±30V +62V Reg
 '93.06 No.129 オールFET DCマイクロフォンを使おうと思いきも電池が消耗
 専用のREGを作ろう
 きっかけは小6年孫のピアノ発表会を収録しようというもの
 なにかきっかけがあれば直ぐに取り掛かれる
   2017.11.6

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回路図はMJ 2013.08 No.227から引用

簡易型ではヒスノイズが 2017.11.6
±30Vはこの回路を使う -4.8Vの電圧調整用抵抗は6.2KΩ +12Vのそれも6.2KΩとした 簡単な回路だからすぐに組めた
出力電圧は約±28Vとなる あまり電圧誤差は気にしない

ケースは細長のウッドケースとする トランスはジャンクの汎用品のためなのかヒスノイズ的なものが目立つ
+62Vは'94.3No.132真空管~FETハイブリッドDCプリアンプという相当昔の+95VREGを手直しした この号のREGは球タイプだが金田先生が製作会の折に石タイプの回路を提供されたもので数個作り置きしてあった 23年ぶりに復活した

ヒスノイズ的の原因は±30Vからか+62Vからか特定する必要がある 先日製作した±20VREGと この+62Vの組み合わせでチェックするとヒスノイズは半減したので原因は±30VREGということになる
簡易型ではレギュレーションに弱さが有るのだろう ここを正規のREGに作り替える必要がある 最近は何かしらレギュレータばかりを作っている 今まで転用代用で間に合わせていたツケが一気に出てきた

調整中に+30Vの電圧を測定していて出力電圧が降下する現象が発生 TR3のゲートにテスターを当てると電圧降下する 原因探求に半日かかった 要は入力の0.1μFのパスコンの配線漏れだった パスコン効果恐るべし 身に滲みた 現機は入力電圧が40V前後だから10μFBPという手も有るがAPSが余っていたのでAPSを配した 耐圧は出力の10μFのOSコンの音への効果はNo.217で体験済みだから少し高くてもここは必ずOSコンを使う


+95VREGを手直しした回路は以下の回路に近いものだがMJ未発表のため掲載容赦
以下の回路図はオーディオDCアンプシステム 時空を越えた音楽再現 上巻'89.08から転用


基板は少し合理的にしたつもりだ TR2エミッタの抵抗は手持ちの関係から330Ωとし約2mA流す TR2のベス抵抗は2SJ103BLのIdss6.9mAを配しレギュレーション(ノイズ対策)を良くした ベースのツェナーは1S1588×2に RSとなりのツェナーはHZ6C2とした RSは6.2KΩで25V程度と思ったが多めの28Vを出力する
2SK214と2SJ77は何かの折に交換した短足のものがあるのでここへ繋いで見ては動作品か否かのチェックも兼ねている このタイプのFETは最近値上がりしていて貴重品だから

ウッドケースは下のように細長 外での録音時にキャリーバッグに入れて運びやすいようにした 底面積は乾電池サイズ程度


モノーラルレコード クロマニヨンの新冠町レ・コード館で30.3.2ライブが有る 私ではなく息子が是非行くとレコードまで買った 今夜でも上のレクイエムもモノーラルだから合わせて聴こう
大分ニュアンスの異なるレコードだが
クロマニヨンのは「どん底」という曲がいいと思う


ヒスノイズ的 ノイズは+62Vレギュレータをシールドすることで軽減できた
やはりコンデンサーマイクに印加する高圧が起因するのも少しはあるからこれはこれで良いとする

一息 レクイエムのモノーラル
クロマニヨンズのモノーラルを聴いた
レクイエムはソプラノとオルガン等の重低音のコントラストが心に沁みる クラシックの重低音は『ツァラトゥストラはかく語りき』でも有名だがそれに近いものが有る
ALTEC604Eモノーラルの音は濃いと感激
フォーレ レクィエム Op.48
ジャン・フルネ 指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
エリザベート・ブラッスール合唱団
モーリス・デュリュフレ:オルガン
ピエレット・アラリー(S)
カミーユ・モラーヌ(Br)
(1953年6月25,26日 パリ,サン・テティエンヌ・デュ・モン教会 録音 DECCA)


レーベル - FONTANA 品番 - FCM-8(M)

クロマニヨンズのレコードは超重量盤であまり小細工のない音だ
A
1. デカしていこう (mono)
2. 流れ弾 (mono)
3. どん底 (mono)
4. 足のはやい無口な女子 (mono)
5. ハッセンハッピャク (mono)
6. 嗚呼! もう夏は! (mono)
B
1. 盆踊り (mono)
2. ユウマヅメ (mono)
3. ルンダナベイビー (mono)
4. ワンゴー (mono)
5. ジャッカル (mono)
6. 散歩 (mono)
A面3.が好きだが4.がクロマニヨンズらしからぬようで好きだ

実際に使用 使用してみるとヒスノイズが多く実用にはならなかった ±のREGを改善する前にやってみたかったことに着手する
+62Vを2重REGにすべくLM338で+65V程度まで落としてから+62VのREGへ入力することとした




モニターするとヒスノイズは完全に消えていた
さすが2重REGの威力だ このような手法はよく使う 3端子REGで適宜電圧を落として本格的REGへ入力するやり方だ しかし3端子REGそのものの出力は音への影響があってそのまま使うことは無い

2018.7.25
2020.05.04
AC電源でいけると思ったのだが
新規の箱に組み替えたらヒスノイズが発生 あらゆることを試したがNG
ついては以下のように+62Vは電池とした これにて一件落着 このような次第で一週間くらいロスした



あらゆることを試した その一部 乾電池の代わりにダフルREGで+64V.+62Vとして試したがヒスノイズは消えない ウッドケースで一時は成功したつもりでいたが・・・


   
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