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これはph7の備忘録 |
tubedata.jp/sheets/191/6/6DE4.pdfから |
金田アンプとは 少し違ったものを聴いてみたい 球でも+120Vを上限としたものにしたいが できればもっと低い電圧で 20Vくらいではどうか |
op316.com/tubes/datalib/p6dj8.htmより上のデーター抜粋引用 ありがとうございました ここに以下の記述があり参考にさせていただきます 6DJ8/6922を生かすには、高い動作電圧はだめで70~120Vくらい(高くても150Vどまり)が良く、また2mA以下の少ないプレート電流の動作もよくありません。 なお op316.com/tubes/mw/mw1.htm ここにはピン接続も記載されたデータがある プリントパターン |
東芝6DJ8 プリントパターンも簡単 ラグ配線は苦手なのでプリントパターンとする 裏の配線は金田アンプの7芯撚り線 とりあえずはモノーラル用に 1回路を作ろう |
電 源 2021.03.15 一番先は高圧電源 プリントパターンの方がわかりやすい プリントパターンがそのまま回路図になるようにしているからだ 計算上は162Vくらいだが3MΩのパラのところが怪しいので 実測では159Vとなっている VGS(th)は2.5~3.5v 2SK2726 500v/7A http://www.datasheet.jp/pdf/203118/2SK2726.htmlから 計算上は下図のようになる ヒーター電源 2021.03.18 真空管を少しエージングしたいのでヒーター電源を作る ヒーター遅延回路も付けたが以前にNo.157でテストしたときは5秒位で6.3Vになったと思うがこの回路で2秒強だ -12.4vからMC7905に繋ぐと確か-12.4v側が発振したような そこでロスはあるが-15.78vに繋ぐと収まった(後日これは勘違いかも?)MC7905を使わずとも360Ωの抵抗経由で-6vを18mA供給できるが敢えて-5vにこだわった (2021.03.21ヒータ回路電圧計測) SWon時-2~3v程度から始まり5秒で所定の電圧になる これはNo.157と同様 高圧基板に継ぎ接ぎのヒーターと定電流基板(中央の小さいもの) |
勘違いやボンミス 2SC2240のコレクターがハンダ漏れにて遅延回路が動作していなかった (2021.03.20) 47μFでは遅延時間が長すぎた 10μFで6秒程度で所定の-12.4Vとなる 大分回り道をした 実はこの基板に愛想をつかしてMOSFETによるヒーター電源基板も作ったがこちらも動作がおかしい 分圧抵抗は下図のようにした 遅延の動作はするのだが-12Vの出始めがおかしく一瞬相当な電圧が出てあとは-数Vから徐々に高くなり-12v強に落ち着く この一瞬相当な電圧が気になって使えなかった 遅延用のCは略して書いてある 上の図式は違った バラックの2SJ554によるヒーター電源基板 再利用もあるのでパーツの足は長いまま 先の高圧の件は別の電源トランスにより本基板を動作させると何事も無いように振る舞う どちらが本当なのか? 遅延用のレミコンは47μFを乗せたがもっと多いと電圧も電流もゆっくりと上がっていく |
時定数カリキュレータの計算と実測では合致するから2秒強で良いのか (この計算と実際製作の遅延回路では齟齬があり検証を要する) Duncan's Amp Pages ヒーターのモデルとしては,Duncan's Amp Pages(http://www.duncanamps.com/)にあるようだが探しきれないでいた 上図は参考まで 確かに今回のヒーター電源は遅延回路なしではSWon時1.2A流れる 付加後は一旦550mAとなり数秒で落ち着いて400mA弱で落ち着く 確かこの球はIh=0.365A ロードライン上のグリッド電圧値⇔プレート電流値を計算 |
本体基板構成パーツ 手持ちのパーツで何とかしたいとしてまず15KΩ1W程度の抵抗があったのでこれをキーにして電源トランスは120v0.5Aのものが休眠していたのでこの2つで可能な状況を上のエクセルソフトでシミュレーションした プレート電圧は93V 電流は4mA メイン基板の電源はFETによるリップルフィルター ヒーター電源は12.6V1Aの別トランスでLM337と定電流用にMC7905 定電流の2SK30ATM_GRは4mAのものを4本使用 今回購入は6DJ8×2のみ あとは手持ち |
本体基板 |
カップリングコンデンサーが・・・Lch大きすぎ 6DJ8w電流計測 球のばらつきか抵抗の誤差か設計どおりはL1のみとなる 定電流の2SK30は4mAのものだから153.5Vを158Vまで上げると4mAとなるだろう (後刻メモ 球のばらつき~ R・Lを替えてもこの傾向を引き継ぐからだ) |
カップリングコンデンサー Rchは0.47μF250Vはsuntanのメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ、TS04BシリーズとLchはフィリップス1.0μF250Vフィルムコンデンサと思う黄色い大きなもの この2つを聴き比べたが違いは? 私の耳では分からない |
ラッシュカレント回避 2021.03.21 高圧電源 -数ボルトからカウントして40秒くらいで所定の電圧に達する ヒーター電源 600mA位から30秒程度で396mAに落ち着く始まりが少し多めだが遅延回路無しでは1.2Aから始まったので良しとする 遅延回路のケミコンは10μFにして十分 定電流電源 -5V |
ヒヤリング ソースは同じ 金田DACからの出力をパイオニアA-50に 本機の出力もパイオニアA-50に入れて瞬時に切り替える 比べたが大きな違いは分からない ローコストで製作できるこのラインアンプは作る楽しみ 出てきたときの音の溌剌さは感激に値した 作者の「パーツが少ないことで実現できる質の良いアンプ」の様な表現をどこかで見たが探しきれないでいる 少ないパーツで実現できる素直な音は捨てがたい 文章を短く書くことの難しさとも相通じるものがあるのかも op316.com/tubes/tips/jisaku03.htmにありました そのまま引用します バラックで配置 音出しもOK 備忘録 これは備忘録としていて分からなくなったとき後から確認することが多い そのため手間をかけない手書きのパターンも多いのは乞容赦 2021.03.23 一応完成 一応とはシリーズ接続のヒーター回路は球のばらつきで掛かる電圧が異なってしまうことだ 特性の同じものは高いだろうし何組か現場合わせで揃ったものを見つけるしか無いか ばらつきはLch-5.7vとRch-6.6vとなった-12.3~4程度の電圧から見ると高い方でも5%程度電圧が高いから許容範囲ギリギリセーフか 低い方は少し低すぎる こうなるとパラで接続するか(テストしたが8V2A位のトランスがないので現有の13V1.5AのトランスではLM337の発熱ロスが大きく放熱板が大きくなり短時間のテストを終えた) そういえば金田アンプではシリーズは6C33C-Bパワーアンプがそうだ これをパラにしたら電熱ヒーターだから言わずもがな 6.3vのパラが基本のようだから球のばらつきは補正できる なるほどと今頃気付かされる またバラックで聴いていたときよりもゲインが小さくなったような いずれにしても楽しめるラインアンプ 同軸ケーブル 入力信号線をモガミ2511に出力もモガミの細いものにしたがメンテナンスに支障があるのでもうこれ以上触らないというときにでも |
4R-HH2 2021.04.05 4R-HH2があったのでヒーターをシリーズ接続で定格よりも少し低い8.26Vを繋ぐ 手持ちの6DJ8は5.7Vと7.0V等のようにヒーターにかかる電圧が気になるからパラにしたくなるが消費電流が倍になり放熱器も大きくなる(としても4R-HH2のシリーズ接続より少し電流多め0.8A位なのだが) 今回1次110V2次AC10V(2AのEIコアトランスが見つかった)として極力電圧を抑えて下の写真のような電圧配分となった 電流は規格通り0.6A (下の写真はLM338で定電圧回路にヒーター電流遅延回路を付加して実験) テスト用シャーシにてヒーター電圧チェック 上の表はhttp://hiyama.konjiki.jp/sadou3.htmlから抜粋引用しました 0.6Aもヒーターに喰われているのだから音はきっと良いのだろう 楽しみである ただあまりプレート電流は流せないようだ ヒーター電流遅延回路に47μFと51KΩを使っていて ・電圧は20秒強で定数に到達 ・電流はSWon時約0.9A近く流れて電圧安定時には0.6Aに落ち着く ちなみに遅延回路無しではSWon時約2.0A前後流れるので試験は何回もしたくない 6DJ8では遅延回路無しでは1.2A程度流れるが遅延回路有りで0.6Aだ |
カップリングコンデンサー 2021.04.10 カップリングコンデンサーをロシア mil ペーパーコンデンサ MBM 160v 0.5μFに変更 これはMBMコンデンサーでK40系のPIO ペーパーオイルコンデンサの前身のコンデンサー 現地ではトーンコンデンサと言われているとのこと このコンデンサーはオクでの価格は色々だ @100もあれば@300もある 今回使用したものは前者であり仕様・性能に変わりはない だからオクは楽しく得するときも損したような気になることもある 信号源側を調べマークしたが10本中3本は写真とは反対側だった 音は短時間だか今までよりも楽しく聴こえる MKPコンデンサー 低損失、非誘導構造、およびブレークダウンの自己修復を特徴とする金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサ 高電圧、大電流、高パルス強度の回路に適して 主にEMI入力ラインのフィルタリングに使用される CBBコンデンサ ポリプロピレンコンデンサとも呼ばれ 静電容量は10p ~ 10μ 定格電圧は63~ 2000Vで 無極性、高絶縁抵抗、優れた周波数特性、低誘電損失 主に発振、結合、RCおよび降圧回路に使用される いずれもポリプロピレンフィルムメディアを使用しているので損失は小さくそれ自体の熱も小さい ---東莞WeiQingエレクトロニクス株式会社hp参考--- 7905が壊れた しかも11V程度の出力があるから厄介だ 聴いていて「キーン」と発振音が出たので7905を触ると熱くなるはずのないものが熱い 発振して壊れたのだろう 周辺パーツのうち入力側の2.2μFの無極性コンがショートではなく開放で飛んでいる 0.1μFは大丈夫 ここはわずか20mAにも満たないのに 早速オリジナルどおりのシンプルな抵抗で減圧する方法にした LM338やLM337は今までこのような事故はないからそちらは大丈夫と思うがC・Rリップルフィルター型も実験しようと思うが2-3Wの適当な抵抗が無いのが痛い 新たに購入する必要がある 下の黄色○のように1000μFと390Ω程度で6~7Vに電圧を落として定電流回路に供給する (その後ここの抵抗は430Ωで定電流回路に約15mA流れる設定となったが2SK30ATMを調整し4.5mA位にしても良いかも 現在は30ATMは4mAのものを2本×2回路にしているはずだがここにあるようにそれより低い電流となっている) なおLM337の発振も気になったのでオシロで当たるも心配なかった やはり抵抗とケミコンの組み合わせで作る回路はシンプルだが電圧設定が難だ これよりもLMシリーズのほうが電圧設定も含めて慣れているし簡単だ(ph7のケース) C・Rによるリップルフィルター ヒーター電源 手持ちのパーツで以下のようにバラックで組んでみた ケミコンの容量はこんなにも大きなものでなくとも良いのだろうが手持ちはこれしか無い オリジナル回路では4700μF/25Vが指定されている この手のフィルターは初めて作ってみた 金田アンプ関連ではこのようなものは私は作ったことがないが真空管アンプ製作者の間では常套なのだろう オシロでリップルを見たがLM337よりは性能は落ちるがリップルは取れているようだ あとは実証実験だ 上の表を以下のように訂正2021.05.09 上の原図は以下から部分引用 http://www.op316.com/tubes/pre/pre2-new.htm その原図(下)に記載のある電圧等から入力電圧や負荷電流を逆算した 負荷電流が基準の0.365Aよりも少し少なく当hpで使用している球よりもかなり少ない 当hpの使用球は約0.4Aはあるからだ 回路図に電圧等のデータを入れてみた |
上図は記載のhpから回路図を引用修正したもので、このように見ると球の2つのユニットのバランスがどの程度問題になるのか不明だがいろいろな意味で楽しめるラインアンプだと思う カソードの定電流を別々にするとどうなるのか 前述の「6DJ8w電流計測」と比して入力電圧が低いがB電圧回路の変更による さらに球が違う このときの球はNo.1とし上図はNo.2としている プリ出力部分のコンデンサ ここではぺるけ氏は以下のように述べられいるがどのような問題かは不明だがEQアンプにも1.5μFでは問題で0.68μFにしたとあり同様のケースかと推測する 差動回路は、B電源電圧が変動すると変化した分がそのままプレート電圧の変化に現れる性質があります。そのため、その変化がプリ出力に出て悪さをしないためにはプリ出力部分のコンデンサ(0.68μF)の値はあまり大きくできません。以前、ここコンデンサの値は2.2μFにしていましたが問題が起きたので0.68μFまで減らすことにしました。 http://www.op316.com/tubes/pre/pre2-new.htm 差動ライン・プリアンプ(新版) なおph7は0.68ではなく手持ちの関係でペーパーコンデンサ0.5μFにした 【ミュート回路について】 差動アンプの性質上、電源投入時と切断時に過渡的に大きなパルス・ノイズが発生するためオリジナルにはミュート回路がある。 数10ボルトに及ぶパルス性のノイズで、ミュート回路がないとスピーカーを破損する心配もあるようだ。 今回の製作(上図修正回路)ではこれを省略しているのは金田アンプでアンプの電源の入れる順序が決まっていて慣れているからだ。イコライザー→ラインアンプ→パワーアンプの順で入れる。パワーアンプは前段が落ち着いてから入れるから心配ない。切るときは反対から切る。仮に先にパワーアンプがONになっていても保護回路があるから心配無用。 これらが億劫な輩はミュート回路を付けるべきだ。 |
電源トランスの怪 「6DJ8w電流計測」と比して入力電圧が・・・という件は 実は電源トランスによるものだった 当初下表②を高圧に使用していたがケースが窮屈なため①に換えた そのことにより電圧が低下した このラインアンプの製作者記事にも0.1Aで十分とのコメントもあるから安心していたがどうも何かが違うようだ まさかと思う(疑う)ことも大切だ 今回製作の基板でいくら電流を喰っているかは計測していない やはりチェックしておくべきだったのか しかし どれくらい電流を喰うかと言っても定電流回路で決めた電流が回路の大半であるからせいぜい20mA強だろう それが負荷となって電圧降下は無いだろう トランスの持っている性能というものがそのまま現れているのだろう このラインアンプの製作者も触れているがなかなか手頃な電源トランスが無いと |
last-ave-amps 2021.04.25 については別のページで触れているが今回のアンプもあのような感じに作れたらと思いながらその勇気なし last-ave-ampsから引用した好きな画像にリンクしている |
PS-A1004 で聴く 4チャンネルパワーアンプ(100W×4) ローカルのアマチュア無線仲間から頂いたパワーアンプに6DJ8ラインアンプをつないで聴いてみた この手のパワーアンプは数台保有しているが金田アンプには及ばなくて聴いてはすぐにお蔵入りとなっている ときとして電源トランスのみを取り出して使用したりケースのみを使用したりしているが今回のパワーアンプは良い音で鳴っている ラインアンプの性なのかメリハリのある好きな音だ |
2021.05.09 ヒーター電圧アンバランス解消をパラ接続で解消しようとしているがIpが倍になるから分圧抵抗をチョイスするも適当な3W型の手持ちがない 組み合わせてNo.2抵抗を1.47Ωとした これにて2本の6DJ8に等しく-6.24Vが印加されることになる いずれにして上のエクセル計算式で用意する抵抗はわかるものの抵抗値を色々と揃えるよりもLM337レギュレーターで作る方が簡単便利だと思う |
電源トランス による電圧差 2021.05.15 先に述べたことに関してメーカーからの回答 JIS C6436規格準拠に基づき 品名:TZ11-010Aの電圧変動率は30%以下 品名:TZ11-020Aの電圧変動率は20%以下となっており 偏差に付きましても±5%以内になっている為、容量によって設計思想が異なり 電圧の違いはありますが規格を満たしているものであります。 電圧変動率とは:無負荷電圧と全負荷電圧の差??%となります。 偏差とは:一次側に定格電圧を加え、二次側に定格出力電流を流した時 各電圧と定格電圧(表示電圧)との許容差となります。 なお、トランスをTZ11-020Aにして計測した電圧は下図のとおり ただ球はTZ11-010Aで計測したものとは違っているので念の為 |
そのような訳でLchのプレート電圧が両ユニットとも高くなっている Rchはユニットが揃っている球だが今まで5本買い求めたうちの5本目(Philips@530)だ メーカーは関係なく東芝4本、Philips1本をLchにしたりRchにしたりしてもデータが違ってくる 入り乱れている 上の球はヒーター電圧の差異が少ない組み合わせにてLch-東芝、Rch-Philips最近使い始めているもの |
6N24P (有)春日無線変圧器のページに 6N24P 6Н24П 6DJ8(ECC88)がピン配列違いとして広告されていた 使ってみたい |
夢クラフト ph7 金田アンプの世界から寄り道 |
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