CDを本気で聴く
   2014.11.25
  Google「金田アンプ」サーチで 
For me
これはph7の製作備忘録
 
CDプレーヤーは買ったことがない  そういえば、CDプレーヤーは買ったことがない。コンポについているものは別として。
 下図はパイオニアCLD-HF9G取説から引用
 CLD-HF9GはCLD-HF7Gの上級機、高画質・高音質化が追求されたリファレンスモデル。CDプレーヤーとしても使用可。
3次元Y/C分離回路

D.V.P.システムによるフルデジタル・プロセッシング技術を採用したコンパチプル・プレーヤー。
同社CDプレーヤーの技術、のレガートリンク・コンバージョンを搭載しており、高画質、高音質を追求。94年HiVi Grand Prix受賞。


 つまり、本格的?にCDを聴いたことがないのである。さりとて、数万円のCDプレーヤー(デッキ)を買う気にはならない。ふと、CLD-HF9Gが眠っていたのを思い出した。取説をよく見るとCD専用のトレーのみが出てくる方式になっていて、LDのときよりもスピードアップしているという。ジャズのLD数枚あるから、この音も気になるところだ。


 これは、1994年頃の製品だが、このころから光・同軸出力があったのだと感心する。CD等に興味がないから、DAC機能が単独で使用できることや、トランスポータのことも良く分かっていない。定価:170,000円

 では、この装置でCDを聴いてみよう。ところが、スタンバイランプは点くが、下図のようにパワーSW押下にてもインジケータが点かず窓は暗いまま。何年も放置しておいたので、いじけたか。一晩、スタンバイランプが点いた状態で通電したままにしたら、動作するようになった。

 出てきた音は、意外や意外、良い音がするものだ。パワーアンプはRAMSA WP-9055Aに繋いでみて驚いた。スピーカーはFOSTER FE83だ。ホテルカリフォルニアが新鮮に聴こえた。
 この当時のものでCDも良く再生できるとすれば、数年後のDVD再生機器はどうだろう。オークションでも色々と選り取り見取り。2~3千円で入手のものでも当時は10万円もした機器なら、作りもしっかりしているのではないか。最近の数万円のモノより良いかもしれないが、比較するのに最近のモノを買いたいとは思わないが。

 
iPod活用   金田式DACを製作したくなった場合に備えて、少しデジタルのメディアを使ってみようと考え、かわいいiPodを有効活用すべく動き出す。
長女からのシフト品

 まず、オークションにて以下の製品を入手した。
 ND-S1デジタルメディアトランスポート(発売:2009年 9月19日)と現有iPodNano用にLightning - 30ピンアダプタ(apple純正)セットで約6千円。良心的な価格也。

ND-S1デジタルメディアトランスポート
・iPodコネクター:1
・USB端子:1
・音声出力端子:デジタル×2(光×1、同軸×1)
・映像出力端子:コンポジット×1
・RI端子:1
・サイズ:205×34×175mm 質量:530g
Lightning - 30ピンアダプタ
・DACを内蔵しており純正は何と2,800円もする。
---DAC内蔵ということは、出てくる信号は?---
 疑問解決:ND-S1/S10/S1000はいずれも、Dockからのアナログ音声入力は行えない仕様になっている。音が出たら、それはデジタル入力で間違いない。

iPodからデジタル出力を取り出すには、apple社との要ライセンス契約。iPod対応機器側から専用コマンドをiPodに送信し、それを受けてiPodがデジタル出力を許可となる。


 しかし、拙オーディオ機器の中にデジタルの信号を受けられるものは一つとしてないのである。このままでは、iPodの音楽を聴けないままに、金田式DACに取り組むのも楽しくないと考え、音はダメ元で良いから一番安くて後悔のしようのないものを探したら、以下の製品があった。11/21注文時は1,980円だったが、販売元も価格も変動している。

 デジタル→アナログオーディオコンバーター Digital to Analogオーディオ変換器 トスリンク 同軸端子入力 プロ/家庭用に ブラック【SsSlctブランド】 Amzon
参考価格 9,800
価格261126現在 2,580
規格等
・入力端子:Toslink(トスリンク)規格端子、Coaxial(同軸)RCA端子
・出力端子:RCA端子(L/R各1)、DC5V電源端子
・サンプリング周波数:32KHz/44.1KHz/48KHz/96KHz
・動作温度:0℃~70℃
・動作湿度:10%~85%
・保管温度:-10℃~80℃
・保管湿度:5%~90%
・外部電力供給:DC5V@2A
・消費電力:最大0.5W
・本体サイズ:51mm×41mm×26mm
・本体重量:約78g
・付属品:トスリンクケーブル、電源ケーブル
「SsSlct」はア・ジュールの独自ブランドとのこと。



主要パーツ それなりのパーツが並んでおり、非常にリーズナブル。楽しめそうだ。
8416czz 言うまでもなく有名 DVDオーディオ等の次世代オーディオ・フォーマットに必要な192kHzをサポートするデジタル・オーディオ・レシーバ

CS4344/10ピン、24ビット、192kHzステレオD/Aコンバータ
 デジタル/アナログD/AコンバータCS4344/45/46/48ファミリーは、優れた音質を保ちながら、業界最小且つ最も経済効果の良い192kHzステレオD/Aコンバータ。このチップはロー・プロファイル10ピン・パッケージに封印され、シーラス・ロジック社従来の8ピンD/Aコンバータ・ファミリーに比べ、チップ面積は50%小さくなり、プリント基板のスパース削減に貢献。

AMS1117 3.3 レギュレータ

Amazonで800円意外と高い、高すぎるのか。(後日訂正、20個の金額




以下は付属マニュアル


マニュアルは英語
付属の5Vアダプター他が同梱されていなかったので、督促した。仕方がないので試聴は、適当な5Vアダプターで行う。5Vのニカドバッテリーニッケル水素電池も使って比較試聴するも私には、その違いが分からない?これは大変なことだ。このアダプターはこれはこれで良いということか。そんなことはないだろう、楽しみは始まったばかりだ。
金田式5V、3.3Vレギュレータを作ろうと思っているのだが、その効果がないはずはないとの前提だから、今回のバッテリ効果なしには少し落胆。

なお、このDACの消費電流は5V40mA



ND-S1の話に戻って

PC接続モード(使うことは無いと思うが)
 PCからはUSBオーディオデバイスとして認識。
 iPodをND-S1に搭載した状態でPCモードに切り替るのみでは、PC側からiPodが認識されない。リモコンのSYNC/UNSYNCボタンを押すとSYNC/UNSYNCが赤く点り、PCからiPodが認識される。これにて、iTunesとの同期が可能となり、同期・認識をやめる場合は、SYNC/UNSYNCボタン長押。

同軸と光
ND-S1とのデジタル接続方法は、同軸と光があり、同軸の方が明らかに高音質というレポートがあるが、繋ぐアンプとの相性はどうなのか。 使う同軸の品質も左右するだろうから、トスリンクか同軸か、は一概に言えないが、トスリンクの方がノイズ発生の点では不利のような気がする。そのため、パスコン等を追加したり質の良いものに替えている方が多いようだ。
   
電源
汎用アナログ電源DC5V 4Aがサードパーティーから15,000円(税別)で用意されている。ということは、当然に付属のアダプターは音が良くないのだろう。

なお、このND-S1の消費電流は5V230mA

2014.11.26
音は   このDACによるものと思うが、CDを直に聴いた方が音は良い。特に、リストの6番目の曲だけなのだが、音にビリ付を伴う。


『季刊・オーディオアクセサリー 155号』に付いていた豪華付録のSACDは、今の拙オーディオ機器では、聴けないのだが、CDと比べどれほどのものなのか気にはなる。しかし、アナログレコードをさておいて、デジタルでもないと思うものの、2世代位遅れている今の自分(別に遅れていても問題はないのだが・・・)。光にしても同軸にしても1本のケーブルで音を運ぶのは便利だが、どうも感覚が合わない。今回の後悔しても良いからとして買ったDACは、ND-S1からの音を確認するためのものだから、その目的は果たした。しかし、あまりにもショボ過ぎて次のステップである金田式DAC製作の障壁となりかねない気分だ。

2014.11.29 
+5vREG  +5Vレギュレータを急遽製作し、ND-S1+iPod+5VRegで音の比較をしてみた。
結論からいうと、付属のアダプターと変わらない。ただし、曲によるのだが、前項のリストの6番目の曲だけ音の広がりや静寂感が向上、デジタル音楽付随のざわめきが消えて聴こえる。この時は、効果アリと早合点したが、その後試聴の曲では効果が薄い。
 +5Vレギュレータ No.199 P.69図24のものだ。
  TR8をC960 TR9を2N2955に変えてある。
  K117=Idss8.6mA K246=Idss7.9mA C960=hFE137
  なお、電圧調整抵抗39KΩ+2.2KΩは36KΩ+1KΩでなければ+5Vとならない。
  これなら、放熱器無しでND-S1+iPodが動作する。
 


              上図はNo.199p.139から引用
              赤字と青地は実測値等
              電流制限は400mA程度

That'sJazzをパナソニック/DVD-A450(1997年12月)とND-S1+iPodの比較では、音の違いは認められなかつた。ということは、コンパクトなND-S1+iPodで十分ということか。

2014.11.30 
 
 
Copyright© 2001.ph7 All Rights Reserved