三重県 小林和幸
9月14日、東京田無での試聴会(約300名?、12時半から18時まで、たっぷり5時間30分、楽しんできました。
今回は、プリもパワー(WE421A、6C33)もハイブリッドアンプのマルチアンプでした。
ほかに、ネットワークでのモノ(中江氏のJBLモノシステム)、オールWE真空管のマルチもあって、ずいぶん楽しめました。
私はオールWE真空管のマルチ(プリもオールWE真空管。ただし、低音用アンプは6C33のハイブリッド)でオンケンシステム駆動が最高に思えました。
私の息子や隣に座った人たちも同じ感想で、ハイブリッドはすごく分解能が高く、情報量も多いのだけれど、あのホールでは、オール真空管は、音が空気に溶け込み、雰囲気があり、自然に聞えるのです。
雰囲気が出るというのは、音楽に必須の次元の高い情報が多いということではないかと思うのですが。
中江氏のJBLモノ・ネットワークシステム(WE421真空管DC。ハイブリッドではない)では、ソニーロリンズのアルフィーがとてもドライブ感が再現でき、素晴らしかったです。(マルチアンプならさらに良かっただろうに)
最後のほうでJBLのモニターSP(4312)の3chマルチもありました。金田先生はこんな小さなSPでもいい音がすると説明されました。
オンケンシステムとの差はあまりにも歴然としていて、JBL4312には気の毒でした。
何度も金田アンプ試聴会を聞いて思うのですが、私にはパワーアンプの初段は真空管が最高に思えます。オール半導体はどうもいただけません。(私の現用アンプはオール半導体ですが)
毎回、試聴会で隣の人たち3〜4人に聞いても同じ意見の人ばかりであったことを確認しています。
お金と時間がかかるけれど、真空管アンプが一番雰囲気があり、音楽を楽しめるように思いました。
以前、視聴会のあとは、あまりの差に打ちひしがれて我が家では1ヶ月くらい聞けなかったのですが、最近は、やっと、そんなことはなくなってきました。
オンケンシステムは床にべた置きで、それが気になりました。私のSPべた置き時代と同様の良くないニュアンス(音像がくっきりしない、音に鮮明さが出ない、抑揚やニュアンスが薄れるなど)があり、木製の
三角柱を持っていけばよかったと後悔しました。
先生にSBDを電源に使っているのか尋ねましたが、先生は忙しくってやっていないとのことでした。
私は随分前に、プリで日本インターの30DF-2を使っていたので、それを引っ張り出して来週、比較実験をやってみようと思います。
また、先生は来年はDCアンプ30周年ということで、何かしたいとのこと。単行本の発行もその一つでしょうか。
非常に楽しみです。先生のさらなる一大飛躍の年になることを期待しています。
レポートありがとうございました。先生のお話では、4311とか云ってましたが4312の誤りですか。
大変使えるモニタースピーカーであるとのことでしたが、、、比較されてはかわいそう。
オンケンのSPを揃えられない方のために為したことかとも思います。
ハイブリッドは解像度は凄いと思いますし、安定度も安心感として落ち着いて音楽に没頭できます。その辺りのバランスかと思います。私は、ハイブリッドとオール球とを行ったり来たりしています。そのときの雰囲気と言いますか一定期間聴きますと、もう一方の方を、また一定期間聴いてみたくなるのです。人間ってそんなものだと思うのですが、あまりにもいい加減かもしれません。レポートを早速、近況報告にアップしておきます
2002.09.18
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