とある質問01 本文
宮城県N様 13.09.06 ph7(返事が青色)
当ホームページでは、掲示板を設定していない代わりに、質問についての回答をケースバイケースで適宜、紹介することにしています。きっと、全国には同様のことで困っている方もいるでしょう。6C33C−Bがうまくいかないとして、質問もありましたが、このことは、ホームページに反映しているので、参考にされたかどうか不明です。そのようなことから、以下の様にして匿名で、何処かにスペースを取ってアップしますので、ご了解ください。まずい部分はお知らせ下さい。
-------引用は黒色
はじめまして。アクティブにやっておられること,うらやましく貴HPを拝見しました。当方は,宮城県の一フアンです。いつかはbP39をと今,Rコアトランス等,部品を揃えているところです。
今日,HPの記事を見て驚きました。それはbP39をバッテリー駆動されていることです。参りました。なるほどこれはB級だったと唖然としました。全く思いもつきませんで,私はトランスを買ってしまいました。また,p.127の図6で作ってしまうなどは考えもしませんでした。
とても刺激になりました。そして眠らせているbP39の部品を使って早く製作を,と意欲がでてきました。
そこで下記について是非ご教示ください。
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1 終段のエミッター抵抗について
Q.エミッター抵抗はやはりない方がよろしいですか。
金田先生の記事には,シンプル化の問題を高電圧で回避するように書かれてあり,ぜひ50Vでなければならないように感じられます。このためエミッター抵抗が必要となるように記事にはあるのですが,貴方の記事を読み,私もエミッター抵抗は避けたいと思いました。この点,どう考えたらよいか,お話をお聞かせいただけたらと思います。
A.まず、50Vを印加すると言うことは、2SK30Aのゲート洩れ電流が気になります。沢山のFETの中から選別しないとIdssと耐圧を両立させることは出来ないかと思います。無理しない人世が大好きだから、始めは24〜30V程度からステップ・バイ(倍)ステップがよろしいでしょう。製作試聴会では12Vで鳴らしましたが、結構なものでした。金田明彦先生も「ほほーっ」と、感心。こうなると、トランスのタップを取ればと後悔します。6C33C−Bのトランスもヒーター用の50Vを中点から取り、25V:0V:25Vとなれば、ダブルヒーターの片ヒーターで稼働できるのですからね・・・。 P126の図6で作る場合の留意点。シンプルが故に、思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性がある。
シンプル≠初心者。その面では、トラブル時に技術力の要するアンプだといえる。電源電圧を低くする場合、初段抵抗値も見直す。
どうしてもトランスでなければ、となると99.9月No156の様にツェナーで電圧のバランスを・・・ということも効果があるとの函館方面・大野町F氏の実験結果がありますので、これを応用すれば如何。あるいは、カスコードを付加するか・・・。しかし、シンプルさが失われる。
私はバッテリー稼働を勧めます。我が家のAC電源の質の悪さからなのか、Rコアトランス(30V〜金田明彦先生推薦でした。)ではスピーカーを飛ばします。シールバッテリー24V(6A)を使っています。終段にアイドリング電流を70mAを流しますから、毎日聴いてバッテリーは1ヵ月以上は持ちます。
エミッター抵抗は保護回路の異常電流検出とも関係しますが、バッテリーでは、熱暴走も経験有りません。電圧が低ければエミッター抵抗も不要となり音も良くなります。
2 音の傾向はいかがですか
Q.金田先生の記事には,低音弦の豊かさが…とありましたが。
A.豊かさでは、TRでしょう。
繊細さと、ダイナミックさのいずれを得たいかで決めれば良いと思います。ご自分で比較して見るのが一番です。こうなると試聴会が有意義ですね。
私は、TRで金田式DCアンプに遭遇していなく、FETから入りましたのでアレルギーはありません。FETアンプなら熱暴走もなく安心してトランスでも使えます。トランスの方がメンテナンスも無くて良いので、私はどうしてもFETや球のアンプが主になります。
流れは完全に超低オン抵抗FETです。あるいは、6C33C−Bです。これの比較は、まだしていませんが、私は球だと思います。メンテナンス面では2SK2554のような超低オン抵抗FETに軍配があがります。金田明彦先生もこの辺りはコメントしていません。
3 6C33C−Bアンプについて
Q.貴HPのbP33アンプの製作記に6C33C−Bアンプとの比較が載っていましたが,読んでみて本当にすごいものだなと思いました。私もいつかはと言いたいところですが,まさにいつかはという感じになるようです。 そこで,bP39と6C33C−BアンプとbP33の3つを比較すると,音の傾向はどんなことになるでしょうか。お教えください。
当方現在は,プリ:128完全対称(Tr)プリ。メイン:113バッテリー式(Tr)2チャンネルアンプで,どちらも乾電池駆動です。
Trが手持ちに残っていることと,完全FETに何か馴染めないこと,それに以前テクニカルサンヨーに行ったとき,おじさんやおばさんが,UHCになってから(Trを使っているので)いくらか音が良くなったがと言っていたのでやはりFETでないのがいいと思ったのでした。
このため,現在bP39のアンプの製作を計画しているものです。 以上,長々とすみませんでした。すばらしいHPに出会えて幸運でした。北海道は大好きなところですがなかなか行けません。でも今度行けたらレ・コード館に是非行きたいものと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
A.絵はある程度、色や形を伝えることができるのですが、音は金田明彦先生のようには巧く表現できません。文章で表現すると3者3様というところでしょうか。あえて言うなら・・・、
bP39〜TRアンプ→ 好みの問題だが、金田明彦先生直伝の製作会でNo.122オールFETスーパーストレート・プリアンプに始めて 手を染めた関係もあり、これがリファレンスとなっている。プリで比較すると122が締まっていて、128?が緩んでいると感じる。豊かさは逆だ。パワーでは厳密な比較をしていない。つまり、139のTRシンプルパワーアンプは、2Chのアンプとし、マルチのスコーカーとツ
イッターにしか使っていないからだ。
bP33〜FETアンプ→140と似ているが音の密度が違い、140にはあっさりと負ける。
bP40〜球アンプ→ 終段のみ球だが、その威力ははかり知れない。初段がFETのため、熱によるドリフトも無く安定しているから、この140が好きだ。低音がきちんと出ると後は、それをベースに鳴ってくれる。アルテックのウーハーとも相俟って
小気味良い締まった低音だ。
以上、専門的なお話はできませんが、音の感じ方は、人それぞれ違って良いと思う。
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2001.09.08 1版