革命とは、抜本的に急変させる・・・ことだろうから
旧来のものは消えるのか?

 金田アンプ革命
バッテリードライブ電流伝送プリアンプにカレントラインアンプ登場


        最近の金田アンプに関しての感想

 不要なパーツ等が多々発生する。シンプル化傾向で大歓迎、今までの投資(お金の多寡は別)は、無駄なのか。大きいのはSEコンデンサ0.1μF。無駄にしないアイデアを探そう。
 このアンプでプリアンプは、完結最終かとも思われるのは、シンプル化は限界ではないかということだ。音の良し悪し好き嫌いに関しては耳の分かれるところだから、色々な印象・感想や意見があっても良いのだと思う。
 それにしても、ここ数年で大きく変わった感があり、例えると第4コーナーにさしかかり、一定のゴールを目指しているのだろうと思料される金田アンプは、予測を超えた展開になるのだと予感せざるを得ない。


 


For me これはph7の備忘録
 2014.09.12
0.1μFの高価なSEコンデンサが不要となる。
  '10.06 208 カップリングコンデンサーレス,パワートランスレス,超シンプル,超ハイコストパフォーマンス
 これ以降、高価なSEコンデンサが不要となる。これも大革命だ。そういえば、20年も前になるだろうか、金田アンプ製作会の折にカップリングコンデンサー不要論の話題があったかも。


 
ベース共通のデュアルTRが・・・
 '12.06No.220で2SA995、2SC2291が突如として現れる。No.219のチャンネルフィルタでは2SC2240を2個使っていたのに・・・
 まさか、ベースコモンのトランジスタが台頭するとは夢にも・・・手持ちも無いし、こんなパーツのあることさえも、無縁な時間を過ごしていた頃だった。(この頃は、アンプ製作や音楽から少し遠ざかっていた。)せいぜいエミッターコモンしか分からない。

 
ラインアンプ革命、ラインアンプがカレントラインアンプとなり、ラインアンプ用のSAOCが不要となる。
別冊
 '13.10.18 電流伝送方式オーディオDCアンプシステム プリアンプ&デジタルオーディオ編 最新版9機種

 
 バッテリードライブ電流伝送プリアンプにカレントラインアンプ登場(MJ未発表、ただし、'12.08No.221で真空管を使った方式あり。)

 
 イコライザーIVCは、No.218と同じのため、ライン部のみカレント方式にしたが、SAOCは不要となり、関連パーツの生き途を探そう。

 
 '12.08No.221の真空管方式は±18Vも必要ということもあって、食指は動かなかったし、「とんでもないプリアンプ・・・」とは思わず、大変残念なことをした。このとき製作すれば、早くに良い音に出逢えたことだろうに。  
 金田先生の「とんでもないプリアンプができてしまった。」発言がひときわ目を釘付けにする。影響力多大。

 
ディアルトランジスタ
 '13.02No.224で、金田先生が述べているが、「ディアルトランジスタは温度変化に対して、安定度が高い。ディアルトランジスタが入手できない時は、Diode Tr Typeになるが、これでも十分な安定度だ。」つまり、問題は温度変化だ、音への影響は述べていないので、手持ちの無い輩はDiode Tr Typeや2SC2240等を2個使って見るしかない。かくいう自分も後者だ。

 
比較的最近の製作  No.192 このパワーアンプは、最近のものではないが、本当にシンプルで音が良い。終段を2SK2233、2SK2554、2SK2586、2SK3163と、いろいろ変えて製作したが、設計が良いためか出てくる音の見分けが難しい(単に駄耳か)。電源電圧も±25Vと±15V程度で扱いやすい。反転入力ではなく非反転入力とし、音量調整は必要ないのでVRは廃した。このアンプは、既に7年も経過しており、自分も7歳、年をとったということか。思えば、これ以降、新しいバージョンのパワーアンプは製作していない。

メーカー 型番 V A W 入力pF 出力pF 帰還pF 順方向伝達アドミタンス
日立 UHC 60 40 100 3600 1850 450 35 15
日立 UHCⅡ 60 60 125 3550 1760 500 60 7
東芝 2SK851 200 30 150 2100 1400 600 12 7
日立 2SK2554 60 75 150 7700 4100 760 80 4.5
ルネサス 2SK2586 60 60 125 3550 1760 500 60 7
日立 2SK3163 60 75 110 7100 1000 280 80 6
東芝 2SK2233 60 45 100 1800 900 350 27 22
http://www.geocities.jp/ph7833/dc_amp/192powerAMP-3.htm

No.215 カートリッジシェル内蔵V/Iコンバーターが斬新、現在のステレオメインシステムのプリアンプとしている。オフセット電圧も安定のため、安心して使える。

No.217 シングル2段真空管方式プリ、モノーラル用に製作した。DL-102カートリッジの出力電圧が高いので、IVCには2SK30ATMを採用して好結果を得た。SAOCはラインアンプも必要。

No.218 半導体方式プリのみ製作した。SAOCはラインアンプも必要だったため、シンプルに歯止めがかかった感じをしていたが、次の別冊ではカレントラインアンプとなりSAOC不要となり、気持ちもすっきりとした。音も同様かも。

別冊'13.10.18 カレントラインアンプ採用、シンプルと安定性は特筆に値する。これを超えるものは今後出るのだろうか。そこが、金田マジックなのだ。これで最後ということは無い。
 別冊

最近、ph7ラボでは、プリアンプだけの製作だったが、215から別冊まで、ほぼ2年の間の出来事だ。ものすごい進展であり、これらの恩恵にあずかったことは感謝々である。不要なパーツが多発するも、喜びは倍増々といったところか。いつ作れば良いのかと、MJの記事を見つめているうちに6つ年を取ってしまった。

パワーアンプ展望
No.192パワーアンプは、電源電圧±25Vと±15V程度であり、周辺パーツも低廉になるのと、扱いやすさの点でも良いと思ったが、最近は+25Vと±15Vというように、-25Vが一つ減っていて、少しでもハードルが低くなるということは、トライする気持ち出てくるというものだ。

D/Aコンバータに関して
過日、所蔵のアナログレコードを見ていたら、一度も見たこともない?しかし、そんなはずはない。買うときに見ているから・・・、そうか、頂いたものかも知れない。とにかく見たことがないから、聴いたこともないのだ。さらに、未開封のものまであり、何だか開けるのが勿体なくなり、そのまま仕舞った。よく記憶もしないままである。後日、同じことが起こらなければと願いつつ。
その様な訳で、しばらくCDのお世話にならなくとも良いような気分に浸ったのは事実なのだが、CDの手軽さはさて置き、レコードにならないCDを聴くには、良い音を求めるから相応のシステムを用意する必要がある。トランスポーターのみのCDプレーヤーは無いし、トランスポーター出力の付いたCDプレーヤーも無い。前者のCECのTL3Nを買うには多分の出費になる。

 
2014.09.13 
     

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