スピーカーのインピーダンス・・・4Ωか6Ωか8Ωか          
2023.08.29
      
 夢クラフト ph7 金田アンプの世界
 これはph7の備忘録

 
6C33C-Bパワーアンプのヒューズ断裂(溶解)
6C33C-Bパワーアンプをローカルの2人も使用している 2人とも球内のヒューズが飛んで修理した経緯がある (このレポートは既に別掲)
私は最近421Aや5998AのOTLを作ろうと画策 そこで台頭したのがインピーダンスの問題だ 私の6C33C-Bはヒューズが飛んだことはない 不思議だとは思っていた(本当は不思議と思うこと自体不思議だ)がローカルの2人もウーファーに、私も同様に6C33C-Bはウーファーに使用している ローカルの2人のスピーカーシステムのインピーダンスは8Ωだが既製のシステムをツィーターとウーファーを切り分けてマルチ化のためウーファー単体の正確なインピーダンスは不明
私のウーファーは416-8Aをシリーズで使用だから16Ω この辺りの違いも以下のぺるけさんから引用記事を見て今更ながら納得
もしやインピーダンスの違いが・・・
以下はローカル2人のスピーカー
 masa氏 EXCLUSIVE EW-302 公称インピーダンス 8Ω
 kazu氏 JBL S3100 公称インピーダンス 8Ω
 ※但しウーファー単体のインピーダンスは計測していない
  S3100は38cmコーン型(ME150HS)JBL 4344MKIIに採用されているウーファ
そういえば昔金田先生が来道の折6C33C-BにJBL 4344MKII(インピーダンス6Ω)を繋いで聴いていた時に球内ヒューズが溶解した 6Ωはさぞかし過酷だったのだろうか
 http://ph7dc.but.jp/dc_amp/6C33C-B_part3.htm
 なお、新冠製作会でのトラブルはスピーカーの破損はなかったし、今までの球内ヒューズ溶解でもスピーカーの破損に繋がる事故は皆無 いずれにしても安全対策を施すのは大切だがその対策は何もしていないかオフセット電圧対策程度の次の通りで十分とは言えない
 masa氏 No.140オリジナルのまま
 kazu氏 〃
 ph7  オフセット電圧監視保護回路追加(電流監視は無し)
S3100のウーファー単体ではテスター測定のところ3Ωしかないようなので、6C33C-Bパワーアンプは相当難儀していると思う(正確には?わからない) 以下参照
 https://ph7dc.but.jp/dc_amp/6C33C-B_listen2.htm
しかし金田先生は過去の記事で4Ωでも8Ωでも問題ないとされている
           ダラダラ書きで容赦

ぺるけさんhpから引用
以下は①②はhttp://www.op316.com/tubes/tips/tips23.htm 
①出力トランスがない(いわゆるOTL)真空管アンプの場合
OTL方式の真空管アンプの場合は条件が特殊です。真空管という増幅素子の最適負荷は数kΩくらいなのですが、それにもかかわらず無理やり8Ωくらいの負荷を駆動しようというのが真空管式OTLアンプです。
真空管式OTLアンプでは、あらゆる意味において負荷インピーダンスは1Ωでも高い方が有利です。8Ωでも低すぎて相当に無理をさせているというのに、6Ω以下のインピーダンスのスピーカーを使うこと自体がナンセンスだといえます。
②出力トランスを使った真空管アンプの場合
出力トランス
6N6P全段差動PPミニワッターで使用している出力トランスのインピーダンス
 1次側:8kΩ
 2次側:0~4Ω、8Ω、16Ω
このトランスの0~4Ω間に8Ωのスピーカーをつないだら、1次側のインピーダンスは8kΩではなく16kΩになってしまう
真空管アンプの出力段は負荷インピーダンスに対して非常にデリケートなところがあり、ロードラインの角度が変化するともろにその影響を受ける
ロードラインが最適状態からはずれると
 最大出力が低下する
 歪みが増える
 周波数特性が劣化するといった問題が生じる

OTL用スピーカ
OTL用のスピーカーがあったはず 30Ωというものだったか 以下はオクで見た800Ωという代物
ナショナルOTL用フルレンジDUコーン 20cmスピーカー:入力:800Ω/5W



6C33C-B  出力トランス式にも食指
6C33C-Bはプレート損失60W(ダブルヒーター時)、内部抵抗は80Ω ヒーターは6.3V×6.6A、または12.6V×3.3Aと大喰い
300Bの内部抵抗が7~800Ωだったか 6C33C-Bのその低さが解るというものだ
通常は内部抵抗の5~8倍程度の負荷抵抗を使用すると聞くのでノグチトランスのPMF-20W-600S(600オーム、300mA)あたりかと思うが勿論手持ちなしだしOTLで作るから不要 ただ最近OTLの功罪を色々と聞き及ぶとトランス式にも食指が動く
ヒーターは片方だけを点火させ、プレート損失を40Wとするのも一考 60Wのプレート損失はあまり好まない 稼働時間が長ければヒーター片方も選択肢になるが今のところ教書どおりとしている
 
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