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新年早々ジャンク漬け No.157真空管プリアンプの 電源を作ろうと思うものの 手持ちで 専用トランスは高いから手持ちのパーツで何とか 高電圧発生回路「コッククロフト・ウォルトン回路」としたいが ヒーターは軽自動車のバッテリー(とりあえず) ケースはウッドケースとしたい Casa BRUTUS特別編集 音のいい部屋のことを http://ph7dc.but.jp/dc_amp/last-ave-amps.htmlにて述べたが それから見てももっとディープなケースでも良いのか思ってしまう |
2020.01.02 とりあえず簡単なカーバッテリー転用ヒーターの実験 球はEF86(200mA)×5(うち1は+95VREG用) ECC81(300mA)×4 =2.2A喰うようだから規格通りだ バッテリーは少し放電していると思うが負荷をかけて11.44V 30分経過しても11.44Vは変わらない 置き場所さえあればカーバッテリーは重宝する (カーバッテリーも容量大とはいえどもいつかは無くなる 先日DCが多発 気がつくと高圧のみ印加されていた くわばらくわばら) |
高電圧発生回路「コッククロフト・ウォルトン回路」は容量とリップルが未知数 「商用電源をコッククロフト昇圧整流回路で昇圧約560Vの直流を取り出せる電源回路 小型の高圧電解コンデンサを使用し、小電流(数mA程度)の高電圧実験に」という謳い文句 入力はAC100VでなくトランスからAC20V程度を入れて100Vを得てみたい マイナス用はDとCの極性を反対にすれば良い |
コッククロフト・ウォルトンは未知数なので半波の倍電圧整流が良いような ただ、用意できるトランスがAC67Vが最大なので以下のように±90V程度しか出ない |
寄せ集めのトランスで倍電圧式による 以下のように+のみAC10Vの別トランスで下駄を履かせる +118Vと-90Vにて動作させようとの目論見だ 理由は高圧のREGが+105Vと+100Vの2段構成のためここに手を加えたくないからだ 特に+95VREGはプリ内部に配置しているのでここは触りたくない |
2020.01.05 @はオリジナル Aはph7製作のもの Bは今回の寄せ集めパーツ 以下は今回寄せ集めのトランスで倍電圧式による構成 なお1ST-REGはLM317とした 簡易に音出しをしたが2段REGにてハムはクリヤーしている あとはアルテックの能率の良いメインシステムでどうなるか? 上図を見て分かる通り高圧のマイナスが低い このことによりECC82のIoが4〜6mA欲しいところ2(Rch)〜2.5(Lch)mAのためRchがハムる感じだ これはフラットアンプ初段TR1のエミッターの抵抗値を少なくすればIoが多く流れるからすぐに対応できる 元々Rchはハムって困っていた 初段のEF86を手持ちのローノイズと思われる球に替えて様子をみようと思う このままの状況では真空管パワーアンプ6C33C-Bに繋ぐも使い物にならないくらいボウボウとハムるのである 半導体パワーにて何とか対応できるという状態だ |
2020.01.06 アルテックのメインシステムで聴くもハムは皆無?に近い ヒーターにバッテリーを使っていることもあるので安心は出来ない 次にはジャンクのヒータートランスに置き換えたいからだ 整流後14Vで2Aは取れると思うCECのトランス LM317で一度8Vくらいに落としてからプリ内臓のヒーター用LM317のREGに入れれば安心と思う 落ち着いたら高電圧発生回路「コッククロフト・ウォルトン回路」でも実験しよう うまくいけば20V程度のトランス2台あれば足りるが整流回路も2回路必要だしダイオードやケミコンもそれなりの数が必要だから少し思いとどまるな 両波倍電圧整流回路はなにしろシンプルが良い センタータップなしに±が得られる LM317に流れる電流 以下からわかるように放熱も考慮してLM317はプリに内蔵しているように2個は必要だ(当時の記事はそのようにしており10V入力だから以下の例よりサイドパネル放熱器効率が高いのだろう) 結局LM350or338を1個用いたほうがスッキリする ※以下のような資料があったので参考まで |
No.157プリの2代目寄せ集めトランスによる電源 2020.02.25 下のテスター計測は上から @ +高圧約115V FA用 A +1stReg(LM350)電圧105V前後 EQ用 B -高圧約88V FA用 Aはこの後アンプ内の2stREGで+95V前後になる +115Vラインで喰う電流は+95VREG経由分も含めて35mA程度(つまりプリとして喰うもの) ※12AT7(ECC81)は実測すれば分かるのだが上の表は公表値から算出した ※12AU7(ECC82)は5.5mA程度をアイドリングしているのでこの値を使用した EF86のプレート電圧100Vのデーターが見つからないので250V3mAで計算 これで43mAとなるがプレート電圧は+95Vと+115Vだから実測値の35mAというのは妥当だろう それにしても参考とする資料によって色々な電流の数値を散見するのには閉口するが色々な条件設定で異なるから仕方ないだろう (12AT7(ECC81)実測したら2.22mAとなっていた EF86が増えるな? ) 以下のようなデーターもある @+高圧約115V FA用 壊れたLM350 A+1stReg(LM350)電圧105V前後 EQ用 -高圧約88V FA用 バラックでテスト これを木製ケースに入れる予定だ ヒータはカーバッテリでテスト と思いきやトラブル発生? 問題はこれにてハムが出ないか? 1代目よりも−(マイナス)の電圧が少し低い あとはヒーター用(実測で2.33A喰う)の10V3A程度の手頃なジャンクを見つけなければ トラブル ハムるな〜 電圧確認 すると1stREGのLM350が働いていない ほぼ入力と同じ電圧が出ているつまりEQへはREG一段で動くことになる これではハムる訳だ LM350が壊れた原因は思い当たらないがバラックなので何かとショート?とにかく交換するとハムは消えた 3端子のREGも金田式と音は比べていないが良き働きをしてくれる そのうち正規品に替えればよいのだから気にしない 正常に動作することが大事なのだから |
挙動不審 20200228 このプリを色々と触っているうちに挙動不審なところが発生 ミーティングSWをon/offしていると出力にオフセット電圧が大きめに発生する スピーカーへのショックノイズは大きいと思うのでそれのテストはしなかった どうもRchに入力プラグを繋ぐとそのような症状が出る 入力ショートでは発生しない 疑ったのは2511ケーブルの切断 これは大丈夫 半田も芋ではないように見えたがRchのもっこり盛り上げた半田を吸い取り軽く半田を盛った つまり当初はLchのような感じだった なんとこれだけで挙動不審な態度は治った つまり芋だったのか 当初は何ともなかった筈なのに時間経過とは不思議なもの さて一日置いたら同じに近い症状が出た 初段EQ EF86のソケットと足の接触不良だろうと思い抜いて再び刺した 解消した もしかするとはじめの芋は違っていたかも知れない 集めトランスによる電源(ヒータ) 2020.03.02 ※(上の図はエクセルで作っているもので赤と青に抵抗値を入れて電圧を求めるようにしてあるため「入力」とやらの言い回しが見えるが気になさらぬよう・・・) このRegをヒーター用のRegの手前に置く ただしLM338としている 手持ちの電源トランス(容量不明)がAC25V位のためDCでは+30Vを超える このままプリアンプ内臓の+6.3VRegに入れるとロスが多くて放熱が行き届かないため一度+10V前後に落としてから入力するもの ところが電源トランスの容量不足で使い物にならない 8〜10V3A強の電源トランスが必要だ ※LM338の定格W数を超えるので再考 どうもうまくない 金田先生北海道製作会の頃だから4分の1世紀は経過 その頃テクニカルサンヨーに発注のRコアトランス30V-0-30V 4.5Aだったと思う(パワーアンプ用に金田先生が発注のもの) DCで43Vは出ている これをLM338で10Vまで落としてからプリ内臓のLM317×2のRegに入れてみたが338の保護回路が働くのかNG 338の出力は2Vしか出ない その後トランスを12V5Aに替えて試すとOK 2.2A強流れているからプリ内部の球ヒーター電流合計と合致する? 少し寄り道 No.132 真空管-FETハイブリッドDCプリアンプ MJ'94.03 47ページより引用 実体配線図 金田先生にしては実体配線図を載せるのは数少ないかと思うがヒーターの0Vがアースされていないようにも見えるがこの号では述べていないが必ずアースするようにコメントが有る No.145 EF86ステレオ真空管DCプリアンプ MJ'97.03 35ページより引用 回路図 回路図T6のECC82のカソード耐圧についてギリギリではないかと不安視されるかたがおられる すぐには壊れないと「crafな毎日」iruchanさんからご教示いただいことがあるもph7は低めの電圧をかけているので心配なしである 2020.03.10 いよいよ寄せ集めトランス電源2号機のWoodケース製作 No.157真空管プリアンプ白Aのトランス寄せ集め電源 ヒーター用は200v5Aだ 高圧用の丁度よい電源トランスが無くてRコアトランスAC12.0v-0 21.5v-0 25.5v-0 4.5v-0を全部シリーズにして63.5vを得た これを整流して±88vとなるがプラス側がプリ内臓の+95vREGを生かすためAC10vの嵩上げトランスを倍逓倍して+26vを得て+114vとする マイナスにも嵩上げトランスを追加すれば良いのだが大げさになることから-88vのままで妥協 結果T6のECC82カソードには-55前後しかかからないことになるからIoも標準電源で調整したときと比べ減少する Lch2.8mA Rch2.4mAしか流れていない 抵抗を小さく換えて5mA流れるようにした 白プリ@も同様で Lch:3.5mA Rch:2mAとなっているから調整を要する ここに一定以上の電流が流れないと色々と不都合が出る T5のカソード電圧が不足したりハムの原因になった記憶がある フラットアンプのプリントパターンの右側下にRe150Ω(例示)と記載の調整抵抗があり基板裏に取り付けているので取替は容易 ここの抵抗が大きすぎるかと思うことから 500Ω半固定に付け替えてプリントパターンの左側上の1Ω抵抗両端で5mV(5mA)前後になる抵抗値を探り近似値の固定抵抗に置き換えると良い 原因は使ったトランスのマイナスが-90V弱ということで電流が少なくなった為 プラス側はAC10V程度の追加トランスで凌いでいるがマイナス側までは大げさになるため略したもの 抵抗値を少なくして電流を多く流せば問題は無いかと思う Woodケースにトランス類を配置収納してプリと繋ぐがハムる ヒーターに200v5Aの電源トランスからAC7.5vを使ったためでAC10v以上ないとヒーターに+6.3Vは供給されない AC7.5vのときはヒーター電圧5.8vだった しかたなくAC12vを整流してLM338に入れる 負荷をかけると+10v強となりこれからプリ内部のLM317×2のREGに入り+6.3Vが2系統(L.R)に供給されるLMシリーズは入出力電圧差が1.25v無いと設定された電圧が出力されないと記憶していたがもっと大きいのだろうか (LM317・350・338などで3.0V以上が推奨されている『ウィキペディア(Wikipedia)』とのことだ) Io不足はTR1の2.7KΩ+RSを調整して5mAにすることで解消 だいぶハムる現象は解消されるも本物ではない フォノ入力をショートしてミューティングSWをoffにするとハムる EQのどこかがおかしいことなる 標準電源で試すも同様だ このときのIoはマイナス側が-100v以上出ているため8mAと上昇する ここが増えると球が熱くなるからすぐに分かる この状態でメインシステム(ウーファ6C33C-Bパワー他3CH)にて聴くも耐えないハムるジャングルだ ウーファを半導体にして何とか心配しながら聴ける トランス寄せ集め電源でも音の比較はしていないが十分使えることが分かったのは収穫だ EQに要因があるということはリップルだろうと思いプリEQに入力するREGをLM317の1段から2段に変更したらピタリと止まった リップル除去率の高いLM350なら1段でも? LM317等による場合は金田式REGよりリップル除去が弱いのか しかし標準電源には金田式REGが搭載されていてプリEQに入力されたのにハムったのだから不思議だ リップル除去率 LM317 80dB(カタログから) LM350 86 ( 〃 ) LM338 75 (カタログに記載ないため秋月電子の電源キットから) もう少し探求する要ある https://qiita.com/blue-7/items/4430624f6dfc494e99e2 ここに以下のデーターがあった (2020.03.21)カタログデータと少し異なる 入出力電圧差が少なくて済むTRによる金田式REGは確かNo.217で紹介されていた後は発表されていない気がする 下のものは-100v用で安物の終段TRとしている これのプラス用を作ってLM317の1段から2段に変えたものと比べハムるかどうか比較したいがLM317の2段タイプで事は収まってしまうと腰が重い 2020.0321 ヒーター6.3Vの遅延回路をテスト 2020.06.21高圧のLM317の2段REGをリップルフィルターに換える リップルフィルターは以前から気になっていた その効果の程は体験していないから今回試そう テストの経過の中でトラブル 古いケミコンはNGだ 100v強でパンクした クワバラ 取り敢えず15v程度を入力して様子を見る @左がリップルフィルター A右がLM317の2段REG だいぶん大きさが違う倍はありそう セットして音出ししよう さてハムは? @無負荷で 入力124.2V 出力123.5v A負荷かけて 入力117.0V 出力114.6v その後の 無負荷電圧をチェック 入力122.6V 出力121.6vと下の写真ようになっているがSWon時間経過が短いのでもう少し置いておくと@のようになる |
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