No.248 無帰還IVC型 イコライザー+カレントラインアンプ MCプリアンプ
2016.7.8
カレントラインアンプ編

Google「金田アンプ」サーチで
ラインアンプ  2017.07.22
カレントラインアンプはNo.236、244と同様 このようなことからカレントラインアンプによる音の革命は無いと思われるからEQのみとしたことは先に述べた これらは以下の通り少しの違いが有る


 No.236 T=403Aを使用しG2は+18VでなくGNDへ
 No.244 T=403Aを使用しG2は+18Vの簡易版(K214)
 No.248 T=404Aを使用しG2は+18VだがSiC版(2080KE)
ついでに
 No.227 T=396Aを使用

以前にもEQによる音の違いは顕著である記憶があるし今回はEQのみに傾注した 手持ちのカレントラインアンプユニットもあるからそれを使いカレントラインアンプによる音の違いは無視した(少しNo.248タイプのカレントラインアンプには未練が有るがそのうち・・・:それとケースが狭いので入らないしヒーター電源REGに少し無理がかかるから躊躇しているのも事実)

球のG2へは+18VだがGNDでも良いのだろうがRKが多少違って来たところで調整の際に見直せば良い SAOCの制御範囲を広くするためにSAOCに+18Vを用いたついでに球のG2へも+18Vなのか
できれば其れによる効果や先生の期待を記事にして欲しいのだが 読者Aはそのことを希望している
なお404Aにしたメリットは述べられているから興味深く読ませて頂いた

「エジソンやフレミングの特許を避けるためにド・フォレストのグリッド(g1)は、増幅作用という予想外の発明となる さらにその特許を避けようとしたg2がまた別の大発明になるという真空管の黎明期はロマンがいっぱい」
と語るhpを見たが本当にロマンに溢れている

 
ヒーターバイアス  2017.12.7
カソードの中にヒーターが入っていてカソードから熱電子を放出のためヒーターで熱するからカソードよりもヒーターのほうが温度が高い構造と成る
「Vh-k max」との表記も見るがこれは「ヒーターカソード間最大定格電圧」
要するに、瞬間的でもカソードとヒーターの間にかかると絶縁破壊を起こす
一般的にヒーターを交流点火すると性質上ハムノイズが発生するのでハムバランサなどを使って中点をアースするのが基本
それゆえ絶縁破壊を起こせば「カソードからショートする危険がある」ということだ
メーカーが発表している「Vh-k」はピーク電圧(信号電圧も含む)に過ぎず無信号時ではその半分ぐらいが定格とされているのだが・・・

No.154モノーラルプリアンプで金田先生がWE262BをWE310A(Ehk=150V)と同様に扱いヒーター断線の苦い経験を披瀝されている それは「ヒーター用10VのRegが壊れ他の真空管に15V以上のヒーター電圧がかかり赤く輝いていた・・・」と WE262BのEhk=30Vである このときRD36F×2を用いヒーターバイアスで-142Vを-70Vにして+側に持ち上げていたのだが及ばなかったのだ
No.248カレントラインアンプを作りたくなって暫く経過している 当初あまり気にしていなかったのだがEQアンプと同様にWE403Aかと思ったがWE404Aを用いている
WE403A データシートのタイムスタンプはSep1950
WE404A 〃 Nov1955だから改良品の方が色々と良い面を持っていると思ったが先のWE262B同様にEhkは低くなっており90Vから50Vとなっている
これだと記事の電圧関係から見て約60Vがカソードにかかることになる 幸い私の場合±とも低めの設定だからカソードには40V強程度しかかからないから心配はない
(EQアンプの電圧関係を本日検証したらヒーターカソード間電圧=44.4Vである)
amperex5847が手持ちあるから手始めにこちらを組み込んで見るつもりだ 5847はEhk=55Vと少し高い(Philipsの北米向けブランドAmperex製の真空管 フィリップス社は英国ではMullard、ドイツではVALVOのブランドで自社の真空管や半導体を販売している)



 

  これらのことからこのシリーズを製作されてカレントラインアンプにおいて何らかの不都合が発生した方はヒーターバイアスをもう少し引き上げても良いと思う No.154のRD36F×2(シリーズ)の例のように
あるいは私のように高圧を±100V程度にするか
起こりうる事象はカソードのショートにより ヒータ+6.3VReg Rk470Ω +18V に相応の支障が出るだろう
 
ph7のメモのため雑書きまでアップしているが容赦 2017.12.08
 実際の電源電圧データは+が106.3v -が99.5v +18vは19.0v
WEのデーターシートにヒーターカソード間電圧を定格よりも?%以下にすると真空管の寿命も長くなるとのことが見受けられたがどこのデーターシートだったのか?%だったのかも失念 とにかくあまり熱くて定格いっぱいのデバィスの使用は酷使となり避けたい

  ヒーター遅延回路
下図の通りヒーター遅延回路を追加した 上図の右下 2021.03.06
403Aが2本ともSWon時にパあ~っと光るのが何とも気になるからNo.157に付加したものと同じく追加 これで5秒ほどかけて所定の+6.3Vになるはずがもっと短く半分くらいの時間となった?



 

  上のWEのデーターシート疑問解決
WE408Aのデーターシート抜粋 下の Note 1.に最大定格120Vを90Vで使用されるとロングライフ・・・の趣旨の記述がある 率で言うと75%となるがこれはたまたま私の好きな数字だ 4分の3でもある
 

for optimum tube life if is recommended that heater-cathode voltage should not exceed 90 volts.
ヒーター - カソード電圧が90ボルトを超えないようにすることが推奨される場合には、最適なチューブ寿命が得られるようにする。

直訳では良くわからない

ラインアンプ 2017.12.12  
カレントラインアンプを作った

Amperex5847(404A)が手元に数本あった内2~3本は何かに使ったが使途不明 過去の金田アンプに404Aは顔出ししていないと思う 調べると105Vや100V真空管REGに使っていた そうなるとこの球のプリアンプとしての音は聴いていないはずだ 今回はWE404Aが2本しか在庫ないのでこれは温存し5847の出番とする 手元の5847はプリントも含めお世辞にも美しいとは言えない そのプリントはズレていてフィリップスとは思えない 10年以上も前だった@1200にて購入したものだ
実際,電源を入れた瞬間にフラッシュする特有の動作はAmeprexそのもの 管がピカッとフラッシュするのは精神衛生上よくないがこれは正真正銘Amperexであるという特徴だから(EQのT1[403]も当初からヒーターが一瞬光るがこれに少し遅れて5847はボワーッと控え目に灯る感じ)

カソードのRKは調整結果540Ωでオフセット電圧が最小となったが手持ちの関係で560Ωとした
パスコンは高耐圧のAPS等が無いので手持ちのものを適宜使用



SAOCの9.1KΩの方向性が反対

TR1とTR2は当初熱結合せずに使用 そんなにドリフトは無いように感じたがジャンパーを無くすため配置に無理をしている これでも熱結合は可能なのでTRの足を一杯にのばして結合

ヒーターカソード間電圧は40.7Vにて5847のEhk=55Vの75%程度に納まっている
プレート電流 14.44mA  TR4損失 1,463mW
カソード電流 17.86mA
T温度75℃(5847にラジエターを付けた これにて-5℃効果 80-5=75℃)
カナダパール社の真空管ラジエターは-50℃効果があると言われるがその10分の1とは情けないが少しでも効果があれば精神衛生上良いのだろう なおパール社のテストでもラジエターの触れていない頭頂部は効果はゼロみたいだ ビフォー・アフターとも頭頂部の測定値だから暇を見て側面を計測したいと思う 
とにかく私は「熱いの恐怖症」なのだ
TR4温度63℃
球の温度は思ったよりも高くなったがプリでここまで上がるのはそれなりの電流を喰わしているから
TR4も放熱器を付けているが球からのあおりも手伝い熱くなる 大き目の放熱器を付けるためTR4と球は可能な限り離した
出力のスケルトン抵抗は220Ωがなく680Ωとした

以下回路図はMJ '16.08月No.248から引用

 このプリの右側を今回球タイプにした

上図にも記したがゲインコントロールVRはAカープの手持ちが10Kや20KΩしかないのでBカーブ1KΩを採用した
レタリング目盛り10等分にしてある 丁度良いゲインは目盛り2~2.5位だから抵抗値も直読できるので便利だ これなら500Ω(B)でも良い
Aカーブにこだわってきたがここに来てBカーブも使ってみて違和感なく良いと感じた 1kΩ(B)はパワーアンプのインピーダンスVRに使ってきた経緯があるので手持ちが数個あるからこれからも使っていこう
さらにスケルトン抵抗で100Ω×5で500Ω(B)の抵抗群を作るのも良いかも知れない
DACのゲインコントロールVRで体験したがアースに落とす部分の抵抗でも音に影響する
No.221のカレントラインアンプでも同様でスケルトン抵抗によるアッテネーターは抜群の音となる

 
CES規格  真空管の各規格値の許容範囲は現在のEIAJの前身の1950年代無線通信機械工業会制定の「CES規格」には真空管の各規格値の許容範囲は標準値に対して
 プレート電流は±25~30%
 スクリーン電流は±50%
 総合コンダクタンス(gm)は±25~30%
 増幅率(μ)は±15%となっていて
かなり幅がある  もちろん新品の場合のことだから中古では言わずもがな
私が耐圧などを75%程度に考えているのはこのようなことも起因している ぎりぎりというのは好まない所以でもある

WE717A  717Aは少しストックが有る 金田アンプにぜひ使いたくて温存していたが時代は電流伝送 丁度良い回路が見つからなくて暫く経過した 今回はこのデバイスデビューの絶好の回路と見たが 果たして
717Aの形状に親しみを感じて今回のカレントラインアンプに採用したかったがヒーターカソード間耐圧が不明に付き留まった 前作のNo.244程度の電流なら許容範囲かと思う TR4の負荷抵抗を560ΩにしてTのD2を12Vにすれば良いだろう
音の違いを確認したいものだ その点ではC3gも興味がある

WE717Aのヒーターカソード間耐圧が不明だが過去の記事から推測しよう
No.189 ヒーターバイアスにRD24F カソードにかかる電圧-90.4V
 このことからヒーターカソード間には73V程度かかっているはずと思いきや
No.205 ヒーターバイアス無し カソードにかかる電圧-104.5Vだから
 〃 ヒーターカソード間には110V程度かかっているはずだ
ヒーターバイアスをしたりしなかったり?
結局は不明
WE717AとWE384(Ehk=50V)は類似だがWE717Aは改良されているはず WE384も開発年によってはEhk=100Vという表記もあるらしい
安全なところでNo.248と同様に
ヒーターバイアスにRD47F カソードにかかる電圧-80V前後にしてヒーターカソード間には40V程度という線で行こう

717A代替え球と言われている 6SJ7(Ehk=90V) 5693(Ehk=100V) なのだがこれをそのまま取り入れる訳にも行かないだろうし悩ましい 々

山本音響工芸株式会社のhpから
新入荷 Western Electric製717A真空管限定入荷 弊社のA08Sアンプに実装して選別済みNOS,NIBペア ¥14,000
保存状態により下部の袴部分に錆の生じている箇所がありますがご了承ください。限定入荷です。今後入荷する見込みはほとんどありません。
717A (Tungsol又はRaytheon) NOS白箱 マッチドペア \8,000
我が社がA-08,A-09等のパワーアンプに採用していますGTソケットの5極管。その愛らしい姿と音の良さが人気です。
特性は6AK5と同じでGmのみが4300um位と少し低めで使いやすいです。

6AK5はEhk=90Vだが特性は同じでも耐圧までは保証の限りではないだろう?
たとえば“6J1”の互換球は以下の種類がある
・6AK5
・6AK5W
・EF95
・5654
・5654W
・6BC5
・403A
・WE403B
・CV4010
この中に6AK5も入っている 6J1Pを使うのも面白い
キリル表記
アルファベット
互換球
6Ж1П
6J1P
6AK5



カレントラインアンプ基板に乗せた717AとA1967+放熱器 これだけで一杯の感 他のパーツは乗るのだろうか なんとも愛らしいマッシュルームのような真空管から如何なる音が飛び出すのか
それにしても金田先生の製作記事の写真からもA1967は放熱器なし 相当熱いだろうな デバイスが可哀想に想う そのうちA1967より損失の大きく取れるTRに替えようと思っているがまずはA1967で聴いてみてからでないと可否が判らないから



717Aの配置スペースを確保するため下部のSAOC群を2ピッチ下へ詰めた 同時にC2240のコレクターとエミッターを交差した
Rkのダイオード等の位置も下へ移動
これで717Aにも少しゆとりを持って配置される
Rkは7本撚り線を基板に立てておいてそこ寝かせて配置する どうせ始めからドンピシャとはいかないから取り替えに手間の無いようにする
TR4のエミッター抵抗を増やせば717Aのプレート電流を加減できる ここは560ΩにしてTR4には9.3mA程度流す A1967の損失も大分減るだろうから放熱器は要らないかも
Rkにつながるダイオードはそのまま9.1xとする


正月休みにゆっくりと組もうと思案していたのがバタバタと・・・楽しみがなくなった
音の聴き比べとカレントラインアンプの取っ替え引っ替えをどうしようか
記憶はすぐに消えてしまうし

 
717A基板  2017.12.22

左上の斜めに配した12KΩを乗せるのを失念
少し時間ロスをしたが
うまく動かないほどにやる気が出る
楽しみが増えるオマケだ



25回転BOURNS社高精度多回転ボリューム
 
EQ同様に7本撚り線を足にハンダ付けした
袴?を取り去ることも試した金田先生の真似はしない
ここの部分で結構な放熱効果が期待できる
熱恐怖症の私には貴重な袴だから


( )は5847のデータ

各回路図はMJ '16.08月No.248から引用


手前の大きな放熱器は6.3V用
それでも717Aにしてから少し容量が減ったので助かる

717Aマッシュルームは何とも愛らしい

この小さなケースに押し込めて申し訳ない
モノーラルだから成せる

  Tr2コレクターの12KΩを乗せるのを忘却 単純なところで時間ロス これを乗せて所作は正常
Rk手前のD2は12V用でなく9.1XにしていたがこれではRkが800Ωになってしまうから12V(9.1x+3.3)にすると540Ωでオフセットは0Vに近づく ここは540Ωは無いので510Ωとした あとはSAOCでカバーする
SAOCの半固定VR500Ωは25回転BOURNS社高精度多回転ボリュームとした
SAOC-2SK170BL Idss10.1mA
今回使用の球は1942年製 私より年上だが75年の眠りを経てしっかりと稼働する真空管とはなんというデバイスなのか 当時の技術に感服そして音を聴いて再度感服感激することになるとは
717Aのピン接続図 カソード+グリッド3(サプレッサー)はピン3に繋ぎたい気持ち
右の箱は1942年左は1943年製スタンプが薄くて写真では判読が難しいがそのようになっている

ヒーター6.3V
Ehk
717A
0.175A
90V?
404A
0.30A
50V
403A
0.175A
90V
5847
0.30A
55V
C3g
0.37A
120V
本プリ カレントラインアンプのヒーターカソード間電圧は41.6Vとなった これなら全く心配ない

TR4 9.46mA流れ 956mWの損失だが放熱器は付けた
Rk 510Ω  12.35mA流れる

高圧のパスコンはNo.244では付けていなかったのであまり重要には考えていない 今回は指定の容量ではなくメーカー不詳0.1μF450Vを付けた
ゲインコントロールVRは1KΩ(B)とした 10等分の2目盛で丁度良い音量だ Aカープに拘らないが違和感は無い 抵抗値を可変するカーボン被膜も均一で良いから価格的にも性能的にも有利だ

出力抵抗
 ①220Ωのところは485Ω(実測値)
 ②1.8KΩ  〃  1219+696Ω(〃)
 ①は適宜手元のもので良い(ゲインVRがゼロのときのSAOC動作不能解消抵抗だから)
 ②はこのようにしてNo.251プリや他のプリとも抵抗値を合わせないとそれぞれのプリを換えるたびに受け側のチャンネルフィルターアンプとの整合がうまくないためオフセット電圧が発生する その都度調整するのは面倒なのでここの抵抗値は必ず合わせる


ヒーターReg 2021.08.30追記
現状はAC10Vを使いDC+13.2Vをヒーターに使っている これはWE310Aモノーラルプリアンプにも使うためだ このためこれを使い6.3Vをヒータに流すからLM338は相当熱くなる(なっている)
大げさだがもう一段以下のRegを入れることにする これで熱さは半減した
ヒーター電流は0.525A 損失は3.6Wから半分になった

 
試聴  エージングも無しに聴いた
 サド・ジョーンズ パリの四月
 ジョン・ルイス グランドエンカウンタ
 ドナルド・バード ディア・オールド・ストックホルム
 トランペットの詩人トニー・フラッセラ I'll BE SEEING YOU と MUY
アンプや電源改修後の聴き始めが一番良い音の記憶層に格納されるようだ
どれもこれも良い意味で聴いたことのない鳴り方をする
変わりざまがあるということは良いことなのだろう
しかし時間とともに馴れてしまい最初の感動が薄れてくる
色々と手を変え品を変えては刺激を求める
 レコードが変わるとまた別の聴こえ方を呈する
最近電源の方に注力してレコードを聴いていない まだ一度も聴いていないレコードが結構あり申し訳ない ついつい聴き慣れたしかも好きなレコードに手が行く
何か聴こうなんて棚の前に立ったら駄目だ 聴く曲を決めて今日はこれを!!というやりかたでないと


 
ポスト2SA1967  2018.01.04
TO126~TO220の大きさのものを挙げた

 
カレントラインアンプのTR4 2SA1967は熱くて好みでない
上のリストからは2SA1009Aが放熱器なしでも使えそうだが問題は音だ

同じ条件でも上FinePixF200と
下LumixLX7とでは明るさも色も違ってくる


2SA1009Aに替えたが少し小さめの放熱器は付けた

それにしても金田先生は2SA1967に放熱器を付けていない さぞかし熱いだろうな
2SA1486も使ってみたいところだ

ジャンクだがビクターの業務用アンプから外した2SA968B(200V1.5A25W)もどうか 右は2SA1009Aと交換した2SA1967

整流管の音  電源のダイオードを整流管に替えての試聴も正月に行った

整流管のレギュレーションのため整流管出力をレギュレータを通してNo.248プリに供給したが商用電源では+85Vと-90Vが限界だ トランスがAC80V-0-80Vのためだ 信濃のアイソレーション電源でAC100Vをキープするともう少し電圧が上がり±95Vはなんとかなるのだが
プリの消費電流はプラスが45mAマイナスが27mA程度だがプラスが極端に落ち込む モノーラルだからステレオならこの倍となりレギュレーションは更に悪くなるのか
レギュレーターも古いタイプだ 昔真空管プリ製作会の折に+95V用にMJ未発表のものだ このタイプのマイナスも作り温存していたものを今回使用していたのだ
この際作り直すかと思うも最近のものはSiCを使うため入力電圧差は10V必要だから今回のレギュレーターには適さない 調べると真空管レギュレーターからSiC版に移行する間の貴重なタイプがNo.217版のようだ この回路は後のSiC版の元になっているからSiC版に替えるのも容易だ

今年の正月はダイオードを整流管に替えてみるなど電源から始まったが電源により音が左右されるから地味だが大事なところだ

±95VレギュレーターによりNo.248へ電源を供給する プラス側が0.47μF630V在庫なしにて黄色い適当なものを付けている
このNo.217版レギュレーターは-100Vが半導体版として初お見見え 直ぐにTRからSiCに取って代わられこれ一代でお役目が終わった

整流管が多用されていた時代は2010.01月No.205まで
No.199 真空管DACの記事中「真空管の音の特徴を活かすため整流管412Aを使用する」とある
IVC DSCに整流管で整流されたものを直に繋いでいる
今回これと同じことを試みた EQにはレギュレーターからの±95Vを FAには整流管からの+97Vと-102Vを繋いでみた ハムはレギュレーターのときと同様一切出ない
この時のEQ基板の消費電流は32mAに落ちた それでも整流管出力点で97V強の電圧は上がらないレギュレーターからはEQ基板のみに供給されるから少しは電圧が上がるだろうとの期待も無念

灯台下暗し ペッパーが聴きたくて探すと凄いのがあった 一度も聴いていないレコードだ 曲を見ると全て好きな曲ではないか 上の新プリで聴いてみた 凄い録音だ 良いなーと惚れ込んだ
ところがステレオなのかも知れない DL102で聴く限りは盤を傷めないから両面を2回聴いた ステレオ装置に灯を入れるのも面倒なのでそのまま聴いた このレコードのどこにもステレオともモノとも表記されていない ネットで探すとCDではステレオというのがあった

Among Friends/Art Pepper
ペッパー、カムバック後のベスト・プレイをおさめた後期傑作アルバム。新たにリマスタリングされてペッパーのつややかでハリのある本物のアルト・サウンドが再現され最高の音質でLP化 !」とか

2018.01.06

簡単なステレオ装置を用意してと思ったらプリは真空管しか対応できるものがない 半導体のものは電流伝送だし過渡期の今は困ることが多い
FETパワーアンプを用意した ついでにEF86真空管プリの残り2台もチエックとなり大袈裟に
スピーカーはFOSTEX10cm このようなサブシステムでも出てくる音は覇気のある金田アンプの音だ

ゴチャゴチャで足の踏み場なし

結局このレコードはステレオだった 昨日モノーラル装置で聴いた時はモノだと思ったのだが


この真空管プリ3台は製作してかれこれ15年は経つだろうか 最後に鳴らしたのは何時だか覚えていない 今回1台を除いて完璧 1台は半田が外れていた箇所が1箇所を繋いでOKだが半田って自然と外れるものか? それにしても通電しないで長期保存しても結構長持ちするものだと感心 アンプ3台あっても電源が1台 手放すにも電源が無いと安心して譲渡できないとて今更電源を作るのも気力がないし

なんとなく今年は電源を整備する年のような気がしてきたが

2018.0108
そんなことをしているうちにH25の軽自動車のバッテリーが1/7に再起不能 今年の初物買いは電源?やれやれ

+18VのREG
現在はSiC版がプリの基板に載っている 電源は高圧から供給のためSiCの損失が多い
このためプラスの電圧降下が目立つから高圧REGの出力電圧を±95Vに設定している Rコアトランスの6.3Vヒーター巻線が余っているのでこれを倍電圧整流し+18Vを得て下図の2SK214を使った簡易REGから+15Vを真空管1箇所とSAOC2箇所と初段に供給した この結果100mV程度変動したオフセット電圧をEQとカレントラインアンプのSAOCのVRで最小にしてOKとなる 試聴してみたが音への影響はない
2SK214REG消費電流は計測していないが214は暖かくもならない程度だ(後刻測定=15.4mA)なにせ入出力電圧差は2VだからここはSiC入出力電圧差約10Vとは比べ物にならない 従ってここではSiCによるREGは使えない
これにより高圧プラス側の電圧降下は解消され 整流管出力ポイントにて
 変更前 + 97.7v
 変更後 +104.2Vとなり マイナス側とほぼ同様の電圧となった(EQ基板消費電流は12mA程度)
これなら高圧REGを±100Vに上げられる


L型にしてケミコン ダイオード基板を下に
上にREG基板を配置
2SK214(215)はジャンクのものを7本撚り線に半田付け 生死判別の見分けにも一役

パターン引き回しを見直した(パターンはトレーシングペーパに描くから裏返すと配線パターンが見える 金田先生のパターンを自分好みに変えて配線の効率を考えるのも何かの予防になるだろう なおTRの表記はこの型が好み 一目見てTR素子と分かるから)

上と同じものでもゼロックスC3375のスキャナーではイメージが違ってくる(上はキャノン複合プリンターMP610付属のスキャナー)

金田先生はひとつ前のプリにこのREGを使用していたが、今回はSiC版? 変更理由は述べていないが2SK214の損失も多くここが安定しないとオフセット電圧に影響するからだと思う

2018.01.09
上のパターンもここまで小さくなる しかし小さければ良いというものでもないが

 20年も前のMJ資料から下図回路を引用の上修正した

今回の電源回路等の総括
①ヒータダイオードに出川式
②+18V回路を独立(実質+15V)2SK214簡易REG
③高圧に整流管+REGをEQ カレントラインアンプには整流管出力をそのまま繋いだ
④AC100Vに信濃アイソレーショントランスから
⑤カレントラインアンプの真空管に717Aに カレントラインアンプの2SA1967を2SA1009Aに

以上の懐古的?かつ乖離的金田アンプからどのような音が出るのか 少しエージングの後にレポートしたい


球はタフ  慌てたり横着したりすると結果は決まっている
そのことを地で行った 今回は整流管の±出力をショートさせた ただし間に50Ω5Wの抵抗があったのでいくらか緩衝材になったか ショートさせた時間は10数秒か 球が真っ赤になってしかも振動していたので気がついた なんとも可哀想なことをしたものだ 合掌
気を取り直してスイッチを入れ直した 6754(WE412A)は丈夫 BENDIX6754の方が作りもしっかりしていて丈夫に見える
相当なダメージだっただろうが生きていた 合掌取り消し
整流管は500時間の耐用とも言われているがこれにていくら費消したか やれやれ

2018.01.12
 と思ったが
そう甘くはなかった 真ん中のプリント色が濃いのが熱で焼けた+側に使っていた球だ 無負荷だと正常に電圧+114V程度が出るが負荷をかけると+80Vまで落ち込み使えない やはりこれは合掌だ

1S2711 整流管の音の確認も終えたのでダイオードでも評価の高かったもので比較する
東芝製ファストリカバリーダイオード1S2711
真空管アンプの整流ダイオードとしては多くの実績があり定番中の定番だった
定格は1500V/1.5A

丁度下写真No.150前後の真空管プリの頃に知り合ったダイオード このアンプの電源と共用するようにしているので互換性を保つように色々な点でマッチングを取る必要がある



 
 
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