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 家庭にきている商用電源トランス式電源内部写真
 いろいろな悪さをしている
 時には何かの回り込みで
 スパーク髭がぴゅーっと
 オシロスコープに写る
 この時にトランジスターの
 命が終わる
 と同時に最悪の場合には
 大事なスピーカーも飛んでしまう
 ボイスコイルが焼けてご臨終だ
 高価なスピーカーが一瞬に
 後悔しないように色々な人の
 話を聞きたい
                       左の電源は±30VのなにもないガラーんとしたNo.139用だったが、今は実験用電源だ。

料理屋さんの二階
 
JBLの三角スタイル(Dallスカイライン2000の様な)のスピーカーを使っているM氏宅だ。まず、パワーアンプを金田式に変えたら音は激変したとのことだが、その時のアンプは、No.130_ドレインフォロワー出力オールFETDCパワーアンプである。このときは、電池駆動だったので問題はなかったのだが・・・。
 その内に、プリアンプも欲しいし、レコードを聴きたいとのことからTR方式のプリとパワーを持ち込んだ。No.128?完全対称TRプリアンプとNo.139_超シンプル完全対称DCパワーアンプ(2N3055)である。
 音楽を聴く暇もなくパワーのファイナルが飛んだ。さすがにスピーカーは丈夫だ。2N3055と2SC959を何回取り替えても無駄だった。それではと、電源を電池にしたらファイナルが飛ぶことはなくなったが、ハムが乗る。回り込みであり、ウーハーのコーン紙が前に後ろにゆらゆらと気持ちが悪い程だ。しかし、どこから回り込むのか。AC電源を使っていないからアンプではないことは確かだ。あと残るのはレコードプレーヤーである。案の定、唯一ACを使っている英国製だったか、そのプレーヤーからの回り込みである。こんなことは聞いたことがないが、事実である。
 電源からの回り込みは、ここのお宅の一階の大型業務用冷蔵庫のオンオフ時にスイッチからのスパークを拾うようである。ぴゅーと髭がオシロスコープの画面に定期的にやってくる。こうなったら一切、ACとは無縁のシステムを組む必要がある。No.124 SP10 ターンテーブル制御アンプでも用意してあげないと満足に音楽は聴けない。ここのお宅では金田アンプはあまりにもピュアー過ぎて諦められた。かわいそうに・・・。

自宅では
 No.139超シンプル完全対称DCパワーアンプ製作記(2N3055)苦い体験で述べているように、商用電源の質は良くない。同じシステムを試聴会での会場である町民センターや商工会館では何ら問題はなかった訳だから、自宅に問題があるのは明白である。No.130_FETDCパワーアンプを上の写真にあるトランス式電源で駆動しても問題は生じない。発振に弱いTRアンプが問題なのである。製作試聴会を通じて懇意にしている北海道大野町のF氏はNo.139のアンプを極めたとか。やはり、オシロスコープで観察していると髭が発生したときが危険であるとかおっしゃっていたと思う。No.156でD3を付加したようにすると相当安定するとも・・・。


TRの熱結合写真 素子は2N3055 TRの熱結合


最近は無精して、写真の電源ユニットを2つ段ボール箱に入れてプリアンプに使用しているが、ラフに聴くには問題が無い。


3端子レギュレーターによる


段ボールの蓋を閉めて、これが電源かと思うような・・・

1984/3月から オヤイデNLF-1000.pdf へのリンク 2.8MB程度容量あります


MJ84.04の広告だが今でも見ていて楽しいものが多い パーツ全般に言えるが今も昔も価格が変わらないものも多い?



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2001.05.12 1版
2003.11.23
 段ボール電源