No.278 バッテリードライブ真空管プリアンプ
   403A 396A      製作 EQアンプ編
 
  
2020.07.22
         ph7の備忘録


 



やはりイコライザーアンプ

イコライザー

ラインアンプはうまく動作しているようだ せっかくだからプリとしてトータルでアナログレコードを
聴いてみたくなった やはりEQアンプを作ろう

左がEQ基板 球はこれからセットし調整する
ラインIVCに比べEQ素子あるのとSAOCも素子が多くなるから
少し混んでいる 半固定の青やパスコンの青も目立つ
さらに2SA606を使ったので尚更だ

2SC606L hFE90~150
 Vceo-80v
 Vebo-5v
 IC(DC)-0.7A
 全損失 0.7W
今回使用のものはhFE=125のもの
全損失 1Wの607もあるがスペースがない


※ケースにまとめないと事故の元なので木製のケースを急遽作る
SAOCの微調整用だけ3回転の半固定を使う
後は目視で大体の抵抗値のわかる半固定が好きだ

ヒーターのシリーズ
ヒーター電圧6.3vのままでは1A喰う 338レギュレーターは放熱器を付けているから大丈夫
今の処電源は暫定で5A取れるアマチュア無線で使っていた安定化電源を利用している(暫定電源)が相当熱くなる 12.5VにしてEQとLINEをシリーズにしたらこれは解消 しかし6DJ8ラインアンプで気になったようにEQとLINEに均等に6.25Vづつ負荷されない
16.1V入力しなければ338レギュレーターは計算した12.5Vが出ない 1.8Wのロスとなる
 EQには6.12Vがかかる
 LINEには6.42Vがかかる いずれも95%105%の範囲だが気になる(気にするものでもないのだろうが・・・)
金田先生にしては許容?が寛大になったような(失礼しました)



※先述のようにシリーズにするとバラつきが宿命なので金田先生はヒーターのシリーズは採用しないものと勝手に思っていたが

少し手こずった 2021.07.23
・まず調整に先立って電流伝送のカートリッジのダミーを付け忘れた 私の場合はDL-102用なので2SK30ATMのIdss5.4mAがアームに取り付けてあるものと同一なのでこれをダミーとした これでDL-102を接続しても再調整は必要ない
・SAOCの+7.5VはツェナーではNGだった(理由は調べていない ラインアンプでは問題なかったが余計なパーツは外してラインアンプもRegからの+7.5Vを使おう)
・カートリッジに-7.5Vが必要なのを後から思い出した 記事では-15Vとなっているがこれは以前の記事を掲載しているものと思うが-7.5Vとすること バッテリーの構成を見ると-15Vではないことは分かる
 これにて±7.5VのRegを作ることとなる(私はバッテリーは使わないほうだ いまのところ適当な電源トランスの手持ちがないので暫定電源で間に合わせている)
・ヒーター用12VのRegも作り直した これには遅延回路を付加しSWon時は2V0.6A位から立ち上がり10数秒(もっとかかったかも)で12V0.5A(0.483A)に落ち着く(SWon時にヒーターが"パ~ッ"と灯る場合などは是非お勧めする)
・SAOCの左の半固定は3回転のものにした やはりクリチカルな調整になったため
・調整方法はNo.270を参照したが記事通りにはならなかった とにかくDCオフセットが出ないよう 入力端子にDCが発生しないよう T1のカソード電圧の適正値を見ながら アチコチの半固定VRを調整して合わす このT1のカソードにつながる半固定VRの調整が重要と思う
手順が狂うと何をやっているのか分からなくなる
なんとか使えるようになったが音出しには至っていない これから先は慎重に・・・
なお2SA606はTR1で400mW強は喰っているから結構熱い(70℃前後 いやそれ以上) さりとて放熱器は付けられないし 本当に私は暑さも熱さも厚さも苦手だ
あとは2021.09月号の調整方法を楽しみとする プリーンパターンも

プリントパターンは金田先生のものとは大分異なる だいたい基板そのものが私の場合少し大きい(横が2目盛り) やはり金田先生はセンスが良く基板も合理的にまとめられている 回路や働きが頭に入っているか否かの違いは大きい


※それにしても入力プラグの外側が-7.5V等電源がむき出しというのは危ない なにか適当なヒシチューブでカバーすべし
入力信号ジャックのそばの外部機器(フォノモーター)を繋ぐアース端子への配線を危なく入力ジャックの-7.5Vから取ろうとして苦笑

ヒヤリング
このレコードを聴いてみた
今回のプリはブラスの艶やかさが顕著 私の好きな音だ トランペットはもちろんバリトン・サックスは申し分ない あと少し聴き慣れたレコードを聴いてみる
トランペットの詩人トニー・フラッセラ


ヒーター遅延回路異常 2021.07.24
ラインIVCのT1のみが"パ~ッ"と灯るようになった?(明るい部屋では気づきづらい程度) ヒーターRegを作り替える前はヒーター遅延回路は正常に動作していたから新たな基板のイモハンダだろうと点検 25v47μFの+が繋がっていなかったためSWonで12.5Vがシリーズ接続のヒーターにいきなり印加 電流は 1.1Aかかってすぐに0.5Aまで下がっていく この1.1Aが負担になっていて可愛そうなことをした403A
直してからは「少し手こずった」で触れたように動作している


※47μFのコンデンサーは半分くらいでも良いと思う 確か10μFだと6秒くらいで12.5vになった筈


遅延時間調整
以下のサイトで計算 現在は17秒のようだ 47KΩと22μFが良いように思う 2021.07.28追加

https://www.cqpub.co.jp/toragi/2008-2020/Portals/0/trcalc/trcalc.html?4


※どうもこのシュミレーションは当回路にはNG 51KΩと10μFで約10秒となる


電圧等 2021.07.24
TR1.2.3は2AS606とした TR1.2は80℃前後で熱い 空冷にしてみた?
Ioは12mAがmax 電圧の関係もあるが10mA流せば良いだろう
TR3の電流とTR1+TR2の電流がほぼ一致しなければならない
TR3の負荷抵抗は固定抵抗のみとなってIoは12mA




上図のT1負荷抵抗に以下の通り誤りがある





上図は MJ No.279から引用のうえ 自己測定データを朱書き等

※少し電流が流れすぎ 2mAあれば良い


2SA606 接合部温度 2021.07.25

Tj=Ta+Rth(j-a)×Pc
※Tj:接合部温度、Ta:周囲温度、Pc:印加電力
Rth(j-a):接合部-大気間熱抵抗
下のグラフの赤線の場合
Ta=25℃で、Pcmax=700mW 時、Tjmax=150℃
となるので、Rth(j-a)=(150-25)/700=178(℃/W)
Ta=80℃の場合、許容損失 Pcmax は
Pcmax=(Tjmax-Ta)/Rth(j-a)=(150-80)/178=0.393(W)
となる
Ta=80℃で、仮に印加電力 Pc=0.5(W)で使用した場合
接合部温度 Tj=Ta+Rth(j-a)×Pc=80+178×0.5=169(℃)
となり、接合部温度の最大定格 Tjmax=150℃を超え、使用条件は問題あり
 (ちなみに黒線は2SA1534A)

同様に上図の今回の試作中のTR1について見る
Ta=80℃で、印加電力 Pc=0.44628(W)で使用した場合
接合部温度 Tj=Ta+Rth(j-a)×Pc=80+178×0.44628=160(℃)
となり、接合部温度の最大定格 Tjmax=150℃超えとなる
結局Pc=0.39(W)で150(℃)となる

このように考えるとあの小さなデバイスの中でこのような高温に耐えてリスナーのため稼働している 涙ぐましい 自分は扇風機に当たりながら・・・ せめてフアンでデバイスに涼しさと安らぎを

 .



2SA606類似のデーターシートから引用



未定稿



基板全体の消費電流を計測 2021.08.01
基板全体で74mAの消費電流となっている
これは個々の積み上げと合致する やはりEQのTR3には15mA程度流れているのは違いないことの確認は出来た

  
  
  
+28V回路の10Ω両端の電圧 0.7338vだから 基板全体に73.38mA流れている
下のテスターでは少し低く出る
  
  

ヒーター電源 2021.08.05
スイッチング式ACアダプター(IBM-ノートPC用)16v2.2Aのものを昨夜ヒーター電源に使ってみた ヒーターの安定化電源は入出力差4v弱は必要だからこのアダプターはちょうど良い ポリウムを上げると発振音的な音が聞こえたが気のせいかもしれない 何も弊害がなければこの方式も良いかと思ったが
---
・スイッチング周波数は可聴領域外(通常は40KHzから100KHz)であるというもののオーディオには不向き
・オーディオ機器に利用してもノイズは載るがまったく聞こえない 周波数が高いため3端子レギュレータでも取り除くことができない
・3端子レギュレータのリップル除去は低い周波数(100Hz以下の商用電源)で有効
・平滑コンデンサでリブル除去はされているとはいえ、150KHz位のスイッチングノイズが常にフイラメントに加わる事になり大昔の球にそれの耐性があるとは思えない そのスイッチングノイズ起因の不慮の断線の危険性は充分推測される
---
 等散見するからオーディオはトランス式の電源やバッテリーがベストなのかも(老婆心)
トロイダルコイルとケミコンを使ったノイズフィルターの製作例もあるが何かしらおおごとになる

ただ金田アンプでも3例ほどスイッチング方式のACアダプターを薦めているしop316.comでも提案されているから懸念には及ばないのかも知れない あと使う場合ラッシュカレントの対策は必要であるとされているが当12.6vRegは遅延回路を搭載しているからこれはクリアーしている 騙されたと思って下のアダプターでヒートして1時間ほど音楽を聴いたが特に聴感上の問題は無かった

ネットで見る限り使用している方々がスイッチングノイズでの弊害については言及されていない



現用の電源は
14v0.5Aのトランスで2200μF×2 3300μF×1で少しリップルが乗っている ケミコンの容量も不足 トランス容量も不足というところだろう


修辞
「金田アンプ ヒーター電源にACアダプターを」で検索していたら以下のページに辿り着く 文中金田先生の修辞に触れておられるが この方の文章表現も大したものだと読み出した
 https://windypapa.exblog.jp/31316131/
ネットで探すと思わぬところに逸材が というと失礼だが世の中広い しかし狭いと感じる

磁気浮遊式インシュレーター
 https://windypapa.exblog.jp/32186567/ から以下引用
金田式の真空管式DCプリアンプ #205 プリアンプのゴム足に原因があるのでは?と閃いた。それではと今までML-1が履いていた磁気浮遊式インシュレーターを挿入すると、掌を返したように音が立体的に「立って」きた。
とある こんなインシュレーターなるものがあるんだと関心(歓心) しかしアクセサリーによる音の変化に意識の低い自分にとっては足踏みを余儀なくされる


ヒーター電源 EIトランス 2021.08.08
現在の電源は14V0.5Aと貧弱なので以下のEIトランスで組んでみた 無負荷で20V負荷かけて19VこのままRegには入れたくない Regの入出力電圧差を考慮して17Vに落とした 別にそんな手間は必要ないのだが熱の分散というところだ 


        ※負荷はWE396A+403A ヒーター約0.5A

効果 やはりハムは貧弱電源のせいだった これに替えるとハムは無くなった

ゲイン
 音量調整に100KΩを使っているが9時前で十分過ぎる音量となるから50KΩにしたほうが良いが手持ちのものはガリがあって仕方なく20KΩにしてしまった これだと12時少し前でちょうどよく聴こえる音量だが10時位にしたい

No.239パワー 最近先にプリの電源を落としてしまうことが数度 それでもこのパワーは「バチ-ツ」という大きな音にはならないで済んでいる 「プチ」程度だから助かる 気をつけよう

NJM2389F によるRegの実験 2021.08.21追加メモ
 金田先生が最近使用し始めているこのRegでヒーター電源を作ってみた


ヒヤリング
以前は敬遠していたこのレコードが何とも綺麗に聴こえる から不思議だ ハムのないスッキリとした音になったから尚更だが detailsが鮮明になってセロニアス・モンクが近づいてくる
セロニアス・ヒムセルフ
今ミステリオーソに惹かれていて手持ちがないがそのうち購入し聴いてみよう


MJ無線と実験-No.278後編が 2021.08.08
出ましたが パターンはソケットを使用していないためコンパクト パーツの配置は私とは全然違った 球の事前チエックもある 当方ソケットだから後から点検してみよう
EQ LINE-IVCともいままで趣の違った調整手法が述べられている


±7.5V SAOCにはツェナーダイオードがNGだったので急遽カートリッジVIC用と合わせて三端子によるRegを作る 

マイナス用が少し低い電圧となっているが現物合わせでは-7.5Vだったと思ったが低く出た そのまま使っているが問題はない 計算上は240+1130Ωなら7.14Vだ マルチメーター計測で-7.126Vとなっている プラス側は+7.492V
なおNo.270冒頭でこのRegをカートリッジVICには使いたくないとしたが背に腹は代えられない そのうちK214・J77等を使った簡易な金田式Regを考える




2021.9月号MJ誌が発刊されたのでプリントパターンを模倣した



LINE・EQオリジナルパターン ph7 メモ帳 紙上動作確認未了 2021.08.11

※ line 100→220p   eq 100→330p 3.3k→6.8k
配線引き回しも含め他は大丈夫のようだ
なおジャンパーが何箇所かあるがTRの足を少し伸ばす等して解消可


±7.5V Reg 2021.8.17

6C33C-Bパワーアンプでトラブル このため壊れているかどうか判別が難しいK215とJ78が出てきたためこれの判定も兼ねて既存のLM317.337による±7.5VRegを金田式Regにする
K215とJ78は貴重なデバイスに変貌してきたので壊れたと思ってパーツボックスにあったものもテストしてみて良ければ使用する
厳密な電圧でなくても良いし消費電流も少ないから簡易型を採用 これの終段にK215とJ78が使われているのでここに取り付けた上可否を判定する





ツェナーは3.3に変更 13KΩはRs抵抗で今回は7.5Vにしたいのでツェナーに合わせると
+は13K+620Ωで7.54V
-は13kΩで7.1Vとした なお入力は±28Vとなる
これは現況の電圧に合わせたもの

右のものを今回の金田式簡易Regに取り替える予定 K215とJ78が2段になっているがボンドがきつくて剥がれないためそのまま使用 ちょうど上に見えるデバイスが壊れているが放熱も兼ねたがそんなに電力は喰わないしこのRegは50mAmaxだ



ハムが混入 2021.08.18
音楽を聴くのに少し気になる 気にしだしたらNGだ No.157真空管プリアンプでは慣れているはずだがあのホワイトノイズとも違う ブーンという音だ 今回LMタイプを外しK214・J77タイプにしたせいなのか? そんなことは無いはずだ それではとLMタイプが余ったので大げさではと思いつつ下図のように2段にした 気持ちハムは減少した程度だ 原因は別にあるということだ 思いつくのはアース線の引き回しだ 今回の金田先生の基板裏側を見ても分かる通り一点アースが見て取れる 以前にNo.217でレポートとしているがアース線の変更でハムが消えたことに触れている 今回もそれと同様の原因かも知れない 基板裏側は蜘蛛の巣状態だから

   
    
ケースがwoodでハムが出やすいかも知れないがLMタイプにした直後は皆無だったような 記憶は曖昧極まりなく勘違いも日常茶飯事となってきた 上の金田式簡易Regも当初ツェナーを6.2タイプを使い所定の電圧が出ないと自己嫌悪

ヒーターのケミコン容量が22000μFなのが足りないかと倍にしてもハムは消えない これでヒーター周りではないことが分かった ±28Vも問題ないだろうがそのうち乾電池でためそう やはりアース配線の見直しかな?


そのようなとき突然・・・ 2021.08.19
DCオフセット電圧が調整不能になる 色々試したがEQがおかしい 結局はT1のプレート電圧が芋ハンダにより印加されていなかった 球の抜き差しでハンダが浮いたのだろう
原因分かるそれまでの間にTR1.2.3を2SA970にしてみたり色々やってみた そのときに計測した数値が以下の通りだ それにしてもT1のプレート電流が少ない
2SA606と970の比較ではやはり606が音に深みが感じられるが970は取り替えたばかりなのでもう少し聴いてから判断しよう





ハム解消 2021.08.21
±28Vの電源を別回路から取ると解消した ヒーターは±28Vの電源ケースの関係から入らないため別に用意しているがそちらの電源は今まで通りのところから取っている
そのような構成のなかでハムはうそのように解消した これは今までになかった貴重な経験となった
しかしスッキリとした音が聴ける音楽に浸れるのはとても良いことだ TR1.2.3を2SA970にしたままだが音質的には良い状態になってきた このまま2SA606にしなくとも良いかもしれない また取り替えるとすればパターンも少し変わるので・・・

ついでに音量調整のVRを秋月の50KΩ(A)にした 40円という価格には驚いてしまう このような低コストである程度使える(聴ける)ものとして市場に出回る世界の不思議?Supertech社とは
以前の100KΩ(A)コスモス製は申し分ない音ながら9時方向で音量の限界となるから替えた 秋月のVRは音質的には大雑把な音に聴こえる アラが見え見えという感じだが取り替えたばかりだから少し様子を見よう それにしても50KΩ(A)コスモス製は品切れが目立つ いわゆるAカーブのものが品薄状態なのか製作しないのか オーディオ氷河期の前触れ?


Oliver Nelson-Taking Care of Business を聴く 2021.08.30
rare recordsから20年ほど以前に求めたもの $85の符丁が付いたままだ
今までオルガンがあまり好きになれなかったが今回No.278のプリで聴くと良いな~と感じ入る 良いレコードだ 今回探してみると販売しているところもあるが盤の様子は不明だが当時と同じような価格で買えるところ 倍もするところ 色々だ
今回スピーカーボックスにインシュレーターをかました このようなアクセサリー系は好みではないがどうも音のヌケが良くない 3点支持の丸いインシュレータをかますと驚くなかれ「すっきり」とモヤが晴れた 良いものは取り入れよう毛嫌いせずに・・・
 
オリヴァー・ネルソン、60年発表作品。ジョージ・タッカー、ロイ・ヘインズ、ジョニー・ハモンド、レム・ウィンチェスター等参加
オリヴァー・ネルソンがサックス・プレイヤーとしての実力を示したスウィンギーな傑作 レム・ウインチェスターのヴァイブとジョニー・ハモンド・スミスのオルガンをアレンジ面で巧みに使った作品

(オリジナルLP番号: NJLP 8233)

オリヴァー・ネルソン(ts,as)
レム・ウィンチェスター(vib)
ジョニー・ハモンド・スミス(org)
ジョージ・タッカー(b)
ロイ・ヘインズ(ds)
1960年3月22日ニュージャージー録音


ヒヤリング その後  2021.08.31
今月も終わる 9月は災害の月だ さて
以前は敬遠していたこのレコード」と先に述べたがプリの比較には良い演奏だと思って聴いているがNo.248プリも暫く灯を入れていない 248のヒーターの放熱対策も気になっていたので2重Regで大げさに対応してからこのレコードを聴いた 何と!!私としては248の方が好きかもしれないということになった 248の方が図太く聴こえる ラインアンプに717Aを使っているからなのか 何れにしてももう少し環境を同一にして比較しよう 248の出力ケーブルはモガミ2551を使っている 278は2497ということでチマチマである 2497も高くなって1千円/mを超えたと思う 最近はケース内部の配線はダイエイの20芯だから2497.2511の出番がなくなった 2497は7本撚り線の部材に使う程度となった 2497を1m買ってRCAケーブルを作ろうとしたが探すと3m程のRCAケーブルがセットで出てきた 最近部屋を引っ越したのでモノのありかが思い出せないのと迷子になっているものが結構ある とにかくレコードもそうだが色々なパーツなども折角なれた位置感覚が壊れてしまう 引っ越しとはうらめしい 


久しぶりに灯を・・・ 2022.11.9
No.278真空管モノーラルプリアンプに久しぶりに灯を入れた Chフィルターアンプにも灯を入れてDC電圧の具合を監視するのが常だ 100mv前後をフラフラしゲインVRに連れて変動する SAOCが効いていない このままパワーアンプを点火すると保護回路が働くしそんな可愛そうなことはしたくない ラインアンプのSAOCを調整してみるのと合わせてChフィルターアンプの調整VRも少し回してDCオフセットが0に近づくこととゲインVRを回してもDC電圧が変動しないことを確認する 時間の経過とともに半固定VRの位置が変わるわけでもないのにおかしなことが起こるものだが調整しないことには音楽に行き着かない このプリアンプは低電圧の±30Vで動作するところが魅力だ なお当機は電源トランスの関係にて±28Vで動作している
話は変わるがステレオシステムのNo.221プリアンプも±17V強の低電圧で稼働している なにせ電源の用意が大変でないところが魅力だ 今のところ両者ともSAOCは数分で安定して音楽を聴ける状態になる ローカルのNo.157プリアンプは安定するまでやたらと時間を要するらしい SAOCがうまく動作していない嫌いはあるのだろう


SAOCがずれていた 2023.02.27
オフセット電圧が安定しない そのまま音を出すと音に歪が出ている これは駄目だとNo.221プリアンプに繋ぎ直して音楽を聴く No.278プリアンプは腰を据えて再調整だ


それに比して下のNo.248プリアンプは安定している No.221プリアンプも最近は調整したことがないほど安定している



(C) Copyright 2001.ph7 All Rights Reserved