一筆啓上・・・近況報告13

このアンプの熱については、いわずもがな。
本HPでも、「下からファン」を推奨しているところだが、中村さんから生々しい熱害のレポートがあったので、報告。
基板は、少し真空管から離すのがよろしいようです。


No.140アンプの件について簡単に報告させて頂きます。
およそ、1ヶ月前の週末にいつものようにレコードを聞いていましたら、右CHから激音(バチー)がありました。
あっと思いましたが既に遅かりし。使用時間はおよそ120時間程度です。

右CHは完全におなくなりになりました。左CHも不安。
さて、修理にしようかと、NG箇所を確認しました。

*ダメージ部は、
@SPは救われました。これは奇跡的。アルティク604Gよかった。

A基板は、片CHのトランジスター、ダイオード、半固定抵抗は全てNG。両CHの基板は炭化していました。炭化部位はRD47、J78/K215等の真下近傍です。半田部は炭化はありませんが、変色はあります。

B真空管は、OK側はかなり電流が増加。NG側の片側は極端に電流が流れない。

以上から、両CH共は作り直しと、、、さて部品購入へと秋葉原へ。

J72は手に入らないので、テクニカルサンヨーへJ74の電流指定品を購入。
真空管もエージング済みペア−品購入。
合わせて35000円くらいの出費となりました。

現在は両CH共に作り直しを完了しエージングをかねて試聴中です。

今回はph7さんが推奨している熱対策を取り入れました。

アンプを8cm程度かさあげして、アンプ下に2個のファンを備えました。
アイドリング調整は結構大変です。風の当る位置によって大きく変化します。
このへんは、調整VRをアンプ上部から行えるようにしておいた方が良いようです。

ファンは秋葉原で1個200円のDCモーター(12v)を2個と
DCアダプター(200円)の構成です。
可変はできませんが、まずはこれで良いようです。
ファンはアルミのLアングルで組んであります。
ポイントは振動対策をして異音がしないようにすることです。
これも、ph7さんが指摘しています。
実際に使用して、非常に良好です。

1時間程度聴いてから休めていましたが、これで気にしないですみます。
これから陽気もよくなり夏に向けては必需品と考えます。
あとは、熱源である真空管の放熱を改良するとが必要と考えます。
真空管につける放熱器がなかなか見つかりません。早めに付けたいと思います。
長寿命を考えるとこれもなんとかする必要があるようです。
この素晴らしい音質を持つNo.140のアンプは長く使用したいものです。

並行して製作した、金田式レコードプレーヤの試聴も始めました。
このプレーヤは物凄いです。
レコードの音質の素晴らしさを本当に改めて実感しました。



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2003.04.06 1版