No.128?完全対称型TRプリアンプ 1995/6 プリ部のみ (C) Copyright 2001.ph7 All Rights Reserved

(2020.02.10)写真追加

 シンプル・イズ・ベストTRsimple pri写真
 電源は乾電池で十分Ok
 製作記事では
 トランス内蔵だが
 あえて電源は別ケースにした
 汎用性を
 重視したためだ


製作会と親切
 このときの製作会は、プリが3台、TRシンプルパワーが4台を2日の日程で進めた。親子でそれぞれ1台づつ製作するとおっしゃる方がいた。相当の熟練者だと思い事前のケース穴あけなど余計なことは一切していなかったため、当日はドリルとの格闘に相当時間を費やし基板製作の時間が不足したことと、その方たちは1日しか日程を取れなかったこともあり、完成しなかった。後から悔やんだが、私が少しでも事前にケース穴あけ加工をしておけば完成したかも・・・と思うと心が病んだ。やはり、親切は遠慮しないことだ。

乾電池駆動
 製作完成と同時に視聴できるから、バッテリーなどで動作するアンプの類は便利である。徐徐に電池よりトランスが良いかなとも思うようになりRコアトランスを特注し製作をする。ところが、トランス電源からエネルギーを供給する場合、今までどおりの考えで接続を代えないほうが良い。何かトラブルは必ず起きると考えて、スピーカーコードははずしておくことだ。

モノーラルのすすめ
 このアンプの片チャンネルは、DL102のモノーラル用に改造した。MMカートリッジ用の回路を参考に2N3954で受けている。カットアンドトライで定数を変更して決めたが、私の耳には正常に聴こえる。
 デンオンDL102(4.0mv)を使いモノーラルレコードを聴くために初段の2SK245を2N3954(FD1840)に変えた。初段のオフセット調整ボリュームを50から200Ωに変えて、初段作動アンプの電圧ゲインを低くした。あとは、TR2のゲートからアースに落ちている470Ωを1.8KΩ変えた。さもないとゲインが高すぎて使いづらいからだ。
 しばらくは、さきほどの1.8KΩで聴いていたが、やはりゲインが高い。レコードにもよるが、VRは最低よりもっと絞りたい場合もある。結局、2.7KΩにして聴いている。これで、VRも音に良いとされている12時あたりまで上げられるようになった。(2002.08.23)

TRsimple pri Fd1841写真FD1841の足は、千鳥足?
素子の威力(魅力)
 初段が2N3954(FD1840)のときはイコライザーの出力電圧は、-1.0Vから徐々に下がって+200mvで落ち着く。手持ちのお宝箱からやむなくFD1841に変更したら、-300mvから下がりだし+120mvで落ち着く。やはり選別品だけのことはある。

TRsimple pri k97写真片CHはK97のままだ。0.4mV低出力のモノーラルカートリッジを探している。


TRsimple pri k245写真TRシンプルプリDL103用、初段の作動アンプはK245or97

TRsimple pri 2n3954写真TRシンプルプリDL102用、初段の作動アンプは2N3954



当時でも値が張った5465を惜しみなく使用


2511は気をつけないと入力ジャックのところで断線 細い線が1〜2本かろうじて付いていた模様
半田を吸い取ったらこの有様でした 吸い取ると芯線はほどけていた?
おかしいとは思うものの見た目は半田が乗っていたもので・・・

(2020.02.10) 大きな写真でも今は気にしないでアップ出来るのが当たり前 このページ製作の昔は小さくして如何に容量を減らすかだった
今回20年ぶりくらいに大きな写真を数枚アップした 大きくても100KB程度


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2001.05.25 1版
2002.08.23