No.139 超シンプル完全対称DCパワーアンプ (2N3055)3CHフィルター内臓タイプ
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Trによる3CHパワーアンプだ
No.137のTr版である
137のFETによる3CHパワーアンプは、Io=69mA
今回も、70mAと同様にした
しかし、放熱板は見えない
横のパネルにその役目をしてもらう
コンパクトで配置も配線も楽である
低域だけはMFBコントローラー搭載だ
マルチアンプ
CHフィルター内臓タイプは、簡易なフィルターであり抵抗値でクロスオーバー周波数を加減できる。音を重視する方は、したくはない方法だと思うが簡単であるから実験向きといえる。 (写真のアンプはR.CH用である。)
SEコンデンサーは、プリアンプのイコライザーにも顔を出す、5100・1500μFを使用する。何と言っても価格が手ごろだ。このアンプは、真空管パワーアンプを低音用に使うことを考慮し、そのアンプへの出力端子を用意している。当然ながら、600Hz以下の信号しか出力しない。
とにかく、シンプルなので基板が何枚も必要なマルチアンプでも、製作が気にならない。一夜で基板6枚を作りアンプケースに収めたものだ。
1500 5100μF
↓ ↓
KHz KΩ Hz Ω
10 11 1000 30
9 12 900 36
8 13 800 39
7 15 700 43
6 18 600 51
5 22 500 62
抵抗値でクロスオーバー周波数を加減するので、廉価で自在にフィルターを構成できる。(例-2000Hzが必要なら1500μF+15Ω)
あとの詳細は、MJ No.137が参考になる。これを参照。
3CHフィルターの参考例
820KΩについて、Low以外の基板だけを見ている限りでは不要に思えるが、Lowだけに入れるのは、入力オープン時のゲート電圧を、0Vに固定するために820KΩを取り付ける。他のCh(Lowもそうだが)は、基板上でダイレクトに結合するから不要である。
写真、左の半固定VRは高域ゲイン調整用だが、実際はケース正面のVRに置き換えている。
2009.03.07
上下にこのアンプの写真を示す。昔のISDN時代は、1版のように如何にサイズを小さくして閲覧(ダウンロード)時間を短くしたものだ。
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2001.09.16 1版
2001.11.03 3CHフィルターの参考例を追加