アッテネーター

アッテネーターその1

右のようなATTでは次の表を表計算ソフトで計算する。計算式は各自で入力する。(例示)

   A       B      C       D

減衰量 dB 固定 R1 可変 R2 ステップ抵抗値
-40.1 500 5 5
-34.2 500 10 5
-30.7 500 15 5
-28.3 500 20 5
-23.7 500 35 15
-20.7 500 51 16
-18.3 500 69 18
-16.4 500 89 20
-14.7 500 113 24
-13.2 500 140 27
-11.9 500 170 30
-10.8 500 203 33
-9.8 500 239 36
-8.9 500 278 39

減衰量 dB=20logEout/Ein の式を入れる。可変 R2には、ステップ抵抗値を積み上げる式を入れる。
=LOG(C2/(B2+C2))*20 と、A列2行目に実際の式が入っている。(エクセル)
B列は「固定 R1」、 C列は「可変 R2」





次は、金田アンプNo.132で採用されているATT。通常のATTとは異なりR2を固定しておく必要があるので、R1を可変させる。

ゲインdB R2E R1 ステップ抵抗値 抵抗No
4.5 1000 680 680 @
9.2 1000 1880 1200 A
13.4 1000 3680 1800 B
17.4 1000 6380 2700 C
21.0 1000 10280 3900 D

ゲインを減らす方法として紹介されているもの このATTから見ても約3db(1.4倍)ステップだが、通常使用しているがこれくらいが良いと感じる。

ゲインdB R2E R1 ステップ抵抗値 抵抗No
3.3 1000 470 470 @
6.1 1000 1030 560 A
9.1 1000 1850 820 B
12.1 1000 3050 1200 C



このATTはFTアンプのあとの、2497の途中にL型ATTとして挿入。東京の中村政弘さん
WE真空管DCアンプ(N0.166)のゲイン対応のためとか・・・。インピーダンスが5KΩ程度ですと、低域、高域の抜けが
悪くなるように感じ、10KΩ以上にすると良い傾向とのこと。



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2002.05.31 1版
2002.11.04 訂正と中村さんのATT紹介