BLUE NOTEのSPレコードが出てきた
|
マイルス・デイヴィス(tp),J.J.ジョンソン(tb),ジャッキー・マクリーン(as),ギル・コギンズ(p),オスカー・ペティフォード(b),ケニー・クラーク(ds)
A Dear Old Stockholm
B Would'n You Written-By Dizzy Gillespie
A side: BN428-1 - (Varmeland)
B side: BN431-3
|
イコライザーカーブ
SP盤を再生する際に気を付けたいのがイコライジングカーブ
SP盤のカーブはRIAAではないから通常のフォノイコライザーで再生した場合きちんとした音にならない 高域が伸びなかったり低音が肥大化して聴こえたりする
SP盤のカーブは大別すると
英国系〜TurnOverが250Hz
米国系〜 〃 500Hz
これより上はフラット
しかしこの二種類だけではなく他にも多様なカーブがあるらしい
英国原盤の米国プレスのSP盤はRCA盤であっても英国カーブかもそして逆に英国プレスなのに米国カーブだったり色々
なおRIAAはTurnOverが500HzRoll Offが2120Hz
ファラデーの法則
電磁誘導によって回路に生じる起電力は、その回路を通る磁束の時間的な変化の割合に比例するという法則
一般的なレコード再生用カートリッジは電磁誘導作用で信号を得ていて同じ振幅であっても記録された周波数が2倍になると出力電圧も2倍になる 元に戻すには周波数が2倍になると電圧が半分になる回路を通す必要がありこれがフォノイコライザ
モニター機材
ターンテーブル:Technics SP10 mk IIも78回転があるがレコードに合わせて?昔ながらのリムドライブのフォノモータとした
カートリッジ:DL-102SD
プリアンプ:No.154 WE310Aモノーラル真空管プリアンプ ColombiaとffrrとRIAAカーブを備えるもAESはない Blue
Noteの10inchはAESカーブと言うことなので残念
パワーアンプ:No.133 オールFET完全対称ドレイン出力 A級50W/AB級120W DCパワーアンプ
スピーカー:フォステクス10cmシングルコーンor HARBETH HL5
VT-MPEQ
Venetor SoundVT-MPEQ - モノラル・イコライザー・アンプ Amazonで300千円程度であった
1950年代10インチ盤のスタンダード・ジャズのUS盤では
RCA VictorはVictor
BluenoteはAES
他はだいたいがColombiaのイコライザー・カーブだと思われ
UK盤のDECCAは ffrrのイコライザー・カーブ(1部12インチ)
他にNABのイコライザー・カーブとなる
VT-MPEQはRIAAを含め6種のイコライザー・ カーブをディスクリートで用意しているが手が届かない
必要に応じてNo.154 WE310Aモノーラル真空管プリアンプのイコライザー定数を変えてみてAESに対応させるのも良いだろう
|
MilesDavisDearOldStockholm
50年代ということを反映して、SPでの発売を意識した3分間芸術仕立てとのこと
モニター機材を繋いで聴いてみる
DL-102SDは針圧19gなのだが計測が6.5gまでしかできないのでもう少し重くしてみたがまあまあ良いとする イコライザーカーブはColombiaで聴くと好みに合う SP独特の雰囲気があって楽しめるからしばらくはこの装置とSPレコードで過ごすことになる
|
残念ながらジャケットは無い!!
上のグラフは下のURL(EQ-Label-RCA-AES.htm)から引用しました 感謝
他にもEQ-Label-Decca-WEB.htm等興味深いデータが多い
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/aria/amp/EQ-Label/EQ-Label-RCA-AES.htm
図1はMJ1999/5から引用
上図はanalog誌2019春号から引用
|
|
色々なカートリッジの比較
過去にも掲載しているがデータの信ぴょう性は無責任
2019.03.01 訂正 ※OFD25の質量に誤りがある 33gだが実際に量ると36g程度だ
上の表はエクセルによるが開いては直ぐに強制終了を繰り返したのでLibreOfficeで対応していたがその後下図のようにアップデートをアンインストールして正常となった 人騒がせなMicrosoftさん
「Update for Microsoft Excel 2010 (KB4461627) 32-Bit Edition」
EMT OFD65
忘れていたが手持ちがあったので後日試聴する
EMT Studiotechnik ドイツ時代後期OFD-65 78回転SP盤用のカートリッジ
OFDシリーズは元々EMTがOrtofonへ設計製造依頼したものでその後自社で製造するようになってから現在に至る
|
プリアンプ:初段は厳重にシールド
さすがEMT 音のバランスがとても良い
以前にレ・コード館で色々なカートリッジの比較をしたことがある
そのときもEMTがダントツだったことを思い出した
|
http://ph7dc.but.jp/dc_amp/EMTofd25.htmにOFD25の試聴レポートがある OFD65もこのレポートと同様であるとして良いだろう
以前に聴いたTSD15 丸針の印象もついでに記しておく
中域が厚いため声が艶っぽく余韻が良い
音楽を聴いているという感じ
|
奇妙な現象
DL-102SDの時にゲインを10時以上に上げるとオフセットが1V以上発生 パワーアンプを変えてもNG プリアンプが発振している感じだった 市販のパワーアンプはOKだった
EMTOFD65にすると解消された またEMTOFD65の方が出力電圧は低いのに同等かそれ以上のゲインがある とにかくパワフルなのだ
|
下の試聴したサイトから引用
Dear Old Stockholm
Publication date 1952
Topics 78rpm, Jazz
Publisher Blue Note
Digitizing sponsor Kahle/Austin Foundation
Contributor Internet Archive
Digitized at 78 revolutions per minute. Four stylii were used to transfer this record. They are 3.5mil truncated eliptical, 2.3mil truncated conical, 2.8mil truncated conical, 3.3mil truncated conical. These were recorded flat and then also equalized with Turnover: 400.0, Rolloff: -12.0.
The preferred versions suggested by an audio engineer at George Blood, L.P. have been copied to have the more friendly filenames.
Matrix number: BN 428-1
Catalog number: 1595
Other IDs from the record include: (BN 428-1)
|
|