一筆啓上・・・近況報告3

HPをいつも楽しみに拝見させて頂いております。 東京 中村政弘

ph7様
以前、アンプのアースラインの件でアドバイスを頂きありがとうございました。
年末にやっとアンプの製作が完了しました.
当方、金田式アンプNo.140 6C33C−B の製作を年末に完成し、ただ今エージングの最中です.
ここで、ご意見を頂きたいのですが.ハムノイズですが、アンプの入力をショートしてスピーカを接続し、スピーカに耳を近づけてもハムノイズは聞えません.
次に、ブリアンプに接続するとハムノイズが発生します。
接続コードは手作り(2497)です.この左右のコードを近付けたり、離したりするとハム音は変化します.
原因と考えられるのは、
@接続コードがアンテナなっている
Aブリアンプのアースラインが不十分
等々と+きましたが、何か、アドバイスを頂ける幸です.
以上、宜しくお願い致します.(2002.01.02)


No.140 6C33C−Bが完成しましたご様子おめでとうございます。プリアンプは球ですかね。石ならまったくノイズは気になりません。私は球です。
NO157タイプですが、ほとんど気になりません。以前は、パワーアンプのアースを取っていないときには結構ブーンと言ってましたが気にせず使っていました。私の接続コードも同様2497です 2Mほどあります 金田明彦先生は10Mもあります。原因はプリアンプにあります。
@プリアンプのアースラインを点検ですね。
ただし、パワーアンプが石ならこの現象が出ないとすればアンプとのマッチングが考えられますが、、、。またハムノイズのレベルはどのくらいですか。

(2002.01.02)

早速のこ連絡ありがとうこざいます.アドバイス通り、調べてみました。私のブリアンプは、窪田式(バッファアンプタイプ)です.
今回の件で、久しぶりにブリアンプのアース廻りを見直ししました.
結果、かなりハム音が低滅しました.スピーカ(604G)から1m程度離れて、気にならないので、これでホットしました.
これから、本格的な工−ジングを行います.すでに、メールを打ちながらエージング中です。このアンプは、ph7さんの最新情報を盛りこんで製作しています.次は、金田氏ブリアンプ(管球)を作ろうと勝手に考えています.今後も、ph7さんのホームページを楽しみにしております.

604Gをお使いですか、安心できる完成品だと思います。石のアンプでハムが出るとは、考えられませんね。やはり金田アンプ→プリアンプも必要ですね。球のプリアンプにAOC回路を付加して、、、これで完結でしょう。窪田アンプも一時検討しましたが、金田アンプでしょう。比べには・・・聴いていないので分かりませんが、金田アンプの場合はよそ見する必要がないでしょう。(2002.01.03)


HPをいつも楽しみに拝見させて頂いております。
以前に、No.140のアースラインにつてアドバイスを頂きました。アンプはエージングも完了して大変満足をしております。
Hp上で特に、No.140のN氏、K氏の試聴報告も興味深く楽しみ見ています。
さて、その後No.166の制作を完了しました。できたばかりで、現在は、エージング中です。
制作にあたり、No.145、154、157の情報がかなり役にたちました。ありがとうございます。
今回の制作では、電源電圧の件(Hp上でも疑問ししていました)では、やはり心配でしたが、両波整流後は143V程度。最終的に各調整後に120〜123Vと落着きました。(かなり電圧降下があるのですね)
回路上の各電圧は、回路図より少し高めです。指摘されているように、Trの耐圧が少し心配ですが、このまま暫くはエージングをする予定です。
また、AOCは素晴らしいですが、何かクリティカルです。これもが指摘されていました。音量VRを回した場合、蓋をした場合、コンデンサーを触ったりした場合、アースラインを変更した場合、等々、DC電圧が急に変動したりしましたが、最終的には落着いています。? 暫く様子見と思います。
また、エージングが完了しましたら、報告をさせて頂きます。
今後とも、Hpの更新を楽しみにしています。勝手な事を長々と、大変失礼しました。
東京 中村政弘(2002.05.01)

以前の内容
真空管のアンプとしては球の安さと性能からNo.140 が最高と思います。
少し、変更してさらにシンプルにされるのもよろしいかと思います。
ダイオードでシフトしている部分などが改良できます。
さて、アースはトランスアースをトランスの近くでシャーシに落とします。
あとは、7本より線で左の信号入力のアース側を近くのシャーシに落とします。
以上で完了です。
これは、名球・機になります。(2001.12.11)



それは、楽しみなことですね。
オールWEのプリアンプはどんな音がするのでしょうか。
D756が耐圧の点で心配ですが、もっと耐圧が高くて音のよいものがあると思います。2SC5460あたりも安くて音が良いですね。金田明彦先生も使えそうだと申していました。
WEの球のほうが安くて音がよければこちらに流れてしまう気もします。(2002.05.02)


今回制作したプリアンプの仕様は、CD+AOC(電源部はプルスペック)となります。
近いうちに、イコライザー回路も制作する予定です。
現在はCDのみの再生です。
先に述べました様に、窪田式アンプに繋いでエージング中ですが。これは、窪田式アンプには入力のATTを搭載してあるためです。
いきなり、6C33C‐Bには恐ろしくて繋げません。
また、気付いた点では、このアンプはゲインが大きくVRに位置よっては、ハウリングが発生しますし、プリケースを軽く叩くとその振動も聞こえます。置き場所等も考慮する必要がありそうです。
これが真空管アンプですか。いずれにしても、プリアンプの制作(まとめる)は、かなり難しいと改めて感じました。
その点、暫くは楽しめると言うことになりそうです。
一つご質問があるのですが。
@ヒーター電用のアースは、落とす必要があるのですか?
以上、宜しくお願い致します。(2002.05.02)


ハウリングはゲイン過剰でしょうか?ね
we396の入力にcdプレーヤーをつなぐにはゲインが高すぎますから記事にあるような51KΩ3.9KΩによる減衰器が必要です。
真空管プリアンプは6C33C−Bパワーアンプにそのままつないでいますが、私は問題ありません。
AOCになってからアースの引き回しなどで今まで予想もしないことが起こります。
しかし、ケースを叩くとその振動まで・・・は考えられませんね。真空管を直接叩くとテレフンケンなどはマイクロフォニックノイズがでますが、。。。
ヒーターアースの件は、私はしていますが、するにしても片CHのみです。
ちなみに、WE310Aのモノーラルアンプのフラットアンプ部に、WE396Aのこのアンプを使用していますが、ヒータアースをしていますし、AOC回路も搭載しています。特に問題はないですが、金田明彦先生は敢えて、ヒーターアースは取っていないようです。これは、No.157と166のフラットアンプ基板をみると分かります。AOC回路搭載と関係があるかも知れません。(2002.05.03)


情報、ありがとうございます。
ゲインの件は、エージングに用いた窪田式アンプのアースラインが原因でした。基本的には金田式アンプの落とし方としました。状況はかなり改善したのですが、記事にあるATTの減衰量では、CD(固定 2v)には対応が難しいようで、あきらめて可変を使うしかないようです。
メールを頂いてから6C33C−Bパワーアンプに思いきって繋いでみました。ATTの調整が未の為、音量はかなり大きいですが、音質は素晴らしいの一言でした。
(この辺は、もう少し落着いてからと致します。音質は、まだまだ定量的に表現できなもののようです。私も仕事で、音質の研究をした時期がありましたが、、、人間相手の問題を扱うことは、非常にやっかいいです。)
ただし、現象は
@ハム音が左右からあり。
A蓋を叩くと、振動音が聞こえる。
(VRを最少にしている。入力ATTは回路図の通り)
この辺で、604Gが危ないので中断しました。
これから、連休も終わりとなり集中した作業はできなくなります。
ゆっくり、楽しみなが改良をする予定です。
何か、アドバイスがありましたら宜しくお願い致します(2002.05.04)


やはり、ATTは50KΩ程度の可変VRのお世話になりそうですね。
CDは、固体によっても録音のレベルが違いますから、入力で絞る必要があります。
音は犠牲にしても・・・。
604Gは、なかなかの素晴らしい音だと思います、当方は604E(16Ω)ですが、リコーンされていますから、オリジナルの音ではないものの満足しています。
真空管アンプの場合は、特にプリアンプなどはハムは避けられません。レギュレーターを完璧にしてもハムはつき物です。音楽が鳴れば気にならない程度なら問題なしです。
蓋を叩くと振動音が・・・というのは、ゲインが相当あると言う事です。金田明彦先生の設計値では2.5Vrms/10KΩのCD出力にあわせていると思うのですが、?
イコライザーが無いだけハムは少ないと思いますが」、別のアンプのイコライザーからのものかは、このラインアンプの入力にショートプラグピンを入れて、テストすると分かります。そうか、ミューティングSWが付いているからその必要も無いですね。(2002.05.05)


***追加***
No.154のWE310Aのモノーラルプリアンプに、WE396Aのフラットアンプを組み込んだことは、HPに紹介していますが、この入力に51KΩと3.9KΩによるATTを入れて実験をしてみましたが、−20dB程度減衰するものと思われます。CDからの入力電圧は2.5Vrms程度でした。
これをATT通過では、プリアンプからの出力程度の電圧がオシロで確認できたので、さすが金田明彦先生だと感心。そのままパワーアンプに繋ぎCDを午前中楽しんでいました。やはり、音量VRは最低の位置でしたので、もう少し3.9KΩを小さくしても良いでしょう。
しかし、中村さんのレポートとは異なり、十分適当な音量で楽しめましたので、そちらの構成が気になります。(2002.05.06)


プリアンプの状況が以前より大幅改善されましたので簡単に報告させて頂きます。
どうしてもハム、ハウリング等があり、また発振ぎみであり原因がなかなか判りませんでした。
そこで、湯川さんのHp(一筆啓上のなかで)で見つけました。
02村上さんが、ご指摘していた発振のお話は、私のアンプも症状がほぼ同じ状態でした。
ここで、コンデンサーをシールドするしかないなと思い、早速、改良実験を行いました。
結論 : 左右の2.2μFに銅薄+アースでOKでした。村上さんの場合(片方のみ)とは異なりました。まったく不思議ですね。
まだ、No.140 6C33C−Bには繋いでありませんが、この週末にATTの件を含めてトライしょうと思います。
また、進捗がありましたら報告いたします。(2002.05.11)


村上さんの実験は、私にも大いに刺激になり、ノウハウとしていただきたいと思っています。
実際の体験などがより多く寄せられると、それを参考にして解決することの可能性も高まります。
私も当初の金田アンプ製作では、周りには誰もいないため、また、今のようなHP上での情報も皆無。というか、まだパソコン通信の時代でした。このように問題解決について聞くに聞けない状況で、ずいぶんと遠回りをしたものだと思い出すことがあります。
トラブルのケースは千差万別、技術もそうです。ノウハウの深度もそうですから、名医になれるのは金田明彦先生しかいないと思います。
先に、メールしました内容(上の***追加***)、私の方で実験したものですが、ゲインは適正でしたので、ATTとしては、3.9+51KΩで問題はないと思いますが、追試を期待いたします。(2002.05.11)



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