No.128 プリアンプ用リップルフィルター
2020.06.28

  


パーツの間隔確認のため
基板に載せてみた


手持ちのパーツにて±15v程度の電源として
金田式Regではなくリップルフィルター方式でハムノイズを試したい
というか No.157真空管プリにて試したら好結果が出たのでTRプリにも作ろうと思う次第でキャンの銘石959と606を使ってみる 果たしてW数が足りるか?Regと違って入出力電圧差によるロスはほぼ無いが128プリは何mA喰うんだったか
TRに放熱器をと考えると少し左にパーツを寄せようか





No.128プリの喰う電流は55mAとなっていた
C959とA606の代わりに2SB716と2SD756を予定したが定格140V750mWまでは良いのだが50mAとキャパが無理だった 多少熱くなっても良いからと思うものの電圧降下にて使用できず
考えてみると100V程度で1A流せるTRは極めてストックが無い せいぜい959と606しか手持ちが無いのは何とも寂しい

上の写真よりも一回り大きなケースに入れた


1次AC0-110v 2次12-0-12vで負荷をかけて約±15vの出力にて
丁度よい 1次を0-100vにすると±17v程度になる
パーツは2次利用を考慮して足長にしてある
なお最近見たhpでは2SC959等の偽物が横行とか
日本しか需要があまり無いはずの石なのに?と
果たして私のストックは本物なのか判定方法は私には解らない



 
 この回路にツェナーダイオードを入れて希望の定電圧を得るような方法もあるようだがテストではうまく行かない TRがチンチンに熱くなる ただし入出力電圧差を少なくするとなんとか行けそうだ

その後No.218の付録のようなヘッドフォンアンプ(バッファアンプ)http://ph7dc.but.jp/dc_amp/HEDphoneAMP.html にツェナーダイオードで±4.8vを出力するようにして繋ぐと問題なく利用できた このバッファの消費電流は15mAと少ない

ツェナーダイオードを入れないタイプをNo.128プリに繋いで見た 606の方が少し許容範囲で熱くなる 音を確認するがハムは全く感じない リップルフィルターの威力は凄い 音はOSコンなども多用したから間違いないはずだ


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