No.133 オールFET完全対称ドレイン出力
 A級50W/AB級120W DCパワーアンプ電源ヒヤリングテストレポート in N氏宅




No.133FETアンプは6C33C−B真空管アンプの置き台に化した
と、N氏宅ヒヤリングレポートで触れている
今回は、写真のとおりそれらを一時撤去して
電源をSBD化したph7所有のNo.133を置いた
以下、N氏所有のNo.133との比較結果をレポートする

No.133EFTmainAMP_SBD化ヒヤリング 下の6C33C−B真空管アンプの場所にセットしたSBD化アンプ


N氏宅スピーカーシステム ヒヤリングに用いたスピーカーはパイオニアのホーンシステム


今回のヒヤリング・レポートは、以下のとおりK氏にお願いした。

ある金田式パワーアンプをマッキン型と呼んでいるアンプがある。










K氏からのレポート


件名 :マッキンを視聴して
日時 :Fri, 7 Jun 2002 13:23:40 +0900

 仲間うちの表現で、ある金田式パワーアンプをマッキン型と呼んでいるアンプがある。
今回、マイスターY氏のご好意により、そのマッキンに使われているダイオードをショットキー・バリヤ・ダイオードに変えての視聴をすることが出来ました。いつもながら、貴重な経験をさせてくれて感謝です。
以前、当JBLのスピーカーを少々ほったらかしにしたせいかエージングの不思議を体験しましたが今回はそんなことがないようにマッキン以外を十分な状態にしてから視聴をしてみました。先輩N氏宅では、ダイオード交換前の音を聞いたことがあるものの、それもずいぶんと昔のことであり、また、当システムでは聞いたことがないのではありますが・・・
 まず、針をおとす。オスカーピーターソンが鳴り出す。
最初から鳴りがいいように感じ、もう、すでに暖まっているのかと思うくらいであった。
全体的に、周波数帯域で表現すると上の方での鳴りを感じ、低域は鳴っているものの「ガツン!」と欲しい自分としては少しものたりない気もするが軽い感じの低域である。中域から高域も少し上の帯域の鳴りが強い様に感じる。
「お!っと」と思ったのは、ピアノやマリンバの音である。なにか、音がのびるようであり、かつ、キラキラと艶があるように感じた。少しVOLを下げた方が耳に刺さらないかなあ〜と感じるくらいだが「いいなあ」と思うところはある。個人的には自分がミクロに変身しピアノの中で聞いているような(中に入ったら響きがわからんが)、至近距離での鳴りかたが好きだが、このアンプでは、少し離れた位置で聞いているように感じたし、この余韻を好む人がいるようにも感じた。きれいな音であると思う。
 マイルスを聞いてから、ロックに針をおとす。ロックでは、スピード感もあり低域も出ているが、もっと、迫力のあるパッシブな音や、地を這う音が欲しい気がした。ただ、これは、個人的好みの世界であるが・・・
 他のアンプと比較しないようにと考えていたが、やはり、何か比較対象がなければならないもので、少し贅沢なような気がするが、全体を通して思うことは、スピード感や躍動感はあるので遅くなる傾向はなく、きれいな鳴りのするアンプであると感じた次第でした。
 いつもながらY氏のパワーには脱帽です。では、また!

K氏宅システムK氏宅のシステム
 


「夢クラフト製作記」のページへ



2002.05.16 1版 このページの画像ファイルはJPGとしている。
2002.06.08 K氏レポート