CEC FR-250 フォノモーター
  2018.04.30

                 50年半世紀の足跡

 写真のアームは最近入手 とは言っても20年は経過しているか

1968年頃の最初のオーディオ装置

トーン・アーム 品川無線 グレース G-540S 
フォノ・モータ 中央電機 CEC FR-250
カートリッジ  サテン M-11 グレース  東京サウンドSTC-10 オーディオテクニカAT-1S     シェアーME95ED
ケース 合板で自作
アンプ トリオキットW-46K:¥21,700(1966年頃?)

スピーカー フォスターBF-203S


方式 1ウェイ・1スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 全帯域用:20cmコーン型(FE-203相当品)
インピーダンス
周波数特性 45Hz〜16kHz
出力音圧レベル 100dB
入力 15W
外形寸法 幅298x高さ477x奥行254mm
重量 4.5kg


1968年にCECのFR−250フォノモーターでターンテーブルを自作していた
モーターの軸受は外れるので点検するも白い硬めのオイルということだけが判った 取替が必要なのか その場合のオイルの指定を問い合わせ中 オイルによって音が変わるらしいから



進相コンデンサーは少し膨らんできていて寿命を全うしたと思うので近似値のフィルムコンデンサと置き換えた 多少の誤差は動作に問題はないようだ
指月のコンデンサーでメーカーに聞くも同様のものはないので添付のカタログから選定されて・・・とご親切に回答があったこと




リンの フォノモーター軸受にはベアリングが無くて主軸を鉄部分で受けているようなことを聞いたことがある いかにもイギリスらしいシンプルで効率的な考え方だ ベアリングが減るということは無いのだろうから(事の真意は不明 そんな記憶という程度)
リンはシングルポイント・ベアリング/オイルバス軸受というらしい オイルに浸っているようだがベアリングは有るみたいな表記だが詳細は不明だ
リン インナープラッター
これが軸受に入るのだからやはりボールベアリングは無い


取外したMPコン


交換したフィルムコンは2.5μF250V


CECの取説にて訂正 上のように2.7μFと2.2μFということになる 取外したときに間違えてメモしたのか





果たして出てきた音だが
リムドライブだからゴロゴロというノイズは多少音に出る
今回のカートリッジはMCカートリッジだから昔に聴いた音ではないが 図太いなーあと感じたのが第一印象だ まだまだ現役で使ってもおかしくないし使えることに感動する
なにせ50年も経過している訳だから


アイドラーは相当以前に確保しておいたものが1つあるからこれにてゴロゴロは多少は解消されることを期待して

2018.05.01
能率の良いスピーカーでは尚更のことゴロゴロ音が目立つから新品のアイドラーに替えると音は無くなった これで3回目のアイドラー交換だがこれで最後だろう アイドラーは入手できないだろうと思う
音は馬力の感じる音だ 暫くは50年前のフォノモーターで音楽を楽しもう

 2018.05.02 メールにて回答がありました きちんとした対応に感謝いたします
この製品を販売しましてから50年くらい経っていますので、適したメンテナンス方法があるかも知れませんが判断できません。
取説のコピーがありますので送付しますので参考にしてください。
〒370-0535
群馬県邑楽郡大泉町寄木戸1316-5
C.E.C. 日本総代理店 有限会社 エステック
 
 ※著作権の関係から拡大は出来ません

取説内容からして付属の油か良質なミシン油を2-3ヶ月に一度さすようにとのこと
モーターは無注油で半永久OK
起動用コンデンサーのことにも触れており大変参考になりました 本機に設定された容量とは少し異なっていたが後日検証しよう
このようなメーカーは信頼できます 感謝です

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