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レ・コード館に収蔵している蓄音機を紹介します。![]()
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音の日 12月6日
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<エジソン・ティンフォイル 1878年 アメリカ> 1877年2月に発明し1878年1月にエジソン・スピーキング・フォノグラフ社を設立。 錫箔をシリンダーに巻きつける方式で、約1分間しか録音できず音質も良くなかったため500台を製作して製造を中止した。これは世界に5台現存しているうちの1台である。 その後、エジソンは白熱灯の開発のため約10年間蓄音機の研究を休止している . |
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<ファースト・グラフォフォン 1885年頃 アメリカ> エジソンが錫箔蓄音機を発明した後の空白の10年の間、電話の発明者グラハム・ベルは1880年音響に関する実験と開発のためにボルタ研究所を設立した。 この研究所のチチェスター・ベルとチャールス・サムナー・テインターの2人は、1881年頃からエジソンの機械の改良を始めた。そして、1885年頃には錫箔に代わって、直径1センチ・長さ6インチのボール紙の円筒に、ワックスをかぶせたシリンダーレコードを作った。 エジソンの録音方法は、振動板の振動によって、針が錫箔の表面に凸凹を作る構造であったのに対して、針によってワックスの表面に音を刻み込む方法を用いたのである。 ベルとテインターは、この改良機を“グラフォフォン”と名付け、アメリカン・グラフォフォン社が設立された。 この特許によってエジソン社と後に特許権をめぐって訴訟問題が起きるが、ベルとテインターが改良したフローティング・スタイラス構造やワックスの表面に刻む録音方法は、エジソンに大きな影響を与えたことは、後のエジソンのシリンダー機を見れば明らかである。 また、現在も存続している最古のレコード会社コロンビア社のルーツでもある。 レ・コード館には3台が試作されたうち、現存する1台が展示されている。(うち1台はアメリカ・スミソニアン博物館に保存されている。) |
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<カマー・ウント・ラインハルト 1889年 ドイツ> エミール・ベルリナーのアイディアによる世界で最初のディスク型レコード用の手回し蓄音機。 カマー・ウント・ラインハルト玩具会社の商品として製造された。 5インチの硬質ゴム製ディスクレコードは、薄くて割れやすく雑音が多かった。 |
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<ベルリーナ・トレードマーク型 1898年 ドイツ> イギリスの画家フランシス・バラウドの描いたフォックス・テリア犬、 “ニッパー”がレコードから聞こえる主人の声に耳を傾けている絵画によって、おそらく最も親近感のある蓄音機の現物である。 これに、ヒズ・マスターズ・ボイスとタイトルが付けられ、日本でもビクター社の商標として、レコード産業の発展とともに誰もが眼にしている蓄音機である。 |
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<エジソン・スタンダートA型 1901年 アメリカ> 2分ワックスシリンダー用で機械のベースはケース上部の木部に取り付けられ、ヒンジによって開閉できるようになっている。オーク材のケース正面には“エジソン・スタンダード・フォノグラフ”と書かれています。 |
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<パテ・コック25型 1903年 フランス> 2分ワックスシリンダー用:時計用に似たバタフライキーの付いた、小さく安価なモデル。 機械部分にカバーがないために、1本ゼンマイやガバナー等は露出している。黒いエボナイト製のリプロデューサーは、エジソン社の蓄音機と比べると、小さくて軽く、マイカの振動板に金属製のドームを介しサファイアボールが付けられている。 ホーンの根元のレバーを上げ下げして、リプロデューサーの上下動と、ヒュードスクリューの送りをかける。ホーンはニッケルメッキ。 木製の台座にカマボコ形のフタがクリップ式に取り付けられ、フタとリプロデューサーには、パテ社のトレードマークである雄鶏(コック)が赤くペイントされ描かれている。 |
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<G&Tモナーク 1904年 イギリス> テーパーが付いたグースネックと呼ばれるアームとなって、針圧がサウンドボックスの重さとトーンアームの一部だけになったために、トレースがよりスムーズになった。 オーク材のケースにはレリーフ模様が彫られて、オーク材のホーンにも矢羽の模様が施されている。2本ゼンマイで10インチターンテーブルにはレコード押えのナットがついている。 |
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<エジソン・ダイアモンドディスクA-250 1908年 アメリカ> ダイアモンド・ディスク専用:金属部分はすべて金メッキ仕上げで、ボリューム調整のためにフェルトボールがホーンの中を前後する仕組みになっている。 ホーンはレコードのトラッキングと同調して動く機構になっている。 マホガニー製キャビネット、下部はレコード収納部。 |
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<エジソン・ジェムD型 1909年 アメリカ> 2分4分シリンダー用:赤茶色にペイントされた鋳鉄製ボディには、金線と黒線によりデコレーションがあり、同じ色にペイントされた8枚パネルホーンが付いていて、「レッド・ジェム」の愛称で呼ばれていた |
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<ビクターV−6号 1904-11年 アメリカ> ビクター社が販売した外部ホーン型の機種の中では、最も豪華で高価な機種で当時100ドルした。 金属部分は3回重ねのゴールドメッキがされており、グースネック・トーンアームには金色のエキジビション・サウンドボックス。 12インチターンテーブル、3本ゼンマイ、キャノン型ブレーキ。 マホガニー材のケースの四隅にはコリント式の柱が取り付けられ、その柱の上下の飾りもまた金色にメッキされている。 |
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<エジソン・トライアンフ後期型 1912年 アメリカ> 4分ブルー・アンベロールシリンダー専用機:エジソンはこれまで壊れやすい、ワックスシリンダーを丈夫で音質の良い、ブルー・アンベロールシリンダーに改良した。針はダイヤモンドである。 |
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<ビクトローラVV−100型 1921年 アメリカ> 1914年発表のVV-11型に相当する機種で4本足と7段のレコード棚が付いたフロアーモデル。 このモデルはオート・ストッパー、スピード・インジケーター付き。 ニッケルメッキの太めのグースネック・トーンアームにNO.2サウンドボックス、12インチターンテーブル、キャビネットはマホガニー材。 |
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<EMG9型 1923年 イギリス> ニッケルメッキされた細い逆S字形のトーンアームにコラロ社製の12インチターンテーブル、2本ゼンマイモーター。 紙を貼り重ねたパピエ・マーシュ・ホーンはシグネット型で口径1000mm、ケースはオーク材。 |
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<ビクトローラVV4-4型 1927年 アメリカ> 1925年に発表された“グラナダ”はこの年に4-4型と改められた。基本的にはグラナダと全く同じで、ニッケルメッキのトーンアームにアームサポートはなく、オーソフォニック・サウンドボックス、12インチターンテーブル、2本ゼンマイ。 鋳鉄と塗装された木製ストレートホーンの開口部には、グラナダには無かったグリルとネットが付く。左右の扉はレコード収納部で、マホガニー材のキャビネット。 |
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<ビクトローラVE8-9X型 1928年アメリカ> キャビネット全体を、薄いグリーンと金色のラインで飾ったこのモデルは、本シリーズ中でも変わり種の一つである。金メッキのトーンアームにはアームサポートがなく、金色のオーソフォニック・サウンドボックス、12インチターンテーブル、電気モーター駆動である。 フタはスプリングサポート式で、オーク材のキャビネットには彫刻された飾りが付いている。ホーンはすべて金属製でスロート部分から垂直に、下方に下りながら2分割して折り曲げられ、次に前方へ向かって開口部へ至るリエントラント型 |
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<HMV卓上型130型 1929年イギリス> 本格的な電気録音盤の再生機として開発され、従来よりも太いトーンアームにHMV.N0.5Aのサウンドボックスが付いた。 12インチターンテーブルに、2本ゼンマイ、ホーンは亜鉛板のストレート型。ケースのフタがテンプルトップからフラットトップになり、ホーン開口部にはグリルとネットが付けられた。駆動のスタートとストップが、トーンアームと連動している。ケースはオーク材。 |
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<HMV163型(オーク) 1927〜30年イギリス> シリーズ中の中級機で、1930年に価格は30ポンド。ニッケルメッキのトーンアームにNO.5Aサウンドボックス。12インチターンテーブルに2本のゼンマイの32型モーター。 亜鉛板のホーンは垂直のスロート部から2分割して、水平と上下に2度折り曲げられて4分割され開口部へと至る、リエントラント型である。キャビネットはオーク材。 |
| レ・コード館所蔵の蓄音機(珍品) 珍しいSPレコードが見つかり、盤を損なうことなく試聴するには、鉄針では、盤に気の毒である。そのようなとき、この電蓄機能を内蔵した機器が活躍する。ただ、交換針の予備が無いため、常時使用するわけにはいかない。さらには、内臓アンプの故障もあることだろう。大切に使おう。(なお、この種の機器をお持ちの方は、ぜひレ・コード館に寄贈いただければ幸いです。) ![]() 全体 ![]() 正面エンブレム ![]() 背面 ![]() 後から電蓄を追加したように思われる。 ![]() 下から見たSPカートリッジ部分。昔の木製キャビネットに入っていた松下のプレーヤーにもこのタイプが使われていた。 これは、ロネット型圧電ピックアップ(交換針)。針先はサファイヤの3ミル、78回転のSP盤用の針。ナショナル製だと、型番はEPS-04SP。お持ちの方は、ぜひ寄贈を・・・。 ![]() |