けていなかった。苦笑。
果たして、ハムは皆無となった。真空管プリでは初めての快挙?No.221はトランス内蔵なので、どうしてもハムが出る。これと比較は出来ない。
カレントラインアンプには単独に電圧をかけるようにしている。これを誤ってOff。No239パワーIVCは何事も無かったかのように振る舞う。

 
   
Rk調整  Rk

テスターの不良には悩まされる。当然、誤差はあるのだが、電圧の高低が逆転するものはいただけない。極端な話、エミッタとベース電圧が逆転したら・・・

MJ 2016.08月号より一部引用

動作するのが分かったところで落ち着いて調整。T1のRkが5.1KΩとなった。
500Ω半固定は中間にして、入力の調整プラグは付け、SAOCのジャンパーは外した状態で半固定VR10KΩをRkのところへセットしてVoをゼロに近づけるべくVRを回すが、クリチカル且つふらつきのため0.5V以内ならOKとした。電源を落として、5.1KΩを取り付ける、500Ω半固定でVoをゼロに近づけ、追い込みはSAOCで対応する。

印象

Rkの抵抗値 電流  T1カソード イメージ
 ②3.8KΩ   6.24mA -75.8V 今までに無いリアルで印象深い音
 ③5.1KΩ   6.27mA -68.6V  平凡的
 ④7.0KΩ   6.16mA -56.4V  聴いていない
※Rkは低めにしT1カソード電圧を上げてみるのが本領発揮か?しかし、これでは裸のVoはゼロから離れていくはずだ。

金田先生の落とし所が楽しみだ。
来月、後編の調整編を見て再度トライしよう。

 
2016.07.16

テスターの誤差?左の-73.8vと-75.8vのところはテスターA。電圧ではなくカソードとグリッドの多寡だ。訂正後の電圧はテスターB。テスターAは使えないな。 
試聴  試聴はこの2枚

懐かしのストックホルム バード・イン・パリ
ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ パリの四月
上の印象Rkの抵抗値②で聴くレコードは、ゲインも十分でVRを9時方向まで回さなくとも表情豊かな音楽が聴ける。音の出方も解き放たれたようで何にも引っかからずにスーッと音が出て、今までのNo.221プリとも違う。
③は平凡的でやせ細っている印象だ。音楽に乗りが伴わない。VRも10時まであげなければそれなりの大きさにならない。
④は7.2KΩに再設定して聴いたが、③と同様。
こうなるとイコライザー素子の純正化を図らなければならないと思うが、スチコンも安いとはいえ結構なレベルで良い音を提供してくれるから、捨てがたいものがある。
(2016.07.22)





 
整合 カレントラインアンプの出力構成だが、Aは今回使用した既存(「電流伝送方式オーディオDCアンプシステム プリアンプ&デジタルオーディオ編 最新版9機種」発表ver)のもの---SAOCが無いので50Ωは付けていない。(ここの指定抵抗は220Ωだが手持ちないため50Ωとした。SAOCがあるアンプではこれが無いとショート状態時、SAOCのコントロール不能に陥ること。
BはNo.221の構成。

      
          MJ 2016.08月号より一部引用
この出力からCHフィルターの受け口へと繋がるのだが、いくらカレントラインアンプ側でVoをゼロに近づけても、CHフィルターへ繋ぐとCHフィルターの影響を受け、+30mV程度の電圧となる。この電圧はCHフィルターの受け口固有のもので、作り方によって幅がでる。(MJ記事では+42.7mV)繋ぐとCHフィルターの出口でしかDC電圧の確認は出来ないから、さらに追い込むとき等は、ここを監視してカレントラインアンプの出力DC調整VR2で行う。
この調整がプリアンプを取り替えるたびに行う必要がある。
従って、DACを繋ぐと、また整合が乱れてCHフィルターの出口にDC電圧過多。確かDACの電源が入っていなくても同様だから、抵抗の組み合わせによるインピーダンスの乱れによると思う。・・・タンスは悩ましい。それでも同じタンスでもリアクタンスが無いからまだ救われる。
(繋ぐものによってVoがズレるのは私だけの現象かも知れないが、今のところ1つしか繋がないので支障はない。No.219でもこれらの整合のことは述べたとおり。)


                MJ 2016.08月号より一部引用
(「電流伝送方式オーディオDCアンプシステム プリアンプ&デジタルオーディオ編 最新版9機種」発表ver)今回利用のカレントラインアンプ

整合
VR2は出力DC調整VRだ。これをうまく調整するとCHフィルター出力DCオフセット電圧もカレントラインアンプのゲインVRの位置に応じて変化するという困った現象を解消できる。
この手法は今まで試したことがなく、このカレントラインアンプの宿命?と諦めていたのでこのアンプの出番がなかった。今回のプロセスで発見。解消前の
CHフィルター出力DCオフセット電圧は以下。
 ゲインVRmin -140mV
 〃 8時方向  0mV
 〃 10時方向 100mV
 〃 12時方向 200mVと、どんどん増加する
電流伝送方式は整合が大切と感じる。

 
 
Rk調整2 一部修正、下図の通り正規に調整してみた。



Rkは7.2KΩとなった。

              
               MJ 2016.08月号より一部引用

試しに、入力の調整プラグを抜いてみる。±2mVのVoが一瞬、-1.3V発生するが、SAOCの強力な作用にて-140mV位で安定するも、さすがに0mV近くにはならない。

整合2
カレントラインアンプのVR2出力DC調整VR。これをうまく調整するとCHフィルター出力DCオフセット電圧もカレントラインアンプのゲインVRの位置に応じて変化するという困った現象を解消できる。」と前述したが、今回のRk変更でここの調整が必要になった。(微妙)
             今度は、少しやり方を変えてみた。
CHフィルター出力DCオフセット電圧(Vo)を監視して、カレントラインアンプのVR2でゲインVRの位置に関係なくある程度一定のVoとなるところを探ってみる。このVoはゼロmVに拘らず、例えば100mVで一定になるとすればそれで構わない。(このポイントを探すのが一苦労、2度と同じことは出来そうもないと感じる程*)あとは、CHフィルターの半固定VRでゼロmVに近づける。結果、Voは±20mVで今までにない安定度を得られた。
このカレントラインアンプは、ゲインVRに比例してVoも増加するものだと諦めていたが、ここに至って光明。
なお、ディアルチップTR採用のためドリフトのない安定感がなによりだ。旧型ではSAOCが必須だった。

2016.07.20


 






































*カレントラインアンプにもSAOCを追加したくなる
Rk調整3  Rkの抵抗値 電流  T1カソード イメージ
 2.7KΩ   6.89mA  -80.9V  Rk3.8KΩと同様以上
 3.8KΩ   6.24mA  -75.8V  今までに無いリアルで印象深い音
 5.1KΩ   6.27mA  -68.6V  平凡的で聴いていて楽しくない
 7.2KΩ   6.18mA  -54.8V  〃
※Rkは低めにしT1カソード電圧を上げることで本領発揮となった。

 MJ 2016.08月号より一部引用

403Aのプレート電圧120V(5mA)のとき
 グリッド電圧 -2.6V
 Rg 12KΩ
 Rk 2KΩ
とのことだ。

今までの寄り道の経過を見ると、どうもRk=2KΩ(記事では6.9mA流している)が良いのかと思う。WEへの信頼を込めて大きなバラつきはないだろうと。
ここまできて、TR2に流れる電流6.46mA(こちらは当然)もRk2.7KΩに流れる電流6.9mAも記事通りの数値となった。この辺りで良しとするか、ただT1のグリッド電圧 -2.6Vに留意する必要がある。+の領域では音は出ても新鮮味に欠ける。
ちなみに、VR500Ωは308ΩなのでTR1には6.66mA流れている。

この設定とNo.239パワーIVCで2~3時間音楽を楽しく聴いていた。次のレコードをセレクトしてそのビニール袋をパワーIVCの上にポンと置くや、パワーIVCの保護回路が働いた。長いこと聴いているから休憩の意なのか?
最近なかったが、No.239レポートで述べたと思うが、静電気に反応して保護回路が働くことがありシビアなところがある。

2016.07.22 
TR  TR2の2SA1967はPNP三重拡散プレーナ形シリコントランジスタ
TR1に起用した2SA1699はエピタキシァルプレーナ形シリコントランジスタ
TR2のコレクター電流は10mAと少ない。Hfeも小さい。Cob=2.2pFで良。(比較するのも条件が異なる場合があるから留意。)
ここも2SA1699にしてみる価値はあるが、コレクター損失が2SA1967の3分の1だ。放熱器が必要ならNGだ。2SA1967も途絶えたと思いきや、サトーパーツで480円+税で復活している。しかし、ここまでの耐圧は不要と思うし、すこし大袈裟だから要検討箇所だと思う。 あとは音さえ良ければ申し分ない。
と言いながらどんどん金田アンプから離れていくのは?あまり悪あがきは無用とのことなのかも。


 
資料  MJ'08.01月No.195に「電圧増幅管の比較」があった。今回の参考にする。

 
2016.07.26
一生懸命  exceed the limit ねじり鉢巻のように頑張る 一生懸命 限界を超えて。
TRのコレクター損失について心配する。
人の意識していないところへの機微な働きかけは、そんな心配をよそに・・・。

 
2016.07.27 
雨音晴読  徒然に雑記帳から
1μFでGBAを超高域までローインピーダンスにて固定することについて
今までにない発想は、いつものこと。発想の転換が凄い。

 
2016.07.28 
MJ'1609月号  今日、図書館に入庫。納入業者が変わってから1週間近く早く読めるのはありがたい。新刊は借りられないので、ザーッと見るも、EQ基板のパターンは私とは違っていた。(当たり前だが)
半固定VR配置にも細かい配慮があり、色々なパターンの引き回し方があるのだと納得。+18V基板は同一だった。
  ◇問題?は、EQの調整方法
T1のRkの調整については何もない?。私も結局は何もしなかったと同様だし、No.221のときからSAOCがきちんと合わせてくれるからあまり意味が無いとも感じていた。No.248にあっては2KΩで問題ないようにも感じた。(少し悪あがきはしたものの)
とにかく、調整その①は、「EQはVoを合わせるだけ」とのこと。EQのVRにてSAOC-TR2の電流を大雑把に1mAに合わせる。これで終わり。
     調整その②、ラインアンプは組んでないので読んでいない。
さて、これの石タイプを組んで数日前から調整中。良いところまで行っているが全体に電流が流れすぎで、負荷抵抗等見直す必要がある。これで少し定数計算等楽しめそうだ。これは別の項を参照。
  ◇RIAA素子
CAをZeの10倍ほどが望ましいとのこと。現実には無理なのでZeを低くするため、C(SEコン)を大きくすると解説している。従って、従来の容量をそのまま使い抵抗で調整したいところだが?その場合の影響も出るだろう。
RIAA素子は控えめにて、すごく悩ましい。


暇を見て、少し熟読したいが、図書館に足は向いていない。(2016.08.18)
---何か見落としたポイントは無いかと思い本日午後図書館に立ち寄る。記事最後の次のプリアンプ構想の決意なのか予告なのか---
カレントラインアンプの球(404)のRk調整はあるものの、やはりEQの球T1(403)の同様の事柄はどこにもない。
記事の試聴レポートは今回比較的多くの曲をとりあげているが、それぞれの曲のこれらのポイントは人による感じ方の多寡によるものかもしれない。案外、他の色々なアンプでも大なり小なり、そういうことになるのではないか。
今までと比べると・・・という視点はどうなのか。。。結局、作って聴くしかないのだ。

 
 2016.08.09

次号は
電源一体型ハイブリッドSiC MOS-FETパワーIVC
RIAA素子 


No.248の石タイプではお盆休みを良いことに寄り道をし過ぎた。
球タイプRIAA素子のSEコン未了の箇所を上図のようにした。1000pFが無いので既定より少し多い18000pFとなるはずだが、テスターのC計測機能では17700pFとなるも、これはあてにならないから表記に従う。奇しくも今までのスチコンタイプの数値と同一だから、SEコンvsスチコンだ。
No.229DACにて経験したように、SEコンもスチコンも大差無いように感じたから、今回もあまり期待せずに手持ちの素子を組み合わせて交換してみた。
なんと、これがその豹変の具合といったら例えようのないこと。
サド・ジョーンズ「パリの四月」の低域で気になっていたところは、見事に解消。このレコードにこんな音が入っていたのかと感心する。よくもこんなに上手に色々な音の絡みを録音したものだと。今までは、それほど『ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ』は、録音の良いレコードとは思っていなかったが、最近はこれが基準となってきた。
続いてドナルド・バード「ディア・オールド・ストックホルム」、格が数段アップし、しとやかなリアルさに聴き惚れた。
金田先生のようにうまく説明できないが、曲の解説的なことは多くの書籍があるからそちらに譲り、このプリアンプにかかると今までとどこが違うのかという点に触れなければ意味がないと思うのだが・・・

以前に真空管でも代替品は結局代替だから代替の山となることをを指摘したが、今回も懲りないで以下同文。SEコンのRIAA素子が一番高価なパーツとなるのだが、これを解決できれば革命か。 

No.248の石タイプにも上図のRIAA素子を使ったら、少し不満の部分は解消されるだろうが、安定度といい音の出方といい、この球タイプを超えることはできないと思料する。

2016.08.18








































DAIの入力カップリングSEコンをスチコン
試聴2  vic dickenson septet, vol.1
SIDE A 01. Russian Lullaby
音が出た瞬間からその場の雰囲気が違っていて今までと違うと感じる。凄く乗りの良いリズムであり、クラリネットの音も新鮮に聴こえる。グイグイと音楽に引きずり込まれていく。どことなく懐かしく鮮度の良い音楽である。今までは、少しスピーカーからの音離れが悪く平べったい感じの音だったのは、ビック・ディッケンソンのレコード全体に感じていたことだった。モノーラルだから・・・etc色々と良く鳴らない理由を探していたが、これらが一掃された瞬間だ。

 
2016.08.20

SAOCのお世話に   
このプリで暫く気持ちよく・・・と思っていた。ところが、SWonのたびにプリのオフセットを調整。つい、さきほどまでそのようにしていた。
いつかは、安定するやも?と思いきや、期待通りではない。カレントラインアンプに採用した素子はチップTRで熱結合も不要。オリジナル回路の説明ではSAOCなくしてもOK。とのことだから、いつかは安定すると思うも、結果そうではなかった。仕方なく写真のような本号で紹介のある回路を付加した。
これが救世主。オフセットも安定、音楽を聴く前の調整は不要となった。
実は、もっと早くとは思っていたが、ここのところ3ヶ月ほど暇がなかった。あまりにも他のことに集中せざるを得ない状況にあった。暫く振りで半田コテを握りSAOCを組み上げた。しかし、それでも組んだものはまともに動いてくれるから愛おしいと思う。のは私だけだろうか?
写真のようにいつも、とりあえず。今回も空中配線だ。たったこれだけのパーツと+18V単電源でSAOCが完動する。(+7.2Vの誤り2016.11.24追記)
カレントラインアンプTR5の510ΩはSAOCを付加すると250Ωに落とす必要があるが、今は510Ωのままにしてある。そのためTR5とSAOCに流れる電流が不足する。それでも何とか動作しているから様子を見てから対処する。

気になっていた510Ωを240Ωに替えた。当然、オフセットはズレて-3.5V程度出た。しかし、SAOCを付けたままだから、裸のオフセットではないので、一度SAOCを外しVR2で0Vに調整してから、SAOCを付加する。(ただし、510Ωにて調整して半分の抵抗値に替えるならVR2はあまり動かないはずだが・・・)SAOCのVR500Ωで気持ちよく0Vになり、ゲインVRのどの位置でもオフセットは0Vに近い。次回、SWonにもオフセットが狂わなければ完了だ。

2016.11.22 
電流伝送はシビア  下の図の上のタイプをNo.248に別冊タイプカレントラインアンプを追加しSAOCを附加したのだが最近挙動がおかしくなっていた
原因 No.219CHフィルターアンプの調整VRを動かしたくないこともある
 No.251用に調整してあるのでそのままなんとかNo.248を繋ぎたいがどうも無理のような感じである
 従ってNo.251をNo.219CHフィルターアンプに繋ぐと直ぐに使える
なお、下の基板はどちらも回路は同じで定数を少し変えてある 下の方がシンプルだ


No.248のSAOCはスルーしてというより
EQはNo.248 カレントラインアンプはNo.251の完璧な方を使って音出しをしてみると全く問題なし 当然ながら 
どうも実験実験の日々 音楽はいつ聴くの いまでしょう

2017.08.22 
1.8KΩは悩ましい  上述の具体的な図解は以下の通り

 

No.218や別冊のカレントラインアンプの出力抵抗は1KΩだった
それを踏襲していたので上図No.248もそのようになっているが私の場合SAOCは必須なのでゲインVRがセロのときにSAOCコントロールが不能にならないように手持ちの470Ωスケルトン抵抗を追加してある(残念ながら220Ωはなし)
この状態でいくら頑張ってもCHフィルターアンプとの整合が良くなくてCHフィルターアンプの出力オフセット電圧がうまく調整できない
No.251の方は問題ない カレントラインアンプの出力抵抗は1.8KΩが起因しているようだから上図上段の出力抵抗も1.8KΩに変えたところ苦労なくCHフィルターアンプのオフセット電圧がうまく調整できるではないか いままで色々と調整しすぎて半固定も悲鳴をあげていたところだった
原因がわかればあとは色々と応用もできる ここの抵抗のベスト値は無いものか 試行錯誤2.09KΩが良いようだからそのうち試行してみたい(ゲインVRをゼロの状態 つまりCHフィルターアンプ入力を2.09KΩでターミネートした状態だからゲインVRの位置でオフセット電圧が出なければ そして音に影響がなければ良いと思う)

VRカーブ  VRのAタイプが最小値付近でガリって更に値が出たり入ったり つまり回していくと大きくなり次に小さくなり間にガリが・・・パワーIVCからは急に大きな音が出るなど気持ちが落ち着かない
さりとて手持ちは枯渇 シングルVRだから価格的には2連比で高いものではないが買うのも面倒
ついてはBカーブのしかも1KΩに替えた これで十分という感じである 角度的には45度位回すと丁度良い音量だから250Ωということか
これなら金田式ATTの5段のものに替えるのも一手 ただスケルトン抵抗値をどのようにチョイスするのか悩ましいな 面倒だから50Ωでステップするという方法もあるのだが

 
カレントラインアンプはパート2へ
2SA 1967 調整がうまくいかない とのメール 20220513
EQのTR2 1967は6.3mAの消費電流 約650mWだから定格内 しかし熱いのが嫌で写真の放熱器を付けている ラインアンプのTR4も同様の放熱器だがTR4の石は2SA1009の余裕のあるものに替えた 音は変わらないと思うが球も違うから厳密な比較はできない トータルでは満足したものとなっている

 
メールで照会があったが
発振しているようなこともあるかもとのこと 私は結構適当にラフに組んでいるが発振ということは経験していない メールからはEQの方だと思う
調整がうまくいかないので発振かもとのこと どのような現象なのか詳細は不明だが 回路どおり組めば問題は無いと思うのだが
パスコンの扱いも出てくる 
ph7の電源は記事よりも低いので災難を免れたのかもしれない 全体に低い電圧が好きだから必然的にそうなった  レギュレーターも疑う余地ありかと思う

なお、TR1は耐圧よりPC(W)が心配で2SA1699を使っていることは回路図8でメモしている が
思い違いを参照 2SA970でOK

2SA1699  ¥275    400V0.2A 0.6W TO92 サトー電気から
2SA970BL  ¥77    120V0.1A 0.3W TO92
2SA1967  ¥462     900V0.01A 1.75W TO220AB
それにしても1699は高くなったものだ 手元のものは¥56だった  No.169に使われていたはず




照会メール抜粋

①2SA1967には放熱器を付けていますが、放熱器を手で触るとVoが安定して調整できます。
②EQアンプのSAOC、Tr2・2SK170BLのIdssは9.5mAを使用ですが 2SK147GR Idss 7.5mA
③作製記事には5±1.5mまでOKでとありますがSAOC Tr2のIdssの記入がありません?

①はTR1のフィン(コレクター)がT1のプレートに直結のため何らかの影響あるかと
なおT1Rk調整時はSAOCを外して行うとあったかと思います この場合TR1の負荷抵抗820Ωは倍の1.6KΩにする必要があります 
②当機も170BLは9.6mAです  照会者は2SK147GRを使っているとすれば少し足りないような?
③カートリッジVICのIdssのことだと思います



以下は248のラインアンプ編で既出したもの 参考


下表は既出と重複するが既出にはTR1が無かったかと思う またデータに誤差もあるかもしれない 容赦

 ※TR1の抵抗値は半固定VRの中間点と見做しての760Ω

TR1の抵抗値は製作メモに818Ωとあった TrCE間Vはメモから96.71V PC(W)は増えた
なおTR1の6.7mAはカートリッジVICに約5mA T1に約1mA喰われる


■なおTR1の消費電流、コレクター損失はカートリッジVICがない場合とする
 カートリッジVICを繋がないで動作させる場合も考慮して2SA1699にしていた


使用した真空管
ウエスタン・エレクトリック717A RAYTHEON production corp.


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