5998パワーアンプlist 
2023.12.10
      
 夢クラフト ph7 金田アンプの世界
 これはph7の備忘録

 

5998リスト
MJ無線と実験に発表の5998関連製作リスト
未完だが取り敢えず掲載する 金田アンプの421Aパワーアンプを製作するに当たり421Aのチェックも兼ねてシングルのパワーアンプ記事を探していたがプッシュプルも含めて10ケースもあった これ以外にもあるのだろうが探せない
421Aを1本刺して音出ししたいことからシンプルな2002.3月のものが良いような気がしているが2021.10月のものも気が引かれる この2021.10月の記事中 初段の球CZ-501Dは日本版310Aと言われるものらしいと筆者コメント これとは別の森川忠勇氏の「真空管の寿命」という記事にはCZ-501Dその寿命は16万時間とも言われている
なんとなく気がシフトする
 


CZ501D は,ヒーター3.5v 1A,CZ501V は,6.3v 0.55A


WE310A のヒーターは,10v 0.32A

以下より諸元を引用
https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1951/11/1951_11_04.pdf


5998Aをテスト ヒーターDC点火 2024.04.08
ヒーターをDC点火したくてテストしていた 当初は左上電源トランスの下に6A8Vのトランスを配して338レギュレータによる6V出力の回路でテスト ケミコンの配置場所や放熱器の関係から外部にヒーター回路のみ配することになり下の写真のようにかなり大袈裟な形になった
放熱器はここまで大きなものは要らないのだろうが他に使い途のないものなのでここで仂いてもらう
このパワーアンプはWE-421Aも使うのでヒーターの遅延回路の為のDC化 高圧回路のFETリップルフィルターにも遅延回路が付いており球に安心安全な方法をとったつもりだ ヒーターは5~secで6Vに 高圧は10secで所定の高圧になるようになっている これらが無い間はスライダップで手動遅延?手法で徐々に電圧をあげていた いきなり夫々の電圧が球に印加されるのは忍び難いから 過去の経験からブリアンプでもMT管のヒーターon直後は1Aも流れていた このとき球にもよるがポーッと光る現象に出くわしたがあまり気持ちの良いものではない そのため遅延回路を付加するようになった  ヒータ遅延回路6DJ8


放熱器も小型にしてスチールケースに電源トランス共々押し込んだ


WE-421Aを配したところ やはり貫禄があるな

     ※左下はカソード電圧を直読するメーター 電圧を低くしているのでカソードは35V前後

下の写真はLchの入力ジャックが未整備


金田アンプの本チャンを製作する前に真空管試験機を作り出力トランス式の真空管アンプを作り・・・色々と前段が多かったが何とか前が見えてきた
WE-421A(5998A)パワーアンプのモノーラルを製作 ドライブは6AU6でMJ無線と実験誌2002.3月の記事だ しかもシングルでないと電源トランスが80mAなので仕方ない 双三極管の片方はいつもアイドリング そのためUS8ピンソケットを追加して別の片方も使えるようにする 2つあるUS8ピンソケットは常に1つしか使えない 必然性は別として球を平均して使うための苦肉の策である (左手前のソケットはEF86用)
その出力管のカソード抵抗1KΩ20Wに丁度良い巻線抵抗が入手難 入手容易なセメント抵抗にしたが流石に大きいし音が良くない気がする ぺるけさんはセメント抵抗でも気にしないと以下のように述べておられる 
「セメント抵抗も内部は巻き線抵抗ですし、抵抗体がぐるぐるとコイル状に巻かれているわけでインダクタンスも気にはなりますが、回路インピーダンスが高い場合は相対的に影響度合いが小さく、他の部品や回路の問題の方がはるかに大きいということで割り切っています。」

晴輪・雨楽さん~ラジオデパート海神無線の弁
「セメント抵抗はノイズが出やすい抵抗で、カソード抵抗に使うと信号ラインにノイズを乗せてしまい音を濁します。ここにローノイズの抵抗を使うことで音は1枚も2枚もベールをはがしたように見通しや解像度が良くなります。」

ものぐさオーディオの日記さんは
「メタルクラッド抵抗が有るが、ものによっては中身はセメント抵抗相当のもので、オーディオ的には音質はあまり良くないものもある」

確かに秋月電子通商のメタルクラッド抵抗は安いからそのような中身なんだろうが1KΩ25W250円は安いし小型であるからこれに替えよう 見栄えも大切だと言われるYouTuber輩もおられる

1回路のときのシンプルな駆体シャーシ内部の様子 これで音が出る 今は?


ヒータ遅延回路 20240412
下のテスター表示
 0.020はEF86(6AUA6)→ 200mA
 234とあるのは5998A  →2.34A
いずれもヒーター遅延回路を付加した 遅延素子のケミコンは10+22μFで丁度良いような
EF86 はSWonで240→260→250→200mAと 10秒と少し程度で安定する
5998AはSWonで2.2→4.0→4.3→2.34Aと 10秒と少し程度で安定する
遅延素子のケミコンは10μFでは5秒位で安定するがSWon時も含め途中の電圧はこれよりも少し高い
なおヒーター電圧は少し低めの5.98V(約6V)としている

EF86(6AUA6)用の電圧は6.3V+1.3V(6.3-5.0)=7.6Vを利用している これて丁度発熱ロスも少なくてLM338のドロップアウト電圧にも丁度良いDC電圧を得ている
sel sd-80a 電源トランス

5998Aのラジェター ブリキ板をくねくねと曲げたもの 右のファンのおかげもありそれなりの効果

モノーラル再生なのでステレオ信号をTAM121115トランスで混合して使っている 抵抗で混合するよりもクリアーな音になる このトランスでは150:150Ωとなるので増幅はしない


2つ前の配線に比べて色々なものを追加したのでごちゃごちゃになっている 細い線はシャーシ上面に測定端子を設置し大半の電圧を計測するためのもの


これにて整流管の無いパワーアンプの高圧はじわりじわりと印加される そしてヒータ電圧もそろりそろりと印加され真空管にやさしいシステムとなる はず
いずれにしてもいきなり高圧電圧が印加され 電流が多く流れる立ち上がり時のヒーターには良いことだろう

ヒーター遅延に関する資料
https://ph7dc.but.jp/dc_amp/6dj8-LINEamp.html から以下のグラフを引用
このグラフをオシロにて取得したい オシロを探しているが沢山選択肢があって悩む



最近の音楽ソース 一番下のDVDでのCD再生を真ん中の金田式DACで変換し金田式ミキシングIVCでセレクトの上、真空管アンプで聴いている(メインのステレオ装置でも聴ける) ミキシングIVCには色々なケーブルが繋がっており真空管モノーラルもその1つだしカセットデッキの信号もセレクトできもう一台のCDも繋がっている なんとも便利である なお一番上のDATは不調である
スピーカーはジャンクのハーベスHL5は1本しか無いのでモノーラルに使っている 能率は86dBと良くないがこれが一番似合いの音に聴こえる そのうちもう1本欲しいところだ



ヒーター電圧 20240421
先に以下のようにしたことは延べた
EF86(6AUA6)用の電圧は6.3V+1.3V(6.3-5.0)=7.6Vを利用している これて丁度発熱ロスも少なくてLM338のドロップアウト電圧にも丁度良いDC電圧を得ている
これを6.3VAC端子のみで+6V前後を得られないか模索
 ショットキーバリアダイオードブリッジ で電圧を少し稼げるようだから60V15A D15XBS6を使ってみる
①使用前di写真の上 6.1VAC 整流後7.0VDC レギュレーターで5.2VDC出力
②使用後di写真の下 6.1VAC 整流後7.9VDC レギュレーターで6.0VDC出力
これで何とかなった 遅延回路レギュレーターのLM338は2.7Vというhpもある(というか本家テキサス・インスツルメンツのページだから正解だ)が1.9V位でギリギリ動作していそうな雰囲気
 Dropout voltage (Vdo) (typ) (mV) 2700
 https://www.ti.com/product/ja-jp/LM338? テキサス・インスツルメンツ

 6AUAは0.3Aで電力を食わないのでそのようになっているのか?安定しなければ遅延回路レギュレーターの設定電圧を5.8Vくらいに下げてもよいだろう
60V15A D15XBS6

なお今回の模索は無理しなくても6.3V+1.3V(6.3-5.0)=7.6Vというように2回路のヒーター回路があるからそのままでも良いのだが1回路しか無いようなトランスではDC点火を諦めることのないような手法だ
あと300V強のこのタイプのブリッジのものは見つからない 200Vが上限かな
参照
ドロップアウト電圧、確認しましたか?マクニカ https://emb.macnica.co.jp/articles/13390/


https://www.nisshinbo-microdevices.co.jp/ja/faq/023.html
例 出力電圧が2.6V、出力電流が300mAに条件設定されているLDOリニアレギュレータ のドロップアウト電圧が標準値で0.23V、最大値で0.35Vに規定されている場合
上図では温度(Ta) が25°C時に200mAの出力電流を得るためには、ドロップアウト電圧は約0.15V必要なため、入力電圧は標準値で約2.75Vとなる。また、ドロップアウト電圧の最大値については、比例計算で求めることができ、ドロップアウト電圧は約0.23V必要なため、入力電圧は約2.83Vとなる。
と上記引用先にて解説あり

LM1084 以前に入手した 5A 低ドロップアウト正出力電圧レギュレータLM1084がある
これのドロップアウト電圧は標準で1.3V maxで1.5Vとある
これは試さない手はない ついつい手持ちがあるのを失念というか338と同一規格かと思い込む 無念

DC点火しない方が・・・
 以下に興味ある書き込みがある
いっそヒーターをDC点火しない方が良いケースさえ
https://plaza.rakuten.co.jp/clubbacchus/diary/202001250000/#goog_rewarded
 ヒーター巻き線とB電源の巻き線が一つとなったトランス。
真空管アンプ用として売られているトランスは、殆どがこのタイプ このトランスでヒーター回路を整流すると、コアの励磁電流に大きなピークを持つこととなり、その影響がB電源に必要な励磁電流と重畳してしまう。
ヒーター回路とB電源のトランスを別にすると音が良いというのは、こういった背景が関係しているからである。

といった内容だ

 
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