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これはph7の備忘録 |
色々な準備に相当の時が流れた ただNo.284の1つ前のNo.237で製作を進めているため用意した284の電源トランスの高圧では不足で+200Vが必要だ 用意したトランスは113V0.1Aなのであと27V位の電圧のトランスを追加して約200Vを得よう(少し足りないがなんとかなるだろう) ジャンク箱から丁度RコアのAC27~28V位のものが出てきた 事前に①5998A(WE-421A)出力トランスの真空管アンプを作ったことは前編で述べたWE-421Aを購入するとき販売業者から電極のスリットが狭いので傾けて調整するとスパークすると聞かされていた それでは逆さまにして調整は難題だなと心配していたが①のアンプ製作時は逆さまにして5998AもWE-421Aも他の球と同様に扱ったがその心配は杞憂に終わった だがあまり調子に乗ると良いことはないから大事に扱うべし 一応完成 20240504 100mA計も常設 あとはグリッド電圧を見れる端子を設置しよう 初段のプレートとTR1のベース電圧をほぼ同電位にする調整を終段を入れずに行う(これはNo.284の方法で237では少し異なる) これをしておかなければオフセット電圧が0.6Vを超えている場合終段に印加と同時にシャットダウンするからだ そうなると調整どころではなくなる なおこのアンプは終段への±200Vのon/off-SWを付加してあるので調整時は終段管を抜き差ししなくとも良い 終段に灯を入れて行う調整は片ch毎行うのが良いと・・・記事にあるとおりだ 上の写真のロールオーバーで見える小さなRコアトランスは以下の32V用のもの この嵩上げがなくとも動作する気もするが試していない 電源内部はその2でもアップしてあるので暗くて見づらいところは容赦 その2でも触れたが電解コンデンサーの±200V6Aをクイック開放するシャント抵抗は抵抗値とW数の不足により燃え切れたことが分かった 今回も2.2KΩ3w✕3トリプルで対応したが抵抗値が小さすぎてこれも燃え切れた 2KΩ10Wセメント抵抗に替えてクリアーした 1Aのヒューズも内蔵したが何時でも取り除ける しばらくはこれで様子を見る 100mAの電流計も調整時だけの出番では勿体ない 何時も使うようにしてみたほうが当分の間は安心だから 回路的にはNo.284のトランスでNo.237の初段ドライブ基板を動かしているので色々と齟齬のあるものとなったがうまく音が出れば良い まだ音出しまでには至っていない あとSAOCの回路もNo.284でもNo.237でもないもの(No.254)だが動作しているようだ 保護回路DC検出のシャント抵抗 -200Vからのシャント抵抗は下図14のように27KΩとなっているが手持ちなしにて22KΩ3Wとしたが60V程度をツェナーする形になり抵抗は1.6Wの消費電力となる 計算上は以下のように30KΩ位が無理ないようだ ちなみに27KΩでは30V程度をツェナーする形になり1.3Wの消費電力となる 保護回路 ツェナーが逆向き パターンの方は正しい 以下のパターンは過電流とDC検出基板 DC検出基板と過電流とはDet信号は同レベルのものを使うはずだが過電流検出基板へは3.3KΩ◯を経由して橋渡している なおあまり出力は好まないので過電流は1.0Aで動作するようにしておりこれなら通常の少し大きな出力でも動作するかと思い実験も兼ねている 過電流保護回路に関する過去の記述 参考 No.237回路図 回路図はMJ無線と実験誌から引用 抵抗値が3箇所修正750Ωにする 終段のダイオードが2箇所不要 半固定の接続変更の訂正記事がある D1.2の1μFは訂正記事は無いが最近の傾向から付加した |
図6 パワーIVCパターン 750Ωの手持ちが無いので680+75 TR2ベースの750は2KΩ半固定を暫定使用 |
電源トランスの+側100mAが電圧不足のため嵩上げした ドライブ基板はNo.237トランスは284のため支障のありそうな高圧部を変更した 4700μFケコミンを放電させる仕組みのSWがあるがこれによらないで自然に任せてどれくらいの時間で危なくないところまで放電するのか テストしよう 強制放電は何となく気が重いし以前は10000μFだったが最近は半減しているから自然に任すのも良いではないかな なお以下にパナソニックのコンデンサーに関する初歩的な説明がある https://industrial.panasonic.com/jp/ss/technical/b2 トップページ / 回路設計の最適解 / 技術情報 / コンデンサの基礎知識(1) |
タイマーとSAOC回路の消費電流 20240506 シャント抵抗は結構熱くなる リード線下の基板が焦げているから相当だ 2Wでは足りないと思うがスケルトン抵抗に依存するからにはどうしようもない スケルトンではない3Wのものに替えた タイマーもSAOCも10mA弱の消費電流で1.5~1.7Wと計算できるから矢張り3W~5Wで良いだろう No.237タイマーに+200V電源を使うようになっているがREGを通す前の電源+220Vとしなければタイマーが動作しない No.284では修正されて+220V(+212V)となっている 以下の計算で+200VとあるのはREGを通す前の電圧でNo.237(AC156V2.1A)とNo.284(AC150V1.2A)とでは少し電圧が異なる SAOC回路の調整が難関かも 終段を動作させないで行う調整は難儀する 良いと思って終段を繋ぐと保護回路が働くことが多いだろう つまりSAOCが合っていないからだ また終段を外して・・・ということの無いようにSWで±200VのON/OFFが出来るようにした 一度合ってしまうと不要のSWだがそのまま温存する 何かの時に使うことだろうと (これらは先にも述べた) SAOCの回路は右のNo.254を採用 VR200Ωのところを500オームにしたが現在地?が分からなくなりNG やはり記事通り200Ωが良い |
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SAOCの電圧と抵抗値変更の様子 なお各段の電圧測定は未了 |
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5998A→421Aに 20240506 いままで5998Aでテストしていた Io=90mA程度流して様子見 ただしこの電流計の信頼度を検証する必要がある それはそれとして421Aに差し替えたら半固定VRは回さずそのままにして20mAしか流れない 421Aとはこういうものか? それでも球はかなり熱い ファンを付加しないと安心できない なお5998Aのデーターシートにも150℃を限度にするようなことが書いてあるとか そのことが真空管5998Aの規格表に明記 BULB TEMPERATURE HOTTEST POINT(A) 200ºC (A) FOR OPTIMUM TUBE LIFE, THE BULB TEMPERATURE SHOULD BE MAINTAINED BELOW 150ºC BY FORCED AIR COOLING. 直訳すると チューブの寿命を最適化するには、強制空冷によりバルブ温度を 150℃ 以下に維持する必要があります。 また421Aの規格表には Note 1:For optimum life expectancy the heater-cathode voltage should not exceed 90 vol ts and forced-ai r cool ing should be provided. The ai rflow should be sufficient to keep the bulb temperature below 150℃. 注 1: 最適な寿命を実現するには、ヒーターとカソード間の電圧を高くしないでください。 90 ボルトを超える場合は、強制空冷を行う必要があります。空気バルブ温度を 150℃ 以下に保つのに十分な流量が必要です。 フアンで少し冷やしているもまだ高いな 以下グラフはMJ2017-11ページ83征矢進氏の記事から引用 征矢氏は記事の末尾に以下のコメントを残されている ヒヤリング 421A このままで良いから音楽を聴こう そもそもこのフルスケール100mAのアンメータは信頼性を疑っている 2ケで500円弱だから そのうち信頼性の有るものを入手しよう 何回が終段に電圧がかかると同時に保護回路が働く 前進せず困惑 ミキシングIVCの信号の出力が電圧伝送のためだった ここにの出口に1KΩを付加し電流伝送にして事なきを得る こういうときは一休みに限る ライオネル・ハンプトンのスターダストのCDを掛けた そのうちアナログレコードで聴いてみる 音が出た瞬間 聴き慣れた金田アンプの音だ 8cmのフォステクス・シングルコーンスピーカーからだが良い音だ オフセット電圧はLR共に20mV以内で安定している 真空管パワーアンプにしては凄く安定していると思う アンメーターは無信号時は20mAで信号の大小にメーターも同調してスケールいっぱい近く大きく振る 仮に90mAに合わせたとすると常に針が振り切れていることだろう 200~300mA程度のメーターが欲しくなる 5998Aのヒヤリング は未了 征矢氏は遜色ないとされているが5998Aは421Aよりも先にダーミーロードでの稼働テストは終わっているものの音出しはしていなかったのだ なおそのときは入力も1KΩでターミネートしていたので先の電圧伝送騒動は発生していない 5998Aで聴いてみようとセットした ターミネートでは保護回路は動作しないしIoが421Aのように20mAしか流れない 先には90mAでセットした筈だ 音声入力プラグを刺してSWonでは保護回路が働く 421Aではなんとも無かったのに 5998Aでは音声入力プラグのインピーダンスの関係でSAOCのセットも設定し直す必要があるのか? ややこやしくなってきた (どうも原因はスライダップトランスできちんと100Vを出していなかったことで入出力電圧に余裕のないレギュレータがきちんと動作していなかったのではと思う) 球を421Aに戻して CDをNo.251のミキシングIVC経由で調整しながら聴いていたが電流伝送の絡みがうまくないようで保護回路が働く 過日はなんとも無かったのだが? 原因は詰めていない (①原因はミキシングIVCの出力を電圧伝送として421Aパワーに入れていたこと) ならばとNo.221のプリアンプの電流伝送出力をNo.421Aパワーアンプで受けてレコードを聴く 何事もなかったかのように素晴らしい音でソニーロリンズのウェイ・アウト・ウエスト(Way Out West)を奏でる これぞ金田アンプの音だ 惚れ惚れとする SAOCがNGなのか等巡らせたが杞憂だった また明日はどうなることか 何れにしてもプリアンプからパワーアンプまで金田アンプで統一すると良いことは既知の事実だが今回改めて実感した (②No.221プリアンプからの信号をミキシングIVC側で電圧伝送で受けていたことによるイーズなミスも発覚 やれやれ?) 電流伝送と電圧伝送 この弊害もある これらが混在すると今回のようなトラブルが勘違いで発生する 要はきちんと管理していれば何のことはないのだが なかなかそのようには行かない メインのシステムは3wayの各パワーアンプは電圧伝送だがこれに繋がるプリアンプは混在している それを取り持つのはNo.221のミキシングIVCなのだが 今回のような勘違い 物忘れ? クワバラクワバラ 今度はまだ聴いていない5998Aのテストヒヤリング 保護回路も働くことなく1分で起動 ところが100mAのアンメータが振り切れている 果たしてプレートに何mAが印加されたのか知る由もない 半固定VRは421Aで50mA前後に調整しておいたままだったので直ぐにゲインを下げて50mA前後にした 下げる前はアンプから少し唸り声のようなノイズが聞こえた5998Aの悲鳴のようにも聞こえた これはかなりプレートに掛かっていると感じた こうなるとアンメータも300mA位のものが欲しくなる ヒヤリング結果 具体的には説明できないがやはり421Aに軍配が挙がる きめ細やかな点が5998Aには欠けたように感じた ※参考 |
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夢クラフト ph7 金田アンプの世界 |
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