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これはph7の備忘録 2024.3.19 |
初歩のラジオの1959(昭和34).5月号の記事により製作 事の始まり 事の始まりは金田アンプでWE-421Aパワーアンプを作ろうとするところからだ 出力トランスを使用するコスト高のパワーアンプを避けていたこともありこのようなものに馴染みは薄いことから 金田アンプでもOTLのみを選んで製作していた そのような中 手持ちのWE-421Aや5998Aをチエックしてみたくなりモノーラルで良いので出力トランス式のものも1台作り球の具合を実体験したくなった さてノウハウもない製作経験も乏しいのでオークションにてジャンクのアンプを蒐集して点検修理を試みたところ 意外とシンプルで丈夫なことが分かった 球は70年も経過していても動作するという時空を超えた驚きも目の当たりにした そうするとますます球のオールドな魅力に引き込まれた パワーは少なくとも中音の充実している真空管アンプとJazzのなかでもボーカル中心のものは似合いだ 6V6GT UZ-42等のラジオ球と揶揄される中古のアンプを直しては聴き 々 しているうちに数ヶ月が経過していた そのようななかから成り行きだろうか真空管試験機も製作することになって相対的な比較のできる今回の60年も前の製作記事を忠実に再現することとなった 製作 当初は電源部を板の上に載せていた |
メーターのブリッジはゲルマニウムダイオードでなければNGというhpも見たが手持ちないため600v1Aの小さなブリッジダイオードを使うも支障ない様子 その後電源部をジャンクのシャーシに押し込んだ メータは外部メーターにも切り替えられるようにして本体のVUメーターに目盛りできるようにした 本体の目盛りパネルはネットから探した似合いの図を印刷し紙を貼っただけのもの ・100μA計で50のところを下のVUメーターで読むと目盛りの5分の一位を指すからこのVUメータは250μA強のものだろう ・デジタル電圧計2.1Vと出ているのはカソード電圧 6D6を計測 2.1Vだから14mA流れているということだ この球はあまり元気が良くないのだろうが新品がないので比較ができない なおデジタル電流計の表示が出ていないのは繋いでいないし使い方がイマイチわからない 秋月のLEDデジタルパネルメーター 電圧・電流同時表示 DE-2645-02 [100V・10A] ・原典ではメーター表示は必要のあるときだけ行うようになっているが 今回は逆にした 本体右横にあるマイクロスイッチのSWを押すと非表示となる 6AU6系 12AX7系 6V6 6ZP1(42) 6C6 5998用のソケット(含アダプター)を用意してあり計測できる はず CRフィルターの電圧 ・下のCRフィルターの電圧はとあるhpのものを表記してある 今回のものは未計測だがこれよりは低く出るだろう ・計測時Ⓒの電圧は2V等となるがその手前の電圧はそれよりも低く半分くらいだ? ***この不思議な現象はカソードの負荷抵抗150Ωに起因するように思われる ここを470Ωにしたらこの逆転現象は解消した 6ZP1計測データ Ⓒ点1.11V Ⓒの一つ手前も同様1.11v(本当は少し高いのだろうが?) 5998計測データ Ⓒ点2.04V Ⓒの一つ手前も同様2.04v カソードの負荷抵抗150ΩではNGの要因はわからない この記事は 「あなたの真空管を調べてみましょう」でサーチすると出てくる |
回路図に普段使いそうな球の足ピン配置を載せた |
夢クラフト ph7 金田アンプの世界 |
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