No.248 石タイプ
2016.08.08

凝りもせずに・・・パーツの尽きるまで
寄り道だ


Google「金田アンプ」サーチで
なにか冗長な回路図だ。球のVerの球を石に置き換えるだけ。 For meこれはph7の製作備忘録
  T1のところのFETはTRにしたい。
まずは、白地図ならぬ白回路図を元に色々と定数を決める。そこで目にとまったのが、No.219CHフィルターのキャリーオーバーだ。ツェナーDiも半固定も抵抗も大体使える。余っているものはしゃにむに使おう。

電源は±15Vの古いRegがあるからこれを使う。SAOCはシンプルタイプでTRのベースには10V程度を入れよう。

なんとなく全体に電流が流れすぎるような予感。。。

 
基板   

ケースはモノーラル用に製作した右の電圧伝送プリを廃止して申し訳ないが乗っ取る。後から電圧伝送の音も聴きたくなるのは必至そのまま同居させて、248石タイプがヤドカリしても良いが。
パーツの配置は球タイプにシフトすることも考えゆったりとしている。
基板右下のLM338RegはSAOCTR2ベース+10V用で6.3Vに変更も可能のようにしている。球タイプと同様に右上にSiCレギュレータもスペース的には載せられるが、+15Vから+10Vは出力できないから諦めた。

 
音出し  ようやく音出しまで漕ぎ着ける。
ラインアンプは、No.218の別躯体のものを使う。
少しゲインが足りないな。低域が少し不足している。こうなると球タイプのところでも述べたがゲインが高いことの意味合いは大事な要素だ。
RIAA素子がすべてスチコンという借り物だから、これをSEコンに替えたらどんな良い音になるのかも楽しみだ。
ハムが出た。???
オシロで探っても、もちろんのこと発振はない。少し配線を見なおさなければならないか。
後日、ケース内に右のようなカレントラインアンプを製作して組み込もう。今、稼働の球タイプから外して配置するも良いだろうが、そちらに手を付けたくないな。

こうして見ると、球タイプの回路の完成度は凄いと思う。そんなに気遣いせずに製作したが、全く問題なく最良の音を奏でているから。

 
2016.08.10

 
カレントラインアンプ(別冊)
?  ①TR1のエミッター(入力点)は約13Vだが、ここが数ボルトも出ないのにそこから10cm程配線の伸びた先の入力ジャックでは、きちんと13Vが出ている。この症状の時はVoは+13vも出てしまう。負荷抵抗を換えたり、入力テストピンプラグを抜き差ししたりしている内に正常になる。
少しどころか大いに不思議な現象。オシロでは発振を確認できない。
このケース、暇にしている間に小さな魔物が棲みついたか。
②入力テストピンプラグはDL-102搭載の2SK30ATMのIdssとは僅かだが違うのだが、作業中にプレーヤを傍に持っては来たくないから、テスト用を使う。完璧かなと思いプレーヤーの傍にセットすると①の症状にてVoが乱れる。
◇何か要因があるはずだ。楽しみ料が貯蓄されて行く。

 
結局はバラックセットの天罰の様子
Review  負荷抵抗等の定数を見直した結果、「?」の症状は解決したように見える。しかし、カレントラインアンプを繋ぎパワーIVCの様子を伺わないとなんとも言えない。
音の確認のため、シンプル思考で製作したNo.218プリを取り出して、サドジョーンズ「パリの4月」で息抜き。これだけを聴いている分にはコンパクトで完成度の高いプリだ。

 
2016.08.11

北海道は20度程度で清々しいが、このプリの性で少し暑い 
やはり冗長
このような感じで良いだろう。2016.08.12

TR4への電流が消えてしまうから定数見直しだ
TR1のベース抵抗?
  
  カレントラインアンプは別冊のもの
チップTRを使うためパターン(配置)を変えようとしたが、MJ誌のままになった。なお、+は7.2Vとした。

TR5.6は見たとおりに配置、TR1.2、TR.3.4は180度回転した方がピンとパターンが合いそうな感じにて、そのように配置した。


カレントラインアンプは+7.2V -4.8Vで動作。このRegはLM317・337で供給。ダブルレギュレータとなっているから音への影響は無いだろう。
実験のままの配線を整理しよう。

 
 
音出し2  ラインアンプは、別冊のものをチップTR化して組んだ。(これで2枚目)
少し足りないゲインは解消、球方式並となる。低域の不足もほぼ解消。
RIAA素子のスチコンのことが気にさわって良くない。SEコンの5100pFが出てきた(このケースの元の基板に乗っていた)。明日でも取り替えよう。17500pFのところは33000pFのシリーズても使うおうか。(相当大袈裟)
まだハムが残る。入力配線と電源ラインが近いこともある。せめて入力は2511でも使うか。
全体的に球タイプの音に近くなってきた。これは期待できる・
予感。

 
 
??    ◇少し動作がおかしい?
原因(負荷抵抗)を特定しなければ。これで少し時間を楽しめる。
TR3周りがうまくいかないのか。TR2のコレクター電流からTR3へ流れる電流の余り1mA弱(記事では0.19mA)がTR4へ流れるはずだが?流れ過ぎか。
TR1の半固定を含む抵抗値はその後のメモで254Ωが正しい。そうすると、
(TR1のIe1+VICのID)-VICのID=TR1のIc2
8.07mA - 5.33mA = 2.74mA程度がTR3のベース抵抗へ流れているからOK

 
 
TR3をFETにしたケース(2016.08.17)
Vgsの適正値を出すにはTR2とTR3の負荷抵抗がそれぞれ1KΩ近くなる。
K117のVgs -0.2~-1.5V
使用のTR3 K117BL Idss 10.8mA

  
  上のTR2、TR3には5~6mA流すことはできるが、SAOCの+4.76V点が安定しない。安定点とVgsのバランスからTR2に860Ω、TR3に970Ωを半固定抵抗にて設定した。

 
 
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