イコライザーアンプ    真空管プリアンプの調整  
 EQの+60Vと+30Vやノイズ対策etc・・・
  
2020.03.12
  ATRのおかげ  

No.166にて
「ATRのおかげで真空管イコライザーアンプが実用化したといっても過言でない」と

今回は真空管プリのイコライザーで
つまづいた
ボソボソ ガサゴソ等気味の悪い
音がスピーカーから出る
初段T1のEF86に原因は有るとはいうものの
球を取り替えてもNG

そんなことで以下のついには
ATRに関連した記述をまとめてみる中から
対策はないものか
五里霧中





No.150はATRのFETゲートのところに820KΩ+30KΩがあり60Vにするにはこの30KΩを調整するとある
No.184も同様に680KΩ+47KΩがあり電圧を高くするには47KΩを小さくするとある 全体の抵抗値が少なくなっているが0VからFETにつながるツェナーが6.8から6.2Vタイプに変わったりしていて断片的な判断はNG
 
157の項にあるとおりのことはクリアーしたはずだが今回Rchの30Vのところが25V程度しか出ていないからどうしようか迷っていた
少し高めの電圧だったLch60Vのところは47KΩ追加にてOKでRchの60Vは問題ない
が30Vのところが気になっていた 調整方法は触れていないから真空管依存ということだ
果たして上図のように22〜35Vの範囲なら問題ないということは今回調べてみて分かった 関係ないものとして他号の記事は良く読んでいなかったのだ
(たしかにNo.194では60Vのところが57.5Vに30Vのところが31.77Vとなっている)
しだがってガサゴソはT1を選別して解消するしか途はないということだ

ATRがない頃 No.141だったかな 聴いていると音が萎縮してきたら60Vが狂ってきた証拠 調整VRをアンプ上面の調整穴からドライバーで回していたものだ
No.145からATRにより大変楽になった
T1を替えると確かに30Vに相当する電圧は変わる こことノイズとが条件に合致する球を探すことになると2つの条件が揃うのは更に厳しいことになるから30Vの方はイージで良いだろう
EQ初段を5702に替えてみたが改善されず まさか2段目?




EQ2段目T2のEF86を替えたら落ち着いたようだ 一般的にT1に原因があるとされていただけに 思ったより手間と時間がかかった +100VREGNo.217タイプも作ってみたがLM317の2段REGと変わらず このまま能率の良い416-8Aでもボロが出なければ合格だ

2020.03.15
金田先生は真空管プリの不気味なノイズを
 ゴゾゴソ
 ガサガサ
 プッツン
 バスン などとNo.184で述べておられる
まさしくそのとおり
No.141でも
 ブツブツ
 ゴソゴソ
 プッツンポン と
確かに色々なノイズがある
私のところでは
 ボッボッボッそしてガーッと続くというのもある

今回原因がわかった
プリ内部+95VのREGの調整用抵抗値を見ようとして電灯の代わりにスマホの画面の明かりを頼りに調べていたら突然大きなボッボッボッそしてガーッが発生
それはプリの真空管やREGのそばへ近づけると発生する
今までずーっと不思議に思って初段や2段目のEF86をチェックしていた もちろんボーやシャーというホワイトノイズはそこに原因があるのだがボッボッボッそしてガーッは異音であり音楽に集中できない 音楽・作業場にスマホを持ち込むように成ったのは最近のことであり先代のNo.157真空管プリではスマホが近くになかったから問題は発生していない
スマホをプリに相当近くまで近づけて見て今回判明したがここのところ半月くらいは胸のポケットに仕舞い込んでの作業や点検音出しを繰り返していた
常時ボッボッボッそしてガーッが発生する訳ではなく一定ではないにしても間隔が空いていた それはきっとプリアンプや電源に近づいたときに発生していたのかと思う せいぜい1m程度離れて点検作業や試聴を繰り返していた
プリのアルミ天板をかぶせたら影響は無いようだ(天板には放熱穴がないので完全シャットアウト?)
真空管よりも+95VのREGが敏感 電源のほうも影響がある(woodケースだから尚更か)

 一定ではない〜きっとスマホの待機状態からメール等着信によりスタンバイするときにノイズが発生するのだと思う つまり不定期なのだ メール等一切ないときは平穏なものだから 直ったと勘違いしたものだ



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