exceed the limit
2016.7.27
一生懸命

Google「金田アンプ」サーチで


For meこれはph7の製作備忘録
  No.221でEQアンプの音の違いを魅せつけられてから、No.248EQアンプに傾注するも期待以上の音の良さ。今のところメインはモノーラルだから製作時間は半分で非常に楽である。ステレオ装置は暫く灯を入れていない。寂しそうにしていて心が痛む。そのうちNo239とNo.248のステレオへの発展的解消をしなければとは思い描いているが、いままでとほぼ同じことをもう一度積み重ねて行くのは少し辛くいつのことやら。しかし、今のモノーラルと同様の音をステレオで聴ければ、今は聴いていないステレオ盤にも風が入り眠っている盤も息を吹き返すというものだしその責任はあるな。

さて、今まで聴こえていなかった音が聴こえるということはどういうことなのだろう。出ていたが聴いていなかったのか。このEQアンプは、楽器の機微な表現を醸し出すから聴こえ方が違うのか?
きっと、音楽の持っている人間の脳の深いところに働きかける効果がより優れているのではないか?
ゲインが高いということはボリウムを上げて音を大きくすることとは異なるし、妙に鼓舞するでもないから、EQアンプのゲインは疎かにできないと感じ入った。

No.248カレントラインアンプは今のところ作る予定はないが、TR3 2SA970は355mW、TR4 2SA1967は1749mW。TR3は論外としてTR4は放熱器が必要と思うが、金田先生は付けていない。古い記事でコレクター損失を一覧にして、(TR6)2SA1967は2W近かかったと思うが、放熱器でカバーできると説明。

 ※MJ'02.08No.169からデータ引用 表1FET.TR.Tの各素子の損失
出来れば毎号同様なケースはその回避理由が欲しいが。熱くて触れなくとも気にされないご様子。私は気弱にて素子の寿命も考えると熱い風呂くらいが丁度良い。函館大野のコーヒー店マスターも熱くないと良い音は出ないという輩。コーヒではないんだからと言いたいが、話を聞くと一理あるとは思うもののそんな暴走の真似はしない。

定理のアンプ作りの人かと思いきや、音のためならどんでん返しもある。予測不可能な金田アンプだ。何れにしてもこれ程までに新たな仕組みを提供され続けられると、作る側としては、酸欠と金欠気味になるが、新たな発想を拒むものではないし、パーツ共々受入れるのでした。試してみたくなる斬新な発想は魅力に溢れ、いつしか半田コテを手にしている。そして、聴いて納得するその説得力は言葉では尽くしきれない。そのようにして、使わなくなった電圧伝送アンプが部屋の片隅に積まれていく。そこから、パーツ取りと称して片ちんばな電圧伝送アンプに変容して行き、オークションにも陳腐化され相手にされない。オークションに出すよりは、しっかりとしたタカチのケースを再利用するのが効率的だ。適宜必要な穴は開いているから重労働の必要はない。空のボリウムやスイッチの穴も愛嬌だ。

しかし、人は繰り返し同じことをしたいものだから、古い電圧伝送アンプで音楽を聴きたくなるものだ。そして、最新のそれと比べて見ると、放つ言葉は言い得て妙。変に納得する自画自賛の境地に陥る。
それは、「集め練って・考え作って・聴き比較し・見直し改善する」、Plan/Do/See/Correct・Check 何事もPDSCなんだなと。
























PC=1.75Wとは放熱器なしの状態だから小型の放熱器でこれくらいのオーバーはクリアできる。と金田先生 
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