No.272 FET 差動アンプDSC,サブミニ管ラインIVC &ヘッドフォンアンプ
 サブミニ管バッテリードライブD/Aコンバーター
  
2020.08
         
備忘録


作りたいラインアンプ(IVC)のひとつ
No.221のラインアンプに
してみたい


5702 6.3V200mA
 
                     6.3V300mA 6111 
            上図はそれぞれ5702 6111データーシートから引用
サブミニ管ラインIVC   ここではラインIVCについてのみ述べる
                   上図は 2020.09MJ p.87から引用

まずT2とT3の表記が逆 その上で
 図のパターンで T2のカソードとプレート(T3)、1KΩ信号側△マークを繋ぐ
 T3のカーソドとT2のカソード配線をカットする
T1のKとG3は同じ穴に
細かくて大変

あとSAOC-Zがパターン図では繋がっていないので忘れないように・・・
本hpNo.270にパターン図の注意箇所を明示した

なお誤ったパターン通り製作すると下図のような結線になるはずだ これでは動かない また回路図の40.08Vは誤り

           MJ No.272より引用のうえ一部修正
 
このラインIVCの調整
SAOCを繋がずにVR1を調整しT1に約2mA流す これでVR1は動かさない
SAOCを繋ぐと約倍の4mAになる 増えた分はSAOCが喰う
T1の疲労度合いで満度に電流が流れないケースあり
球を替えるか少ない電流で我慢するか 片方が満度の電流が流れている場合は音を比較してみて遜色なければそのまま使うのが私し流だが 如何に


以下はNo.270の調整手順を抜粋したがこちらと併せ読むと良く判る




左のようにTR1.2の足を伸ばすとここの ジャンパーはなくなる     
右基板右上の15KΩの抵抗は+32Vを跨ぐようにするとここの ジャンパーはなくなる

備忘録 手書きで取り留めない


まず疑う 金田アンプはミスプリントをまずチェック
いくら正確性を保とうとしてもミスは無いとは言えない 人の行うことにミスは付いて回る 人はミスから学ぶのだがそれを良い意味で提供しているのが金田アンプだろう 少しは回路とパターンを追いかけよう すべてが完成品では私達も伸びはしない

回路図解析は先生に任せて回路図とパターン図の整合性のチェックから
テスターで電源とアースのショートを点検 省くとRegを壊し兼ねないから
信号の流れをテスターで追いかけるとパターンショートなどが分かる
etc・・・

束ねる
MJでは技術的校正はNGだから 金田先生は多忙に付き先生以外の識者(ボランティア)のチェック体制も欠かせないだろう hpを活用すれば良いものを本屋さんは本(紙)での展開に終止する MJ電子版もあるがこれは紙の危機感を補填する何者でもないが補填されているのかは不明 係るコストと電子版の売上?
紙を否定するのではない 一覧性の心地良いことはこの上ない 校正は紙で行うのがメモもできるし回路とパターンの相互関係を比較するにも良いことは納得している
要はすべてバランスの問題だ 適切なバランスを欠くと崩れるが趣味に法則も拘束もないがせめて結束は必要だ 知らない金田アンプのhp情報もあるがたまたまサーチしていて遭遇することがある これらを有機的に束ねる識者はいないものか それらの情報は自己の製作経験を踏まえてのものだから貴重ではあるが自己の範囲のみにてすべての金田アンプシリーズに及ばない しかし結構な数がおられるのか不明だが束ねて太く折れないようにすることはできる そんなに言うなら自分でせよと言われそうだがそんなノウハウは持ち合わせていない
それにしても金田アンプの製作者は全国で何人おられるのだろうか 製作は別として愛用者は?



 
 
定格オーバー 2021.06.26

とある製作者
「2段目の2SA970を指で触ると数秒も辛抱できないほど熱くなっています」 とされて板に投稿されています

下記のように記事ではTR1は103mW トラブルでは365mW
普通このあたりの石の電流は2mA前後が多いのにTR2にあっては記事の5倍以上?
TR2の発熱も相まって 熱いはず



TR1.2~記事データ
TR1.2~5ch質問者のデータ
 約3.5倍 しかも定格オーバー 壊れそう
TR7 参考


MJ2020.8月P.85に改良版というのがあったが気づかず!  改めて下図にその損失を掲げた
改良してTR損失が増大している  5ch質問者の方もこれの傾向に陥ったものと推察
TR3は図5では電圧表記がないので32.5Vにして見たが図17では32.05Vと明示されている(図5の40.8Vはプリントミスか?)




視覚に直感的訴えなければ、と思いエクセルで作ってみた 図17TR1が気の毒な
図5は抵抗500+220Ωとしても5.35mAも流れる ここは4mA位で良いだろう
私ならどちらもここの抵抗を増やしてみるが


    

図5の500Ω+220Ωの抵抗はフルにしても5.35mAになる
TR1・TR2に流れる電流とするには抵抗は1130Ωとなるはず?




改良版というのはそのままでは相当無理な状態にあり各自の力量でVR2周りの抵抗値を変えて(値を大きくする)安定させる柔軟さが求められるのではないか しかし 試練を課すというのはアマチュア向けのMJにしては行き過ぎなような気もする 試されているとすれば如何なものか 真意は?



2SA1156 2021.06.29
A970で不足となればA1156にすれば事足りるが 採用しない理由は金田先生としてお持ちなのだろう

2SA1156 400V1W0.5AはNo.260 262 264 265 269に顔を出しているはず
2018.6月に@120でビスパで入手したが若松では@180で今も手に入る 問題は音だろうが比べた方おられたらお聞きしたいものだ

2SB716Aもよく使われた石だが -140V -50mA 750mWで少し電流不足かも


5ch 金田式 DCアンプ PART38 #660
でアップされたLTspiceの上から3つ目の理想回路では以下のようになり全く問題のない数値 もう少し電流を流したいが・・・ TR3の負荷抵抗を探ればOK






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