PHILIPS LHH P700と marantz PH−1



■MC/MMイコライザー付きプリアンプ

PHILIPS LHH P700 当時100,000円 1995
 MM 5.0mV/47kΩ MC 0.5mV/100Ω
 LINE 1.2.3.4(BALANCED)
 TAPE 500mV/10kΩ
 OUT preout 0.7Vrms(不平衡) 1.4Vrms(平衡
 

 小さな細長い筐体の前面は大きな音量調整VRとセレクターのみで、左右のバランス調整さえないが、背面は正反対に入出力端子でいっぱいだ。
 バランス入出力付きで、アンバランスの入力をバランスで出力も可能。
 LHH P700はLHH A700と同じ設計者によるプリアンプであり、これとの相性は良いとされているが、試聴したことはないので不明。(特にBTL接続に威力を発揮するとのことだ。)
 金田式DCプリアンプ(No.122)との比較だが、P700は一定の入れ物の範囲の中で鳴っているという圧迫・圧縮感を伴った音楽だ。金田式の方は枠に、はまらない開放された音楽である。
 しかし、フォノ(MC/MM)、AUX入力などがあり、セレクターとして使用したい輩には便利な機器だが、私のようにアナログレコードしか聴かない場合には無用の長物となる。


試聴データー
 レコード ショパン ノークターン 
   No.1 in B flat minor,Op.9 No.1
   No2. in E flat,Op.9 No.2 CLAUDIO ARRAU ,piano
  針 DL103
 プレーヤー ヤマハYP800
 プリ 金田式
DCNo.122 オールFET
 パワー 金田式DCNo.133 オールFET
 SP BOSE 301MM(リエッジ)
  (システムは、BGM用として、ながら聴きをしているもの)

不思議なことが多い
FET MOS K2554パワー(No.159のパワー部の終段をk2554に替えたもの)に本プリを接続した。オフセット電圧が1Vを少し超えた。原因は本プリのDCが50mV程度出ているためだ。VRはどこの位置でもDC電圧は変わらない。ただ、No.133のパワーアンプではこの現象が出ない。なんと不思議なことか。





■フォノイコライザーアンプ SP版にも対応

marantz PH−1 当時180,000円 19918

入力
 MC LOW 0.1mV/3Ω
 MC high 0.3mV/100Ω
 MM LOW 3mV/1kΩ
 MM high 3mV/47kΩ
 SP用として SP1/250Hz Flat(U)
        Europe SP/250Hz 5.8KHz(V)
        OLD SP/Flat Flat(W)
出力
 280mV/200Ω
 SNMC LOW76dB  MM high84dB







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2005.01.16 1版
2005.01.17 2版