とある質問11 本文

件名: 金田アンプNo239について
ph7様
突然のお便りお許しください。大阪に住むSIと申します。
貴HPからいつも多くの情報を学ばせていただいています。
さて、私はリタイアして10年を数えるのですが、長年憧れの存在だった金田式アンプの製作に、この歳になって乗り出そうと決意しております。
製作を考えていますのは、無線と実験2015年8〜9月号のNo.239のアンプです。
そしてパワーIVC基板に使用する2SK214/2SJ77ですが、無選別のものを10数個ずつ購入し、ネットの記事を頼りにvgs測定をしてみました。
K214は0.77〜0.8(mv)辺り、J77は1.0〜1.1辺りの数値を示しています。
それぞれではペアを組めそうですが、K214とJ77と数値の開きが気になります。
このまま投入してよいものかどうか、私の周りには全くと言ってよいほど聞く人がおりませんので、もしご迷惑でなければお教えねがえませんでしょうか。
いままではキットですが真空管アンプなどを組み立ててきましたが、根っからの文系で組み立てたアンプから音が出るのをただ楽しむだけの人間です。
どうぞよろしくお願いいたします。


SI 様
2SK214/2SJ77はペアの必要はありません
私は何も考えずに有るものを使いました 気にしなくとも良いでしょう
このアンプは私は銘機だと思います hpにも述べていますが、寒いときでも全く異常な電流はおろか設定した電流しか流れません これには驚きです
私は150mAしか流していませんが・・・
最近は作りたいものがなくて少し遠のいています 全国にはSI様のように金田アンプに傾注しようという方もおられるので、hpには悪戦苦闘の様子を書き込むようにしています
ただ、電流伝送の受けのパワーアンプですからプリもそれに対応するなど今まで電圧伝送に付き合ってきた輩にすると、面倒な点も有るところが危惧しているのですが、音は電流伝送の239が良いですね
是非、チャレンジされ完成されますようご祈念いたします
何かご不明の点は応えられます限りご相談にのれると思います
良い音楽を生活の伴侶に出来ますれば、これに勝るものはないでしょう
ph7



ph7様
お忙しいなか、早速ご返信、ご教示いただきありがとうございました。
2SK214/2SJ77の件、安心して取り組みたいと考えております。
金田式アンプは憧れていましたが、一方ではとても近寄りがたい存在でした。
私は大阪在住で、テクニカルサンヨーも電車で40分ほどのところに住んでいます。しかし、日本橋電気街に行ってもまず店に立ち寄ることはありませんでした。
今回、金田式アンプを組み立てると決めてから、もう4、5回のぞいています。先日は「おばちゃん」と、ニッコームが品切れになりつつあることを嘆きあいました。「(ニッコームも)1%のは作ってんねんけど、1000個単位でしか卸さへん。いまさら1000個買えといわれてもなあ」などと愚痴も聞きました。
金田式アンプが新しい人付き合いを拓いているようにも感じています。
今後ともよろしくお願いいたします。
SI