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 '96.03 141 真空管+バイポーラー ハイブリッドDCプリアンプ
  CD専用フラットアンプに・・・製作(改造)記
   


終段を2SC959からEF86に変更する
写真の基板が不要になるから
なんとかして活かしたい
このままにしておくのはもったいない
と思いながら7.8年が経過した
コンパクトな基板だから
コンパクトなフラットアンプができる












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last update : 2002.05

 

141FAampUNIT

141FAkiban



リサイクルも大切な視点だ

 
   





 No141の真空管プリアンプのフラットアンプ終段を真空管に代えることになり、仲間内にも不要となる基板が続出した。基板には初段の真空管が載っていないだけで、その代わりにFET2個と200ΩのVRを追加すると立派なフラットアンプ・ユニットになる。しかも、コンパクトである。
 初段のFETには2SK246GRを採用。あとは、抵抗の定数を2箇所変更してある。これで、終段の2SC959に7mA強流れる。電源は12Vでも動作する。
2SC959は、貴重品種になった模様にて、市場からは姿を消した。あっても結構高値と聞く。良いものは消え行く運命にあり、悲しい限りである。
 当初、CD専用フラットアンプにするつもりでいたが、CDは、ほとんど聴かないし手持ちも少ない。しかし、このフラットアンプでCHフィルター、2497ケーブル、パワーアンプのそれぞれのインピーダンスを物ともせずに駆動する力は、抵抗だけで構成するATTなどのフェーダー(fader)とは異なり個性音もあるが、十分な駆動能力は、CDも十分聴けるものだと感心した。
 フラットアンプ・ユニットと称したのは、写真のとおり不要なAT1の基板をベースとして、そのエッジにフラットアンプ基板を配線面を内側に直角に立ててハンダ付けをする。あとは電源や入出力ケーブルの配線を施すと、まとまった状態(ユニット)になるから即、使用できる。不要なAT1の基板には、あらかじめアースや電源ライン、バイパスコンデンサーなどを敷設しておくと作業がやりやすくなる。
 入力部のATTは、私の場合は、R1=50KΩ、R2=3.9KΩ(-22.8dB)としたが、最終的に落ち着くまで色々とR2を替えることが多いので、空中配線とした。 ケースにはそのまま収納するが、写真のようなコンパクトかつ安価なものでも十分だ。(案外とユニットのまま使い続ける可能性大。)立体構造だからメンテナンスもやりやすい。一石二鳥、いや三鳥かも。(自慢は知恵の行き詰まり…なのだが。)
 実は、初段の2SK246GRをバランスするVR200Ωは、片方をコパルの1個50円の安物を使用した。多回転式でないためクリチカルな点は歪めないが、安定度はまずまずだ。色々と実験はしてみよう。実験ばかりで肝心の音楽を聴く時間が削られては言語道断ではあるのだが…。
2007.02.04


141fa_unit
141FAampUNIT2
フラットアンプ・ユニット。コの字型に基板を半田付けしているため、このままでも使える。
基板の上の方は、スケルトン抵抗を支えにして、左右の基板を半田付けしている。
このままそっくり小さなケースに入れて完成。

                                          コンパクトかつ安価なケース











今回のフラットアンプ・ユニットを使用したCD専用のセット


CD用フラットアンプ
CD専用フラットアンプ回路図
 ※定電流回路は910Ω→1.8kΩ、2段目の3.6kΩ→360Ωに訂正。これで2SC959に6mA流れる。

   
  ケースに入れると使い勝手も向上する。最近は、MDのソースも聴いている。(2003.02.15)


2sk246GRが、ぴったし合っているとVR200Ωは真ん中なのだが・・・2007.02.04
3回転VRは今どこにいるのか分からないので、この点は不便である。


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2002.11.15 1版
2007.02.04 写真追加
2009.04.04 抵抗定数訂正

 
 

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