こんにちまで数多くの「卒業」という楽曲が発表されているが、これほどまでに強烈なインパクトを持った「卒業」はないであろう。
昭和58(1983)年に、のちにシングルカットされて大ヒットした「I Love You」「Oh My Little Girl」収録のアルバム「十七歳の地図」でデビュー、その後地道なコンサート活動を重ね、昭和60(1985)年1月に発表され大ブレイクを果たしたのがこの曲である。
自らの少年期における挫折、大人達に対する不満、不信感を声を荒げてせつせつと歌い上げるさまは他のどの「卒業」にも見られず、悩み多き少年少女達のバイブルとなっていく。
しかし彼はアーティストとして大ヒットを連発するも、覚醒剤常習による逮捕などさまざまな挫折を繰り返し、大人になりきることのないまま平成4(1992)年4月、人生そのものを26歳の若さで「卒業」してしまった・・・。(中野 亮)