'09.07 No.202
   v19e登場 
Google「金田アンプ」サーチで 
ダイオード  金田先生の一言が、きっかけでデバイス保有傾向と市場価格は激変する。
 以下は、MJ当該号から引用
V19Eと31DF2を比較した。逆回復時間trrはV19Eが0.2μS(200nS)、31DF2が30nSなので31DF2が圧倒的に高速だ。しかし音はV19Eがより自然で情緒が良く出る。メタルキャンTrとエポキシモールドTrの音の差と共通点があるように聴こえる。構造もV19Eはガラスモールド、31DF2はエポキシモールドだ。整流管とダイオー ドの音の差はアンブや電源にかかわらず生じる。しかしどちらが音が良いかと言えばケースバイケースであり、アンブによっても、同じアンプでも、電源によっても変わる。整流管のほうが情緒が良く表現される場合もあり、ダイオー ドのほう方が勝る場合もある。
ダイオードは電圧降下が少ないので、交換しても整流電圧はほとんど変わらず、アンプの動作に影響しない。ダイオードを交換しながら、ダイオードの名品探しをするのも面白いだろう。


自分が金田アンプを製作し始めたころには、31DF2は良質なダイオードとして使用されていた。高圧部分には、スタイル的には好まないが、東芝 高耐圧ファーストリカバリダイオード 「1S2711」が重宝されていた。
最新のSCS106AGは、No.222からの登場となる。

For me
これはph7の製作備忘録

2014.03.06
 
Device Item Symbol Condition unit
SCS106AG 尖頭逆方向電圧 Vrm 600 V
直流逆方向電圧 Vr 600 V
順方向電流 If(av) 6 A
逆回復時間 trr 20 μs
v19e 尖頭逆方向電圧 Vrrm 400 V
直流逆方向電圧 Vr 400 V
順方向電流 If(av) 1 A
逆回復時間 trr 0.2 μs
1s2711 尖頭逆方向電圧 Vrrm 1500 V
直流逆方向電圧 Vrsm 1600 V
順方向電流 If(av) 1.5 A
逆回復時間 trr 20 μs
31DF2 尖頭逆方向電圧 Vrrm 200 V
直流逆方向電圧 Vrsm 220 V
順方向電流 If(av) 1.57 A
逆回復時間 trr 30 μs
自己専用メモのためデータの相違はご容赦
 
問題は、これらの比較で、音楽がどれほど違って聴こえるものなのか。
色々な表現はある。
 別物とか
 音の立ち上がりと透明感、音像定位感とか

駄耳な自分には分からないかも
SBDは原理的に逆回復時間が無い

V19Eは、オールマイティに使える物ではない。」らしく、A&R Lab FCH10A15/FRH10A15 150V/10A SBD(若松では1組735円)に軍配が挙がるケースがあるという。

何事も自己実験のうえ納得すべきなのだが、時間が足りない昨今。さらに、根気も足りないのは確かだ。
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