窪田アンプ       2025.10.01       夢クラフト ph7 金田アンプの世界から道草
 これはph7の備忘録


 
 ※手持ちの関係から終段はK134とJ50の組み合わせとしている

今回のオクでの出会いがなければ窪田アンプには一生巡り会わなったと思う 出会いは貴重




アースの引き回しは入手時の上の写真の通り以下の配線となっていた ただスピーカーへの出力まで一点アースからというのは自分には馴染まない やはり基板からスピーカーの+と-に配線したい



オクにて金田アンプ?を落札 ケースと放熱器やスピーカーターミナルだけでも元は充分な感じ
タカチのケースも入手が難しくなるし価格も結構する ケースのレイアウトが意に沿わなくとも加工済のところも助かる
段々と面倒くさ病が台頭 妥協病である
見た感じは窪田アンプだろうと思って落札したが案の定だ 窪田アンプは製作ももちろん調整も未経験ゼロ 少し違ったアンプに親しむのも悪くないだろう 最後は金田アンプに戻るだろうと思いつつ大きな道草である
基板から冒頭の回路を起こしてみた 

トラブルシューティング
①見た目の素子の劣化は電源ラインのインピーダンス抑制の47μF50V(ここは1~220μFなら何でも良いと)のケミコンのみの様子 写真の通りパンクし容量抜けしていてほぼ0μFだが経年劣化ではないだろう さりとて初段と2段の素子が健全だから高い電圧が掛かったわけでも無いだろう? 
②NFB素子の低域増強用0.15μFのところ一桁多い1.5μFが付いていたので取り替えた
ターンオーバー側周波数用の1KΩと5μFのところが22+22μFで11μFとなっていたので取り替えよう 時定数を大きくすると低域端が持ち上がる特性となる
1kHzのゲインは10.6倍 増やしたい場合NFBの1KΩを750Ω(15倍) 470Ω(23倍)にする

低域増強用 今回の標準は0.15μF 76Hz +3dB
 ここが0.068μFでは200Hzで 右にシフト
 ここが0.27μFでは50Hzで 左にシフト するとのこと
 入手時は1.5μFが付いていた訳だが・・・? 単なる数値の読み違いだろう

③33pFは発振防止ではなく数MHz附近に若干のピークがあったのでこれを補正して100kHz以上がなだらかに減衰するようにしたとのこと


ターンオーバー側周波数用の1KΩと5μFのところの素子をランクアップした フィルムコンでも良いのだが4.7μFとなると大きすぎて見た目のバランスもあるが何しろ手持ちがない


窪田アンプ製作1996-8記事から 4.7μFとなると大きすぎて?


半導体アンプ製作技法 単行本 – 1995/2/1 窪田 登司 (著)が送料込みで940円だったので購入する

基板の表裏



入手した基板はパーツの足を長いまま折り曲げて半田付けしてあるので取り替えに難儀する

通電して様子を見た
初段のVR1の500Ωを右回転して、C2655の100Ω両端に0.9Vを確認しセットする
2段のVR2の500Ωを右回転しても終段0.2Ω両端に0.02Vが出てこない (100mA程度のIoにしようと思うので0.02Vを考えたが何も出てこない) これはこれはK134とJ49が飛んでいるか何れかなのか 大事なパーツがNGとは・・・残念也 今はもう手に入らないが
パーツボックスにK135とJ49・J50が2セットあったから取り敢えず片CHを取り替えてみよう 果たして出音するか 目論見通りか
(K134は大丈夫でJ49がNGのような感じ あとからテストしよう 普通+側が飛ぶようだが・・・)

MJ無線と実験に発表されていたものと同一ということが判明 プリントパターンも掲載されていた どこにどんな情報があるかによって時間ロスが防げる ネット情報は本当に助かる

「窪田式 All FET-DC-Amp」で検索すると以下の文面に行き着いた
「無線と実験」のバックナンバーを1996~2000年ころまで調べてみて 窪田式のアンプで 簡素でかつNO-NFBとできないか、記事を色々見ていると、96年8月号に「MOS-FET AB級7Wコンパクトパワーアンプ」と題して、ちょうどよい簡素なものが見つかった。これはドライブ段を省略した3段構成で、2段目がトランジスタになっていてNFBは10dBほどかかっているようだ。



出音
電源は金田式レギュレータから±13.5V Ioは100mA 軽快な音が出た 初めての窪田式アンプの音だ 回路も簡潔で好みの志向 ただNFB素子のところが少し込み入っているから簡潔にしたい 1KΩで受けて10KΩと15pFのパラで通す1995-9月号のようなものとするとか

K134は大丈夫 テスターチェック結果入手時付いていたK134は大丈夫だったので手持ちのもので仮に取り付けておいたが早速元の入手時ものと替えた なにしろこのデバイスは貴重 なおもう片方の入手時付いていたK134もテスターチェックはパスした

Zobel回路
20Ωの抵抗が本機では0.5W程度のものが付いていた 少し心配也 1~2W程度のものがあったので取り替えた

モールド品なら オクにも各2個で4~5Kでありそう
日立 HITACHI MOS FET 2SJ162 2SK1058 パーツ屋でもオクより安く在庫があるようだ モールド品は人気が無いのだろうか

金田アンプの話に横道
MJ92年6月号のNo.125でこの「パワー素子」を起用したが過去には77年11月号のNo.26で「冷たく固い音」と退けた経緯があった この素子は数回顔を出していると思うが私も製作したし新冠製作会でもNo.130を製作したことがある

汎用トランスの電源 リップルフィルター
音は金田式レギュレーターと遜色なし 駄耳なので

バラックで組んでみた
2N3055 MJ2955は放熱器無しで熱くもならない ほんのり程度

回路図にツェナーが見えるが使わない 整流はジャンクの31DF2
inAC110V outAC10V 本窪田アンプL・R基板2枚の電流は200mA喰う
OSコンデンサーの音の良さは経験済みだが今回は使用しない
2N3055
・接合構造:NPN
・コレクターエミッター間電圧:60V
・コレクターベース間電圧:100V
・エミッターベース間電圧:7V
・コレクター電流:15A
・ベース電流:7A
・コレクターエミッター飽和電圧:3V
・ベースエミッターオン電圧:1.5V
・許容損失max.:115W
MJ2955もマイナス素子だが同様

このフィルターはNo.215でも実績がある 

    基本的にこの回路となる


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