カップリングコンデンサー レスとなって
暫く経つ 革命が当たり前に・・・      
  MJ無線と実験 2017年 02 月号
   No.251 ダブルアーム対応超多機能プリアンプ   
2017.01.08
     新境地へ


Google「金田アンプ」サーチで

モノーラルだから基板1枚で足りる
右はカレントラインアンプ
右の基板に左のEQを乗せ換える予定
For meこれはph7の製作備忘録
DCアンプシリーズNo.251 ダブルアーム対応超多機能プリアンプ
本日、たまたま図書館へ立ち寄るとMJ’17.02が入庫。よく見なかったもののNo.248 無帰還IVC型の石verということなのか。
ならば、一応作ってはみたものの眠っているので起こしてみよう。
今回は電源回路のリップル除去回路を追加している。

早速、パターンを起こしパーツを配置してみた。以前に組んだものはバラシてSEコン等は移植した。
±15V程度で動かしたい。(2017.01.09)




ダイオードとSAOCへのフィルター0.22μFを追加して完了。
早速、±15Vで稼働させるも、なかなかシビアな調整となった。一度、合わせても電源を入れなおすと狂うから、電圧が低くて十分な動作でないのか、発振なのか。
まあ、一応動きそうだから、調整編が出る来月まで待つことにしても良い。来月は逃げないから。


(右のラインアンプは別冊のカレントラインアンプのチップTR化したもの、さらに右はREG)

どうも気になって、パソコンのACアダプター2個で±19Vを供給してみる。やはり、抵抗値をそのままでは±15Vはきつかったのだ。ちなみにツェナーは7.5Vが無くて6.2Vを使うが、±19Vには似合うかも。
早速、音を聴いてみたいが、きちんとしたレギュレータ回路を用意してまともに音出しをしたいので、少しお預け。
(2017.01.11)

私ならレギュレータは以前から馴染みのパターンを手直しして対応するが。おそらくNo.251用としては、今までと変わらないはずなのに少し異なったパターンを発表するのだろうと思う。が、そのようなことはしたくない。以前からのものを変更するだけで足りるなら、他は同一でかまわないし、チェックも楽だから。
以下のようにして作ってみよう。No.239にと作ったものだが、238.239も同様だ。他にも同様のパターン仲間が多いはずだ。こうなるとネットにて参照されたしとの処理で済むようになるだろうがそこにREGの情報があるということが大事た No.128シンプルTRプリの記事を見ていたら「REGについては過去の記事を参照」との表現もあった
ハイパーリンクが得意なツールには最良の方法なのだからそちらに委ねるのも良いのでは

プリとパワーでは制限電流が異なり、制限電流抵抗の数とパスコンの容量が変わり形状も異なるが、それらを包括するパターンがあれば配線の引き回しを変える必要は全く無いと思う。
このパターンはかなり小さめにしてあるが、特に問題は生じていない。
(2017.01.13)



音出し
REGを作る時間が無いから、既存TK-P1トランスを用いた±15を20Vに変更して聴いてみる。ケミコンが1000μFと小さめなので少しリップルが残っている。カレントラインアンプは別冊Verだが、No.248のときはSAOCを付加せざるを得なかったが、今回は無くても行けそうな雰囲気だ。が。。。
音が出た瞬間、ゲインが高く、馬力のある音だと思った。電源も苦労しないし、十分No.248に取って代わると思われた。サド・ジョーンズ パリの4月の生々しいこと。なお、No.248でも感じたが低域のボン付きがスチコンの性かと感じる点が残念。やはりSEコンを探すしかないのか。
このプリは良いと感じた。製作も楽。音も良い。
しかし、いつまで進化し続けるのか。もう、そろそろ落ち着いて音楽に没頭したいのだが。
(2017.01.14)
(今回、手直しした電源 15年も前のhpは極力画像を小さく荒くしていた。隔世の感がある。)
現在なら、以下のような写真は当たり前にアップできる。なお、ケミコン35V2200μFを追加したら、大分ハムは軽減。


EQ素子のSEコンデンサー化
一部、スチコンで代用しているが、やはり低域のボンツキが気になる。から在庫をあちらこちらと探した。
モノーラル用のCHフィルターに5100pFが4個、1500pFが2個載っているのを発見(忘れていることが多々)、パーツボックスに500pFの新品を1個見つけ。

 5100pF 3個
 1500pF 1個
 500pF  1個
以上で 17300pFとなるから、指定の容量の範疇となる。早速、スチコン18000pFと交換する。
出てきた音は、言わずもがな。以前から、音に覇気がなかったため聴かないでいたアート・ファーマーのレコード(Early Art)が、生き生きと蘇った。しかし、予算的にきつい場合は、スチコンは程良い味方となる。(今回も手持ちのパーツで繕えたが、購入してまで追求となると二の足を踏む)
Early Art

カレントラインアンプ
別冊のカレントラインアンプのチップTR化したものを採用しているが、No.248同様オフセットのズレが生じる。はじめのうちは安定傾向だったが、時間とともにずれてくる。これは、ゲインVRに比例してオフセット電圧が上昇するのですぐに分かる。No.248同様にSAOCを付加するしかないのか。No.248のときは、No.248用として用意されたSAOCとしたため、SAOCのTRベースに+18Vを繋ぐタイプだ。
球verで既発表のNo.236、244、248と同様のカレントラインアンプの石verが今回のタイプだから別冊のカレントラインアンプとは少し異なっている。もしかするとオフセット安定度も良くなっているかも。

電源もSiCデバイスで
今回は古いREGを使っているが、これをSiCデバイスを使用した最近のものにしたらどれ程の効果があるのか。楽しみなところである。電圧は±20Vにするから、SiCの場合入出力電圧差10Vは必要だから、手持ちのAC25V×2のRコアトランスで足りる。4Aも取れるから勿体ないが、汎用電源の目的でフリーな電源を1つ保有するのも良いだろう。
当分、この2つで十分に楽しめると思う。時間さえあればだが・・・

No.248 +18Vで使用したパターン
これを元に遅延デバイスも配置するスペースを確保して、なるべくコンパクトにした。今後は、パターンを変えずにこれ一本で行く。そうしないと、あちこちに少しずつ異なるパターンのREGが存在し、確認等に苦労するから。
+20Vを組んでみた。問題なし。
300Ωと2KΩは在庫切れ、330Ωと2.2KΩとした。
HZ6C1は無いので、HZ6C2とした。記事では25V用として、RSは6.2KΩ+470(560)Ω等になっているが、9.1KΩでおおよそ20Vが確保されるので、それで良しとした。
電流制限抵抗は0.68Ωが指定されていたが、プリでそんなに流すのかと思い1Ω程度にする。
TR6の2SJ103BLは、7.8と8.0mAのものを用いた。


SiCデバイスによる電源効果? 2017.01.24
 上図の電源が完成。
 GBPC2504、ブリッジはこれが金田アンプ(パワー)御用達だったが。31DF2も暫く君臨。その後、V19Eがプリ等の用途に頭出し、長続きはせず。
今回は余っていたBR154を使用した。出川さんのダイオードもあったが勿体ないのでストック。
ブリッジ整流器 Bridge Rect BR-15,15A,400V
昔、180円で入手。値札が付いたままだ。
Rコアトランス 25V×2 4.5A(4分の1世紀前頃に金田アンプ製作会にて金田先生が手配されたトランス)
電解コンデンサー KMH100V10000μF
トランスといいコンデンサーといい勿体無い感じ
ハムは完全に消えた
2SJ103効果かトランスの余裕効果か、2つのことを一緒に進めたから分からなくなる。
SiCデバイス効果として、ダイオードを替えるとどうなるのか楽しみだ。
試聴結果
 締まった低域
 豊かな張り出す抜けの良い厚い中域
 きらびやかなハッとする粒立ちの良い高域
かなりいいと感じた。

カレントラインアンプ用SAOC (2017.01.30)
これにて安定動作する。別冊のカレントラインアンプのチップTR化したものを使っていることは述べた。
これで安心して音楽を聴ける。
Mj無線と実験2017.2より引用
SAOC訂正  どうも不穏な動きをすると思ったら電源電圧が違っていた
正しくはカレントラインアンプに使用電源電圧で+7.2Vだ
訂正前は随分と無理して働いていたと思うと申し訳ない 容赦
無理していたせいなのかこのシンプル型SAOCの評価は「調整が難しい」としていたが訂正しなければならないだろう まだ1日目だから今後の動きによって再評価したい
青色で訂正した電圧を追加する

 
2017.08.10 

LTspice (2017.02.01) ラインアンプ編
上図のシンプルAOCを、LTspiceで動作させるのは至難の業。
VR500Ωは相当にクリチカルだから。極端だが調整ドライバーを触れただけで20~30mV変動するからだ。
EQの方はそんなにクリチカルではなかった気がしたが旧タイプSAOC差動アンプ式と違ってバランスを取る方式でないためVR500Ωの少しの抵抗値の変化でオフセット電圧が大きく発生する。


暫く放ってきぼり (2017.08.03)
最近ステレオ装置やCDPに熱が入っていてモノーラルの方はとんとご無沙汰
さて聴こうにもプリの電源を外して別の用途に使っていたため電源Aだったか電源Bだったか
 電源A TK-P1 ±19.2V Regは古いタイプ
 電源B Rコアトランス(25V×2 4.5A) ±20.4V Regはこのページのもの
はじめに電源Aをつなぐ CHフィルター出力部のオフセット電圧が+230mV ラインアンプの調整VRで調整も可能だがあちこちの半固定VRを回したくないから電源Bをつないで見ると+30mVでOK こちらの電源だったのか 1.2Vの電圧差が影響するのか?
次にパワーアンプの電源SWを入れてオフセット電圧を見るとゲインVRの角度によって電圧が動く? ラインアンプにはシンプルSAOCが付いている これの調整がクリチカルなのは述べた通り そのままで音楽を聴くがなんともギスギスして気持ち悪く聴くに耐えない
シンプルSAOCを念入りに調整して同じ音楽を聴いてみた まったく別物だ SAOCの威力恐るべし
そのうちVR500Ωの現在値を調べ固定抵抗+50ΩVR+固定抵抗で細かく調整できるようにしたい

出川さんのダイオードとBR154やSiCダイオードの音の比較もしたいところだが耳が応えられるか心配

本プリのカレントラインアンプ (2017.08.05) 
ゲインVRの動作がおかしい そうか記事はSAOC不要とのことだったがあとから付加したのだ 負荷抵抗は510から240Ωに変更しているが出力抵抗はゲインVR+1KΩのままだった 220Ω+ゲインVR+1.8KΩ→outとしなければゲインVRがアースされたときSAOCへの信号が途絶えるからゲインVRを0から回転させるとSAOCコントロールが間に合わずにオフセット電圧が発生して収束することの繰り返しが発生する
おかしい所作をするのはそのせいだった
   
結果手持ちスケルトンがなくて 330Ω+ゲインVR203(A)+1KΩ→outとなった この辺りの抵抗値変更によりCHフィルターアンプNo.219との整合がズレて再調整を要するはずだ 要はあまり機材を変更しないことなのだが 取っ替え引っ替えがライフワークなので
それにしてもシンプルSAOCはゆる~い動作だが確実に仕事をする
なおこのラインアンプは先にもふれたが以下に掲載のものでチップTR化したものだ
   
電流伝送方式オーディオDCアンプシステム プリアンプ&デジタルオーディオ編 最新版9機種 発売日: 2013-10-18
 
電源は±20.4Vで使用

どこかで何かを間違ったか (2017.08.08) 頼みますシンプルSAOC
このプリの電源A・Bを取っ替え引っ替えしているあたりからプリのカレントラインアンプとCHフィルターとの整合やらその他多くの要素にてパワーIVCのDCオフセット電圧が顕著に出てきた
さてと幾ら半固定VRとニラメッコしても埒が明かないから調整に入る(つまり半固定VRを回すことだ)ただし手当たり次第に手を付けると取り返しがつかない いままで幾度となく経験してきているのだが今回も回した回した こんなとき多回転VRでなかったら良いものをと羨む かくして私のモノーラルシステムの電流伝送アンプ一式は今日は休眠?する また明日に適正な半固定VR位置を見つけ出したいものだ 思うにシンプルSAOCも悪さに一役かっていると感じる しかしハマルと見事な働きぶりだから廃棄するのは忍び難い
そんなこんなで昨夜は古い真空管タイプのNo.154プリとNo.133パワーアンプでドリス・デイをしんみりと聴いたがこの組合せもドリスに似合う LPはモノーラル盤だったしプリもモノーラルなのでマッチする 戦い敗れて山河でもないがきちんと残しておいてくれるのだと勘違い
ドイツの哲学者ニーチェのこんな言葉を「人は、治療手段を選んだと信じつつ、憔悴(しょうすい)を早めるものを選ぶ」

EQ再調整  この際EQの再調整も行おう
メモを見ても調整らしきことを略しているような感じだから
電源電圧は+20.4VだからTR1のDドレインは5.6KΩのままで2.6mA流れるから良いだろう
MJの調整要領には
 ①EQ入力をグランドにショート
 ②EQ7.5KΩ出力をグランドにショート
 ③SAOCのTR1ゲートをグランドにショート
とあるが①が腑に落ちないが

                Mj無線と実験2017.2より引用

①EQ入力をグランドにショート するとしないとでは当然Zの電圧が異なる
カートリッジorテストプラグを繋いでというのなら分かるがショートとは?
ちなみに電流伝送タイプのEQで上図にて
 ショートすると  Z=6.75V
 ショートしないと Z=14.87Vである

 
2017.08.09
カレントラインアンプ (2017.08.13)
現用のものは+7.2Vと-4.8Vを使うタイプでこの電源は3端子REGで間に合わせに附加したもの
さてきちんとした金田式REGを作ろうと思うものの結構な手間だと尻込みしそれならばとNo.251のオリジナルのカレントラインアンプを作った方が早いし電源も+20Vのみで足りるからトータルで勝負ありということになった
製作時のメモをアップしておかないと後から探しても行方不明になるから手書きが多いが容赦
また、現用のものより進化していて入力部電圧は自動で0Vにする機能がTR1だから調整半固定抵抗が1つになっている
昨日はTR6に電流が規定より5mA程度多く流れ少し熱くなり伴ってTR4も発熱しあまり好きな傾向ではなかったがSAOCの負荷対抗を5.6KΩから4.7KΩにするなどしているうちに昨日の半分に減っている
このタイプのSAOC(真空管ハイブリッドラインアンプ)の負荷抵抗は9.1KΩで電源電圧+18Vで発表されているがこれでは動作範囲から外れる
このように結局はSAOCのお世話にならなければオフセット電圧は安定しないし200mVも出たりする

  
ゲインVRは10KΩ(A)で角度10時で丁度良い音量だ 750Ω位だと思う

ここのところステレオ装置の灯はお休みしてモノーラルに傾注 
カレントラインアンプを作った

2017.08.16 
  No.251のオリジナルのカレントラインアンプを作った
スケルトン抵抗は220Ωが無くて330Ω+1.8KΩとした
仮に取り付けるときは下図のようにしているから220Ωを入手したら難なく直ぐに330Ωと交換できる
大体このままの7本撚り線で基板から浮かした2階建て構造で終わってしまうことが多い
スケルトン抵抗の足は別の出番も考え長いまま半田するが信号は最短距離を流れるから音には影響ないしある方のレポートでは7本撚り線に替えた方が音に良いということもあったが 如何に

 

写真左はSAOC部
ここの2SK170BLのところを誤って117BLを取り付けてしまった
いくら頑張ってもSAOCは正常に動作しない
おかしいと思いよく見ると違っていた
最近はとみに勘違いが多発する 趣味だけなら良いが仕事には御法度なのだが・・・
CBB0.68μFを始めて使って見た 小さくて63Vと耐圧も良いと思うが少し高い@160 それから見ると0.1μF100V APSは大きいがリーズナブル@35(CBBは@100)
CBBは5mmピン間隔だから4mmピッチユニバーサル基板 AT-1S(43)にも良く似合うしスペースを取らない

下のカレントラインアンプは今回オリジナルが完成したので取外した+7.2Vと-4.8Vを使う別冊タイプでこの電源は3端子REGで間に合わせに附加したREGも搭載したもので右にはSAOCも追加する等継ぎはぎ状態
入力部電圧は左半固定抵抗で調整するタイプ



これを①別冊タイプということにして下図のようにEQはNo.248球
②No.251オリジナルと比べる
 ①はEQの球の良さが伝わってこない 物足りない おとなしい
 ②は少しブーミー感はあるものの①に比べると躍動的 ゲインも感じる

過日赤ラインのようにして聴いた限りではブーミー感はなくなった
同じVR位置にもかかわらずゲインが少し減少した

やはりNo.248はオリジナルの球タイプが似合うのだろう
No.221で色々とテストした結果ではEQの力が顕著であったためカレントラインアンプを見くびっていた
③No.217も久しぶりに灯を入れて参加したが①にも②にもかなわない ③が一番きちんと製作したのだが隔世の感があるのか そんなに年月は経過していないのに最近のプリアンプの進化が早すぎるのであり追いついて行くのは容易なことではない


 ※上のカートリッジはDL103ではなくてDL102が正しい

たまには聴こう 251プリ  2019.05.05
No.248プリばかり聴いていたが半導体の251も聴きたくなって棚から取り出した
DCオフセットが収まらなくて一時断念
気を取り直して暫く格闘
原因は電源だった 自分では±20Vの電源と思いこみ
実は±15Vにして使っていた 電源のRS用抵抗を取り替えて20Vにする(結構15Vと20Vの用途が多いからSWで切り替え式にしておくのも良いかも)
一番影響を受けるのはカートリッジVICのFET K30ATMのIdssの変化による誤差が大きくDCオフセットに響くから下のように5種類のK30ATMテスト用アダプターを作ってある 今回は一番右のIdss=5.4mAのものを使ってオフライン調整をした これがカートリッジに載せてあるK30ATMのIdssに一番近いのだ
にもかかわらずうまく動作しない
ようやく間違いに気づき±20Vにするとなんのことは無く音出しまで出来た 製作時には問題がなかったのだから こうなるのが当たり前なのだと妙に納得 最近は思い込みと勘違いが目立つ 〇〇症ではないだろうね 失笑
この辺りの留意点はプリの上蓋の裏にメモで貼り付けてあるのにこれを読まない 横着と早とちりは結果NGというのは判っているのに学習効果はかなり無くなった

このプリのEQにはIdssキャンセラーは付いていない
ほぼ同回路(全く同回路か)のNo.257にはIdssキャンセラーが付いている?




5種類のK30ATMテスト用ピンジャックアダプター 4.8~5.4mAまで小刻みに用意してある
これらの中から同じ値のものをカートリッジにも載せると調整のときに誤差なしとなる

以下のメモからも1Vの誤差でも相当DCオフセット電圧に響く









ラインアンプの出力抵抗のうち220Ωの箇所が暫定でスケルトン330Ωだった
残念ながら220Ωは手持ちなし
一時ニッコーム抵抗220Ωにもしたが?当然納得行かない
そのため我が工房で高評価?(独りよがりか)の
LGMFSA50-100C(音響用金属皮膜抵抗:220Ω/±0.25%品) を用いることとした 構造上取り替えに要する手間は殆ど無い
早速ヒヤリングするも信号が流れる部分にもかかわらず音の劣化は感じない
ミキシングIVCの帰還抵抗に用いて高評価ということも以前に述べたのと同様信号経路に用いても良いと判断している

ラインアンプの可変VRは1kΩ(B)にした VR回転角度0を9時の位置に合わせてあるが普段聴く位置は11時くらいで十分な音量だ


この図から抵抗値は200Ω
案外と高い抵抗値のVRは要らないと以前から思っている また必ずしもAカーブでなくても良いと思う


この図を厚紙に印刷してVRの手前に配置して回転角に応じた抵抗値を計測するときによく使う(参考)

251 vs 248  2019.05.08
プリのNo.251と248の聴き比べをしてみようと思い準備を進めた
カートリッジが無いしあってもFETを載せたり手間が掛かる アームもフォノモータも必要だ
カートリッジからの出力をSWで切り替えてNo.251又は248プリに入れる プリの出力もそれに合わせて219チャンネルフィルターへ繋ぐようにすれば良い筈だ
少し危ないが試してみよう

 
トランペットの詩人トニー・フラッセラ A-1曲目I'll BE SEEING YOU と 2曲目MUY

the magnificent thad jones の 四月のパリApril In Paris

試聴ソースはこの2枚

下図のような仕組みで音出しをしてみる

DL-102+2SK30ATMを切り替えるということは切り替え直後はNo.248なりNo.251なりとから電源が供給されたばかりということ 今まで印加の+13Vや+16Vの電源供給によりFETは安定しているだろうが電圧が異なること等で回路の親和性は少しズレていることになる
 ◇この切替器は信号とアースがそれぞれの回路で独立している


(当機の場合は電源電圧が異なるので No.248=+13.85V No.251=+16.45V[No.251はK30ATMに5.5mA喰うとして]  No.248は別電源で+18Vを供給しているから記事と変わらない No.251は記事では+25vのところ当機は+20Vとしている)
証拠に切り替えてすぐにゲインVRを回すと結構大きな(抽象的で容赦)DCオフセットが発生する そのため切替時はプリのゲインVRはゼロにしておく必要がある 5秒程度待ってからゲインVRを上げることにしている
このため瞬時にSWを切り替えて試聴するという芸当はできない タイムラグが有るからレコードは最初から聴き直すようにしている その辺りの儀式を済ませると丁度5秒位経過する
いよいよ聴き比べ
予想とは異なり大きな差異は無いのには驚いた これなら半導体の方が電源も含めて製作は楽である なんとかして真空管の良さを見つけようと躍起になるのだが


The Artistry of Pepper A-1曲目What Is This Thing Called Love

もう一枚試聴

トニー・フラッセラのときから少し気に留めていたが No.251が少し低音が「ぶっとく」聞こえる
余分な贅肉が付いたような感じ
なかなか音の伝承は難しい


アートペッパー 云うまでもない

No.251は衣をまとっている感じ(例えが悪いがエビフライの中身は細いのに衣が多いイメージか)
No.248はシェイプアップされている
A面1曲目Blues In 出だしから流れるアルトが251は妙に太めに聴こえる
このレコードは球と半導体の違いが良く分かる
昔(25年も経つかな)金田先生の製作&試聴会で真空管プリの比較をしたことがあるのを思い出した
157 真空管DCプリアンプだったと思う ふくよかなボーっとした柔らかな音のプリと シャープなカチッとしたプリがあった 同じ回路でも違う音がするもんだと妙に感心したものだ
金田先生曰く 「後者の方が良いのですよ」と
248は後者に該当する

2019.05.11
B面1曲目Dianne's Dilemma 251はまとまりが悪く聴こえる 何ともしっくりとしない感じだ


20200729
リップルフィルター式電源を試した経過は別にアップした

そのリップルフィルターは下のバラックだ 2SK214/J77による
ケミコン容量不足で追加追加のツギハギだ 追加のたびにリップルが減るからケミコンを15000μFくらいにしようか 現状は10000μFくらいだ




結局4700+3300×3で14600μFとした さすがハムはほぼ無い これにてケースを探して完成だ
当環境では2SK214/J77がリップルフィルターに適合すると思う

パターンAC入力に0.33Ωを付してラッシュカレントに弱いSiCを保護(のつもり)
記事では±25Vだがそんなときもph7は20Vにしている 他のものも大体8掛けに押さえている 金田アンプは電源にある意味寛大だから低めにしている それと他にも転用する場合他も20Vで使っているものが多いため統一したい意味合いもある No.251のミキシンングIVCも20Vだからそのうち今回の電源をそちらに使ってみたい

  
※ケミコンは基板外のものは省略している


2020.08.04
LM317達に光が
そういえば以前に作ったLM317.337による±20Vの木製ケースのユニットがあった 最近は金田先生もこの素子を多用しており更には音が良いとまで評価? 少し信じられない気もする(失礼ながら・・・) また78や79シリーズも使っている
リップルが無くなって音が良ければこんなにも簡単なREGは他にはないから使ってみた リップルは無い 今更ながらこの素子の威力に驚く そのうち音楽での対決をしよう


(taken with iPhone)

317等のREG記事では相当シビアに電圧を求めているのか130KΩや4.7KΩのパラ合成値を用いている ph7はあまり誤差は気にしないから3.6KΩを付けたらおおよそ20Vが出てきたのでそのままにしている なお入力電圧は負荷のかけた状態で±とも26V位だ 金田先生は抵抗のパラはあまり好きでないと見受けていたがそうでもないようだ


※例示は画像ファイル 実際はエクセルにて4700と130000と必要に応じて0を入力すると合成抵抗を元に出力電圧が計算される



LM317.337について
     
(C) Copyright 2001.ph7 All Rights Reserved.