1994.8.25発刊 (CopyRight)DC
flash1号前文より
プロローグ
金田明彦さんを「RE・CORD」のCOR(D)コアとして、本当のレコード音楽を聴きたいと思う心から、私たちのグループがお声掛けをし、お話をおうかがいする機会を持ちたいと打診しましたところ、「話だけでは説得カがないので、音楽を聴けるようにアンプの製作会もやってしまおうよ」とのご返事がかえってきました。
このことがきっかけとなり、よもや自分でアンプを製作することになろうとは思ってもいなかったメンバーもおり、しかも、素人のはじめて作るアンプが、性能はメーカーのアンプを越えること数倍、価格はその逆という結果になろうとは誰が予想したことでしょう。はじめは、きっと音が出ないだろう、と内心思っていたメンバーもいたようですが、自分のアンプが試聴会で主役をつとめ出すと、なにやら誇らしげな思いにひたって、金田先生の解説とレコード音楽のおりなす素晴らしいひとときは、2日間夜中までかけて半田コテと格闘したことをすっかり忘れ、その疲れもどこかへ吹き飛んでいた。
そして、会も終わりに 近づいた頃、金田先生持参の真空管DCプリアンプに代えたときの感想は、目から何枚も鱗が剥がれたのは私ばかりではなかったと思います。
その場の空気は、なにやら別の次元のものにすり替わった。清浄作用がはじまったのだちうか・そして・マーラーの音楽が時空を超えて目の当たりに蘇るといっても大げさではない。さらに・曲が終わると自然、に拍手が沸き起こった。いままで多くのレコードコンサート活動をやってきたが・レコードを聴いて拍手があったのは今回始めての経験である。このように素晴らしい経験を多くの方々に広げようとして今回、MJ誌84.8月号でお呼びかけをしたところであります・その内容は別掲のとおりですので、お友達にもおひろめくださると幸いです。
(TY)
本文中の別掲は省略します。