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これはph7の備忘録 |
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http://ph7dc.but.jp/dc_amp/140-6C33CB-LchKIBAN-yaketa.htmlの文末の方にある写真が上のものだが基板の焦げたような映りが気になっていたので以下に全体を撮りなおした ダイオード周りが熱いようだが オリジナルに比して保護回路を追加したので混んでいる さほど熱によるダメージは見られない ファンを使っていることも良かったのだろう 下はRch J78とK215の金属部分が底板に触れそうなので以前に絶縁シートを接着した跡があるが今は解消 |
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下はLch Io調整用の半固定の回転位置が気になるがこれは解消済 商用電源の変動によるバイアス電圧についてはパート2で述べている |
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出川式SBD |
出川式SBD 左右に見える 中央のトランスは保護回路用の下駄電圧用 出川式SBDはB6A06 |
保護回路 ±0.6Vで作動する オリジナルには無い 検知回路のフィルターのCに安物を使っているが動作に問題はない パスコンに珍しくセラミックを使っている |
トラブルについて 20230310 以下の書き込みでこのアンプのトラブルのことを掲載している http://ph7dc.but.jp/dc_amp/6C33C-B_part3.htm 1996年製作試聴会の準備中に球のヒューズが切れた スピーカーは被害なし しかし ------------ とあるhpで「球やスピーカを道連れにする悪名高いアンプ。新冠製作会や某編集長が某JAZZ喫茶で破損させたことでも有名なアンプ」との書き込みを見たが新冠製作会では球のヒューズが切れたのみでした その とあるhpをそのまま読むとスピーカーまで及んでいるかのように見えますので敢えてそのようなことではなかったと明記します(なお上の青色の文章はすこし辻褄があわないようです) 問題はスピーカーまで被害が及ぶことですがどのような状況でそのようになったかについてまで説明がないと被害だけが独り歩きしてしまいます これはとても残念なことです ------------ |
私達夢クラフト仲間で4人4台のNo.140パワーアンプを使っていて球のヒューズが飛んだのは2台延べ3回です ph7のパワーアンプは飛んだことはありません 先の2台延べ3台は過電流だと思います 2人の仲間はロックを聴くときは半端な音量ではないことからIoが予想外に流れてヒューズが飛んだのだと それでもスピーカーに被害はありませんでした 幸運といえば幸運なのかも知れません しかし私が遭遇した現場では「ヒューズが飛ぶのみスピーカーに被害はなし」 ということが全てでしたので仮に球が切れても少しの周辺パーツと球を取り替えれば済むとの考えもあります できれば球は切れない方が良いことは言うまでもありませんが モノの修理は時として作るよりも手間暇がかかることがあります いずれにしてもそれも含めてホビー的には苦しみもまた楽しみといえます 製作記事自体には責任は無いように思います 責任は製作を判断した自己にあります 製作記事は単なる発端であり未知への誘いです 妙なところは変更して妙にならないようにして使用すれば宜しいかと思います(言葉足らずのところもありますが趣味とはそういうものなのです) ------------ このトラブルについては2021年秋頃5チャンネルでも話題を呈しているが以前にも有ったような気がするのだが 今頃何故か分からないがぶり返している |
アンペアーメーター 20230312 これも儀式 稼働中は確認することにしている アルミ角材を台にして両面テープでメーターを貼り付けた アンペアーメーターへのリード線用に穴を開けるが周りをテープで囲ってアルミくずが飛び散らないように |
調整了音出し 20230315 パワーアンプのオフセット電圧はかなり0mVに近づけた プリアンプはNo.215 これも0mVに近づけたがトータルでは150mV前後と成績は良くないが時間とともにズレていくので気にしない オフセット電圧は Lch=147mV Rch=176mV LchのIo=160mA Rch=170mA と少し少な目 これでもパワーを入れると300mA位まで喰う これにてレコードを聴く スタン・ゲッツ スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト なかなかボサ・ノヴァがよく表現されている アストラッド・ジルベルトが2曲でボーカルをつとめているが良い雰囲気を醸し出しており独特のブラジリアンな空気感を覚える スピーカーはエッジを張替えした以下で紹介しているONKYO D-102A(4Ω)を調整時のダミーロード代わり?に繋いでいるのでこれで聴いてみた http://ph7dc.but.jp/dc_amp/SPEdge.html これがとても良い雰囲気で鳴ってくれる とてもブックシェルフとは思えない スピーカーは当時1台20K千円程度のものだが やはりパワーアンプの底力によって上手くも下手にもなるものだと認識し直した次第だ インラッシュカレント 20230316 http://ph7dc.but.jp/dc_amp/284-WE421ApowerAMP.html でWE421Aパワーアンプの諸元に触れているがNo.237から終段の電源部ケミコンは4700μFになっている それ以前は10000μFだったと思う 当然No.140は10000μFだからインラッシュカレントは気になっていた 今更4700μFに落とす必要も無いような気もするのだが当初から多いなとは感じていたところだ 160Vをいきなり印加しないで低い電圧からそろりそろりと流し込むのは効果があると思う 金田アンプでも抵抗をシリーズに入れて緩和しているが その効果は如何ほどか なお突入電流防止NTCサーミスタというものもあるようだが興味あり No.225辺りからだろうかRCP(ラッシュカレントプロテクター)が出現している そしてケミコンも22000μFと大きいので尚更だ No.140用電源トランス仕様 20230317 この頃のテクサンの仕様書には巻線の直流抵抗が無い 今に思えば聞いておくべきだった 先に発注したNo.284の仕様書はフェニックスのものだが巻線の直流抵抗が明記されている これは参考になる なおフェニックスの蟹沢氏の話だが当時サンテクにはフェニックスから卸していたとのことだから 0.33Ω追加して置くかな No.215プリアンプを繋ぐ 20230404 ONKYO D-102A(4Ω)が本当に活き活きと鳴り見直した 6C33C-Bパワーアンプは豪快さばかりではなく細かい表現も得意なのだ エンジェル・ウィングスのアルバムの中でスローな「ブロードウェイ」が好きだ ジャックシェルドンのトランペットも冴える さてプリだがEQのAOCの再調整をしてかなり安定してきた 製作時に合わせておいたはずだが L・Rとも5~8mVはズレていた これではいくらラインアンプで調整しようが収まらない IoはLchのIo=160mA Rch=170mA と少し少な目だったが 電気カーペットに喰われていたようだ これをoffにすると LchIo=205mA Rch=210mAとなりほぼ納得 オフセット電圧は Lch=+30mV Rch=+68mVとなり まあまあだろう バイアス電圧 20230412 MJ2000.11月の「・・・リスニングルームの夢」 読者のレポートに以下の説明がある 上述の電気カーペットに喰われて との説明と逆になった 電気カーペットのonとoffが逆だったかな 自己バイアス https://note.com/mitsuharu_a/n/n1bce5c93dd02 から抜粋 プレート電流によってカソードバイアスが上がると、相対的にプレート電圧(これはカソードからのプレートの電圧なので)が下がる すると、プレート電流が下がるため、カソードバイアスが下がる・・・相対的にプレート電圧が上がり、という風に交互に作用し、やがてある値にカソードバイアスが落ち着く これをフィードバックと呼ぶ |
夢クラフト ph7 金田アンプの世界 |
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