一筆啓上・・・近況報告6



件名 :CD用プリへのSBD導入結果

半導体CD用プリは簡単にできるので、SBDのB6A06を2個使ったNo.168のラインアンプを作りました。
早速、聞いてみると、もの凄い低音に息子とともに仰け反りました。DCパワーアンプはひ弱な電池式FET 出力7Wです。(SP:アルテック416−8A、オンケン中音・高音)聞いたCDは、Ray Brown Trio live at starbucks (Telarc)で14畳の天井が悲鳴をあげて共振してしまうのです。初めての経験です。
たった7W程度のアンプから、これほど凄まじい低音が出てよいものなのか。眩暈を起こしそうな力のこもった故レイブラウンのベースです。
Miles Davis の Kind of blue では、これまで以上にペットやサックス演奏の抑揚が出て、CDでも感動できました。
これまではFETの電池DCプリでしたが、CD用プリだけで、こんなにも音が激変するとは予想できなかったのです。
金田先生が書かれていたように、プリを変えただけなのに、SPの制御力がぐんとアップするのは何とも不思議です。
いま、ドリフトで調整中の初段が真空管のMOS-FETパワーアンプも同様な変化でした。完全対称型の特徴なのでしょうか。アンプによる変化なのか、SBD効果の相乗効果なのか、分かりませんが、もの凄いものでした。
しかし、CDでは音楽の雰囲気を芯から楽しむことはできません。やはり、LPほうがはるかに音楽を楽しめる雰囲気が出ます。結局、CDは、異次元の世界の音で、高音になるほど違和感を感じてしまいました。

                       三重県 小林和幸


近況ご報告ありがどうございます。
こちらは、台風の影響か12日にもMJ入荷見込なし。月曜日になるようです。
東京では8日に手に入るとか・・・。
これで、パーツの手配も遅れをとります。ものによっては、市場から無くなります。
今回8月号でももSBDは使っていないと思います。昨日、金田明彦先生には、SBDの威力は相当なものであることをお話しましたので、近く採用されると思います。
まだ、レポートしていませんが、真空管プリアンプの整流管とも互角な、というよりも、違いは判別不能と思います。
そうなるとレギュレーションも寿命の点でも問題にならないSBDに軍配が上がります。9月14日の件、いいですね。
私は、9月といえば会議があって出れません。真空管フェアーもそのころですね。うらやましい限りです。
14日は、クラッシックのレコードもかかると思います。モノーラル盤を私のほうからも10枚ほどお貸しする予定になっています。今聞いていて良いのは、ワルター指揮ウィンフィル、マーラーの大地の歌、4楽章ですね。
あとはドボルザーク、チェロ協奏曲ロ短調、カザルス vs ロストロボーヴッチも楽しめます。
モノーラルは音が厚くて好きです。
今回、金田明彦先生がハイブリッドにしたのは、No.140の出来があまりにも良いものですから、またハイブリッドということなったものと思います。FETの良いところと、真空管の良いところのベストマッチだと思います。終段だけが真空管でも相当の表現力ですね。6C33C−Bは本当に名球です。

ph7


戻る

2002.07.12 1版