No.154 WE310Aモノーラル真空管プリアンプ製作記 WE310A球アンプのバナー (C) Copyright 2001.ph7 All Rights Reserved

WE310AmonoAMP写真
 レトルト調のほのかな灯
 半世紀も前のものだ
 それでも手間をかけると
 きちんと応えてくれる
 一人でも多くの方に素晴らしい
 音楽を身近なものに・・・と
 
 次第にWEの統一した音が聴きたくなる
 これは病気だ
 さりとてWE310Aは2本しか手持ちがない
 あと4本を買うのはきつい
 こうなるとイコライザーはWE310A
 フラットアンプをWE396Aというのは
 どうだろう (2002.03.06)

WE310A拡大

モノーラルのすすめ
 金田明彦先生が真空管のモノーラル・プリアンプを発表されたのを横目で見て、いつものとおり(いつだったでしょうか?金田明彦先生の記事[MJ92年6月号DCパワーアンプ]を始めて見た時の感想参照。)気掛かりのまま時間だけが過ぎて行く。
 果たして、自分のメインシステムがモノーラルへとシフトしているのは何だろうか。2WAYならマルチでもステレオアンプが1台で足りる等、全てのコストが半分で済むのだ。
モノーラルのレコードには専用のシステムを、というくだりは自分で聴かなければ分からないだろう。当初は1箇所からしか音楽が出てこない違和感があるが、馴れると自然に聴こえる。変にリスニング位置を拘束されなくて良い。なお、カートリッジはDL102を使っている。また、接点プロの効能も今回試したのでレポートする。

 モノーラルのカートリッジもないのに、いつかパーツを集め始めていた。ここでも一番気を使うのは球だった。6C6でも良いとの部分は食指が動いた。確かにローコストである。6C6も相当古い球だ。10本購入し十分エージングしてフラットアンプの1ペアは見つかったので、そこの部分は6C6としている。イコライザーの初段はロシアの310A、2段目は6C6、終段はWE310Aとなっている。
 金田明彦先生の話、「WE310Aでなければならない訳は、聴いてみて分かるのだ。」と云われると、そのうちそのうちと思ってはいるが、高い球だから余分には買えない。そんななかで、フラットアンプのペアが見つかるかどうか。
 ただし、最近WE300Bとの組合わせにWE310Aが良いとのことが云われているので、余りはそちらへ回しても良いかとも考える。またしてもストックが増え、お金が減るのである。

 いつも思うのは、昔の球がいつまで供給されるのか。限界はあるはずだが、310Aもロシアで作っていたことを考えると、いずれどこかで作り始めるだろうという感もあるが甘いか。
 その答えは、ある骨董品の収集家がくれた。「販売する側としては、いくら残っていてその後がどうなると云うことは、頓着ないし要はいま売ることだ。」と・・・。

一部製作記に代えて、ある友人とのメール交換の内容。

「前略
 大変お忙しい中、ご返事をいただき恐縮でございます。
 さて、真空管モノーラル・プリアンプが完成しました。6C6、古典球ですが、2日位エージングをしたせいでしょうか。きちんと動作してくれています。
 フラットアンプの球に丁度ペアのとれた球があったので使っていますが、たまたまでしょうかペアがうまく見つかり、ECC81よりドリフトは少ないので安心して使っています。
 イコライザー切替(RIAA等)はミューティングを外したままで、切り替えたことはありませんが、気を付けないとスピーカーを飛ばすことに成り兼ねない程のショックノイズが出ます。(色々なタイプのロータリーSWで実験しましたが、構造とは関係が無いようです。)
 その後、ロシアの310A(綺麗な76年製の球)を2本入手し、ヒーターバイアス配線をしていないため、ヒーター:カソード間電圧の関係で終段に使っていましたが、全体の安定度が気になりイコライザー部に移動し、フラットアンプは今年6月号発表のプリメインのFETフラットアンプ部に変更しました。さすがにフラットアンプ部は超安定となっています。そうしているうちにWE310Aを2本入手したので、イコライザー部のロシアの球と比較しましたが、ロシアの球は粗削りな音です。そして、少しレベルも高い気がします。WE310Aの方が表現力が高く安定度も良いと思います。
 音に関しては、初のFET完全対称プリ部のフラットアンプでもあり満足いたしております。ただ、当初20KΩVRを1時位まで上げると発振しましたが、アーム(カートリッジ)のアースを取る等して、改善されました。
 そうですか、やはり全部WE310でなければ本来の求めている△氏の音にはなりませんか。私は、全段をWEに出来ないでいますが追い追い安い球を見つけて改良して行きます。実は、電源部もBENDIXの6754を使っています。WE412Aは入手が難しい状況です。
 ○氏は以前からEF86もテレフォンケンを使っていましたが、ECC81.82もテレフォンケンが音は良いですか。これまた、高い球ですからね。
 一つ気にかかることは、今の球のブームは結構なことですが、いつまで球の供給が続けられるのでしょうね。限りがあるものだけに心配です。
 ゴトウホーンの音ですが、アンプを金田式に替えたらどうなるかと思っていますが、今のままでは我が家の音にも負けていると思います。レ・コード館のヒャリング室で聴く観客は、ただ、コンクリート低音ホーンの見た目の大きさに圧倒され、普段聞くことのないレコードの音に比較するものもなく、ただただ訳も分からなく納得する方が大半かと思います。
 出力の件は、そんなにハイパワーにする必要は無いと思います。昔から200W位は余裕を見て必要だとかとのメーカーの言葉に踊らされている方は多いと思います。8Ω66W、4Ω120Wで十分すぎるとの皆の意見です。
 ムラビンスキー・レニングラードのショスタコービッチは私も持っていますが、名演奏です。ステレオで聴いていたときでは感じられないリアルな音がします。
                                  草々
  平成12年7月  日
PS.
 モノーラルレコードをモノーラルで聴くということを初めてやりましたが、私を含めてみんなの意見ですが、ステレオで聴いていたのは一体何だったのだろうか。という疑問が多いようです。
 手持ちのモノーラル版を手にしては、ため息を付いているY氏です。
 音の厚み・リアリティーさ・定位を気にしなくても良いことなど・・・最近はモノーラルシステムでモノーラルレコードばかりを聴いています。
 機器も1つで良いので製作も半分で済みますし、ちょっと専用の球のアンプでも作ってみようかと気軽に思いつきで製作できます。ただ、トランスは手持ちがないので発注してから待つ間に基板製作をすることにしています。
 こうなると当然、皆もがモノ専用のシステムが欲しくなります。一応、我が家では例のパイオニアS922スピーカーと△氏から頂いたタムラのトロイダルコアのトランスを使ったFETパワー(No133)で聴いています。しかし、音は躍動感があるものの絞りすぎたハイなスピーカーですので、メインシステムスピーカーとの比較も出来て楽しく聴いています。
 オールFETによるプリ部のことですが、とりあえずと思い初段を2SK97からFD1840に変更し、別図Aの抵抗を640Ωから2KΩに変更して使っていますが、2000年6月号の回路をベースにして片チャンネルを作ればモノ専用のプリメインとして気楽に素晴らしいモノーラルを聴けるので大変よいと思います。 」
注:別図Aはこの場面では無いこと。

 これは、製作記だから、もっと詳細なレポートも必要かと考えたが、MJの記事のとおりで、何等トラブルはないので、安心して製作できる真空管モノーラルアンプと思う。ただ、少し基板図について、修正箇所が何点かある。

○基板図について、印刷もれの説明
図11の接続線に記入漏れあり、左から→T2Pへ、Colombiaとffrrへ、SW2へ、ffrrへ、SW1へColombiaへ、となる。

○電源について言及すれば、私は100Vの安定化装置を使っている。この真空管モノーラルプリアンプでは実験していないが、真空管ステレオプリアンプでは、友人宅で試聴をしたところ安定化装置を使用しなければ、ハムが出て止らなかった。また、電圧変化によりドリフトも認められた。MJ02.02で100・105VのレギュレーターにWE404を採用し、このあたりの改善しているので、早速試してみることにする。(2002.02.26)

○6C6を2段目に使用した場合、いくら頑張っても所定の60Vが出ないが、310Aに差し替えるときちんと出る。実は、私もどうしてきちんと所定の電圧が出ないのか悩んだ。

○音楽が流れないときの真空管特有のノイズっぽいウネリは、私の場合初段を6C6からロシアの310Aに変えたら随分と小さくなった。

○真空管プリに限って、私はDC監視メーターを常時付加している。音には影響がないと判断しているので、興味のある方はお試し有れ。

○金田明彦先生の凄いところは、ロータリーSWとスケルトン抵抗で作るVR操作時にDCが出ていれば切替時に出る音の大小で、DCレベルを察知しテスター無しでフラットアンプのVR調整をしてしまうところだ。これは見習いたい。

○初段のみ球にシールドをかけることになるが、専用のものは3K円くらいするので取り敢えずと思い写真のようなズン胴のものとした。効果は変らない。これは一体何?。

○指定のシールド線が入手できずダイエイ電線20芯を使用した。ST管キャップからの配線も同様。ピンジャックはソニーのピンケーブルの先端部分を使用し、スマートに見せている。

○ヒーターのレギュレーターは贅沢にも4つに分けている。10Vと6.3Vが混在しているためであるが、音出しのみなら310Aは6.3Vでも使える、というか私は暫く、それで聴いていた。

○金田明彦先生はデザイン上から球を取り巻くようにパンチしてあるが、私は時間が無くて空けなかったのが不憫だ。今更空けられないし・・・。

○RE55QFは中止品だった。しかし、別メーカーから色の明るい同様のものが出ている。若松通商の方、曰く「前より音が良いとのことで皆の評判とか。」しかし、私はまだ比較していない。金田アンプもパーツや方向性指定も先生のポリシーであるが、それに傾注するかしないかは個人の自由かと・・・。しかし、私は先生が次にどんなパーツを選択するかに注目している。つまり、自分では選択できない。してしまえば、金田アンプには成らないからと思うのだが。

○発明する人、それを作る人で世の中巧く行く。オリジナルを変更して批評したりしないことだと思うのだが・・・、そして、オリジナルに対する誠意の中からしかコメントしないことだと思う。


[独り言]
 FETによるモノーラルプリアンプの記事も楽しみだ、発表して欲しい。
 真空管プリアンプにオフセット調整用のオートボリウムが欲しい。

[雑談]
 ちょっと寄り道をして、カメラの話、「耳の良い人は目も良いと思う。オーディオ談義に花を咲かせる時にカメラも欠かすことが出来ない。しかも、ライカ、コンタックスから、ペンタックス、デジカメまで様々なカメラ達である。」
 ちなみに私は、キャノンのデジカメ(初代のCV-10)を使っている。


[接点]
 接点プロ(5CC入)をコネクターや球の足に付けて効果の程を試した。ただし、片チャンで確認してからでないと私の場合はいい加減な耳なので判別は難しいが、コネクターについてのみ片チャンは塗布して、片チャンはしないで試聴すると明らかに、塗布した方がバランスと良いと云うか音のまとまりが出てくる。塗布しないほうはザラついた感じで音抜けがしていて拡散しているような感じになる。仲間皆で体験したが、「不思議なものだと・・・。」

ラージパンチ310Aスモールパンチ310A

電源部
WE310AMONOアンプ電源部写真



オートオフセット電圧調整回路
 モノーラルだから、これもひとつ作れば足りる。ついでに相当いい加減なパーツで作る。ローパスフィルターは手持ちの10μF無極性コンデンサーと150KΩの組み合わせでもオーディオ帯域以下のフィルターとなるからこれでも動作するがケミコンでは音に影響する。としながらも今はそれで動作させている。差動アンプは2SK117のベストマッチペア(6.2mA)だから、半固定のVRもちょうど中点の位置である。ただ、半固定は金田アンプ御用達の3回転のものが、回転もスムーズで扱いやすい。
 昨年の秋頃、2SC4578は入手難であると思っていた。そのため、2SC5460(TO126ISタイプ、800V、50mA)に置き換えてみた。

留意点
 TR2.3のE抵抗4.7KΩはそのままでは、Ioは流れない。2.7KΩにすると1mA流れる。これではまだ足りないから、TR1のE抵抗2.7KΩを調整する。この場合、2.52KΩで5.36mA流れちょうど良い値となる。しかし、No157で触れている下記の記述とよく似た結果となったのには驚く。

 まず、アイドリング電流がずれてしまうから、TR1の3KΩとReの調整をしなおすことだ。
     AOC搭載前   搭載後
 Rch   2.94KΩ  2.59KΩ
 Lch   2.92     2.59


WE310Aモノプリアンプ用AOC基板(2002.01.22)進の抵抗ではないものが混ざってくる状態。(赤が強いのがニッコーム抵抗だ)




ST5極管 WE310A 6C6(本セッションと関係の無い球も載せているが単なる比較)

Type
Heater(V,A)
(V)
Ebmax
(V)
Ec2max
(V)
Ppmax
(W)
Pg2max
(W)
gm
(mmho)
mu-g1g2
Ep(V)
Eg2(V)
Ip(mA)
Style &

Connection

6C6 6.3V 0.3A 300 125 0.75 0.1 1.25 - 250 100 2.0 ST-TG
6SJ7GT 6.3V 0.3A 300 300 2.5 0.7 1.65 - 250 100 3.0 GT-US
WE310A 10V 0.32A 275 180 2.5 0.4 1.8 - 135 - 5.5 ST-TG
6SH7GT 6.3V 0.3A 300 150 3.0 0.7 4.9 - 250 150 10.8 GT-US




改造計画
 WE396Aフラットアンプ
 とはいっても、何のことはない。貴重なWE310Aは、2本しか無いからこれをイコライザーに持って行く。すると、写真のように素っ気の無いスタイルになってしまうが、やむをえない。

WE310Aは、2本しか無い

 フラットアンプは、下のようにWE396Aを用いたNo.166をそっくり持ってくる。これでコスト的にはWE310A1本分(8K円)で済むことになる。さらに、5670Wなら300円くらいで買えるから、これにて暫定的に・・・ということも可能だが・・・。いつものことだが、間に合わせはいつまでも間に合わせの役目しかない。最後は、本物と交代させられる運命にあるから、いつも、代替品の山となる。これなら、はじめから本物を買ったほうが良かったと、反省することが、最近どうも多くなった。

 フラットアンプは、下のようにWE396Aを用いたNo.166をそっくり持ってくる

: 現在は、この5670Wタイプで音楽を聴いているが、こんなにも安い真空管(@175)で、こんなにも音楽や製作までも楽しめるものかと、感謝感激である。
この5670Wタイプも安くてよい

 この金田明彦先生の基板分割方式は、こんなところにもパーツセットとして応用できた。この真空管によるC/Pは相当に高いものがある。こうなると、No.166を一気に製作できそうである。しかもイコライザーに使用しているWE403Aは今のところ@1000程度だから相当低廉に、まとめることができる。さらに、真空管がWE403AとWE396Aの2種類あればWE系真空管プリアンプは用が足りる。100と105Vのレギュレータには、WE404A(5847A)でなく、WE403も使えるからだ。EF86.ECC81.ECC82を用いるテレフンケン系の真空管プリアンプは真空管3種類の用意は必要だが、色々な真空管を差し替えて音の違いを楽しむことができるという魅力も捨てがたい。

 しかし音はどうだろう
 396と5670の比較は所詮かわいそうであろう。一瞬でWEに軍パイがあがった。しっかりとした低音、音のしまりといいどうしようもないくらい差がついてしまう。値段で10倍以上も差があるので高いから良いとは思わないが、実際に出てくる音は隠しようがない。ちなみに私の使用した396は白箱であり、手元にはこれしかないので、青箱、紺箱、白箱といった比較はできない。


本プリアンプに使用のRコアトランス  No.141の真空管プリアンプ用にと金田明彦先生特注のもので、80Vと113V×2が150mA、10V3A、6.3Vと5V2A、12V×2が150mAのタップがある。
   No.141電源トランス回路整流管方式
    整流管412Aを使用。それを今回SBDに置き換えようというものだ。整流管とSBDとの音の比較が楽しみだ。

   No.141電源トランス回路ダイオード方式
   ダイオードは、30PHA18(180V3A)のSBD。耐圧が不足しないか心配。だから選別品を使いたい。



やはり、元に戻った。(2003.11.23)
真空管モノWE310A元に戻る


真空管モノWE310A元に戻る裏配線AOCが右上に見える。



電源を他のアンプにも  2004.01.18
 本モノ−ラルプリアンプの電源をECC81タイプのプリアンプにも使うことで、電源部内部に組み込んである2個のレギュレーターの1つをプリアンプ本体に埋め込むこととした。丁度、上の写真の中央下が空いている。ここに半導体方式のレギュレーターが手元にあったので、組み込むが単体では動作するも、組み込むと不安定のため、ヒーターの配線も必要だがEF86を使用したものとも考えたが、少しはみ出て入らない。仕方なく下の写真の5702を使ったタイプにした。これなら、真空管も倒せるので高さのない本ケースにも適合する。まさに本プリアンプのためにあるようなレギュレーターでないか。

we310a-mono100Vレギュレーター5702レギュレーター採用

WE310A 5702レギュレーター部真空管を寝かせての取り付け





ph7のモノーラルシステム

604E+ゴトー



アームはグレース540

リード線は半田直付け チタン合金ねじ・ワッシャとステンナット 少し針がへたっている?

 最近、モノーラルレコードを聴く時間が多くなると同時に、現システムでカートリッジを本当のモノーラル専用に換えると今の聴いている音はどのように良い方向に変わるのか気になってきた。手持ちのEMTのモノーラルカートリッジは、使わないで温存していたにも関わらず断線してしまった。
 一度きりだが、DL-102と前システムで音の傾向を比較したことがあるが、比べ物にならないほど良かったのは記憶にあるのだが、今一度、聴きたいと思ったところ叶わなくなった。
 良く聴く現システムは
  石プリ(モノ専用だからケースに基板は片CHのみ)+簡易ウッドケース入りAC電源
  石パワー(ステレオ用の片CHを使用)+Rコアトランス本格電源
  SP 自作BOX入りアルテック604E+ゴトーツィータ(1本)
  ネットワーク 自作1500HZ、9KHZクロス
  フォノモータDP-3000 グレースアーム540
  スケルトン抵抗アッテネーター5段ORスルーのBOXを通ってパワーアンプに繋がっている。

夜中はアッテネーター2目盛で聴いている。抵抗を通すと音がやせるのは仕方の無いことだ。スケルトンであれデールであれ同様だ。

----このようなアドバイスをいただいた
DL-102をレプリカに替えられると本格的なモノラルの音に変化すると思いますが、お客様のシステムのレベルから考えますと、特許製品のスピリッツMONOの方が非常にお薦めです。
カートリッジはスピーカーやアンプと同等に大事なもので、スピリッツに替える事によって全ての音が格段にグレードアップすると思います。
そして、今までの古いモノラルレコードには非常に質の良い音が録音されている事が分かります。
レプリカやスピリッツは非常に素直に信号を取り出しますので、ジャンルには関係なく現実的な音に近くなり、音楽性のある豊かな感情表現とスピード感のある音が出ます。
-----気になるなー。
2010.06.24
2017.10.07 このページ7年も更新なし 時間は早い動作は遅い
RIAAカーブがRIAAカーブでないということが気になっていて 幸いこのプリアンプには他のカーブも2つ用意されているから細やかな音を聴き分けるためメインの604スピーカーに繋ぐ 1.8KΩを経由して電流伝送でNo.219CHフィルターアンプNo.239のパワーIVCで聴いてみた 感想はそのうちでも
1KΩでも良いのだろうが現用のプリNo.251は1.8KΩで繋いでいるのでNo.219CHフィルターアンプ側が無調整で済むからそのようにした
ここの抵抗が1.8KΩが手持ち無く1.2KΩ+680Ω(実測1.92KΩ)と1KΩ+820Ω(実測1.82KΩ)ではオフセット電圧が約10mV後者が良い方へ低く出る これは当然のこと

2017.12.08 ザ・キット屋hpより引用
WE310Aがほぼ枯渇したいま、唯一のWE310A完全互換球の現行生産が始まった
製造中止となっていたSV-310,SV-91BがシリーズVとして復活したのは記憶に新しいところ
品名 LM 310A (ペア)
製品概要 トップグリッド電圧増幅五極管
価格 21,384円(税込)



2020.09.02
MJ誌1999.05から内部カラー写真を シンプルだ


当機の内部 オリジナルにないAOCや+105vREGが見える

出力の左にブランクの出力用ジャックは電流伝送に使う

 高圧+133.7V
 高圧-135.0V
 高圧+104.3V(1stREG)プリ内部に+100.0V_REG
 ヒーター用整流電圧+11.9V
  ヒーター+6.3V +9.7V(整流電圧が低いため+10V出ないがOK)



monoは端正な音も無骨なスタイルもDL-102が一番お似合いだ


初段のシールドをST管用のものに替えた 20230223 これでようやくすっきり
左の缶は今まで長い間仮に使用のもので手前の穴の空いたものを被せないとハムが出た
今度はST管シールドだけでハムは出ない





WE-421Aモノーラルパワーアンプを製作した 20240405
金田アンプ式ではない出力トランスを介したものだ ドライバーは6AU6とEF86が使えるようにした
そこでWE310Aプリの登場となるのだがノイズが気になる シャカシャカというようなノイズだが当然イコライザーからのものだ
初段は6C6を使用 予備は数本あるがやみくもに替えるのも芸が無い 最近製作した真空管試験機で最も良いものに差し替えたらノイズは止まった
簡単な構造の試験機も役に立った ついでにWE310Aを測定しようと思ったがヒーター電圧が10Vのため試験機は6.3Vにしか対応していないのでNG

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2001.03.23 1版
2001.04.07 最新update
2002.01.22 最新updateオートオフセット電圧調整回路追加
2002.02.07 真空管データ表追加
2002.03.09 改造計画追加

2002.04.14 トランス回路追加
2003.11.23 やはり戻った

2004.01.18 5702レギュレーター採用
更新履歴表記略