6F6GTパワーアンプlist 
2024.02.05
      
 夢クラフト ph7 金田アンプの世界


回路図を起こした 電源のリップルフィルター定数を見直したので伴う抵抗値も替えている 100KΩ 56KΩ等



最近入手したもの ケース上蓋付きなので421Aパワーアンプに使おうと思ってチョイス しかし動きそうである また寄り道した
右の電源トランスは残念ながらNG 左の出力トランスは生きていた
パイ型フィルターが何故か簡略されていて1段のみ 黄色のケミコンが遊んでいた?

最大プレート損失
 6F6が11W
 6V6の12W(後に14Wにアップ)よりもひとまわり小さいのに・・・
ヒーター電力は
 6F6が4.41W(=6.3V×0.7A)
 6V6が2.835W(=6.3V×0.45A)で6F6の方が大飯食らい
一体、なんでまた6F6なの?と聞かれそうですが、やっぱり、道楽が過ぎるとこんな球に手が伸びるのかも知れません
最大プレート損失が11Wなので、シングル動作出力はどんなに頑張っても5Wは無理で、実用レベルは3~4Wでしょう
それから、プレート電流に対して、スクリーン・グリッド電流が大きめです(Ip=36mAに対してIsg=6.5mA)
 6V6 Ip=45mAに対してIsg=4.5mAですから
 6F6 Ip=36mAに対してIsg=6.5mA
6F6は決して効率の良い球とはいえません。5極管の場合の入力感度の決定要因であるgmも、主なるオーディオ用電力増幅多極管のなかでは最低の部類にはいります
効率が悪くドンカンな球の代表選手といってもいいでしょう

以上 ぺるけさんのhttp://www.op316.com/tubes/myamp/6f602.htm から抜粋


初段は6SL7GTでゲインを稼いでいるが終段のプレート電圧が低いので蚊の鳴くような音しか出ない

さらにぺるけさんは
6F6族は、3極管接続で使用されることも多く、グリッドをプラス領域まで振るAB2級プッシュプル動作では、なんと最大13Wものパワーが得られるという意外な面を持っています。コントロール・グリッドが丈夫で、しかもプレート側の耐圧が高いためこんなことができるのです。もっとも、3結時の内部抵抗は3KΩほどもあり、A1級ではプレート電圧を350Vまで上げてやってようやく2Wが得られます。
とのこと

やはり電圧が足りないか あまり高い電圧は避けて250V-0-250Vを使用したので少し上げてみよう
電源トランスは他への転用も考え以下のものとした 画像の通りモノーラルアンプであり電流も約半分で良いからもっと貧弱?な電源トランスで良いだろう
---ゼネラルPMC-180M---
P.100V
S.320-280-250-70-0-250-280-320V  180mA / 0-2.5-6.3V 3A / 0-2.5-6.3V 3A / 0-5-6.3V 3A / 0-5V 3A
伏型黒色
ハイライトコアー使用
概略寸法 103x86x94
約4.1Kg
SR・磁気シールド付

大半のCR類は取り替えた 2024.02.11  パイ型リップルフィルター

手持ちがなくて600Ω2W位のL型抵抗のみ残った なんか違和感がある
パイ型フィルターが分散していると点検しづらいので基板にまとめ1段追加した 今まで使っていた古いケミコンは形だけでも置いておく 基板の左が空いているのでB2からPK反転回路につながる56KΩを載せても良いのだろうがなるべくソケットピン近くに置きたいのでソケット近くに汎用基板を置いてそこから繋がっている
あとはNFB素子は現在空中配線だがこれを配置しても良い その場合複数の素子を配置してセレクト出来るようにしても良いだろう


トラブル 当初パイ型フィルターは付属の相当年代物のケミコンで構成していた 初段はPK反転回路を導入したものになっている 電源オン時はPK反転回路電圧増幅部のプレート80V 反転回路部のグリッド84V程度が確認されて安堵していたが 30分もしないうちにそれぞれ10V程度低下していた
今回ケミコンを新品にしたところこの現象が解消した

整流管
5CG4(日本名:5G-K4)全波傍熱整流管 Ef=5V、If=2.0A、 Ep=350V、Io=125mA。5Y3-GT と挿し替え可能


6SN7GTをECC82に 2024.02.25
搭載されていた6SL7GTではなく手持ちの6SN7GTに電圧等の諸元は変更した 6SN7GTは1本しか無い その挙動がおかしい気がする アダプターを作りECC82で聴いてみた そんなに変わらない 気のせいだったのか 球以外のベースはローカルからの戴き物 6SL7GTはヒーターカソード耐圧が低いのでヒーターバイアス回路を追加するのが面倒なので6SN7GTにした経緯がある(現在の電圧環境ではヒーターバイアスは不要かも知れないがギリギリ感があるので付けておきたい)


このベース部も使える 無線機のパワー管のため少し太め S2001だ
ベース部のジョイントはISOネジでうまくいった

配線の様子 






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