金田アンプ ラインケーブル
2015.2.6
 「No.229金田式DAC」の後半部と一部重複する。



同軸デジタルケーブル考察etc


ケーブル 

今のところDACへの接続は以下の3種で使い分けている。
 モガミ2511
 マスプロ75Ω同軸5C-2VT
 TACHIIのソフテックマイクコードSOFTEC 0.5×1C
音の評価はいずれ・・・

 
2015.01.22 
気になるケーブル   以下の①②組み合わせにてヤフオクで1本50cm 1700円で高い評価が気になる。ベルデン 1506A や 1505A の音質よりも上とのことだ。
 ① ケーブル: DX ANTENNA 5C-FV
 ② プラグ: CANARE カナレ RCAP-C5F
とある販売店では、このとおり入手できない。いつから、このような状況があったのか分からないがm当100円もしないテレビの同軸の音が良いとは?
 
 AmazonではBELDEN 1506A(3C-FB相当)10mにNEUTRIK NBNC75BIJ9を付けて7776円だからケーブル自体はm当5~600円程度か

トモカ電気hpから
BELDEN 低損失プレナム同軸ケーブル 1506A標準価格 (税別)
 1506A 10m 10,600円
 1506A 30m 30,600円
 1506A 50m 48,600円
 1506A 100m 93,000円0円

BELDEN 低損失同軸ケーブル 1505A標準価格 (税別)
 1505A 10m 4,800円
 1505A 30m 13,600円
 1505A 50m 21,800円
 1505A 100m 41,600円

 
疑問?   ケーブルによって音が違うということはあるのだろうが、どこのオーディオルームでも同じ結果がでるとは限らないだろう。それを検証するには自分の部屋と装置で試すしかない。さらに、一定の評価をされた方が試聴したソースも同じものを用意して、そのソースのどこがどのように良いのか具体的に示されていることを踏まえて、Tryしてみたいものだ。抽象的なものは比較にならない。
 今回の自分のDACに繋ぐ場合、入力①は基板までの内部配線がモガミ2511であるから、このケーブルとのマッチングによって音も変わるだろうし、入力②はダイエイ電線20芯だから、インピーダンスは75Ωとは限らない。このように色々な要素が絡み合って、出てくる音に影響を与える。
 遥か、20年以上も昔だが仲間内でスピーカーケーブルをm当り数万円のものとダイエイ電線30芯と比べたときの記憶は今でもはっきりと覚えており、同席した5名全員が後者に軍配を挙げた。それ以来、スピーカーケーブルは一夫一妻だ。しかし、このことも具体的な事項を示した上の評価ではないので乞容赦だか、次元が違っていたことは確かでソースはアナログレコードのホテルカリフォルニアだった。12弦ギターの印象的なイントロ。そして、不思議な物語が幕を開ける。1976年にイーグルスが発表した名曲。
 話は戻るが、DX ANTENNA 5C-FVがモガミ 2497と音質的に同等のレベルなら価格で10分の1程度であるからコストパフォマンスは高いことになる。しかし、前者の作りは後者に比して雑だと思われる。網線もTACHIIのソフテックマイクコードSOFTEC 0.5×1Cと同様に疎で取り留めなくハンダ処理に苦労する。
 絶縁体だが、5C-FVは発泡ポリエチレンという。2497の絶縁体は知り得ないが、5C-FVの発泡ポリエチレンは疎である。この様な絶縁体は初めてお目にかかった。
 同軸ケーブルの正式名称は、「発泡ポリエチレン絶縁ビニルシース同軸ケーブル」ということだからどの同軸にも発泡ポリエチレンが用いられているのだろうが、5C-FVの発泡ポリエチレンは本当に疎だ。(英語=COAXIAL CABLE - コアキシャルケーブル )。

同軸ケーブルの記号と種類
 S : BS/CS(2,600Hz)対応は「S」 未対応は無表記
 5 : 網線直径をmmで表記 3・4・5・7・10が代表的
 C : インピーダンス「75Ω」 「D」は50Ω
 F : 発泡ポリエチレン 「2」はポリエチレン 「HF」は高発泡ポリエチレン
 B : アルミ箔テープ付銅編組 「V」は編組一重 「W」は編組二重 「T」は編組三重
 となっているから、5C-FVは「5mm網径 75Ω 絶縁体発泡ポリエチレン 編組一重」のPVC(ポリ塩化ビニル混合物)被覆ということになる。
 昔、アマチュア無線で50Ωの同軸を良く使ったが、5D-2Vは絶縁体がポリエチレンということになる。


絶縁体の断面
 左からモガミ2497、TZ-5CFVS、DX ANTENNA 5C-FV 材質はDXが一番疎に感じる。TZ-5CFVSのメーカは不明だ。
下のように薄切りにして見ると良く分かる。

 DX ANTENNA 5C-FVは入手困難となっているが、生産終了品だから致し方ない。製品の箱を見るとmade in chinaだ。このようなもので良い音が出るのだろうか。試してみなければ何とも言えないが、きっと私にはどれも同じように聴こえると思う。色々と評価されている方がおられるが、その些細な音の違いを見抜く感性とボキャブラリーの豊かさには感心するばかりで、残念ながら私には真似ができない。


2015.01.29 
Zo 
 ■Zoのエクセル式 =277*LOG(2*C4/D4) ~DはC列、dはD列
 これは、ダイエイ電線20芯をラインケーブルにするとそのインピーダンスは如何程かということから計算したもので、20芯を密着させて用いてもなんと200Ω近い。
 アンプ等内部の配線もダイエイ電線を使っているが、厳密なインピーダンスということになると計測できない。ただ、DAC入力部は75Ωの抵抗で強制的に75Ωで受けているがミスマッチといえばミスマッチ。
 アマチュア無線の世界では定在波比 (SWR) は、重視されており、交流の伝送線路における進行波と反射波の関係を示す数値である。電圧定在波比 (VSWR)を計測するメーター器SWR計なるものをもって、その昔はアンテナ調整に躍起になっていたものだ。
 オーディオにもこのような計器があると助かるのだが、せいぜいローインピーダンスで出して、100倍位のハイインピーダンスで受けるのが常套の世界だ。

 DXアンテナの同軸は以下のようになる。

 ※同軸線特性インピーダンス Zo = 138/sqrt(εr)*log(D/d) [Ω]が正しい。
 ■Zoのエクセル式 =138/SQRT(E16)*LOG(C16/D16) ~DはC列、dはD列、εrはE列
 DXアンテナ5C-FVの線径を良く計測すると、D間隔は0.5cm弱、d線径は0.1弱だから、せいぜい60Ω強前後となる。上の式のD=0.74は被覆外径だった。きっと他の5Cケーブルも同様だろう?εrの係数2.3が異なるしか途はないが。
 以下は、立井の同軸ケーブルの公表されたDd等の数値による計算結果だが、概ね合っている。εrの係数が2.3で良いかどうかは分からないが。




2015.02.06 
ツイストペア   デジタルケーブル の静電容量は非常に低く、アナログケーブルよ り優れているから、オーディオのラインケーブルにも使えると思う。しかし、ツイストペアケーブルのインピーダンスは110Ω前後だからミスマッチが生じる。

 
 
実験   ラインケーブルによって音が違うということはあるのだろうということは、少し理解していたつもりだが、その違いを云々するには自己検証しかない。 しかし、駄耳なのであまり区分けはつかないだろうとのとおり。
 と言いつつここ10日くらいで10種程度のケーブルを試した。前述のツイストペアケーブルもその一つだ。
 結論には至っていないが、やはり聴き分けは難しいことだけははっきりした。どうも好きなタイプのケーブルを聴けば良いということに辿り着きそうだ。ビュアーな金田アンプでの聴き分けは簡単ではないかと軽く考えていたが、どこに原因があるのか分からないが、良い意味で平均化されるためなのか(そんな理論はない)あまり違いが見えてこない。おかしい。

 左から
 モガミ3(2497、2505、2511)
 同軸5(DXアンテナ5C-FV 50cm、TZ-5CFVS、DXアンテナ5C-FV 1m、RG-58A/U、マスプロ3CFV)
 タチイ等3(タチイマイクコードSOFTEC 0.5×1C 25cm、CANARE CABLE GS-6 205、タチイマイクコードSOFTEC 0.5×1C
 ツイスト他3(ツイストペアケーブルLAN用、ダイエイ20芯、モガミ2520)
 その他のケーブル2(GEORG NEUMANN GMBH、OFC)


まだ、テストしていないケーブル。
左から
 ①不明
 ②ノイズレスとのみ英語表記
 ③モガミアームケーブル
 ④タチイマイクコード2芯
写真にないが、KANSAI TUSIN 5C-2V
マスプロ 5C-2VT もテストしたい。

②は下図のように表記されている メーカー不詳


2015.02.07 
2497  金田先生が以下のように説明されいる。
 『入力インピーダンスは信号ケーブルの特性インピーダンスに合わせて75Ωとする。信号ケーブルによっても音が変わるので、モガミ電線の2497を推薦する。2497は本来オーディオ信号の伝送用に開発されたケーブルだが、特性インピーダンスが75Ωなので、高速パルス や映像信号の伝送に最適だ。
                 ---引用 MJ2013.02 No.224 P.92---
 以前から、疑問だったのは、アームからプリまでは2497、プリ内部は2511で受け2497で出す?なんと最近は、電流伝送だから内部はダイエイ20芯になっている。C/Pの良さと配線が容易となり良いことづくしだ。


 
プラグ   次から次と色々なことに遭遇する。
最近、ケーブルよりもプラグに目がシフトしている。
プラグの選択肢として端子とはめ合いを重視するのは当然だが、プラグのメッキに注意することを忘れていた。金メッキの下にはニッケルメッキがなされているという。これは強磁性体だからネオジウム磁石(かなり強力)でチェックすると判別できる。
 意外なことに私の所有するプラグはすべて、紐につるした磁石がプラグに吸い寄せられる。ただし、その吸い付き具合は様々である。モガミの7553さえ少し吸い寄せられる。上のその他のケーブル2のうちOFCは一番強い。磁石は紐につるさなければ単にプラグに近づけても判別がつかない。
 カナレ(canare F10、F09 )のプラグはそれなりに吸い付く。これは、金田式DACとパワーアンプ間の接続に使っている。
 吸い付きがほとんどないのが、上のまだ、テストしていないケーブルのノイズレスとのみ英語表記されている黒いカバーのものだ。
 音を悪くする要因として、このニッケルメッキを指摘しているが、このことを検証するには、まだまだ先のことになりそうだ。
 一番良いのは、ケーブルを直付けすれば良いのだが。



磁石が少し強力すぎるか?写真はMOドライブの可動部から外したネオジウム磁石(2つ入っている。)
以下のようなリング型を探そう。
             

 
磁石  100円ショップにあった。穴が無いのでテープで糸を張り付けて使う。磁石が軽い分、吸い付き方が俊敏になる。

間違いなくネオジウム磁石だ。


cdショップにてノラジョーンズのCDが580円であった。環境の良いラインケーブルで良い音を聴こう。しかし、

 ニッケルは磁性体だから、直流電流で磁化するし、それ以外にも磁性体なら強力なマグネットでも磁化する。
 磁化するとヒステリシス歪みを発生する可能性があるようだ。今回、カートリッジの消磁器で消磁してみる。消磁後は磁石を付けないのは言うまでもない。消磁器の無い方は、いいかげんに実験しないことが良いのかもしれない。
 ニッケル層を最小限にして、音のよいプラグ等は、スーパートロンとモガミに限られていると言うのだから、モガミも磁石で少しは吸い付くのが理解できた。色々、試しているとsonyの安いプラグの付いているラインケーブルはまったく磁石に吸い付かない。さすがは。その時代、これらのことが音に良くないと理解していた技術者がいた証拠と思う。コストダウンばかり頭に、金メッキ層を薄くしてニッケル層を厚くしていないからだ。

2015.02.15 
ケーブル  ネットでケーブルの情報を見ていたら、相反することがあったので引用する。
 ①日本の音楽にはMOGAMI製、又はカナレ製のケーブルが合い洋楽(特に米国)はBelden 8412が合う。理由は、録音時に使用していたケーブルと一致するから。米国の業界スタンダードが、このBelden 8412だとか。
 *ttp://www.procable.jp/products/Belden8412.html
 ②「海外スタジオの定番」という記述や、「フラットな音」という記述は実は全て真実ではない。海外の・・特にアメリカのスタジオで一番使われているケーブルは、実は日本のMOGAMI製ケーブルとか。
 *ttp://wagnus.exblog.jp/13326446
 つまり、それぞれ相反することを述べていて、私にはどちらが正しいのか判断はできない。8412は手持ちがないので比較のしようがないが、ケーブル地獄の泥沼へ陥らないように気を付けるべし。くわばら々。。。

 
モガミ   その筋からの情報。
 スーパートロンのジャック
 モガミのプラグに限ると言う。
 モガミのジャックは不可と。
 モガミはニッケルよりも素材ではないかと。
このため、ボーカルなどにはどうしても付帯音が気になるそうであるが、私には判別は無理だろう。

別項にて、ラインケーブルのことについて、少し言及


2015/03/01 
カナレ電気 L-5C2VS 75Ω同軸ケーブル 2020/11/21
  概要 メーカー
高周波機器の接続、内部配線などに使用する、可とう性に優れたポリエチレン充実絶縁形同軸ケーブルで、広く国内一般に使用されています。
特性インピーダンスは75Ωで、CATVやテレビ受信の用途に使用できます。内部導体が撚線構造のため、特に屈曲の多い箇所での使用に最適です。
静電容量   約67nF/km 特性インピーダンス 75±3Ω シースカラー 黒

となっており使ってみたいケーブルの一つだ


 
 
 
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